機動戦艦ナデシコ 平凡男の改変日記   作:ハインツ

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突然の別れ

 

 

 

 

 

SIDE カエデ

 

「貴方なんかいなくたって私は全然大丈夫だから!」

 

そう、いつまでもコウキに甘えていちゃ駄目なんだ。

寂しいのも悲しいのも自覚している。でも、それでも、乗り越えなきゃ駄目なのよ。

 

「カエデ!」

「貴方は私の心配なんてしないで自分の仕事をしっかりと果たしなさい!」

 

この私を置いていくんだもの。責任放棄したら許さないんだから。

 

「ああ! 分かっている! お前もな!」

「分かっているわよ!」

「俺がいないからって寂しがるなよ!」

「そっちこそ私がいないからって寂しがらないでよ!」

「それはない!」

「はぁ!? 少しは寂しがりなさいよ!」

 

いつも通りの反応。

でも、少しは寂しがってくれてもいいんじゃないの?

私だけ馬鹿みたいじゃない。

 

「ナデシコで待っているぞ! カエデ!」

「ええ! 待ってなさい! コウキ!」

 

ありがとう。コウキ。

 

「じゃあな!」

「ええ! また会いましょう!」

 

また、いつか、ナデシコで会いましょう。

それまでに、私もきっと・・・。

 

「強くなっているから」

 

 

 

 

 

「いつものを御願いします」

 

コウキがこの基地を去ってから幾日かの月日が流れた。

始めはやはり寂しがったけど、意外な事にも最近は平気。

それにはやっぱりこいつの存在が大きいのかも。

友達がいるか、いないかって結構切実な問題。

 

「いつものって、よく飽きないわねぇ」

「いいんですよ。美味しいんですから」

 

ケイゴは本当に美味しそうにご飯を食べてくれる。

見ているこっちが幸せになるくらい。

コックとしては嬉しい限りだ。

 

「はい」

「ありがとうございます。カエデ」

 

気付けば名前で呼び合う仲に。

本当にいつの間に・・・。

不快じゃないからいいんだけどね。

 

「どうなの? 調子は」

「それなりです。小隊としての動きも徐々に違和感がなくなってきていますし、準備は万全です。いつでも出撃できます」

「ねぇ。ケイゴ」

「はい?」

「死なないでよね」

 

コウキがいない今、親しい友人はケイゴぐらいしかいない。

ケイゴにいなくなられたらと思うと恐怖が身を包む。

 

「分かっています。私だって死にたくないですから」

「約束なさい。絶対に帰還してくるって。戦場で死んだら許さないんだからね」

「死人を更に苛めるつもりですか?」

「茶化さないで。分かった?」

「分かっていますとも。必ず戻ってきましょう」

 

ちょっと安心した。

親しい友人を失うのはもうコリゴリだ。

火星大戦で、私は多くの友人を失った。

それの代わりという訳ではないけど、今の友人は絶対に失いたくない。

 

「カエデの方はどうですか?」

「どうって、別にいつも通りよ。大して変わらないわ」

「そうですか」

 

何故か知らないけど、妙に私を気に掛けるのよね、ケイゴって。

まさか私の事が・・・ないか。なに考えているんだろう? 私。

 

「どうかしました?」

「な、なんでもないわよ」

 

鋭いんだか、鈍いんだか・・・。

まぁ、コウキよりは絶対に鋭いだろうけど・・・。

 

「それじゃ、仕事に戻るわね」

「はい。頑張ってください」

「そっちもね」

 

 

 

 

 

「ねぇ、出撃なの?」

「はい。攻め込んできましたからね。防衛しなければなりません」

 

昼、食事中に響いたエマージェンシーコール。

近くにいたケイゴに問いかける。

 

「約束破ったら承知しないわよ」

「分かっています。ご飯が美味しいですからね」

「何それ? 理由になってないわよ」

 

ジト眼で見てやると苦笑で返される。

 

「それでは」

 

走り去っていくケイゴ。

その背中を見送る事しかできなかった。

 

「・・・そっか」

 

これが恐怖なんだ。

身近な人間が今日、いなくなるかもしれない。

そう考えるだけで身体が震える。

 

「カエデちゃん。気を強く持って」

「・・・おばちゃん」

 

ボーっと食堂の出入り口を見ていると、いつの間にか後ろにいたおばちゃんにそう言われた。

 

「私達みたいに基地に務めている人間はね。何度も耳にするもんさ」

「・・・兵士が死ぬという事を、ですか?」

「そう。パイロット達と実際に接する仕事だからね。誰だって知人が亡くなるのは嫌なもんさ」

「・・・はい」

「食堂からじゃ戦闘の映像なんて見られない。だから、私達に出来る事は美味しい料理を作って待ち続ける事だけ」

「・・・・・・」

「そんなしみったれた顔で作った料理が美味しい訳ないだろう? 信じて待っていてあげな」

「・・・分かりました」

 

・・・うん。そうね。

戦闘で疲れている時、美味しい料理を食べさせてあげたい。

それが今の私に唯一出来る事。

信じて、待っていてあげなくちゃ。

約束したんだもの。

 

「う~ん。私はコウキ君だと思ったんだけどなぁ?」

「コウキ君も忙しいからね。仕方ないよ」

「でも、まさか、カグラ君とはね」

「まぁ、若いもんには若いもんの恋愛事情が―――」

「私もまだ若いですよ?」

「はいはい。早く結婚しないと置いてかれるわよ」

「クゥ~。気にしている事を」

 

・・・おばちゃん達、元気だね。

なんか、私が馬鹿らしくなってきた。

よし。美味しい料理を作って待ってよう。

死ぬんじゃないわよ! ケイゴ!

 

 

 

 

 

「お帰りなさい。ケイゴ」

「はい。ただいま戻りました。カエデ」

 

戦闘は無事に終了した。

コウキがケイゴを褒めていたけど、嘘じゃなかったみたい。

本当に凄腕で一気にエース扱いされていたわ。

 

「何か食べる?」

「はい。戦闘でお腹がすいているので。いつものを」

「分かったわ。少し待ってなさい」

 

ケイゴが頼むいつもの。

今回はいつも以上に力を入れた。

不安を押さえ込む為に、料理に没頭していたから。

 

「相変わらず美味しいですね。今日はまた一段と」

「ま、まぁ、ご褒美みたいなもんよ。頑張ったみたいだし」

 

なんで分かる?

 

「そうですか。それなら、戦闘に出るのも悪くないですね」

 

こ、こいつは・・・人の気も知らないで・・・。

 

「し、心配したんだからね」

「ハハッ。それは光栄。しかし、大丈夫ですよ。きちんと鍛えていますから」

「そ、それでもよ」

 

本音を言うなら、戦場に出るなと言いたい。

でも、それじゃあ、ケイゴの仕事を全うできないから言う事はできないの。

だって、こいつはパイロットなのだから。

 

「コウキさんからお墨付きを頂いているんですから大丈夫ですよ」

 

コウキが教官としてケイゴを鍛えた。

確かにコウキはケイゴを褒めていたけど、私はコウキ自身の実力を知らない。

だから、そのコウキに褒められたというケイゴの実力なんてもっと知らない。

 

「あんまり己惚れない事ね。死ぬのなんて簡単なんだから」

 

眼の前で殺された両親。

瓦礫の下敷きになって死んだ妹。

友達なんて会う前に死んでいた。

そう、人間が死ぬのなんて、本当に簡単なんだ。

 

「分かっていますよ。ご心配、ありがとうございます」

「べ、別にお礼を言われるような事じゃないわよ」

 

ちゃんと生きて帰ってきなさい。それだけでいいわ。

 

 

 

 

 

それからは毎日のように、とまではいかないけど、戦闘が続いた。

その度に何人かの犠牲者が出る。当然よね。戦争なんだもの。

ケイゴはまだ生き残っている。・・・生き残ってくれている。

でも、いつ死ぬかなんて分からない。

次はケイゴなんじゃないかって、毎日が不安。

もちろん、他のパイロット達だって心配だし、死んだら悲しい。

でも、一番親しいケイゴがやっぱり一番心配だ。

 

「・・・暗い顔しているわね」

「ええ。まぁ・・・」

「何かあったの?」

「・・・小隊の仲間が一人死にましてね。明日、別の人員が補充されるそうですが・・・」

「・・・そう」

 

仲間の死に涙する。誰だってそう。

身近な人間であればある程、亡くなった時の悲しみは深い。

 

「・・・醜いものですね。戦争とは・・・」

「・・・そうね。決して綺麗なものではないわ」

「・・・正義と謳い、虐殺してきた木連もまた醜いのかもしれません」

「・・・木連の事なんて分からないわ。何があって火星を襲ってきたのかも分からないし。でも・・・」

「でも?」

「木連が醜いように、地球だって醜いわよ。戦争をしているのはお互い様なんだもの」

「・・・そう、ですね」

「どっちも醜い。正義なんてどこにもない。エゴとエゴのぶつかりあい。それが戦争なんだって。コウキが言っていた」

「・・・コウキさんは本当に手厳しいですね。戦争に正義を見出させてくれません」

「私達にとって木連は悪でしかない。同じように木連からしてみれば私達なんて悪でしかない。きっとそういう事だと思う」

「・・・悪が正義を謳うなどと、馬鹿らしい」

「私は軍人でもなんでもないから、そういうのは分からないわ。自分達が正義だという信念で戦いに赴く人だっていると思うし」

「・・・そうですね」

 

それっきり、言葉を失った。

今はそっとしておいてあげよう。

ケイゴならきっと、一人で立ち直れるから。

 

 

 

 

 

「・・・そっか。私、もう少しで帰れるんだ」

「ええ。提督達が話していました。もう少しだと」

 

私がナデシコに戻る為に必要な条件。

提督が極東方面の司令官になる事。

そうすれば、ナデシコの人事に関しても口が出せるって。

 

「良かったではないですか。念願のナデシコですよ」

「でも・・・」

 

確かにナデシコに帰れるのは嬉しい。

あそこには親しい友人もいるし、コウキやミナトさんだっている。

でも、そうすると、ケイゴはどうなるの?

ケイゴの事を無視して、本当にナデシコに戻ってしまっていいの?

私は、本当に後悔しない?

 

「おや。何か心残りがあるのですか?」

「べ、別にないわよ」

 

流石に面といって貴方が心配とは言えない。

 

「しかし、これで肩の荷が下りましたよ」

「え? それって・・・」

 

私はケイゴの邪魔をしていた? お荷物だったって事?

 

「あ、いえ、カエデがお荷物という意味で言ったんじゃありません」

「じゃあ、どういう意味よ?」

怪訝な眼でケイゴを見る。

意味が分からないから。

邪魔していた自覚はないんだけどな・・・。

 

「コウキさんにカエデの事を頼まれていましたからね」

 

コウキが? ケイゴに私を?

 

「コウキさんの代わりに私がカエデを護る。そうコウキさんに誓いました」

 

それは嬉しい。

嬉しいんだけど・・・。

 

「それじゃあ、貴方はコウキに頼まれていたから私を気に掛けてくれていたの?」

 

もしそうなら、それはそれで悲しい。

私はケイゴを単純に親しい友人だと思っていた。

だけど、ケイゴはそう思ってはいなくて、唯の護衛対象として見ていたとしたら・・・。

それは堪らなく悲しい事だ。

 

「いえ。もちろん、頼まれていたという事もありますが、私自身、カエデを支えたいと思っていましたから」

「・・・え? そ、それって、どういう意味よ?」

「カエデはカエデで鈍感ですよね。コウキさんの事を鈍感だなんてそれじゃあ言えませんよ」

 

そう苦笑で返される。

何? 何が言いたいの?

 

「私はカエデが好き。そういう事です」

「ッ!?」

 

え? えぇ!?

 

「顔を真っ赤にするなんて可愛らしい所もあるんですね」

「ケ、ケイゴ、冗談はやめて」

 

本当に人が悪い。

こんなときに冗談を言うなんて。

 

「冗談じゃありませんよ。カエデの事、私は好きです」

「ちょ、ちょっと待って」

 

い、いきなりそんな事を言われても・・・。

 

「いえ。返事を期待している訳ではありません」

「え? どういう意味?」

 

告白しておいて返事はどっちでもいい?

何を考えているのか全然分からない。

 

「本当は隠しておくつもりだったんですが、別れが惜しくなってしまって・・・」

「ケイゴ。意味が分からないわ」

「ふふっ。いえ。カエデ、さっきの事は忘れてください」

「はぁ!?」

 

好きとか言っといて今度は忘れてくれ?

意味が全く分からない。

 

「思わず言ってしまった戯言です。忘れてください」

「ケイゴ?」

 

どうして、そんな悲しそうな顔で言うの?

どうして、そんな遠い眼をしながら言うの?

ケイゴ。貴方は何を考えているの?

 

「私は帰らなければならないのです。私のあるべき場所へ。偽りの私ではなく、本当の私でいられる場所に」

「・・・ケイゴ。貴方は・・・」

「カエデ。もう一度言います。私の言った事、私の事、そのどちらも忘れてください」

「そんなの無理よ! それじゃあ、なんで、私に好きだなんて」

「・・・不思議ですね。忘れて欲しいのに。心のどこかで覚えていて欲しいと。そう思ったのかもしれません」

「・・・ケイゴ。貴方のあるべき場所ってどこなの?」

「知らない方がいい。いえ。知って欲しくない。知れば、貴方は私を嫌うでしょう。憎むでしょう」

「・・・・・・」

 

私はケイゴの言いたい事が何一つ分からなかった。

好きと言っておいて忘れてくれと言う。

自分自身の事も忘れてくれと言う。

まるで、今日がお別れかのように・・・。

 

「矛盾ばかりの私ですが、一つだけ、確かな事があります」

「・・・・・・」

「カエデ。私は貴方の安全と幸せを祈っています」

「ちょっと待って。私には貴方の言いたい事が分からないわ」

「好きな人の幸せを願う。自分が叶えてあげられない以上、当然の事です」

「ケイゴ。貴方はさっきから何が―――」

 

ウィーンウィーンウィーンウィーンウィーン!

 

エマージェンシーコール?

 

「ちょうどいいタイミングですね。カエデ。それでは」

「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」

 

走り去っていくケイゴ。

その背を追いかけても、距離は開く一方。

離れていく距離。それがまるで私とケイゴの関係のように思えた。

二度と会えない。そんな気持ちが深まった。

 

「ケイゴ! ケイゴ! 説明しなさいよ!」

 

なんとしても話を聞く。そう思って全力で駆けた。

もう会えないんじゃないかと思い、身体に鞭を打った。

でも、結局、私がケイゴに追いつく事はなかったの。

そうよね。運動も碌にしない私が身体を鍛えていえるケイゴに追いつける筈がない。

ケイゴは何が言いたかったのか。

ケイゴは何を考えているのか。

何一つ分からないまま、ケイゴはいなくなってしまった。

重い足取りで食堂へと帰る

今まで以上の不安が胸を襲った。

そう、私は、この戦闘でケイゴがいなくなる事を半ば確信していたのかもしれない。

 

 

 

 

 

「どうしたんだい? カエデちゃん。元気ないねぇ」

 

いつも以上に戦闘区域が近いという事で、私達は基地の地下シェルターに避難していた。

少なくとも、ここなら何があっても安心らしい。

でも、そのせいで今回は食堂で料理を作りながら待っていてあげる事は出来ない。

今までは無事に帰ってきたケイゴに美味しい料理を提供するんだって一心不乱に料理を作り続けて・・・。

そうやって恐怖を紛らわしてきた。

でも、それが出来ない今、胸が痛くなるほどの恐怖と不安が私に襲い掛かる。

無事でいて欲しい。そして、さっきの事をきちんと説明して欲しい。

言いたい事だけ言って去っていくのなんて卑怯だ。

私にだって言いたい事はあったのに・・・。

 

「やっぱり私達は信じて待つ。それだけしか出来ないよ」

 

おばちゃんが近くに座ってそう慰めてくれる。

おばちゃんの言いたい事は分かる。

今の私達は本当に信じることしかできないのだから。

でも、あの背中が、私に別れを告げているようで・・・。

もうケイゴに二度と会えないんじゃないかって・・・。

 

「・・・不安で仕方ないんです」

 

そう言うとおばちゃんは優しく笑って・・・。

 

「はい」

 

手を差し伸べてくれる。

 

「ギュッと握ってなさい。それだけで少しは気が紛れるから」

 

言われた通りに差し出された手を握る。

そのどこか安心する人の温もりが本当に不安を少し紛らわしてくれた。

暖かくて優しい。まるでお母さんの手みたいだ。

 

「ずっと握っていていいから」

 

おばちゃんが隣に座る。

そして、おばちゃんの手を握った私の手を更に握って。

 

「信じましょう。必ず帰ってくるって」

 

私はもう片方の手もおばちゃんの手に添えて、まるで祈りを捧げるように願った。

無事に帰ってくるように、と。

・・・でも、その期待はいとも簡単に裏切られる。

 

「・・・戦死? ケイゴが?」

 

知らされた戦死者の数と名前。

その中にカグラ・ケイゴの名前があった。

 

「べ、別人よね?」

 

同姓同名だったり、間違いだったり、そんな事を期待して、自分を誤魔化した。

でも・・・。

 

「眼の前の現実から逃げちゃ駄目よ。カエデちゃん」

 

おばちゃんにそう言われて、逃げ場はなくなった。

 

「う、嘘でしょ。ケイゴ」

 

誰か、御願いだから、嘘って言って。

ケイゴが、ケイゴが死ぬ訳ないって。

 

「カエデちゃん」

 

おばちゃんが優しく私を抱き締める。

・・・あぁ。夢じゃないんだ。ケイゴは・・・死んだんだ。

 

「・・・うぅ・・・」

 

涙が溢れ、零れる。

年甲斐もなく、おばちゃんの身体に縋って・・・。

 

「約束したじゃない! 絶対に帰ってくるって・・・」

 

約束した。

必ず戻ってくるって。

それをケイゴは破った。

 

「言ったじゃない! 私が好きだって、なら、何で勝手に死んでいるのよ!」

 

好きって言っておいて、私の心を惑わすだけ惑わして・・・それで勝手に死ぬなんて。

言葉に最後まで責任を持ちなさいよ。

好きなら私を悲しませないでよ。

 

「・・・うぅ・・・うぅうぅ・・・」

 

・・・ひたすらに泣いた。

優しく抱き締めてくれるおばちゃんに甘えて。

ただ、泣く事しか、私には出来なかった。

 

SIDE OUT

 

 

 

 

 


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