冷雨「5989、5990、5991…」
エーニャ「まーた冷雨があそこで鉄棒スクワットしてるよ…」
一葉「放っておきなさい。そのうちまたタワーブリッジをされるかもよ?」
エーニャ「うわぁ……けど、月夜の世界、大変な事になってるね。」
冷雨「彼とは友人として長い付き合いよ。けど、彼等が知らない間にその世界のアメリカが大変な事になってるとはね…」
一葉「事前の準備が必要ね…戦兎さんに異世界の戦士達を呼ぶのをお願いしようかしら…」
冷雨「5997!5998!5999!6000!」
エーニャ「はーいまた筋肉増強しましたぁ…この胸がデカくて筋肉の筋が見えないパワー野郎め…」
冷雨「(╬´^ω^)」
冷雨が近くにあったバーベルを片手で持ち上げ、それをエーニャに投げた。
エーニャ「あぁあああああぁああああああああああああぁぁぁ!?」
一葉「はぁ……これじゃあ進展が進まないわ…」
一方、異邦人たちのシェルターで寝泊まりしていた俺たちはカットの案内である人物を紹介された。それは…
チャム「君が闇川月夜くんかな?」
月夜「アナタはチャム・シンドゥーラ将軍!?」
トワイレックの男性で、故郷の惑星ライロスを救うため生涯戦い続けたレジスタンス戦士だ。
クローン戦争期は分離主義勢力によるライロスの占領に抵抗する革命指導者として活動していたが、銀河共和国と共に独立星系連合軍を退けると共和国はライロスの独立を保障する事を約束するものの、共和国が銀河帝国へと移行するとこの約束は形骸化されてしまった。
所謂、属国扱いだ。
そのせいでまた多くのトワイレックが奴隷とされてしまった。
アソーカの話では、分離主義勢力から取り戻したあと帝国に占領されそうになったが、ある英雄が救ったおかげでライロスは開放されたらしい。
その英雄はクローン戦争で白い悪魔と呼ばれたそうだ。
〇ン〇ム…?
ともかく、チャム・シンドゥーラ将軍がいれば、神奈川の事件はすぐに解決しそうだ。
チャム「なるほど…神奈川県知事から直々の依頼か。私もここに生を受けたあとに彼女とは何度か交渉をしている。君のことも薄々と耳にしていたよ。」
月夜「ここはトワイレック以外の人種もいるみたいですが…」
チャム「我々トワイレックと同じように弊害された種族たちだ。同じように救ってやりたいよ。」
するとコムリンクから着信音が鳴り響いた。
月夜「コーディか?」
コーディ『司令官。ファイヴスがエンパイアオーダーに囚われている異邦人たちを見つけたそうです。』
月夜「行く場所は突き止めることはできるか?」
コーディ『ご安心を。既にARFトルーパーを偵察に向かわせました。』
月夜「ご苦労。こっちも話が終わったら港へ戻る。」
コーディ『イェッサー。』
チャム「既に準備をしているとは…指揮官という名に値するな。」
月夜「アソーカとレックスに出会わなかったら、こんなことにはなりませんでしたよ。」
チャム「私も加わろう。どうやらクローンと一緒に闘いたいヤツもいるもんでな?」
月夜「はい。よろしくお願いします。」
俺たちは港に置いた作戦本部で会議を開いた。そして偵察に向かったARFトルーパーが衝撃の事実を話し始めた。
月夜「スタック、レイザー、状況は?」
スタック「地下要塞の正体が随分と変わった物でして…」
レイザー「神奈川の地下に謎の施設を見つけました。幅は横浜のみなとみらいなみで、普通ではありえない作りです。」
スタック「円形の空洞の入口が出来ているので、普通にガンシップで行けるかと。」
月夜「なら銃の使用は最小限にしよう。俺とアソーカ、冥レックスは501を引き連れ、シンドゥーラ将軍と共にこの場所へ向かう。囚われた人たちを救い出そう。」
チャム「異論はない。」
月夜「シャル、ラウラ、コーディと一緒に神奈川市街に湧き出た敵を倒してくれないか?もしかしたら、ヤツらはここに残っている異邦人を攫う可能性があるかもしれない。」
シャル「OK。」
ラウラ「任せろ。私が開発した量産型レールカノンの出番を見せるときだ。」
月夜「では各自、検討を祈る。フォースとともにあらんことを…」
バリス「……」
数分後。バリスはシェルター内にある自分の部屋を掃除していた。
バリス「フォースとともに…か。」
月夜の言った言葉が刺さったのか、彼女は自分が隠したライトセーバーを探そうとしたが、無かった。
バリス「もう私はジェダイじゃない…なら、無理よね…」
そう言っていたその時だった。ある箱が突然、その場から落ちた。
バリス「やだ落としちゃった…あれ?」
バリスはその落ちてしまった箱を見て不思議に思い始める。
バリス「こんな箱、ここにあったかしら?」
そう言った彼女はその箱を取ったあとにベットに乗せ、中を確認するために蓋を開ける。その中に入っていたのは緑色のクリスタルと一通の手紙だった。
バリス「これは…まさか!」
何かを悟ったバリスはその手紙を取ったあとに読み始めた。
『バリスへ。これを手に取ったということは私の使ったクリスタルは届いているということですね?アナタがジェダイ聖堂を爆破したことは許しません。ですが、アナタの気持ちも理解できます。ジェダイが本来の姿を失ったのはクローン戦争が影響したのも事実、ですがその裏にはシスの暗黒卿が手を回していたのが真実でした。ジェダイを歪ませた原因は確かに戦争かもしれません。でもアナタなら、闘う経験のなかでどうやったらジェダイは真の守護者になれるのかを考えなさい。これは私からの課題でもあり、最後の試練です。どうか、アナタが聖人としてのジェダイとなりますように…ルミナーラ・アンドゥリ。』
バリス「マスター…私…そんな…」
彼女の師であるルミナーラ・アンドゥリの手紙を見た彼女は近くにあった棚に置いてあるライトセーバーに手を取る。
バリス「これ、もしものために作っておいたけど…まさか役に立うとはね?」
そう言った彼女はそのライトセーバーのヒルトにクリスタルをはめ込む作業を始めるのであった。
数時間後…
月夜「……」
レックス「もうすぐ作戦時間だが、月夜はどうして黙り込んでるんだ?」
アソーカ「誰か来るのを期待してるのかしら?」
チャム「ふむ…」
すると向こうから足音が聞こえてきた。それを感知した俺は後ろを振り向いた。
月夜「きたか。」
バリス「お待たせ。」
アソーカ「バリス?」
月夜「その様子だと答えは見つかったみたいだな?」
バリス「えぇ…自分なりにどうやってジェダイを真の守護者にするのが私の役目で、マスターが私に課した課題…」
月夜「君のマスターの手紙が入ってたのか?」
バリス「えぇ…遺書にも見えたし、私への導きでもあったわ…」
ルミナーラ・アンドゥリが残した手紙が何故この世界にあったのかはさておき、バリスが合流したのを確認した俺はクローン・トルーパーたちに指示を出した。
月夜「よし、みんな各自準備を進めろ。エンパイアオーダーの基地に潜入して囚われた人たちを助けだす!」
俺たちはガンシップに乗ったあと、ヤツらが待ち構えている地下要塞へと向かったのであった。
次回
・横浜開放戦線