漆黒の鋼鉄   作:うづうづ

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大分難産でしたがようやくできました

今回はブラックプロテウスではなくリボンマンボ視点のお話です


第二十八話 リボンマンボと言うウマ娘

 阪神レース場、パドックで、自分が出るまでの時間を待つまでの間、裏で身嗜みを整える。

 

 この体操服も多少よれてきた。また新しいものを貰わないといけない。トレーニングを増やしてから月に2回ほどのペースで新調している。

 

 でも、この程度じゃまだ足りない。あの娘は私が限界までやって、翌日動けなくなるくらいの量と質のトレーニングの数倍を楽しそうな顔をしてこなしているんだ。

 あの娘のライバルで居ると宣言した以上は、せめてあの娘と同じラインに立たないと。

 

 私が今こうして、ゼッケンを背負って走れているのはあの娘のおかげだ。

 

 私の蹄鉄が落ちて飛んで行って、彼女に当たってしまったあの芙蓉ステークスで、もしあの娘以外に当たっていたら。

 もしあの娘が衝撃で転んでしまっていたら。

 もしあの娘がその影響でレースを逃していたら。

 もしそれで、誰かが取り返しのつかないことになってしまっていたら。私はきっと立ち直れないほどのダメージを受けてしまったことだろう。

 

 あの日あの時のあの走りを見て、私はあの娘に心を奪われた。

 私が落としてしまった蹄鉄を頭に受けて酷く出血して、顔中真っ赤に染まってしまっていたのに、それでも前を向いて後ろを突き放して駆け抜けていくその姿に、私は魅了されたのだ。恋焦がれたと言ってもいいと思う。

 

 いつかあの背中に追い付いて、追い越したい。そう思ってトレーニングを増やしてもらって、それこそ毎日泥のように眠るくらいにまで追い込んでもらって、次のレースに挑んだけれど、掲示板に載るのが精いっぱいだった。

 

 惨敗して、あまりにも悔しくて、トレーナーに縋り付いて泣いてしまった。

 そのレースではメイクデビューの41バ身よりは大分縮まって、あの娘と2着との差は8バ身程度に収まったけれど、それでも私たちウマ娘のレースにとって8バ身差はとても大きい差だ。3バ身差ですら圧勝と言われるのに、その3倍近くの差を付けられては、相手にすらされていないレベルだと思う。ましてや、掲示板がぎりぎりだった私なんて猶更だ。

 

 諦めてしまおうと、思った。何十回走ったって、どれだけ辛いトレーニングを積んだって、圧倒的な才能の前には敵わないんだって、打ちひしがれそうになった。

 悩んで悩んで、百日草特別でも相手にならなかったら、もう引退してしまおうかと思った。レースが中止にでもなればいいのにと、不謹慎ながら思ってしまっていたりもした。

 

 そして出バ投票の日になって、他の娘たちが出走を回避してレースが不成立になったのを聞いて、ああ、私だけがこう思っていたんじゃないんだなと、つい笑ってしまった。

 ふと、あの娘は、ブラックプロテウスはどう思っているんだろうと思って、トレーナーとの打ち合わせをサボってトレーニングコースを見に行った。

 あの娘は芝コースを楽しそうに駆け回っていて、その姿からは特に気にしているような様子は見えなかった。

 

――どうして貴女はあそこまで露骨に避けられて今まで通りで居られるの?

 

 つい呼び止めて直接あの娘に聞いてしまったのは仕方のないことだと思う。あの娘は首を傾げて、

 

――ただ皆と予定が合わなかっただけですよね? 運が悪かっただけですよ。

 

 と、返してきたのでつい笑ってしまった。

 

 よくわかってないような顔をしているあの娘を見て、一人で納得したような気持ちになってしまって、何だか悩んでいたのがバ鹿らしくなってしまった。

 その後つい気になったので額の怪我の状態を確認して、動揺しているブラックプロテウスの反応を楽しみながら宣戦布告した。

 

 きっとあの娘は自分が恐れられているとか、避けられているとか、そんなことは思ってもいなかったのだろう。ただ、先ほどまでのトレーニングと同じように、レースでも楽しく走れればいいとか、きっとそんなことを思っているに違いない。

 

 今は無理でも、いつかきっとあの娘のライバルとして横に並んで、そして追い抜いてやる。そう思って、彼女が出るレースは全て出走した。そのどれも影を踏ませてすら貰えなかったけれど、手ごたえはあった。もう半年もあれば、きっと追いつけると。

 

 

 

 そう思っていたところに、あのURA賞の記者会見である。

 

 明らかに緊張していたし、きっと最初に言おうとしていた予定の内容とは違うことだったのだろう。そう頭ではわかっていたのに、気が付いたらトレーナー室の机を叩き割っていた。

 あの娘に対する怒りも確かにあったけれど、それ以上に相手にもされていない自分に腹が立った。

 何が半年もあれば追い付ける、だ。そんなことを思っているから、今私は相手にされていないんだ。

 

 許せない。自分たちの事なんて眼中に無いような発言をするのが。

 許せない。その発言を特に訂正せずに今の今まで来ていることが。

 

 許せない。そんな発言を許してしまう、この私の体たらくが。

 

 だからこそ、このレースには命を懸けて挑む。他の娘たちもそう思っているのか、このレースにはフルゲート18人どころか、20人を超える登録があった。

 賞金順で何とか滑り込めたが、この時期のOPグレードレースにこれほどまでの登録が入るのは異例だろう。

 

 私は今日4枠7番。ブラックプロテウスは3枠6番である。

 今日はピッタリあの娘をマークするつもりだったので、丁度いい位置だ。ちょっと近すぎるような気もするけど、どうにかする。今日この日のために逃げウマ娘に対する様々な対策を学んできた。他の娘たちも同じようで、ブラックプロテウスを見つめる眼がギラギラとしている。

 

 当の本人は天候を気にしているようでそわそわとして空を見上げている。小雨がパラパラと降って来てはいるが、バ場状態はそれほど悪くならないだろう。どちらかと言うと走った後に身体が冷えてしまいそうだ。

 

 パワーとスタミナのあるウマ娘としては珍しくブラックプロテウスは重バ場を苦手にしているところがある。どちらかというと、展開が遅くなるレースを苦手にしていると言った方がいいかもしれない。最初にリードを付けて後続をちぎっていく走りを得意としているということだろう。

 今日良バ場になりそうなのが悔やまれる。もっと窓際に逆さてるてるを吊るしておくべきだった。

 

 ブラックプロテウスのパドック順になって彼女が出ていくと、会場を揺らすほどの大歓声が聞こえて思わず耳をふさぐ。出走人数も異例なら、観客動員数も異例だ。

 まるでGⅠレースかのような客入りで、どれだけブラックプロテウスと言うウマ娘の人気が出ているのかが分かるというものだ。

 

 彼女の走り方はとても分かりやすいし、勝ち方も豪快だ。パドックやウィナーズサークル、ライブでも愛嬌があって、ファンサービス精神も旺盛なので人気が出ない方がおかしい。

 トウカイテイオーが、そしてミホノブルボンが達成できなかったクラシック三冠に輝くのではと今から期待されていてかなり盛り上がっている。

 デビュー当初は少しは語られていた私の名前も、最近は殆ど見なくなった。ブラックプロテウスが居ないレースで1着になった時に少し見るくらいで、注目度は低い。

 今日その評判を覆して見せる。気合を入れなおして、ブラックプロテウスと入れ替わりでパドックへ向かった。

 

 

 

 

 

『阪神レース場、第10レース。芝2200m、すみれステークス。18人のウマ娘たちが出走します。断続的に小雨が降っていますが、バ場状態は良での発表となりました』

 

 パドックも終わり、滞りなくレースの時間になった。あれから雨が強くなるようなこともなくて、バ場状態は結局良になった。やはり祈禱力が足りなかったか……

 

『3番人気を紹介しましょう、サンセットグルーム』

『2番人気はこの娘です、リボンマンボ』

 

 ファンファーレが鳴り、ゲートに入っていく。周りはもう見知った顔ばかりだ。見知った顔しか残っていない、とも言えるのかもしれないけど。

 

『威風堂々スタートを待つのはこのウマ娘、ここまで無敗、ジュニア王者ブラックプロテウス! 圧倒的1番人気です!』 

 

 後入りで隣にゲートに入ってきたブラックプロテウスは、いつも通り肩にぐっと力を入れて、ゆっくり力を抜いていく。

 何時もゲート前に見せるルーティーンで、緊張をほぐす効果があるらしいとトレーナーは言っていた。

 

 全員がゲートに入り、一瞬静かになる。周りからびりびりとした圧がブラックプロテウスに向けられている。隣の私にまで影響があるのでやめてほしい。

 

 横目でちらりとブラックプロテウスを見る。彼女も圧に気付いたのか少し目を見開いた、その後。

 

――口角を吊り上げ歯を見せて笑った。普段の穏やかなあの娘からはかけ離れたような、その闘争心をむき出しにした表情に目を奪われそうになって、慌てて正面を向き目を逸らす。

 

『各ウマ娘ゲートイン完了。――今スタートしました!』

 

 ゲートが音を立てて開く。スタートは私の方が、ほんの少しだけ早かった。

 

 だけど、1ハロンもしないうちに追い越され、ハナを奪われる。

 

 この展開は想定済みだ。元々最初っから先頭で逃げるつもりはない。後ろにぴったりついて彼女を風除けにして、最終直線で一気に仕掛ける予定だ。

 

『先頭はやはりこの娘、ブラックプロテウスが行きました。2、3バ身ほど離れてリボンマンボ、その後ろすぐにジュエルアズライトとオネストワーズ、デュオスヴェルが3人並んでいる。少し離れてサコッシュとリボンガボット、そして3番人気サンセットグルームが居ます。ハイペースで坂を上る!』

 

 今回はブラックプロテウスに圧を掛けたいのか前目につけている娘が多い。半数以上が前目につけているような感じだ。

 

 ただ、通常と違うというのはこの阪神レース場で最内を走っているということだ。この阪神レース場は最内が荒れやすく、基本的には避けるのが定石だ。ずっと外々を走るというわけではないが、それでもずっと最内を走るというのは狂気の沙汰だ。

 

「くぅっ……」

 

 あの娘の真後ろについていっている関係上、私も荒バ場を進まざるを得ない。今から作戦を変えて外目につけるような器用さは私にはないし、妥協した作戦で彼女に勝てるとも思えない。

 一歩、また一歩と踏み込むたびに荒れたバ場が脚に負担をかけてくる。ただでさえあの娘のハイペースについていくので脚を使っているのに、さらにこの負荷は厳しい。

 

『向こう正面に入って今1000mを通過。通過タイム――何と57.1! 昨年のサイレンススズカの宝塚記念と全くの同タイムです! 凄まじい、凄まじいハイペースだ! これが本当にクラシック級のウマ娘なのか!? だが、後続のウマ娘たちも負けていない! 必死に食らいついていっています!』

 

 ずきりと足が痛む。スピードを落とせと身体が警鐘を鳴らす。これ以上このペースで走れば取り返しがつかないことになるぞと理性が制してくる。

 

 それでも、スロットルは緩めない。ここで緩めるくらいなら最初からもっと後ろにつけている。頑丈なあの娘だって全く消耗しないはずはない。食らいついていければ勝機は見えるはずだ。

 

『第3コーナーを回って、ここから長い長い下り坂! ここからレース展開が激しくなります! ブラックプロテウス、変わらず先頭! 2番手のリボンマンボ、3番手デュオスヴェルも共に上がっていきます!』

 

 下り坂になってレースがさらに速くなっていくと、後ろとの差が詰まり集団になっていく。だけど、前を走るあの娘の背中との距離は縮まらない。

 コーナーでは少し外に膨らんでしまったが、その分走りやすくなった。前との距離が離れたせいで風の影響が強くなってきたが、先ほどまでの荒バ場を考えればプラスだろう。

 

 離されまいと、痛む足に鞭打って加速する。身体中に負荷が掛かっているのか、身体から軋むような音が聞こえるけれど、後600くらいだけ耐えてくれればそれでいい。

 

 足にさらに力を込めて、前との差を詰める。2バ身、そして1バ身と差を詰めると、ブラックプロテウスが初めてちらりとこちらを見て、目が合った。

 

「……っ!!?」

 

 目の前の彼女がスタートの時に見せたような獰猛な顔を見せた後、正面を向く。途端、世界が塗り替えられた。

 

 私たちが彼女に向けた圧の、その数倍が彼女から解き放たれ、彼女の周りから色と音が失われる。

 深く、深く踏み込んでいる。地に蹄跡を残し、土を芝を舞い上げる。それなのに、足音一つ聞こえない。それはまるで全てのエネルギーが推進力に使われているかのように。または音を、色をも置き去りにしているかのように。

 

 『領域』。時代を作るウマ娘が必ず入るという、限界の先の先の世界。自らも知らない剛脚を解放し制御するそれは、間違いなく最強、一流の代名詞だと言っていい。

 

 超一流のウマ娘は常に決まったタイミングで入ることが出来るというが、入ろうとしたって入れるものじゃない。ましてや、クラシック級の2月でここまでの輝きを見せるというのは、規格外にも程がある。

 

『最終直線に入ってブラックプロテウス、詰めてきていた後続を一気に引き離した! 4バ身、いや既に5バ身は引き離している! 逃げウマ娘とは思えない鋭い差し脚だ!』

 

 1バ身差にまで迫っていたその背中が、あっという間に離れていく。負けじと加速しようとした。だけど、もう脚が残っていなかった。ずるずると、ペースが落ちて後退していく。

 

 後ろを見る。他の娘たちもこの超ハイペースに、完全にバテてしまっている。絶望したような表情をする娘、無理と漏らして足を緩める娘。

 

 私は、負けじと食らいつこうとした。鉛のように重い脚を必死に動かす。まるで水の中にいるかのように、息が苦しい。

 

『後続は遥か、遥か後方! これは完全に決まったか! もう脚が残っているウマ娘はいないのか!』

 

 追込のはずのミントドロップでさえ、既に脚を使い果たし私の後ろで苦しそうに走っている。しかも、ここからゴールまでの間には1.8mもの坂がある。私には、私たちにはもう、それを越えられるだけの脚はなかった。

 

『ブラックプロテウス、坂をまるで飛翔するように上っていく! このウマ娘に疲労と言う言葉は存在しないのか! そして、大差で今ゴールイン! 200m延びてもまさに圧倒的! 7戦7勝! 2着にはヘロヘロになりながらもリボンマンボ、3着以下は団子状態、写真判定です!』

 

 ブラックプロテウスがゴールしてから、およそ2秒。12バ身程の差をつけられ、ふらふらとゴール板を抜ける。ゴールした後50mほど先で膝から崩れ落ちて、ターフに転がる。

 

 もう一歩も動けない。脚はがっくがくだし、肺は破れそうなくらいに痛い。このままここで寝てしまいたいほどには全てを出し切った。

 

『勝ち時計は――なんと2:09.6! 超ハイペースとなったこの阪神レース場、芝2200! 世界レコードでの決着となりました! まさに圧巻! 目標は宝塚だと豪語する、その発言を自惚れだとは思わせない、傲慢だとは言わせない実力を見せましたブラックプロテウス!』

 

 レース場全体が、振動するほどの大歓声に包まれ、ブラックプロテウスの勝利を祝福する。顔を観客席の方に向けると、彼女は嬉しそうに観客席の前を走って手を振っている。

 

 正直、あれだけ走ってなお、ファンサービスまで出来る余裕があるなんて信じられない。何人ものウマ娘が、彼女との対決を避けて、クラシック戦線を諦めていった理由がわかってしまう。

 

 とても強い光だ。近付けば、この身を灼かれてしまうんじゃないかと思う程に。

 

 その光が生み出す深い影に、このまま呑まれたままで居られるものか。悲鳴を上げる身体を何とか起き上がらせて、ターフを後にした。

 

 

 

 

 

「マンボ、大丈夫? ライブ、出れる? なんなら休んでもいいんだよ?」

 

 控室に戻ってすぐ倒れた私を、トレーナーが必死に手当てしてくれている。コズミを起こした足を優しく冷やしてマッサージして、後に響かないようにしてくれている。

 

 外見はとてもクールビューティーって言葉が似合うトレーナーなんだけど、内面は気弱で、年上なんだけど守ってあげたくなるようなヒトだ。

 

「あんまり激しい動きしなければ、大丈夫だよ。ありがと、トレーナー。それと……ごめん。無理言って出してもらったのに、また、勝てなかった」

 

 トレーナーは、私がブラックプロテウスと戦うことには否定的だった。あの娘に付き合っていたら、いつか壊れてしまうかもしれないからと。あの娘には悪いけれど、戦うのは避けるべきだと。

 

 何度も何度も話し合った。結果としてトレーナーが折れてくれたけれど、言っていること自体は正しいと思う。

 

 私の将来のことを考えるなら、今からでもティアラ路線に移ったほうがいい。GⅠウマ娘と言う称号を手に入れる為なら、きっとそれが一番確率は高いだろう。

 

 でも、そんな打算的な気持ちを抑えるくらいに、ブラックプロテウスへの思いが強かった。

 

 いつかあの娘に勝ちたいという気持ちが、何もかもを上回ってしまっていた。

 

「いいんだよ、無事にこうして戻ってきてくれたから。わたしのマンボ。あなたが決めた道を、わたしは全力で応援するから。その為のフォローなら、何だって惜しまないよ」

 

 そういって、私の脚から熱が引くまで、その手を紫色にしてずっとずっとアイシングをしてくれる。

 私のサポートのためにマッサージの資格まで取ってくれたほど、トレーナーは私に尽くしてくれている。それに応えてあげられていない自分が悔しい。

 

「必ずっ、必ず、勝つから。あの娘に勝って、栄光をトレーナーの元に持って帰るから! だからっ……」

 

 気が付いたら、熱いものがこみ上げていて、目から零れ落ちていた。

 

 負けた悔しさと、トレーナーへの思いと、その他にも色々な思いが胸につまって、嗚咽が漏れてしまう。

 

 トレーナーがそっと抱きしめて、そんな私を宥めてくれる。私が泣き止むまでずっとずっと、何も言わずに頭を撫でてくれていた。




いつも評価、感想、そして誤字報告などありがとうございます。全てがとても励みになっています。多少執筆速度は落ちるかもしれませんが、これからも精進していきますので応援の程よろしくお願いします。


参考記録
芝2200m レコードタイム 2:09.7 ネプチュナイト 2019年4月21日 京都競馬場(晴・良)

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