吸血鬼の虎杖くんは笑う   作:かりん2022

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せんぱい

 

 虎杖の履歴を徹底的に調べ、虎杖の通っていた高校に行く。

 虎杖、いや、オカルト研究部は、人気者だったらしい。

 見つかる前に、証拠を掴みたい。そう思ったメカ丸は、オカルト研究部に行った。

 非術師だし、期待してはいないが、どんな小さな情報でも欲しかった。

 作戦は単純だ。

 

 呪霊に襲わせて、メカ丸に助けさせる。

 

 夕暮れ時に、偽夏油が呪霊を井口と佐々木に差し向ける。

 そして、助けた。

 

「貴方がメカ丸? 虎杖から聞いているわ」

「流石にこんな陳腐な罠には掛からないカ。一緒に来てもらうゾ」

「それは、困るかも」

「お前に選択肢はナイ」

 

 何せ、メカ丸は必死なのだ。三輪を助けるためなら何でもする。

 

「うーん。仕方ないか」

 

 佐々木の下半身が肥大化する。

 大蜘蛛……いや、アラクネがそこにいた。

 

「!???? 馬鹿な!! 呪力は感じない!!」

「貴方の辞書には呪霊か人間かしかないの? 呪霊なんて物を扱っているのに、信じないの? 幽霊、エイリアン、妖怪、超能力者。そんな存在を。世界は不思議で満ちているわ」

「貴様はナンダ!」

「教えるわけないでしょ?」

 

 佐々木の放つ糸を避ける。避けた先に井口がいた。

 

「ばあ」

 

 二足歩行の獣の姿に変じた井口は、その大きな口でメカ丸の腕を食らう。

 

「グッ」

「まず」

「そりゃ鉄だしね」

 

 幸い、呪霊は見えないようだったので、偽夏油の呪霊の援護で、メカ丸はその場を逃げ出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ なんなんだあれは!!」

「あっはっは! いやはや、本当に興味深い!! エイリアン? 妖怪? とにかく、非術師で化け物がいたわけだ!! 乗っ取られたか成り代わられたか、オカルト研究部の活動でまずいものを突き止めたか、パワースポットがまずかったか……! そしてその化け物が、呪力を手に入れた!! いやー困ったね。ワクワクが止まらない」

「呪霊以外の化け物? エイリアン? 馬鹿な……!」

「とりあえず、写真を撮って呪術界に送ってみようか? なんとか血液データも手に入れられないかな。是非解剖してみたい」

「……お前、怖くはないのか?」

「面白いじゃないか!! ああ、真人。君も魂を触ってみてくれないかな。なにかわかるかもしれない」

「わかった。あれなら、僕でも大丈夫そうだ。好きって気持ちが湧き上がらなかった」

 

 そうして、二度目の襲撃を仕掛ける。

 目的は、血を得ること。

 

 真人、漏瑚で攻撃を仕掛ける。メカ丸は記録係である。

 真人が触れることは簡単だった。彼らは呪霊を見ることが出来ない。

 首尾よく、変身した姿も撮れた。

 

「……? 魂がない……? 違う、細かい、のかな……? 何これ。知覚が難しいほど、魂が細かくて多い。群体……?」

 

 真人は妙な顔をする。そして、血を採取した。

 

「くっ」

「もう一度聞ク。お前らは何で、何が目的ダ」

「私達は、人間に紛れて静かに暮らすのが目的なの。だから、間違っても呪霊なんて存在が公になるのは困るのよ。人間が警戒するでしょ? 紛れて搾取をするのが一番楽よ。貴方達もそうしない?」

「くだらん。それは臆病者の考え方だ。わしは表舞台に出たい」

 

 漏瑚が燃やす。

 燃やされた二人は、真っ黒な塊になりながらも動き続けたので拘束して埋めた。

 呪霊に食べさせる方法もあったが、何があるかわからないので拘束した。

 

 血液には、特異な病原菌がいた。これで虎杖の血液検査をさせれば一発アウトだ。

 

 そして、資料を呪術界に送る。彼らの反応は。

 

 

 

 

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