月夜「みんな急遽、集まって貰って申しわけない。凄く大事な話があるんだ。」
アナキン「その様子だとスコールに変な入れ知恵を入れられたか?」
月夜「まぁ、概ねはそうだな…」
アソーカ「それで何があったの?」
月夜「スコールから龍輝たちの世界にドミニオンの軍勢が侵攻しているとの話を聞いた。」
「「え!?」」
クルルシファー「それ本当なの?」
セリス「龍輝とは以前、春夏秋冬事件の時にお世話になった紅神龍輝さんのことで間違いないでしょうか?」
リコ「春夏秋冬事件?なんだそれは?」
月夜「リコはまだクローン連合軍に入ってないから分からないか。実は…」
俺は春夏秋冬事件で起きたことと紅神龍輝たちの世界について話した。
リコ「様々な世界の四季をぐちゃぐちゃにさせた連中か…随分と派手なことをしてたんだな…」
ウィルティ「アイツらの背後にもギデオンはいた。無論、その時の私たちはアイツらにも援助していることは知らなかったけどな…」
月夜「それとスコールが俺に向けて放った言葉に気になる箇所があった。」
アナキン「気になる箇所?」
月夜「どうやらドミニオンのお偉いさんにはヌート・ガンレイという人物がいるらしい。お前たちは聞いたことがあるだろ?」
アナキン「ヌート・ガンレイ…」
アソーカ「ウソでしょ…」
月夜「(やっぱりコイツらの世界にもヌート・ガンレイはいるか…)」
ヌート・ガンレイ。ニモーディアンといういわゆる人型エイリアンの男性で、スターウォーズ銀河における最大規模の輸送・運搬複合企業である通商連合(トレードフェデレーション)の代表だ。
プリクエル・トリロジーにおける敵対勢力の大物の一人で本来の歴史だと、ダース・ベイダーに口封じのために惨殺されている。しかしこのアナキンたちの世界だとどうなってるのかと思った俺はアナキンに聞いてみた。
すると予想外な言葉が俺に飛び交った。
月夜「帝国の裏切りにあって殺された!?」
アソーカ「犯人はシディアスが仕向けたアサシンドロイドよ?」
アナキン「僕たちが来たときには既に遅かったんだ。」
月夜「どおりでドミニオンに入ったわけか…だがそもそもなぜアイツも俺たちの世界に?」
アナキン「そのことに関しては僕にも分からない。」
まぁ、そうだろうな…アイツは恐らく、ジェダイと自分を裏切った帝国に復讐するために動くだろう。
月夜「それに幹部の中にはヴィヴニィというヤツもいるらしい…」
アナキン「それは誰なんだ?」
月夜「俺にも分からない。だが、予想するなら彼の上司という可能性がある。」
アソーカ「そのヴィヴニィってヤツがガンレイをドミニオンに招いたの?」
月夜「可能性はある。バトル・ドロイドといいガーディアンといいアイツらの目的は明確に世界を支配することだ。見過ごすわけにはいかない。」
ウィルティ「出撃するか?」
月夜「そうしたいが、アイツらがどれぐらいの戦力で龍輝たちの世界に侵攻しているのかが分からない。スコールから言ったあの言葉だけじゃ、どれぐらいの準備をすればいいか…」
そんなことを考えていると、何も無いところからいきなり扉らしきものが現れる。そこから出てきたのは…
ロイヤル「月夜くん。久しぶりね?」
月夜「ロイヤル様!?」
アナキン「なぜアナタがここに!?」
ロイヤル「実は急用があってここへ来たの。」
月夜「その顔、だいぶ深刻そうですね…」
ロイヤル「そういえば今日はすごい人が集まってるけど、何かあったの?」
月夜「あぁ、実は…」
俺はドミニオンの組織の概要とヤツらが龍輝の世界に侵攻していることを事細かく伝えた。すると…
ロイヤル「ドミニオンね…」
月夜「なにか心当たりが?」
ロイヤル「偶然なのかは分からないけど、実は数時間前に龍輝くんたちの世界から救難信号が発信されたの。」
アソーカ「救難信号!?」
月夜「遅かったか…」
ロイヤル「嫌な予感がしたからとりあえず偵察隊を出動させたのだけれど…」
月夜「なにか困ったことが?」
ロイヤル「えぇ…そのドミニオンという組織、実は数百隻規模の艦隊を龍輝くんたちの世界周辺に展開しているの。」
月夜「す、数百隻?」
それってつまりコルサントの戦いぐらいの戦力を出せってこと?ウソだろ…
月夜&アナキン「頭が痛い。」
クルルシファー「えぇと…つまりは大量の艦隊を出撃させなきゃいけないってこと?」
セリス「そうみたいですね…」
ロイヤル「アメリカ解放戦線が終わってやっと休める時に申しわけないけど…」
月夜「はい出動します…」
アナキン「つ、月夜…」
月夜「敵はヌート・ガンレイが率いるドロイド軍だ。それにヤツを雇用したヴィヴニィというヤツも気になる。それに学園祭の時に亡国企業が襲撃したせいでキャノン・ボール・フィストが中止になるどころか、学園が一時休校になったからな…ここはみんなを安心させるために出撃するしかない。」
ロイヤル「私は少し時間がかかるだろうけど、異世界からの援軍を招集してくるわ。」
月夜「ありがとうございます。寧ろそうして貰えると、こちらだけでは物足りませんから…」
アグライア「敵は未知の脅威を抱えていますからね…なおさら警戒するしかありません。」
ウィルティ「リンファ、我々も準備をするぞ。」
リンファ「はいウィルティ様。」
月夜「各自、出撃の準備をしろ。艦隊戦に備えてヤツらの防衛線を突破する!」
こうして龍輝たちの世界を救うための戦いが今、始まるのであった。
次回
・準備は万全に。