IS学園の文化祭が始まった。俺はまず皆がやるメイド喫茶に来た。サンドイッチやパスタは本格的でケーキもその日に作ったような美味しさだった。
月夜「ふむ…悪くない。」
そして次はレックスの出し物である射的だ。てか、コイツ普通に学園祭を楽しんでるよな?お前、クローン連合軍501大隊所属のクローンコマンダーだよな?
なーんで生徒でもないクローン・トルーパーが射的なんかやってるの?そんなことを考えながら射的を楽しんだ。そしてお次は…
月夜「……」
アナキンとアソーカの出し物。ライトセーバー擬似体験だ。生徒やお客さんにジェダイを体験させたいアナキンだったが、アソーカはそこに待ったをかけた。
ライトセーバーを知らない人たちに本物のライトセーバーを使うと流石にマズイと感じた彼女はそれを模した棒らしきものを使ってライトセーバーの型だけを体験してもらう方向にしたとか。
アナキン、お前は教師だよな?何をアソーカと一緒になって楽しんでるんだ?
てかアソーカはどうしてメイド喫茶の方を助けにいかない?同じクラスだろ?おかしいでしょ?
IS学園の学園祭…色々とおかし過ぎる。どうなってるんだ…
月夜「あれ…そういえば一夏がいないな…」
嫌な予感がした俺はポップコーンをムシャムシャ食べながらある場所へと向かうのだった。
オータム「ここまで来れば大丈夫だな?」
一夏「あ、あの…アナタは?」
オータム「気づかないのか?私はお前のISを奪いに来た亡国企業のオータム様だよぉ!」
一夏「ふぁ、亡国企業!?」
その言葉を聞いた一夏はすぐさま白式を展開しようと模索するが、オータムの方が先にアラクネを展開して彼を吹き飛ばしてしまう。命の危機を感じた一夏は再度、白式を纏おうとするが、それをオータムが逃がさないように攻撃をしかける。
だが、それを紫色の光刃が彼女の行動を妨害した。それを見た一夏は困惑した表情で見ていた。そしてその紫のライトセーバーはある人物の手元に戻った。
ウィルティ「おやおや、随分と物騒なお客様じゃないか?」
オータム「なっ!?」
ウィルティ「怪我してないか?初の男性IS操縦者。」
一夏「お、お前は!?」
ウィルティ「こっちはシンデレラを楽しんでた最中だというのに余計な邪魔が入ってしまったな?」
オータム「てめぇ!」
ウィルティ「せっかくだ。新しく造ったライトセーバーの試し斬りに付き合ってもらおうか!」
そして別の場所では緑色のライトセーバーを持ったストームトルーパーが次々とIS学園へ攻めてくるガーディアンを次々と破壊していった。
クリール「ふん!」
クローンルーキー「コマンダー、これで全部です。」
クリール「空と中のことは彼らに任せよう。俺はウィルティの援護に行ってくる。アグライアも向かっているはずだ。」
クローンルーキー「イェッサー。」
そして上空では…
マドカ「……」
リコ「随分と余裕の表情だな亡国企業のエム。いや、織斑マドカと言った方がいいか?」
マドカ「なぜ私の正体を知っている。」
リコ「ふっ、女神の私がお前にそれを教える義務はない!」
そう言った彼女はカナタが持っていた魔砲剣グラディウスに酷似した武器を使って彼女に攻め込む。
だがエムはそれをサイレント・ゼフィルスのBT兵器を使って阻止しようとするが、リコはまるで勝ち誇ったような笑みをマドカに見せつける。
マドカ「なぜ笑っている!」
リコ「貴様がもう既に負けているからだ。」
そう言った瞬間、マドカのサイレント・ゼフィルスに不調が起き始める。BT兵器が全く言うことを聞かなくなったのだ。
マドカ「なぜだ!?なぜ動かない!?」
クルルシファー「私のIS、ファフニールの能力よ?」
マドカ「なっ!?」
リコ「きたか。」
後ろからファフニールを纏ったクルルシファーが現れると同時に、上からリンドヴルムを纏ったセリスも現れる。嫌な予感がしたマドカは自力で逃げようとしたが、そこに月夜が現れた。
月夜「どうやら詰んだようだな?」
マドカ「貴様は闇川月夜!」
月夜「俺のことは知っているみたいだな?」
クルルシファーのISには対誘導兵器特化武装を持っている。マドカが盗んだゼフィルスには六基のBT兵器のビットとシールドビット、そして実弾にスターブレイカーも積んでいる。
しかしその長所さえを封じれば、こちらの勝ちになるのは確実だ。魔力で空を飛んでいる俺を見て嫌気がさしたマドカは最後の足掻きでそのスターブレイカーを使おうとするが、俺たちの連携攻撃で防がれしまう。
月夜「どうやら亡国企業には無能しかいないみたいだな?」
マドカ「なに!?」
月夜「赤の他人が製造した強力な兵器がなければ何も出来ない無能集団って言いたいのさ。そんなものでIS学園を攻めるなら出直してこい。」
そう言った俺は青いライトセーバーを使って彼女を地面へ突き落とした。
月夜「強さを求めるなら、借り物に頼るな。次は自身の力で足掻いてみせろ。」
それを聞いた彼女はそのまま倒れて落下するが、そこへ予想外の横やりが入る。
スコール「エム!」
なんと亡国企業のお偉いさんの幹部スコールが現れたのだ。嫌な予感がした俺はIS学園の方をクルルシファーたちに任せたあとにライトセーバーを向ける。
月夜「初めましてだな。スコール・ミューゼル?」
スコール「アナタは確か闇川月夜ね?クローン連合軍の話は腐るほど聞いているわ?」
月夜「ドミニオンと結託して何を企んでいる?」
スコール「ふっ、紅神龍輝という人物は知っているかしら?」
月夜「(確か春夏秋冬事件の時、一緒に戦った。)まさかっ!?」
スコール「今頃、ヌート・ガンレイとヴィヴニィが進軍の準備を進めているわ。急ぐことね?」
月夜「(ヌート・ガンレイってまさか…)話はそれだけか?なら、もうコイツの手出しはやめるんだな?」
スコール「いいの?アナタの仲間が危機に晒されているのよ?」
月夜「そんなもの、すぐに対策会議をしてこちらも準備するさ。」
スコール「ふっ、ここは退かせてもらうわね?」
月夜「とっとと失せろ。」
俺にそう言われたスコールはマドカを抱き抱えてその場から立ち去っていった。それを見届けた俺はクローン連合軍のプライベートチャンネルをオープンにした。
月夜「ウィルティ、アグライア、学園祭終了後に会議をしたい。みんなを呼んでくれ。」
ウィルティ『分かった。』
アグライア『お任せください。』
ドミニオン…今度は龍輝たちの世界に…これ以上、お前たちの好きにはさせないぞ。
次回
・ドミニオンの次の目的は…