トゥインクル・シリーズを勝ち抜いたスズカとそのトレーナー。
その後数々のレースを勝ち抜いていく二人だが、ある問題が発生していた。
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「トレーナーさん、一緒に映画館に行きませんか?」マガオ
「お、おう、分かった」
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「トレーナーさん、一緒に水族館に行きませんか?」マガオ
「あ、あぁ、分かった」
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「トレーナーさん、一緒にカフェに行きませんか?」マガオ
「おぉ...そうだな、分かった」
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スズカトレーナー(以後スズカT)「...このようなことが何度も何度も続いてるんだけどさ、どう思う?」
ネイチャトレーナー(以後ネイチャT)「それは...どうなのでしょうか...」
スズカT「いやわからんから聞いてるんだが。なんだろう、最近すごい何かと理由をつけて誘ってくる。基本二人きりで。これはデートなのか?逢引なのか?それとも俺が勘違いしてるだけなのか?」
ネイチャT「うーん...特にスズカさんに変わった様子は見られないんですよね?」
スズカT「ぜっんぜん。めっちゃ真顔。まったく腹の内が読めない。最近表情豊かになってきたなぁと思ってたんだけどな。むしろそれが変わった様子といえるのかもしれないな」
ネイチャT「スズカTはそのデートに付き合っているのですか?」
スズカT「うんまぁ...理事長の言う風紀の問題とやらは気にはなったが、スキンシップを行ってくるわけでもないし、ただ見たり行ったりするだけだからな。彼女なりのストレス発散法なら付き合ってあげるのがトレーナーの務めなんだが...彼女のストレスの発散の仕方は『走ること』なんだよな。だからこのデートの意味がわからん」
ネイチャT「成程、問題というのは、『デートに誘われることを良しとするか否か』ということですか」
スズカT「うーんまぁそんな感じか...?とりあえず彼女が俺を異性として見ていて、且つ風紀が乱れる行動をこれからするつもりなのか気になるといった感じだ。どうすればいいと思う?」
ネイチャT「なら答えは簡単ですね。これです」つ(にんにく)
スズカT「...これはニンニクか?これでこの問題が解決できるのか?」
ネイチャT「ええ。これを体に塗りたくって体臭を増加させればニオイがきつくなりウマ娘の方に嫌われることができるという代物で...((却下))...そうですか」
ネイチャT「でしたら...縛られてみるのはどうですか?そうやって特殊な性癖を体験させることで((却下))...そうですか」つ荒縄
ネイチャT「...ならばダミーの指輪を用いるのはどうでしょう。かなり即効性があると思います。(テイオーTとグラスTは地雷でしたが、スズカTならば平気でしょう)」
スズカT「...成程な。ニンニクなんて代物を出してきたもんだから少し警戒したが、それは名案だ。是非使わせてもらおう。」
ネイチャT「せっかくですから是非ニンニクと縄持って行ってください。準備するのに苦労したので、使っていただければ。」
スズカT「....ネイチャT、君、天然か?」
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その後スズカTのトレーナー室にて。
スズカTは資料をまとめていた。
その後ドアがノックされ、スズカが入ってくる。
「トレーナーさん、今日は図書館に行きませんか?」マガオ
「...スズカ。今日はやめよう。いや、これ以降も少し控え目にしよう。」
「...どうしてですか?私、何かしましたか?」マガオ
「いや、スズカが何かをしたわけじゃないんだ。これを見てくれるか?」つ(指輪)
「...これってもしかして婚約指輪ですか?トレーナーさんは結婚されていたのですか?」マガオ
「...あぁ。ついこの間な。知らせてやれなくてごめんな」
「...いえ...確かにそれだと私は邪魔ですよね。これからは誘わないようにします」マガオ
スズカはその後トレーナー室を去った。結局その後もスズカは普段通りトレーニングをしていた。
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スズカT「...ということになってな。まぁ解決したようだ。ありがとうネイチャT。」
ネイチャT「それは良かったです。やはりダミー指輪は効いたようですね(テイオーTとグラスTが異常なだけでしたね)」
スズカT「あぁ、スズカもその後は普通にトレーニングをしているし、あの行為は戯れか何かだったんだろう。頻繁なお出かけはいきすぎだが、どこかおいしいお店にでも誘うk」ピロロロロロロロ
スズカT「ん?この番号は確か、スズカの同室のスペシャルウィークか。一体どうしたんだ?ネイチャTすまない、席を外す」
ネイチャT「ええ、構いませんよ」
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「もしもし、どうしたスペシャルウィーク、何かあったk((スズカさんのトレーナーさんッ!!!!!))ハ、ハイ!」
「スズカTさん、スズカさんに何をしたんですかッ!!!!!スズカTさん答えてくださいッ!!!!」
「グッ...スペシャルウィーク!落ち着け!声が大きすぎてなんて言ってるのかわからん!」
「あっ....す、すいません...取り乱しました...で、でも!スズカTさんがスズカさんに何かをやったことだけはハッキリしてます!!!」
「何があったんだ?落ち着いて話してくれ。要点だけおさえて簡潔に教えろ。」
「...最近スズカさん夜に外出することが多くなったんです。『少し走っていきたいから。』なんて言って。最初はトレーニングし足りないだけなのかと思って、フジさんには言わないで秘密にしてたんですけど...ある日を境にそれがさらに多くなって...その時のスズカさん、すごい泣きそうな顔してました...」
「.....(全然気づかなかった。いや、兆候はあったか。彼女が俺をデートに誘ってきたこと...それを俺が断ったこと...)」
「そして今日...私がトレーニングから帰ってきたら書置きが置いてあって...
『今日は少し遠出するわ。もしかしたら戻ってこないかもしれない。スペちゃん、今までありがとう。』
って書置きが...」
「....!」
「スペシャルウィークッッ!!!すまんもう切るッッ!!!またあとでかけなおす!!!」
「あっトレーナーs」
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スズカT「ネイチャTッ!すまない、今日の支払いは任せてもいいかッ!!?急ぎの用ができた、すぐに行かなければならない!」
ネイチャT「.......わかりました。会計のことは気にしなくても大丈夫です。今日は私がおごらせていただきますので、早く行ってあげてください」
スズカT「恩に着る!」....ガチャッ!!!
ネイチャT「...やはりダミー指輪は効果が薄いのでしょうか...」
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それからは走った。とにかく走った。臓器が破裂しそうなぐらいに走り狂った。スズカが走りを好きになる理由がわかるかもしれないというところまで走った。場所はスズカが行きそうな場所全て。そしてついに_______
「見つけた...スズカ...」
「トレーナーさん...!?」
今にも山から飛び降りようとしているスズカをようやく、見つけた。
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「やっぱりここか...スズカはこの山から見る景色が好きだったもんな。自分の骨をここに埋めようとする気持ちはわからんでもない」
「......。」
「はぁ...とりあえず、その崖から離れようスズカ。危ないぞ?ここで死んだら二度と先頭の景色はみれなくなるぞ?」
「そうですね。以前の私であれば、そんなことは耐えられない。ここから飛び降りようとすることなんてなかったと思います」
「なら...」
「でも今は違いますから。私、『走ること』以上のことを知ってしまったんです。できれば、知りたくなかった。ですが知ってしまった以上、私はここから飛び降りるしかないんです。もう耐えられませんから。」
「...それは、俺が原因か?俺がスズカを変えてしまったんだな?」
「....そうですね。トレーナーさんが私を変えてくれました。走ることしか知らなかった私を。ですけど、トレーナーさんは何も悪くないです。悪いのは私なんです...」
「スズカ...」
「トレーナーさん。私、あなたのことが、好きなんだ、と、思います。私は、人を、しかも男性の方を好きになることに慣れてなくて、最初はわからなかったんですけど。多分そうだと思うんです。トレーナーさんは私にいろいろな景色を見せてくれたから。スペちゃんや他のウマ娘さんとも知り合えたのも。トレーナーさんがいなかったらうまくいかなかったと思います。そしたら、自然と好きになってました。本当にバカみたいですよね。トレーナーさんは結婚しているのに。私はかなうはずのない幻想を抱いて、トレーナーさんを誘っていましたけど、それは全てトレーナーさんが優しくしてくれただけなのに勘違いして。」
「...なっ、あの指輪を...!?」
「トレーナーさんからその指輪を見せられたとき、私、足の力が抜けそうになりました。あれだけ鍛えていたのに、ほんとにスッって力が抜けそうになって。それからあまり走りにキレがなくなりました。トレーナーさんは気づかなかったみたいで良かったんですけど。あれだけ好きだった『走ること』が急にどうでもよく思えてきて、少し自分に辟易しました。走ることだけが取り柄だったのに、それさえなくなったら私は生きていく価値はあるのかって。私、そこでようやく気付いたんです。私が今まで走ってこられたのは、トレーナーさんがいたからなんだって。」
「.............」
「トレーナーさんがいなければ、私は私じゃなくなってました。トレーナーさんがいなければ、私は皆の『サイレンススズカ』として、皆の『夢』としていられないんだって。ですから...私はトレーナーさんの重荷になりたくない。だから私...」
「...スズカ?待て、スズカ!?」
スズカは、山から飛び降りた............................
はずだった。
「ト、トレーナーさん...!?」
「...まさか。戯れにもらった荒縄がこんなとこで役に立つとは思わなかったよ...」ガシィッ
トレーナーは落ちてゆきそうになるスズカを見ると即座に鞄から荒縄を取り出し、崖と自分を結び付け、飛び降りたのだった。
「ト、トレーナーさん...どうして...?自分も命を失うかもしれないのに...どうしてこんな危ないことを...」
「...スズカが死ぬなら俺も死ぬ。でも今はその時じゃない。まだ俺たちは景色の向こう側をみてない。」
「なんで...私はもう走れないのに...」
「スズカ。君は走ることだけが取り柄じゃないんだ。...あー...今いうのは、ほんとにおかしなタイミングかもしれないけど、言う。スズカ、お前のことが好きだ。だから君がいてくれなければ、困る。こんな頓珍漢で唐変木な俺だけど、つ、付き合ってくれないか?」
「えっ...えっ...?」///
「で、でもトレーナーさんにはもう好きな人が...」
「あれさ、あー...ダミー、なんだ。本物じゃない。他トレーナーから勧められて付けてただけで、別に好きな人がいるとかは関係ないんだ」
「えっ...えっ...じゃあ今トレーナーさんが言ったことは...」
「嘘じゃない。スズカ、君のことが好きだ。だから死なないでくれ。生きる理由がなくなったなら、俺が作るから。生きてくれ。そして俺の隣に一緒にいてくれ。頼む」
「.........は、はい....」////
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ネイチャT「...という顛末だそうです。『サイレンススズカ失踪事件』は」
N.N「...え?すごいそれとなしに聞いてみたら、ものすごい濃いんだけど。ネイチャさんはびっくり仰天でフライパンを手放しそうになりましたデス、ハイ」
ネイチャT「今ネイチャさんにはお教えしましたが、このことを知っているのは数少ないメンバーしかいません。ネイチャさんも他言は控えてください。」
N.N「う、うん...そんなことがあったんだ。通りでスズカさんの指に指輪がついてると思った。あの指輪、すごい高そうだったからさ、気になって聞いてみたらものすごい話だったよ...」
ネイチャT「はい、その事件後、彼らは付き合い始めたようで。もうそろそろメディアで公開するようですね。彼らならうまく付き合っていけるでしょう。」
N.N「そうだね。.....そういえばさ。」
ネイチャT「はい?」
N.N「それ、発端の理由作ったのトレーナーさん(ネイチャT)じゃない? というか縄って何?いつ手に入れてたの?」
ネイチャT「えっいやそれは」
N.N「それに最近桐生院さんがよくうちにくるよね?...」
ネイチャT「....」
N.N「...トレーナーさんや、最近しでかしたこと、ご飯を食べ終わったらゆっくり話きかせてもらうからねぇ?...」エガオ
ネイチャT「...当分はニンニクを口につめて生活させていただこうと思います...」ハイライトオフ