透流との決闘を終えた俺は休憩時間に束の間の休息を得ていた。アナキンは状況確認のためにIS学園へ報告。アソーカは伊万里にクローン連合軍のクローンたちを紹介するために兵士たちの待機場へと向かった。
そして俺は別の人物とコンタクトを取るために優雅なお茶会が開かれてそうな席で寛いでいた。
すると…
???「透流との決闘、なかなかのものだったわよ?月夜。」
月夜「狩りの腕を上げたかリーリス?相変わらずだなそのやり方は…時間にもちゃんとピッタシだ。」
リーリス「お久しぶりね?闇川月夜。」
月夜「メイダー騒乱とヘルプテン事変以降、姿を現さないと思っていたよ。」
リーリス・ブリストル。セシリアと同じイギリス出身で昊陵学園の英国校からやってきた生徒だ。俺とはメイダー騒乱とヘルプテン事変で共に狩りをした戦友だ。
なぜ俺が彼女をここへ呼び出したかというと、それなりの理由があった。
リーリス「例の話は聞いているわよね?」
月夜「あぁ、Kの復活だろう?」
リーリス「私は背後にドミニオンがいるんじゃないかと思っているわ。」
月夜「ドミニオン…久しぶりに聞くな。」
ドミニオン…目的、行動、組織体制の全てが謎に包まれている組織だ。その存在を知る者はごく僅か…俺も含めれば学園では4人ぐらいだろうな。
俺とリーリスに朔夜と璃兎ぐらいだろう。そんなことを考えながらDC-17ハンド・ブラスターを弄りながら彼女の話を聞いた。
リーリス「予想をするけど…あの連中は予想外の軍団を率いるわ。ここに攻めてくるのも時間の問題ね?」
月夜「俺もそう思っている…」
DC-15Aブラスター・カービンやDC-15Aブラスター・ライフルを次々と慣れた手つきで改造していく俺を見たリーリスは質問をし始めた。
リーリス「それは頼もしいクローンから貰ったものかしら?」
月夜「正確には俺が個人的に購入した物だ。俺はジェダイではないし、仮面ライダーの力も極力は怪人を相手にする時にしか使わない。戦闘のバリエーションを増やしたいというのが一番の理由かな?」
リーリス「私と狩りをした記憶が蘇ったのかしら?」
月夜「まぁな…イギリスで起きたあの狩りは未だに忘れない。」
そう言った俺は改造した二丁のDC-17ハンド・ブラスターを合体させた。クローン・・トルーパーたちが使う様々なブラスターの性能をこのハンドブラスターに凝縮させた新型の武器だ。
リーリス「覚えているかしら?イギリスであの怪物を狩猟しに行った日のこと…」
月夜「忘れるわけないだろう?俺もお前もまだ半人前のハンターだった。」
リーリス「正確に言えば、一人前の手前だったハンターね?」
月夜「そこまで細かくなくてもいいだろ?」
リーリス「私は細かいことに厳しいことをアナタはよく知っているでしょ?」
月夜「はいはいそうでしたね…」
一方のアソーカとレックスは警備という理由を前提で学園内を歩いていた。
レックス「目的の連中が姿を現さないな?どう思う?」
アソーカ「怪しいとしかいいようがないわね…」
その予想が当たったのか、2人のことを襲いかかってきた謎の兵士たちが現れた。彼らは黒いフードで姿を隠し、右手に持っているバイブロ=ソードでアソーカとレックスを追い詰める。
しかし…
アソーカ「攻撃が丸見えよ!」
そう言ったアソーカは新調した白色のライトセーバーで次々と切り裂いていった。レックスもハンドブラスターを使った巧みな銃撃で次々と侵入者を破壊していった。
アソーカ「レックス、これって…」
レックス「あぁ、コマンドードロイドだ。」
アソーカ「分離主義者たちのドロイドがどうしてこんなところに?」
レックス「嫌な予感がするな…月夜とスカイウォーカー将軍に伝えよう。」
アソーカ「コーディもさっき分隊を連れてここへ来てたわよね…」
レックス「あぁ、そっちの連絡はお前に任せるよ。」
アソーカ「えぇ。」
月夜SIDE…
コーディ「分離主義者のドロイドか…」
レックス「どうやら新しい敵さんの登場ですね?」
アナキン「あぁ、クローン戦争を思い出すよ…お友達と再会することになるとはね…」
月夜「お前たちが戦争の相手として戦っていたコマンドードロイドか。随分と厄介なことになってきたな?」
アソーカ「コマンドードロイドを差し向けたヤツがきっといるわね。」
レックス「あぁ…しかもこの鉄の素材…ISの物と同様の物が使われている。」
月夜「だが、いったい誰がこのコマンドードロイドを?」
リーリス「その件なら私から情報が一つだけ。1週間前に日本の兵士が正体不明の軍隊による攻撃で撤退を余儀なくされたことがあったそうよ?」
月夜「それはバトルドロイドか?」
リーリス「それに似たロボもいたし、彼らとは似つかないロボもいたと聞いたわ。」
そう言ったリーリスが出した投影型モニターに映し出されたのは見たことがない機械兵だった。その容姿にレックスやコーディは愚か、アナキンやアソーカですら驚いた顔をしていた。
コーディ「なんだこれは…こんなブリキ野郎、見たことねぇーぞ?」
レックス「俺たちが戦ってきた分離主義者たちが使役しているバトルドロイドとは違うようですね…」
アナキン「あぁ、だが…君なら分かるんじゃないのか?」
アナキンにそう言われた俺はこの状況を察した。リーリスは「まぁ、予想通りね。」みたいな顔をして自慢しているような顔をしているが、他の面々はチンプンカンプンな状況だった。
仕方ない…ここは前世のヲタク知識を活かしますかね…
月夜「ガーディアン…」
アソーカ「知ってるの?」
月夜「あぁ…俺の知識が正しければ、コイツらはヘルプテン事変に導入された機会兵士だ。」
アナキン「そうなのか?」
仮面ライダービルドに出てくる戦闘員担当の機械兵。ある程度の自立的に行動できるようプログラムが改良されているBG 1バトルドロイドとは違い、コイツらは外部からの操作を必要としない自律型。
管理者の命令に従い集団で任務を遂行し、特殊部隊として運用されたりしていた。
しかし、装甲自体はそれ程強固ではないのでアナキンやアソーカみたいにライトセーバーを使うジェダイでも簡単に対処はできる。レックスやコーディたちクローン・トルーパーもたぶんいけるだろう。
リーリス「ガーディアン…まさかここで出てくるとはね?」
月夜「あぁ、俺も予想外だったよ。」
リーリスは以前、ヘルプテン事変でこのガーディアンと遭遇した。彼女の銃弾でもこれらを破壊することは可能だ。だが問題は…
リーリス「規模がどれくらいかどうかよね?ハード・ガーディアンがいる可能性も無くはないわ。」
「「ハード・ガーディアン…?」」
完全に戦争のための軍事兵器として運用されるために造られた重甲タイプのガーディアンだ。人間とほぼ変わらない背格好だったガーディアンとは異なり全身に重装甲が施されている。
まさに戦争の道具ってところだ。
ドミニオンか分離主義者か独立星系連合かは知らないが、この学園に恐怖を陥れるなら容赦はしない。
そんなことを考えていたら、ファイヴスとヘヴィーが走ってで俺たちのところへ向かってきた。
ファイヴス「指揮官大変です!上空に分離主義者たちの船が現れました!」
月夜「予想通りだな…全員、生徒の避難と防衛の準備をしろ。」
ファイヴス&ヘヴィー「イェッサー!」
月夜「コーディ、敵は分離主義者のドロイド以外に俺しか知らない雑魚も出てくる。バトルドロイドはそっちに任せて俺はリーリスとガーディアンを倒す。」
コーディ「分かりました。」
こうして、昊陵学園防衛戦が始まるのだった。
次回
・たまにはライトセーバーも仮面ライダーも使わないで戦いたい。(大嘘)