ではどうぞ。
日本某所にある帝国主義勢力が建設したであろう研究所。そこに2人の新生メイダーが大暴れしていたのだ。
研究員「に、逃げろ!」
研究員「殺されるぅーーー!」
???「はっはははははは!怯えろ!怯えろ!ウチの力に敵わない弱い人間どもめぇ!」
???「やり過ぎですよフランベ。限度がありますよ限度が。」
フランベ「えぇやろシエロ。別にウチが迷惑かけてるとちゃうやろ?せやろゲイル?」
ゲイル「ほどほどにと指示されているだろう?」
シエロ「ゲイルにも言われてますよ?」
ヴィニヴィ「はいはい。その辺にしておきなさい。ガンレイ総督が困ってる顔をしているわよ?」
ガンレイ「あぁいやいや…新鮮な力を見てただ驚いただけよ…」
ヴィニヴィ「とにかく…先へ進みましょう。」
目の前に進むんだ5人はある倉庫へと辿り着いた。そしてそこにあったのは…
ガンレイ「こ、これは…!」
彼女らの目に映ったのは大量の機械兵だった。
フランベ「コイツは驚いたな?コイツら、ガーディアンだぜ?」
ゲイル「それだけじゃない。ドレットルーパーもいる。」
ガンレイ「ヴィニヴィくん…これはいったい?」
ヴィニヴィ「帝国が作りあげようとした新型のバトル・ドロイドの可能性が高いわね…」
シエロ「ですが、これはどう見ても…」
ゲイル「言うなシエロ。兵器に使うのならまだ良いだろう?」
シエロ「そうですね。」
ヴィニヴィ「バトル・ドロイドの設計図もあるはずよ?残党の連中は貴重なデータを手に入れたみたいだからね?」
ガンレイ「しかしどうやってここら辺の兵器を量産するのだ?」
ヴィニヴィ「それはもう簡単よ…あのワット・タンバーに任せるのよ?」
ガンレイ「なに!?彼は生きてるのか!?」
ヴィニヴィ「えぇ、今のところ彼だけね…他のヤツらはここで蘇らずに息絶えたみたい。」
ガンレイ「なんてことだ…だが、ドロイドの工場があれば我々は彼らの戦いに介入ができる!」
ヴィニヴィ「アナタを開放した理由は分かったかしら?」
ガンレイ「もちろんだ。帝国が作り出したこの兵器たちと設計図があれば…我々に敗北はないぞ!」
ガンレイはそう言ったあとにその場で大笑いした。その裏でフランベがヴィニヴィに向かって…
フランベ「どうやら上手くいったみたいやな…」
ヴィニヴィ「えぇ…彼が騙される日が待ち遠しいわね?」
月夜SIDE
俺は今ある人物の依頼でISをいじっている。
その人物はラウラ・ボーデヴィッヒだ。最近彼女が自身のISがおかしいと言っていた。なので俺は彼女のISを一時的に預かっていた。そしてその中にいたのは…
月夜「これはVTシステムを起動させる装置.…」
VTシステム……正式名称「ヴァルキリー・トレース・システム」。過去のモンド・グロッソ部門優勝者(称号名「ヴァルキリー」)の動きをトレースするシステムで条約により研究・開発・使用全てが禁止されているが、まさかラウラのISに内密で入れられていたとはな…
後に調べたら「操縦者の精神状態」「一定以上の機体へのダメージレベル」「操縦者の意志」が揃った時に起動するよう設定されていたらしい。本家では機体が液状となり、千冬さんの暮桜を模した姿に再構成されていた。
月夜「さてと、後は元に戻してラウラに返すだけだな。」
後日…
月夜「暇だなぁ…」
ラウラに専用機を返した俺は学園の自分の部屋でゴロゴロしていた。因みにVTシステムは千冬先生に預けてある。あんな恐ろしい兵器を作るなんてドイツはアホちゃうんか。
月夜「どの道、しばらくは平穏になりそうだ。」
すると俺の部屋にレックスが現れた。どうやら何か伝えたいことがあるようだ。
レックス「月夜、千冬さんがお前をお呼びだぜ?」
月夜「珍しいな?俺に何か依頼かな?」
レックスに言われ、俺は千冬さんがいる事務室へと入った。
千冬「きたか。」
月夜「千冬さん。なんの用ですか?」
千冬「お前がラウラのVTシステムを除いたと聞いてちょうど暇そうにしてたから少し依頼をしようかと思ってな?」
月夜「依頼?」
千冬「まぁ、ここでは話がしづらい…クローン連合軍の基地で話すとしよう。」
月夜「(また歩くのか…)」
というわけで俺は千冬さんを連れてガンシップでクローン連合軍の基地へと戻った。基地にはシャルとラウラが遊びに来ていた。どうやら新型兵器の作成に取り組んでいるようだが…
シャル「これって、ラウラのISの右肩に装備している大型のレールカノンだよね?」
ラウラ「あぁ、月夜たちの基地に初めて入ったときにあのキャノン砲を見て思いついたんだ。アイツらの戦力になると思って作ったのだ。」
ラウラが指を指したのはAV-7対ビークル砲。一般的に重砲という呼び名で知られたテイム&バック社製の自走式砲台で1人だけで操作するのに威力が敵の戦車を破壊する火力を持つ。
ラウラが前々から俺の基地にある兵器に興味津々だったのは気づいていたが、まさかISの材料を使ってこんな化物を作るなんて…
嫌な予感がする。任務中にそれを持ってくるのはやめてくれよ?
そんな心配もした俺は千冬先生を会議室へと入れた。そしてそこには既にアソーカと冥、ファイヴスとコーディがいたのだ。
月夜「それで先生。一体、なんの用で俺を尋ねてきたんですか?」
千冬「実は神奈川の県知事からある依頼があってな?これを見てくれ。」
モニターに映し出されたのは黒いマントに身を纏った人物。シルエットを見るに女性だが、何かに逃げている様子か伺える。
そして薄らだが、彼女の手は黄緑色の肌だった。
月夜「まさか…宇宙人?」
ファイヴス「肌色の特徴的にミリアランですかね…」
レックス「いや、だとしたらアソーカ以外の宇宙人は…」
アソーカ「ちょっとレックス、嫌味に聞こえるからやめて。」
レックス「すまん…(´・ω・`)」
月夜「なるほど、千冬さんが依頼したいのは…」
千冬「あぁ、それが今回の依頼なんだ。この謎の女性が何者なのかを調べてほしいんだ。それと…」
月夜「?」
千冬「彼女が発見された場所が横浜なのだが、実はそこの市長にある噂があってな…」
月夜「噂?」
千冬「あぁ、知事が言うにはその市長は数日前に謎の組織と会合しているところを見つけたらしい…だが、それを見た人物が口封じのために殺されたのだとか…」
月夜「それも含めた調査か…分かりました。まずは謎の女性から調べてみます。」
というわけで俺たちは横浜へと向かった。彼女が特に発見された場所は中華街付近だという情報も貰った。さっそく俺は冥、アソーカ、レックス、そしてシャルとラウラと共に中華街を散策することになった。
一応、何か起きてもおかしくないようにファイヴスやコーディたちを横浜湾に待機させている。
のだが…
アソーカ「見て!なにあの白黒の生き物!」
冥「あれはパンダっていうのよ?」
シャル「見るのは初めて?」
ラウラ「美味い!この肉まんはなかなかの!」
月夜「アイツら任務のために来たのに観光気分状態じゃねーか。」
レックス「まぁいいじゃねぇか。」
月夜「とりあえず、周辺の警戒はファイヴスたちに任せて俺たちは辺りを人探しするように彼女の行方を探ろう。」
そう言った俺はラウラが買った肉まんを売っているお店の店主に黄緑色の肌の少女について聞いた。
肉まん屋の店主「黄緑色の肌の少女?」
レックス「あぁ、ある理由で探しているんだが、知らないか?」
肉まん屋の店主「知らないなぁ…でも、最近中華街で起きてる噂なら聞いた事あるよ?」
月夜「噂?」
肉まん屋の店主「あぁ、嫌なほどの噂でね?横浜市長が無駄な金を使ってここを再開発しようだとか…」
月夜「再開発…」
肉まん屋の店主「一見すると良いように聞こえるかもしれないけど、俺たちからしたら悪いようにしか聞こえないんだ。俺たちはこの街を愛している。それを再開発のために壊されるのはごめんだよ。自分が出してる店の建物が老朽化して作り直すならまだいいけど、中華街全体を再開発するとなぁ…」
月夜「色々と大変なんですね……お答え頂きありがとうございます。」
肉まん屋の店主「いいってことよ!」
アソーカたち3人が観光気分を味わっているなか、俺たちはそのついでで色々と聞き込んでいった。まず、横浜市長が謎の組織との会合を裏付ける1つ目の証拠は再開発だ。
俺も掲示板やイメージ図を見たが、相当無理なやり方で進めようとしているみたいだ。
レックス「色々な住民に聞いてみたが、やっぱり再開発を反対する人が殆どだ。」
ラウラ「あぁ、だが謎の組織との会合についてはあまり触れられてない。」
月夜「さて…ここの市長と繋がっているのはエンパイアオーダーかグレフトクか…どっちだろうな?」
アソーカ「……ん?」
月夜「アソーカ、どうした?」
冥「何か真剣な表情だけど…」
アソーカ「ねぇ…あれ。」
アソーカが指を指した方角を見ると、そこには千冬さんか見せてくれた映像に出てきた黒いフードの女性が立っていた。そしてソイツは俺たちに気づいたのか、その場から立ち去るために走って逃げていく。
月夜「あ!おい待て!」
アソーカ「逃げないでちょうだい!」
冥「早々と逃げるなんて…追いつかれてもしらないわよアイツ!」
レックス「あ、おい3人とも!」
ラウラ「全く…シャルロット、走るぞ!」
シャル「えぇ!?やっと休めると思ったら走るの!?」
謎の女性を先に追った俺とアソーカは急いで走り出す。それを見たレックスたちもあとをついて行く。しかしシャルが俺たちのあまりの速さについていけずに置いていかれてしまう。
シャル「みんな待ってよぉーーー!」
そんなことも知らずに俺たちは目的の女性を追いかける。そして路地裏へと追い詰めた俺たちだったが、彼女はなんとその場で飛び上がり後ろにある建物へと逃げていく。
月夜「なんの!」
冥「こんなの!」
アソーカ「楽勝よ!」
俺はアソーカの手を踏み台にして飛び上がり、彼女が飛んだビルへと到達。そしてアソーカは後ろからやっと追いついたレックスを踏み台にして飛び上がった。冥は自力で辺りにある建物を使って壁キックよろしく飛び上がって到達した。
それを見たラウラは…
ラウラ「( ゚д゚)」
レックス「安心しろ。これが日常茶飯事だ。」
シャル「はぁ…はぁ…みんな、早すぎだよ…僕もう疲れちゃった…」
アソーカ「レックス!あとで合流しましょう!」
レックス「あぁ、そっちも気をつけてな!」
ラウラ「シャル、背中に乗るか?」
シャル「ありがとうラウラ…」
フォースの力で俺に追いついたアソーカは何か心当たりのあるような話を俺に聞いてきた。
アソーカ「ねぇ、気づいた?」
月夜「あぁ、アイツはどう見てもジェダイだ。」
冥「あの跳躍力、超能力とか無ければない力よ?」
アソーカ「シスの可能性は?」
月夜「あるとすればある…だけど、あの感覚からして…」
アソーカ「普通にこの街で暮らしているみたいっぽいね…」
冥「でも、ジェダイがどうやって中華街を人間にバレずに生活を?」
月夜「……」
まさかフォースを使ってここまで逃げるなんて…普通じゃないみたいだな…
それに冥が言った通り、この場所でミリアランやトワイレックなどの種族が暮らすには不便だ。
月夜「新兵器を試すか。」
ジードブラスター!
ハンドガン!
クローン連合軍に保管されていた色々な銃のパーツを取り揃えて完成させた新型の武器ジードブラスター。ハンドガンとライフルの2つを用いており、戦況に応じて戦うことが可能だ。
ライダーカプセルを装填することで様々な形状に特化した弾を発射できる。だが今回は…
冥「それは?」
月夜「このために作ったトリモチカプセルだ。拘束のためだけにライダーカプセルなんか使ったら大騒ぎになる。」
トリモチ!
俺はトリモチカプセルをジードブラスターに装填し、彼女に向けてトリモチ弾を発射。それは見事に彼女の右腕に命中した。
???「キャッ!?」
アソーカ「ん?この声…」
冥「アソーカ?」
それをくっ付けられた彼女はその場で転んでしまった。建物の屋上の床にベットリとくっついたトリモチが彼女の両腕を離さなかった。
アソーカ「ねぇ、ちょっとやり過ぎじゃないその弾丸。」
月夜「しょうがないだろ?元々は人を拘束するために作ったカプセルなんだから。」
そう言った俺はアソーカと共に拘束された謎の女性へと向かう。フードを外してその正体を拝もうとした。そしていざやると、衝撃の正体が顕になった。
月夜「お前は…」
アソーカ「バリス!?」
バリス「その声、もしかしてアソーカ?」
月夜「(バリス・オフィーだと?)」
バリス・オフィー。ミリアランという種族の女性で同じ種族の女性ジェダイ・マスターであるルミナーラ・アンドゥリに師事するジェダイパダワン。
アソーカとはいくつかの任務で共闘するうちに親友になるが、クローン・ウォーズ:シーズン5で彼女が「ジェダイが銀河系に戦争の惨禍をもたらしている」という考えに取りつかれ、暗黒面に堕ちてしまう。
ジェダイ聖堂を爆破し、そこで職員として働く夫を持つ人間女性を実行犯に仕立て上げた挙句に口封じに殺害してアソーカが一連の事件の犯人であるかのように偽装。
弟子の無実を信じるアナキンによって事件の真相を暴かれ、バリスはアソーカに代わって共和国の法廷に立たされることとなった。
オーダー66後の彼女は帝国の尋問官になったが、そのやり方がジェダイと変わらないことを知ったあとは帝国を離反。
その後は辺境の地でフォースを用いて人々を癒したりすることをして現地の人々からもワイズ・マザーと慕われていた。
ジェダイになる素質がある子供が見つかった後、弟子たちに命じて親子を逃すことに。
最後はフォース・シスターとの一騎打ちになったが、すでに平穏な心を得ていたバリスは、素手で彼女の攻撃を全て見切り圧倒。
親子と弟子たちの脱出の時間稼ぎをすると、最後はフォース・シスターの攻撃で腹部を貫かれ瀕死の重傷を負う。
最後は瀕死のバリスを「再び日の下に出してやる」と抱き上げたフォース・シスターが洞窟を後にしたところで彼女の物語は幕を閉じた。
ちなみにアソーカの話を聞いた限り、彼女の世界ではオーダー66が起きなかった為か、バリスはずっと収容されたままだったそうだ。
アソーカ「アナタ…どうしてここに?」
バリス「その話をしたいのは山々なんだけど…このお餅みたいなの剥がしてくれない?」
月夜「あぁ、ちょっとやり過ぎたかも…」
冥「月夜、今度からは手加減してあげて?」
月夜「あぁ、悪かった。」
彼女に取り付いたトリモチを外した俺は彼女が立ち上がるのを手伝った。そして誰かにバレるとマズイと思った俺はもう一度、彼女の頭にフードを被せる。
月夜「ここで色々と聞きたいのは山々だが、目立ち過ぎる。どこか安全なところはないか?」
バリス「それならあるわ。ついてきてちょうだい。他の人もいるでしょ?」
アソーカ「えぇ、そうね。」
アソーカがバリス・オフィーと再会したことにより、横浜の闇が迫ってきていることをこの時の俺たちは知らなかった。
次回
・再会する友