ある夜のこと…1人の少女がブラックメイダーとホワイトメイダー、そしてブルームメイダー、イーグレットメイダーと闘っていた。4人のメイダーはその少女に襲いかかるが、その力の圧倒的差にホワイト、ブルーム、イーグレットは倒されてしまう。
ブラックメイダー「お前…私たちと同じ偽者の癖に、どういう面してアタシらを倒してるんだぁ!」
冥「ごめんなさいね?たしかに私はあの子たちの闇……だけど、アナタたちはただの模造品に過ぎないわ!」
ブラックメイダー「クソォ!こなクソォ!倒してやるぅ!」
冥「やれるものなら……ここで消えなさい!」
冥はどこで手に入れたか分からない剣でブラックメイダーの腹を切り裂いた。そして倒れて無様な顔をした彼女を見てこう呟いた。
冥「無様な姿…子供が見たら絶句しちゃうわね。」
そう見た彼女は剣をしまったあと、曇り空を見ながらこう言い放った。
冥「そろそろ例の転生者にも会わないと……一葉が最強と言ってマークを付けてたって言ってたから、相当の実力者でしょうね?」
一方の俺たちはファミレスにやって来た。アーミヤの奢りで色々と食べてしまったが、本当に申しわけないと思っている…なぜなら…
アーミヤ「大丈夫ですか?さっきからお腹の虫さんがめちゃくちゃ鳴いてましたよ?」
月夜「あぁ…ヴィオネッチさんから金を支給されるのを待たなくちゃいけなくてな…それが結構かかるんだよ…」
アーミヤ「転生者も楽な暮らしかできるわけじゃないんですね…」
月夜「ところで、アーミヤはどうしてメイダーたちに襲われてたんだ?」
アーミヤ「実はこの話をするにはかなり複雑な経緯がありまして…」
詳しい話を聞いてみると、それはかなり厄介なことだった。メイダーたちが乗っていたゲネガーグが鉱石が沢山ある採掘場に墜落した…ここまでは俺が知っている情報だ。
しかし、そこからが問題だった。
月夜「なるほど、つまりメイダーはあのゲネガーグの中から出てきたプリキュアの模造品…偽者ってことなんだな?」
アーミヤ「この世界こ科学者たちもその性質や何で出来ているさえも分からないらしいんです。」
月夜「まぁ、そうだろうな…最近とて現れた怪物なんだ。分からないのも無理ないよ。」
アーミヤ「でも1つだけ分かっていることがあるんです。彼女たちは何者かの命令によって動いているということが…」
月夜「命令か。確かにその言葉を聞けば悪い言葉にも見えるな?」
アーミヤ「それに…ここ最近メイダーの大量死亡が増えているみたいで…」
月夜「大量死亡?」
アーミヤ「ついこの前もブラック、ホワイト、ブルーム、イーグレットのメイダーが倒されたと報告を受けました。どれも特徴的な切り傷があったそうで…」
月夜「剣で殺された可能性が高いな…それはきっと、メイダーでさえも恐れる切れ味がある剣だろうな。」
アーミヤ「はぁ、疲れました。私、遊園地に行きたいです。」
月夜「呑気だなぁ…いつメイダーが現れるか分からないんだぞ?」
アーミヤ「この世界は凄い興味があるもので溢れているんです!メイダー研究でずっと部屋で籠ってたからたまには外へ遊びに行きたいなと思って!」
月夜「はぁ……」
数分後…
アーミヤ「いやぁ!楽しい楽しい!」
月夜「今度はこっちが疲れたよ。」
結局はアーミヤのわがままで遊園地にやってきてしまった。ジェットコースター、観覧車、メリーゴーランド、ティーカップと次々にハシゴしたせいで俺の足はパンパンに膨れ上がっていた。
月夜「(勘弁してくれ。メイダーが来たら絶対まともに戦えない。)」
アーミヤ「〜♪」
アーミヤは楽しそうにクレープを頬張ったあと、首に吊り下げているバケツからポップコーンを食い漁る。
アーミヤ「もぐ( ˙༥˙ )もぐ」
月夜「おい。あんまり食い過ぎると夜飯が食えなくなるぞ?」
アーミヤ「モグモグ!」
月夜「おいアーミヤ聞いて…」
俺がポップコーンを食い過ぎているアーミヤに注意しようとしたその時だった。
「「きゃーーー!?」」
サンシャインメイダー「人間どもぉ!滅びろぉ!」
タイミングが悪いのかメイダーが現れた。今回はキュアサンシャインの偽者だ。また頭が痛くなりそう。
アーミヤ「あぁ!?ハイフラハタタソッテキタノカッ!」
ジードライバー!
月夜「食べながら喋んな!行儀悪い!」
ウィザード!
龍騎!
フュージョンライズ!
月夜「アイツをまずは潰さないと。変身ッ!」
仮面ライダージード!
イリュージョンドラゴンナイト!
すぐさまジードに変身した俺は目の前にいるサンシャインメイダーに攻撃を仕掛ける。しかし彼女は速度に特化しているのか、その速さで俺を苦戦に追い込んでいく。
月夜「(なんて速さだ。この前のパッションやビートとは比べ物にならない!)」
すると……
サンシャインメイダー「う……うぅ!あっーーー!!!???」
アーミヤ「な、何?」
月夜「サンシャインメイダーの様子がおかしい…何が起きてるんだ?」
するとサンシャインメイダーの身体が一気にメキメキと割れ始め、彼女の身体から怪人が現れる。サンシャインの衣装も破れ、サンシャインメイダーは怪人と化した。
月夜「おいアーミヤ!なんだあれは!なんか急に増殖し始めたぞ!」
アーミヤ「私には分からないです!戦えますけど、今はアーツを使えるほどの力がなくて!」
月夜「たく…面倒なことに!」
怪人と化したサンシャインメイダーの容姿はカブトにも似ていた。ソイツはクロックアップに似た攻撃で俺を追い詰めていく。
月夜「コイツ!すばしっこい!」
パワーアップしたサンシャインメイダーに大苦戦する俺。すると手に持っていたパッションカプセルとビートカプセルが光り始めたあとにその場から飛び出した。
冥「これはアナタが使っても意味がないわよ?」
月夜「お、お前は?」
アーミヤ「だ、誰?」
哀良「どうだっていいわ。目の前にいるメイダーを倒せば終わりだもの。」
そう言った謎の少女はなんと俺だけ持っているはずのジードライバーを取り出し、それを腰に装着。それと同時に赤色だったものが黒とピンクを基調とした物へと変化。上には何かユニットらしきものが装備されていた。
スレイヤードライバー!
冥「さぁ、いくわよ?」
パッション!
ビート!
セッション!
〜♪
冥「チェンジ。ギアアップ!」
フュージョンチェンジ!
キュアスレイヤー!
ハートフルハピネス!
サンシャインメイダー「お前…何者だ!」
冥「キュアスレイヤー。偽のプリキュアを打ち負かす者よ!」
そう言ったキュアスレイヤーはサンシャインメイダーへと急接近。ソイツを一撃で壁へと吹き飛ばしていった。
アーミヤ「なんて威力なんでしょう…強すぎ…」
月夜「感心してる場合か!俺もいく!」
俺も続けてジードカリバーでキュアスレイヤーを援護。切り裂いて劣勢させた。
冥「へぇ〜…噂には聞いてたけど、案外やるじゃない。」
LADY CHARGE!
月夜「あぁ!なんか言ったか!」
冥「退きなさい。私が決める!」
月夜「あ、ちょっ!?お前、至近距離で!?」
ビートロック パッションハリケーン!
キュアスレイヤーは身体を高速回転で遠心力を使って力を蓄えたあと、そのままライダーキックらしき技をサンシャインメイダーに放った。
それを喰らった彼女はその場で爆発四散して消えていったのだった。嫌な予感を感じながら俺は変身解除後にアーミヤと一緒にキュアスレイヤーへと近づく。それに気付いたのか、彼女も変身を解除した。
アーミヤ「あのぉ…アナタは何者ですか?」
冥「夢野冥。キュアスレイヤーよ?アナタは確か、闇堕ち月夜…だよね?」
月夜「俺のことを知ってるのか?」
冥「もちろんよ。でも、今はそんな話をしている場合じゃないわ。アーミヤCEO、アナタのお仲間がお待ちよ?」
アーミヤ「み、皆さんがですか!?あぁ、しまった月夜さんにここのロドス支社に連れて行くのを忘れてました…」
月夜「まぁ、アーミヤがいるならロドスがいるのも予想はしてたよ…2人とも、案内してくれ。」
アーミヤ「はい!」
冥「任せてちょうだい。」
月夜「(変だな…冥がトドメをさしたサンシャインメイダー……倒したかのようには見えなかった。まさか、生き延びたのか?)」
しかしそのサンシャインメイダーの復活を予兆するかのように、彼女は生き残っていた。しかも全裸で(本家とは予想もつかないデカ乳を晒しながら)フラフラしていた。
そして辿り着いたのは哀良が血祭りにしたブラック達の場所だった。
サンシャインメイダー「こぉこぉかぁ!」
サンシャインメイダーは半分死体と化したブラック達を触手のようなもので吸い取る。
ブラックメイダー「あ、アナタ……何を……」
ホワイトメイダー「あ……あぁ……」
ブルームメイダー「やめ……て……」
イーグレット「何を……する……気?」
サンシャインメイダー「アナタたちを吸い取って、私は更に強くなる!」
「「いやぁぁぁぁァァァァ!?」」
サンシャインメイダー「ウォォォォォ!……はぁはぁ……はぁ♡ これが新しい力ぁ!」
その裏で……
ビューティメイダー「やはり生き残ってそれを吸うのが目的でしたか…恐ろしい人ですね。」
次回
・ロドスの拠点へ