トゥインクル・シリーズを勝ち抜いたテイオーとそのトレーナー。
その後数々のレースを勝ち抜いていく二人だが、ある問題が発生していた。
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「やったぁ♪勝ったよトレーナー♡褒めて褒めて~♡」ダキッ
「!?ば、バカお前抱き着いてくるな!公衆の面前だぞ!」
「別にいいじゃん♪減るもんじゃないし♪」ダキダキ
「がぁあああああああ!!!力が強いんだよオオオオオオオオオ」
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テイオートレーナー(以後テイオーT)「....この事例が非常に多いんだが、どうすればいい?」
ネイチャトレーナー(以後ネイチャT)「...それは重度ですね...」
テイオーT「だろ?ウマ娘と仲良くなれるのは嬉しいけど限度があるよなぁ」
ネイチャT「そうですね...」
ウマ娘との過度な接触への問題である。テイオーはトゥインクル・シリーズを終えたとはいえ未だ学生の身であり、保護者(?)の立場を貫きたいトレーナーは苦難に当たっていた。
テイオーT「つか体いてえし。ウマ娘の力で絞られたらマジでジュースになっちまうぜ。ほんと早く解決しないとなぁ。なんか案ない?」
ネイチャT「...体臭をきつくするとかはどうですか」
テイオーT「開幕一番が体臭!?お前もうちょい頭働かせろ!さすがにないだろそれは...」
ネイチャT「と言われましても...ああなら口臭とか」
テイオーT「いや体の場所変えればいいもんじゃないから!!お前天然かよォ!!!」
ネイチャT「す、すいません...」
テイオーT「いやもっとマジで効果あるもの頼む。割と切実なんだ俺は」
ネイチャT「...ダミー結婚指輪はどうでしょうか。つけ始めればかなり即効性があると思います」
テイオーT「.....」
ネイチャT「あの...やはりダメでしょうか」
テイオーT「それだァァァァ!!!!!」
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その後、あるG1レースを勝ち抜いたテイオー。いつも通りトレーナーの元へ向かっていく。
「わーいトレーナー♪勝ったよー♪いつも通り抱き着かせろー♡」
「...テイオー!!この手を見ろォ!!!」
「んー?キレイな手だねぇ♡舐めてほしいの?」ニッコリ
「いやいやちげーよよく見ろ!俺の指を!!!!」
「....えっ...」ハイライトオフ
「わかっただろ?俺はこの前結婚したのよォ!!だから過度なスキンシップ、わかりやすく言えば抱き着きはこれ以降禁止だ。わかったな?...まぁそれはともかくG1勝利おめでとうな。ほら撫でるぐらいはしてやるよ...!?」
「....................................」ハイライトオフ
テイオーがTトレーナーの横を通り過ぎた。Tトレーナーは何のアクションもなしに自らを横切るテイオーは初期の頃以外見たことがなかった。その際にまとっているオーラはTトレーナーに恐怖を感じさせた。
「な、なんだったんだ今の...」アゼン
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テイオーT「....という事例が非常に多いんだが、どうすればいい?」
ネイチャT「...それは重度ですね...」
テイオーT「だろ?ってこのくだり前もやったな...まぁ前回と違って今回は紅一点桐生院トレーナーもいるけどな!」
桐生院T「あっお邪魔します...」
テイオーT「つーわけで桐生院Tに来てもらったのは他でもない!この事態を解決するのを手伝ってくれ!」
桐生院T「ええっ...私にできることなんてないですよ...というかそれどう考えても先輩が原因じゃないんですか?」
テイオーT「んなこたぁさすがに俺も分かるさ。ただ原因がわからん。なんで指輪見せたらそんな落ち込むんだよ?勝った後に抱き着きが禁止されたからってそこまでヘコむかぁ?お父さんにでも抱き着けばいいだろうよ」
ネイチャT「まぁ寮暮らしですので家族の方はいらっしゃらないですが、確かにそうですね。抱き着きが目的であるならばTトレーナーさんでなくてもいいような気がします」
桐生院T「...(えっこの二人はもしかして気づいていないんですか...?私もそういう所は疎いしまだわからないことだらけですがこれは間違いなくその...)」
テイオーT「だああああああああわからん!!!!桐生院Tも黙り込んでるし今日はヤケ酒だ!!!飲むぞお前ら!!!!」
2人「ええっ...」
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飲み会後、トレセン学園のグラウンドにて。
桐生院T「はぁ...ひどい目に遭いました...ネイチャTはともかくテイオーT先輩の飲みの付き合いは少し考えたほうがいいかもしれませんね...」
ハッピーミーク「トレーナー。口が臭いよ。お酒でも飲んでたの?」
桐生院T「ええ嘘!?あんなにブレスケアとか飲んだのに...やっぱりウマ娘はわかっちゃうのね...」
ハッピーミーク「トレーナーが飲むのは珍しい。なにかあったの?」
桐生院T「うーん...まぁミークならいいか。なんかテイオーT先輩がダミー指輪を付けたらしくて。それを担当ウマ娘に見せたら露骨に態度が変わったんだって。原因はわかりきってると思うんだけどね...」
ハッピーミーク「そうだね。トレーナーがネイチャTを見るときと同じ原因だと思うよ。」
桐生院T「みみみみみみmmmミーク!!!????何それどういうこと!!????」アワアワ
ワイワイガヤガヤ
???「ふーん...」
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その後Tトレーナーの執務室にて。
T「アアアアア資料まとめ終わったアアアアア」グッタリ
T「いや本当にトレーナー業は激務すぎる。給料上げを要求する。」アーダコーダ
室内で独り言ちているトレーナー。そうしていると執務室の扉がノックされる。
T「ん?このはちみーを思わせるリズムは...テイオーか。あの出来事からあまり喋らなくなったが...ようやくヨリを戻してくれるようになったのか?おーい入っていいぞー」
ガチャ
テイオー「.......」ハイライトオフ
T「.....ヒッ」(ビクッ
トレーナーは恐怖した。今までに感じたモノとはくらべものにならなかった。テイオーは顔に満面の笑顔を咲かせたままドス黒いオーラをまとっていたからだ。
T「て、テイオー?ど、どうしたんだ?なな何かあったんだったら相談にのるぞ???(震え声)」
テイオー「...そうだね。ボクも丁度相談にのってほしかったんだ。”トレーナー”に。」ハイライトオフ
T「.......」ビクビク
テイオー「トレーナーのその指輪さぁ...一体誰からもらったの?それともペアとして贈ったのかな...?」ハイライトオフ
T「え”っ”...いや...まぁ...俺が買った...みたいな?感じ?かな?(震え声)」
テイオー「へぇ...そうなんだ...ボク知らなかったなぁ。”トレーナー”にカノジョがいたなんて。ニオイとかもなかったからさぁ。てっきり念入りに消臭でもしてるのかと勘繰っちゃったよ。おかげでストーキングまでするハメになりそうだったしね...」ハイライトオフ
T「え”っ"...(ス、ストーキング?今なんつった?え?え?)」
テイオー「じゃあさあ...トレーナーはそのカノジョさんと結婚したんだよね?いつ?どこで?どんな状態で?というか誰?今ボクに詳しく説明してみせてよ。ボクは無敵のテイオー様だからね。すぐに覚えてその女に会いに行くからさぁ。ねえはやくいってよ」ハイライトオフ
T「えっいやあの」
テイオー「ねえ?..............................................................
はやくいえよ
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桐生院T「それがテイオーT先輩があまり活力がなくなった理由ですか...」
ネイチャT「....ええ。彼が泣きながら話してくれました。最近彼が目が死んでいるのはおそらく...」
桐生院T「ダミー指輪といえど、こんなに効果があるものなんですね...確かに私も好きな方がいつの間にか指輪をつけていたらショックを受けるかもしれません。」
ネイチャT「そうですね...そういうのは少し考えたほうがいいのかもしれませんね」汗ダラダラ
桐生院T「トレーナーさん?一体どうし...」
その時ネイチャTの薬指に何か光が反射した。
桐生院T「...トレーナーさん?」ハイライトオフ
ネイチャT「...いやこれは」
桐生院T「....これは重度ですね?」ハイライトオフ
おわり