「っつーことで、新しくチームに入った、ステルラレックスだ」
「よろしく」
「あー!ちょっと前にカイチョーに喧嘩売った子だぁ!」
シンボリルドルフに似た…トウカイテイオーにあらぬ誤解を受けていたらしい。
「ええ!?」
「おいおい、マジかよ…」
「…お前、喧嘩っ早いよな」
「ちょっ、違うわよ?誤解よ!?」
「貴女があの…」
反応は様々だが、好感触のようだ。
「ちょっと、一戦構えたいですねって言っただけよ?」
「それは喧嘩売ったと同じでは…」
「前の野良レース、見ました!凄かったです!」
「あーあー、お前ら!いっぺんに話しかけるな!!一人ずつ紹介しろ!」
やっと一人ずつ紹介してくれた。
どれもみんな、すごい活躍をしたウマ娘たちだ。
「…あ、あなたって」
「ん?」
「有馬記念でハヤちゃんと戦った…トウカイテイオー?」
有馬記念は実は1回、見に行ったことがある。
足を何度も故障したことも、テレビや新聞で見たことがある。
有馬記念はもしかしたらラストランになるかもしれないと。
だが、ハヤちゃんと接戦し、最終的に勝った。
友達としてハヤちゃんを応援していた自分も、涙を流していた。
「ハヤちゃんってハヤヒデのこと?うん、ボクがトウカイテイオーだね」
「っっっ!あの、あの…有馬記念…凄かったです」
「えへへ、ありがと〜」
「あの有馬記念、見に行っていたのか?」
「ええ。それに、私が本格化始まったの、その後すぐだったの」
「そうなんですの?」
「私、体の成長も本格化も遅かったから」
本格化が来なければ、断念せざるを得なかった。
絶望した先が、有馬記念。
見ていたら走りたくなった。走ったら、前よりもグンと速くなった。
笑った。
涙を流しながら、笑っていた。
「どうだバカども!!!私は!!!走れるぞ!!!!」
あの時は記憶が定かではないが、この一言は覚えていた。
「ステルラレックスさん?」
「レックスでいいわ。いや、ちょっと昔を思い出して」
「…さて、レックス。メイクデビューのことなんだが」
「ん、なにかしら」
「明後日にしようと思う」
「は?」
「明後日だ」
「はあああああああああああああ??????!!!!!」
メイクデビューの日が思ったより近かった。
「ちょっと!調整!!まだ何もしてないわよ!!!」
「今の実力なら楽勝だろ」
「ウイニングライブ!Make debut!振り付けとかわからないわよっ!!」
「あっ」
「あっ!!?あっじゃないわよ!!!」
「……すごい、スピカに常識人が」
スピカはウイニングライブをやらかしている。
それは新聞にも出ているほどで、スペシャルウィークから始まり、ダイワスカーレット、ウオッカ、ゴールドシップがやらかしている。
「まーまー。大丈夫だろー。私たちの二の舞になるだけだしよー」
「なんで今ここで高速で一人チェスしてるのか聞かないでおくわ」
大丈夫なのだろうか、このチームで。
「まーまー、ボクができる限り教えるからー」
「地 獄 を 見 よ う ぜ」
「全力で覚えるわよ!チクショウッ!!!」
大事なテスト一日前はこんな感じなんだろうか。
私は血の涙を流す勢いでウイニングライブの練習に挑む事にした。
クラシック三冠挑む前の、難関では、なかろうかと。
私は思った。
程 よ い I Q の ス ピ カ を 目 指 し ま し た
アニメを見つつ、ゲームでも見つつ。
レックスちゃんには常識人になってもらったのと、テイオーの奇跡に魅せられた一人にもなってもらいました。
割とレックスちゃんは最近まで荒れていました。
周りが周りなのと、活躍していくハヤヒデとブライアンに焦っていた感じです。
ちょっとそこら辺も書けたらなと思います。
そしてゴルシをどこまではじけさればいいのか分かりません。