新しい物語の一ページ   作:グーネル

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どうも、グーネルです。
暇人な私はアイデアが浮かんでいるうちにということで、実はこの3つの話一日で書き上げております。正直ノリと勢いで書いている面も多いので、ここ変みたいなアドバイスはどしどしお願いします。
ということで、本編をどぞ。


第二話『出会い』

そんなこんなで、僕は目的地であるマンションについた。そして僕がこのマンションを見た第一印象をぼそっとこぼした。

 

 

「……でかくね」

 

 

そう、ここはいわゆる高層マンションと呼ばれる部類のマンションであったのだ。しかも僕の部屋は中層階というから、驚きだ。

正直身の丈に合ってないと思ってしまう。イギリスにいた頃も借家で暮らしており、家庭も今まで貧しいと思ったことはないが別段金持ちと思ったこともない。

 

 

「やっぱ親父ってすごい人だったのだろうか」

 

あまり認めたくない話だが本当にそうなのかもしれない。まあ育児に関してはだいぶネジが飛んで行ってる親であることは間違いないので、相殺である。

そんな物思いにふけりながらふと玄関を見るとすでに引っ越し業者も到着していたようだ。私も手伝って早急に終わらせよう。

 

そうして引っ越し作業をしていると、隣の部屋から女の子二人が出てきた。姉妹であろうか、どちらも小柄で、紛うことなき美少女であった。いや、僕がロリコンというわけでは断じてない……はず。

 

「隣に住んでる方ですか?すいません、ドタバタしちゃって。また改めてご挨拶するので」

「わぁ!お隣さん?初めまして~私の名前はフランドール!フランちゃんって呼んでよ!」

「こら、急にグイグイいかないのお隣さん困ってるでしょ。」

「ごめんなさ~い、お姉様」

 

フランと名乗った金髪の少女はてへっというかのように、舌をペロッと出して、『お姉様』に謝る。なんだろう、イギリスの友達が言ってた日本の『萌え』のすごさを今実感しているような気がする。これが妹属性というものか。

 

「あ、ごめんなさい、私も名乗らなきゃね。私はレミリア・スカーレット、この子は双子の妹のフラン、よろしくね、えーっと……」

「あっ、僕は不知火明人、こちらこそよろしく」

 

自分も名乗ると、フランは目を輝かせながら僕の方を見て嬉々として会話をする。

 

「ねえねえ、明人君は年いくつ~?」

「僕は今年で16歳、日本だと高校一年生に当たるかな」

「あら、私たちと同い年ね、高校はどこかしら?」

「幻想高校だね」

 

正直日本の高校制度はよくわかっていなかったので、この引っ越し先に一番近い高校を選んでいた。

 

「わ~!高校まで一緒なんだ~!これからよろしくね~明人君!」

 

僕の手をとってぶんぶん振るフランを見て、素直にかわいいと思ってしまう。やばい、僕にも妹萌えが発生してしまう。

 

「少し気になったのだけれど、なんであなたはさっき日本ではなんて言ったの?」

「あー、実は僕イギリスから8年ぶりに帰ってきたんだよね、イギリスと日本って少し学生の区分が違うからつい」

「明人君イギリス留学!?すごい!」

 

何かちょっと勘違いをしている、だが、こんなに純粋な子のことを否定するのは少しはばかられるな。

 

「8年前っていうと、5,6歳の頃よね、じゃあ両親の海外赴任とかじゃないかしら?」

「すごい、正解です」

「ふーん、でもイギリスにいたってことは英語しゃべれるの?ペラペラ?」

「まあ、ある程度はって感じかな、日常会話が英語になるといやでも覚えなきゃだしね」

「そういえばご両親は……」

 

そこまでいってまずいことを聞いてしまっただろうかという顔をするレミリア。

 

「両親は今ドイツだね」

「「へ?」」

 

二人とも鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしている。まあ、そりゃそうか、普通子供だけを日本に帰す親とかいるわけない。

 

「別に複雑でも何でもないよ、ただ親父が頭のネジ飛んで行ってるだけ」

「そ、そうなのね……」

「てことは、明人君って一人暮らし!?」

「そういうことになるね」

 

正直一人暮らしは不安である。だが自炊はできるし身の回りのことは両親が仕事の時は自分でやっていたので、生活はやっていける……と信じている。

 

「わぁ!じゃあ明人君の家にまた遊びに行こうかな~!」

「え?」

 

素の反応だ。僕も一応男ではある。さらにこんな美少女が一人暮らしの僕の家に遊びに来て理性を保てるかは甚だ疑問である。

 

「こら、フラン、急にそんなこと言わないの」

 

良かった止めてくれて、レミリアは良心を持っていた。

 

「あ、引っ越しの邪魔だったかしら?そろそろ私たちは行くわね」

「バイバイ明人くーん」

 

そうして彼女たちはエレベータの方向へと歩いて行った。それにしても二人とも超絶美少女だったな。

まあとりあえず、俺もこの仕事早く終わらせるか。

 

そうして引っ越しの仕事を夕方までには終わらせられ、荷解きは明日に回しとりあえず一日を終了した。







はい、ということで、第二話でした。
いや~、フランちゃんやレミィの会話を考えるのとても難しいですね。実際にこんな会話することは万が一、いや億が一にないので、どんなふうに答えるかなって考えるの難しい。こうやって書いてみると本当に小説家や漫画家さん、ハーメルンの神作家さんってすごいなと思います。
あ、あと今のところの登場人物の設定を僕のページに書いておきますので気になる方はそちらもご参照下さい。

ではでは、またの機会に。ごきげんよう。

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