ISと神装機竜と運命の戦士達   作:XIYON

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・交差する組織たち。

カナタ・エイジたちの空戦魔導士科予科2年の教室で軽い自己紹介とレクリエーションを終えた俺は会議のために使う場所へ向かっていた。

 

彼女が言うにはここのホテルはミストガンの中で一番の場所らしい。学生だけで統治されているとは思えないほどの建築に驚かせながらも俺たちは目的の場所へ着いた。

 

アソーカ「ここが教えてもらったホテル?」

 

レックス「学生が統治しているとは思わないほどにわかには信じがたい外観だな…」

 

するとそこへ、見慣れた顔が俺たちの前に現れた。

 

アナキン「やっときたか。」

 

月夜「アナキン、仕事は終わったのか?」

 

アナキン「大変だったよ…例の交流授業の報告書を纏めなくちゃならなくなったからな…」

 

クルルシファー「あんなことがあったものね。仕方ないわよ…」

 

セリス「ところで会議はいつ始めるんですか?」

 

月夜「今日の夜だよ。一応エンパイアオーダーとの仲介人は狼亜、グレフトクにはクィネラをつけてる。」

 

アナキン「あの何を考えているか分からないヤツか?」

 

月夜「アイツは信用になるヤツだ。シバはちょっと分からないけど…」

 

アソーカ「じゃあどーして頼んだのよ…」

 

月夜「仲介人になりそうなヤツがいなかったんだよ。それで困っていたらクィネラが現れたんだよ。」

 

アナキン「お前も色々と大変だもんな…」

 

月夜「お互い様だろ?」

 

アナキン「だな。」

 

一方、とある場所でグレフトクのリーダーであるアグライアが到着していた。

 

アグライア「ここがミストガン…」

 

初めて訪れる場所に困惑しているアグライア。だが、そこに仲介人であるクィネラが現れた。

 

クィネラ「アナタがアグライア?」

 

アグライア「そうですが、アナタは?」

 

クィネラ「アナタたちグレフトクとクローン連合軍の仲介人を担当することになったクィネラよ?よろしくね?」

 

アグライア「グレフトクとクローン連合軍の仲介人ですか…なら、私たちとエンパイアオーダーの仲介人はいるのですか?」

 

クィネラ「そこは月夜に任せてるのよ。私たちはどうしたらお互いにいい関係を築けるのかが重要なのよ?」

 

アグライア「そう…」

 

アクア「アグライア、来たぞ?」

 

アグライア「来ましたね?彼はアクア、その隣にいるのはルヴィーです。」

 

クィネラ「知っているわ。2人とも孤児なのでしょう?」

 

ルヴィー「どうして知っているのよ?」

 

クィネラ「私たちの情報網は広いのよ?1人の情報を手に入れるためには様々な組織と協力関係を築かなくてはいけないからね?」

 

アクア「(この女…試しているみたいだ。何を企んでいる?)」

 

一方、エンパイアオーダーとの仲介人を任された狼亜はウィルティ、そしてヴィルニリとポミノフの姉妹とともにホテルへと向かっていた。

 

ウィルティ「向こう(グレストク)の仲介人は大丈夫なんだろうな?」

 

狼亜「月夜が言うには信用のおける人物だと言うが、どうも胡散臭い。」

 

ウィルティ「なぜそう思う?」

 

狼亜「クローン連合軍とエンパイアオーダー、そしてグレフトクとの同盟を結ぶ理由がそもそも何なのかは分からない。その真意を俺は見届けたい。」

 

ヴィルニリ「でもさぁ、グレフトクって女尊男卑を嫌っているよね?私たちと目的は別だとしても思っていることは男女平等の世界…」

 

ポミノフ「その古い世界を作った連中が共通の敵だとしたら…」

 

ウィルティ「確かにそうだな…闇川月夜、アイツに思うところがあるのかもしれないな…」

 

そして月夜たちはというと…

 

月夜side

 

月夜「……」

 

クルルシファー「……」

 

セリス「……」

 

リコ「えぇと…」

 

俺とクルルシファー、セリスは会議と宿泊、双方を予定してあるホテルにいた。しかしそこのホテルで予約した客室で会議が始まるまで少しゆったりと寛ごうと思ってたが、何故かリコ・フラメルがいることに疑問を抱いていた。

 

この状況を話すには数分前に遡る。それは今回の授業で疲れ果てた俺がクルルシファーとセリスの2人と共に予約した客室に入った瞬間だった。

 

本来なら無人で誰もいないはずなのに、この部屋の中にリコがいたのだ。

 

コイツ、ナルシストじゃ飽き足らずストーカーにも手を出したのか?

 

月夜「お前ナルシストとストーカー両方も兼ね備えているのか?」

 

リコ「そういうことのためにお前たちの客室には入ったわけではない!」

 

クルルシファー「んじゃなんのために入ったのよ?」

 

リコ「クリスがお前たちをここの客室で持て成せと言うのだ。」

 

月夜「持て成す?」

 

そう言った瞬間、クルルシファーとセリスから冷たい視線を感じた。いや止めてね?別に如何わしいことで言ったわけじゃないんだ。てか、「持て成す」ってどういうことだ?

 

クルルシファー「つまり、私たちの会議にミストガンの代表として入ると?」

 

リコ「それだけではない。私からも少し打診したいことがあってだな…」

 

月夜「打診?」

 

リコ「わ、私をクローン連合軍に入れさせて貰えないだろうか?」

 

月夜「は?」

 

クルルシファー「ひ?」

 

セリス「ふへ?」

 

リコ「ほ…?」

 

そう言われた瞬間、俺とクルルシファーとセリスは一度フリーズしてしまう。

 

そして…

 

3人「「えぇーーーーーーーーーーー!?」」

 

数時間後…

 

ウィルティ「……」

 

アグライア「……」

 

ホテル内にある食堂…ここにエンパイアオーダーとグレフトクの代表双方が座っていた。

 

ウィルティ「闇川月夜がまだ来ないんだ。なにか話したらどうだ?」

 

アグライア「こちらがアナタ方に?アメリカを侵略しようとしたギデオンの肩を持っていた方の?」

 

ウィルティ「あれは我々が仕向けたものではない。ギデオン自身が招いたものだ。」

 

アグライア「口だけはそう言えますが、私から見たらあなた方も関わっていように見えますが?」

 

ルヴィー「そうそう、だいたいね?赤いライトセーバーは暗黒面の象徴なのよ?アナタたちの正義による赤とかアホらしいわ。」

 

アクア「ルヴィー、口に気をつけろ。」

 

ポミノフ「何よ!その言い方!アナタだってピンク色のライトセーバーなんて意味ないでしょ!」

 

ヴィルニリ「そうよ!どーせ男を惑わせるお色気のある色にしたかったんでしょ?」

 

ルヴィー「なっ!?アナタたちねぇー!」

 

月夜「よせ、そこまでにしろ。」

 

「「!?」」

 

アグライア「やっと来ましたか…」

 

ウィルティ「待ちかねたぞ。闇川月夜。」

 

月夜「まだフルネームで呼ぶんだな?ウィルティ。」

 

ウィルティ「まだお前のことを信頼したわけではないからな?」

 

月夜「あぁそうかい。」

 

アグライア「お久しぶりですね?月夜さん。」

 

月夜「アグライア、あの世界での戦い以来だな?」

 

アグライア「えぇ、しかしまた一段と剣の腕を上げましたね?」

 

月夜「褒めてくれてありがとう。それと、例の基地の件だが…」

 

アグライア「ご心配はありません。あの基地は元々、私たちのものではなかったので。」

 

ウィルティ「ん?クローン連合軍が調査に言った謎の反応があった基地はお前たちの所有するものではなかったのか?」

 

月夜「それに関しては俺からあとで説明させてくれ。この会議を開いたのはこの件も含めた話をしたかったからだ。」

 

ウィルティ「(クローン連合軍とグレフトク…双方が何かしらの関係を持っていたことは事前に分かっていたが、この男は何を企んでいる?)」

 

月夜「今日、お前たちに来て貰ったのは俺たちクローン連合軍の提案を承諾してほしいのがキッカケだ。」

 

ウィルティ「……」

 

アグライア「承諾…ですか?」

 

月夜「あぁ、エンパイアオーダーもグレフトクも、やり方は違えど目的は女尊男卑の世界を変えることが目的だった。そこに俺は目をつけた。」

 

アソーカ「月夜、もしかしてどこかで政治家やってた?」

 

アナキン「同じことを思ってるよ。まるで仕事をしているパドメを見てるみたいだ。」

 

エンパイアオーダーは過去に様々な場所へメイダーを派遣させて騒ぎを起こさせたものの、その目的は世界を女尊男卑にした古き人間が蔓延る世界を潰すのが目的だった。

 

一方のグレフトクも女尊男卑の世界に飽き飽きしているため、それを潰して新たな世界を築こうとしていた。

 

俺はこの女尊男卑という点に重点的に考え、あることを思いついた。クローン連合軍、エンパイアオーダー、グレフトク、この3つの組織が円滑に協力ができ、利益のある関係を持つために俺はあることを考えた。

 

それは…

 

月夜「俺は今ここにクローン連合軍、エンパイアオーダー、そしてグレフトク、3つの組織による同盟を結びたいと思っている。」




次回

・月夜の提案
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