野薔薇から、ノスフェラトゥについて手短に聞く。
不死族。ゾンビ。抗体を得たキャリア。
ゾンビは死という平等を求め人を殺す。不死族は本能に則って人を感染させ、人を食らう。
もしかしなくても人類の敵である。
「吸血鬼ってマジかよ! ああああ! あんな奴に! あんな奴に!!」
真希は顔を真っ赤にして暴れる。ペタペタと触られ、首筋を舐められていたのだ。皆、似たような経験をしているのでそっと目をそらした。幸いなのは、体液が触れ合うようなことは感染を起こすので、虎杖が避けていたことだ。
「さ、悟くん……。あんな、報告することがあるねん」
「何かな、直哉」
悠仁にべったり引っ付いて教師になるなど言っていた直哉が、青い顔で言う。
「あんな、自分の所に大量に家からメールが来てるんやけど。「危ないから帰ってこい」っていうのが、「帰ってくるな」ってなって、「人が消える」とか、「最近様子がおかしい」とかあって、今は「悠仁くんに協力しろ」になってるねん」
「……私の家もです」
禪院家次期当主候補と加茂家次期当主の言葉に五条は頭を押さえる。五条の所もだった。
「これは……まずい、かな。ひとまず、血液検査しようか」
結果、野薔薇と順平の血液から、【人型のウィルス】が見つかった。
マジで?
現場に残された虎杖の血からも、もちろん人型のウィルスが。
野薔薇のウィルスと一緒にすると野薔薇が虎杖のウィルスを追い出し、順平のウィルスと一緒にすると順平は虎杖のウィルスを殺してしまう。
それはそうと、上層部から虎杖の裁判の件で呼び出しを受けていたのだった。
憂鬱になりながらも、五条は裁判に出席した。
「申し訳ありません。虎杖を取り逃がしました。情報通り、虎杖は吸血鬼でした」
予想通り、上層部は嬉々として五条を責める。
そして。
『五条 悟は罰として、虎杖のイビル・ジーンを受け入れるというのはどうだ』
『それはいい!』
「は?」
五条の背筋をぞわりとしたものが走る。
『待て。何を言っているのだ』
『吸血鬼だと聞いていたか?』
『吸血鬼であるということは、呪術規定には引っかかるまい。呪力ではないのだ』
『むしろ、明確なキャリアという弱点がある以上、殺しやすくていいではないか。むしろ安心して宿儺の器にどんどん宿儺の指を入れられる』
『ノスフェラトゥ万歳』
『ノスフェラトゥ万歳』
『まさか……!!『はーい、きちゃった♡』』
『虎杖だけど、明日には戻るから。仲良くしてあげてね♡』
「これって、僕のせい、かな? 宿儺を庇わなければ……」
宿儺の器を庇わなければ。
『自分を責めないで。最初から術中だったんだから、庇わない道はなかったわ。人間は餌なんだから、ノスフェラトゥに勝てなくて当然なのよ』
そう言ったのは、虎杖 悠仁の先輩。オカルト研究部の女だった。
火傷など欠片もなく、クスクスと笑うその肌は美しい。
羂索はこっそりその様子を見て、爆笑しつつも背筋がゾクゾクさせていた。
面 白 く な っ て ま い り ま し た !!
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マシュマロ返信
FGOはよく知りません、すみません。