「可笑しいダロ!!」
「何が? メカ丸」
「術式魅了か何かダロ!!」
「せんせー、俺、魅了の術式持ってる?」
「ううん、悠仁に術式はないよ♡」
「だってさ♡」
メカ丸は三輪を俺からベリっと引き剥がす。
俺は現在、生徒達に囲まれていた。
やばいな、ちょっとセーブが効かない。美味しそうなのがいっぱいなのが悪い。
「ちょっとメカ丸?」
「三輪に触ルナ!!」
ガルルルル、と威嚇するメカ丸。
「あのさ、メカ丸と直に会いたいな」
そうすると、メカ丸はぞわわっとした様子を見せた。
「俺は会いたくナイ!!」
メカ丸が腰を引くのを追いかけて、手をそっと握る。
「俺はあいてーな」
ノスフェラトゥの武器はフェロモンだけではない。
その美貌、その声、全てが俺の武器となる。
「っ……!!」
「メカ丸ずるーい」
ブンブンと手を振るメカ丸が、縋るように五条先生に視線をやる。
俺は五条先生に背を預けた。
「何かな、悠仁」
優しく言って抱きしめてくれるのを見て、メカ丸が絶望した顔を見せた。
「楽巌寺学長。俺、楽巌寺学長とも仲良くしたいなぁ」
「ふむ……仕方なかろう、宿儺の器よ」
「!???? さ、作戦会議の時間だから、あっち行ケ! 行けヨ!」
そしてメカ丸はグイグイと京都校の奴らを連れて行く。
森の中なら、なんとか牙を使えるかな。
本当は楽巌寺学長を仲間に引き込めたら良いかなって思ったけど。
二人きりになる機会ないかな―。
交流会。俺は森にいるのだが、全然人が来ない。
フェロモンも撒いているのに、何故だ。
「警戒されてるのだろう」
「つまんねーの。順平。おやつ頂戴。お前おやつな」
「嫌だよ。誰も食べさせないから」
そこで、大きな物音が聞こえたので、そちらに行ってみることにした。
順平は、息を呑む。
「真人さん……」
「やあ。久しぶりだね、順平。それと、初めまして。宿儺の器」
「順平の元カレ? 今カレの虎杖 悠仁。よろしくな」
「死んでくれないかな?」
「えー。だって、順平、俺の子供じゃねーし。殺し合いって、愛の文字が入ってるし」
「入ってないよ!?」
「はいはい。真人に集中して!」
「あー。俺、昼はあんまやる気ないんだけど。あっちの暗がりに一緒に行かない? そんで、イイコトしようぜ」
フェロモンを出す。
「うん、いいよ」
「マジで!?」
パンダの叫びに、真人は眼をパチパチとさせる。
「……魅了の術式?」
警戒した顔で、すっと下がる。
「……まいったな。人となりを知りたかったけど、飲み込まれそうだ」
「ホラ! 呪霊も魅了の術式って認めたダロ! ホラァ!!」
なんかメカ丸が必死だ。
「メカ丸とは、一回直接あって誤解をときたいな」
「嫌ダ!!」
そして、呪霊は行ってしまった。
その後、俺は上層部の監視の元、六眼で身体検査を受けることとなった。
『もう既に宿儺に洗脳されているのではないか?』
「縛ってもいいですよ。六眼には何も見えません」
「いやー。俺、そんな格好いいかな。なんか嬉しい」
俺はニッコリと笑う。なんとか、この人達の好感度を得ないと。
『しかし、五条の様子がおかしいような……』
『いつもこんなものではないか?』
『うーむ。処刑しておきたいが、五条悟と楽巌寺が反対してはな……』
『それが逆に怪しいのではないか』
「なあ、難しい話はなしにしてさ。皆、偉くてすげー人達なんだろ? 俺、お話聞きたいなぁ……♡」
頑張ってお話して、ちょっとだけ好感度はあげられたと思う。
俺、頑張った!
マシュマロありがとうございます!
反応の無さに挫けそうでしたが一気に元気になりました!!
次回、メカ丸が頑張ります!