あの戦いから2日が経った。俺は狼亜が復讐に燃えるほどにやった人物について考えていた。
月夜「(狼亜…心があんなに強かったお前が、どうして復讐のためだけに力に溺れた?あぁいうヤツらを俺は散々と見てきた。そんななかでどうして?)」
レックス「友人との嫌な再会を思い出すか?」
月夜「まぁな…狼亜が復讐に燃やすほどのヤツかなと考えていたんだが、検討もつかない。恐らく、この世界に来た際に悲劇的なことがあったんだろう。」
レックス「ヤツとは馴染み深いのか?」
月夜「一応な…」
アソーカ「だーかーら!私は行けないってば!」
フランカ「そんなケチなことを言わないでちょーだい♪」
エクシア「そうだよ!アソーカも一緒にIS学園に行こうよ!きっと楽しいよ!」
月夜「アイツらなに騒いでいるんだ?」
レックス「どうやらお前とアーミヤがIS学園に入学するって聞いたから、フランカとエクシアがアソーカまでも同行させようとしていてな?」
月夜「なるほど…トグルータであるアソーカは見た目があれなせいで入学できないと思ってるんだな?」
レックス「あぁ…だが、どうやら手はあるみたいだぞ?」
月夜「え?」
フランカとエクシアがアソーカの両腕を掴んで拘束し、満面の笑みで彼女を見つめたあとに、どこかへと連れていく。
アソーカ「あ!?ちょっとフランカ!?離してよ!エクシアもやめてよ!?どこに連れて行くの!?」
エクシア「強制連行だよー!」
フランカ「安心して♪大人の部屋だから♪」
アソーカ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
フランカとリスカムが雄叫びをあげているアソーカを抑えてどこかへ連れて行った。
月夜「アホくさ。」
レックス「はぁ…そういえば、以前発見した工場に偵察へ行ったARFトルーパーが面白いのを見つけたらしいぞ。」
月夜「面白いの?」
レックス「ついてこい。俺もこれにはビックリなんだ。」
レックスにそう言われた俺はその工場へと足を踏み入れる。入口は警備専門のショックトルーパーが守っていた。
月夜「これは…」
そこで目にしたのはマンダロリアンが神聖視して、ライトセーバーに対して耐性を持ち、その兵士たちの装甲服に多く使われているベスカーという金属だった。
月夜「ベスカー金属…どうしてこんなところに?あそこはマンダロアにしかないはずだ。」
レックス「あぁ、俺達の世界じゃ最強の金属だ。だが…」
月夜「問題はどうしてこの工場にあるかだよな…」
レックス「どうする?」
月夜「とりあえず、ここにあるベスカー金属を全て押収しよう。半分を俺に分けて、残りは倉庫に入れておく。」
レックス「分かった。」
そして基地へと戻った俺たちはベスカーの状態を確認しながらアソーカたちを待っていた。
フォードー「状態がいいですね…これほどの良質なベスカーは見たことがないですよ。」
月夜「本来、ベスカーは武器として使うことはマンダロリアンのなかで禁止されている。だけど俺はマンダロリアンじゃない。」
フォードー「まさか、武器を作るつもりなのですか?」
月夜「あぁ…狼亜の使っていた金属とカイバークリスタルで構成したレーザーブレードに対抗するには打って付けだ。さっそく取り掛かろう。」
レックス「あ、戻ってきたぞ。」
月夜「ん?」
ベスカーで対レーザーブレード兵器の製作に取り掛かろうとしたその時、向こうからアソーカを連れたフランカとエクシアたちが戻っていた。そして2人によって生まれ変わった彼女の姿は…
月夜「あの〜…どちら様?」
アソーカ「アソーカよ!アソーカ・タノ!」
レックス「驚いた…まさかトグルータ特有の肌を人間の肌色に変えてしまうとは…」
リスカム「色々と時間はかかったみたいですからね…」
アソーカ「私も自分の顔を見た時は目を疑ったわよ…」
フランカ「凄いでしょ?これがロドスの技術なのよ?」
月夜「(まぁ、実際はドクターが開発した化粧水を俺が仕上げた物なんだけどな…)」
フランカ「この近辺に派遣されていた女性のスタッフに人肌を特殊メイクで隠して貰ったの♪大体1ヶ月で取替えないと大変な事になるからそれだけは気をつけてね?」
レックス「髪も凝ってるな…まるで美少女漫画の女の子の絵だな…」
月夜「お前美少女漫画をどこで知ったんだよ…そうだ。2人にこれをやるよ。」
俺が渡したのは耳に装着できるイヤホン型の装置だった。
アソーカ「これは?」
月夜「俺が開発したイヤホン型コムリンクだ。手に持ったり、腕に付ける負担がないからより楽に連絡ができるよ。それだけじゃない。他のヤツらの通信機とも連絡が可能だ。」
レックス「ありがたく受け取っておくぜ?」
アソーカ「アナタこういうのも作れるのね?一体なんなの?」
そして入学当日。俺たちはIS学園に入学した。だが、色々なところを見ると、何人か男子が紛れているのを確認した。それを感じとった俺は…
月夜「嫌な予感しかしない…」
と、小声で発したのだ…すると後ろから水色の長い髪の女性が俺のことを眺めていた。そしてその彼女はこちらに急接近する。
???「アナタ、凄いオーラを持っているわね?何者?」
月夜「ふ、普通の男子高校生だよ…」
クルルシファー「そう……私はクルルシファー・エインフォルク。アナタは?」
月夜「闇川月夜だ。よろしく…」
次回
・ウザいイギリス人と一夏以外の男子生徒