星の王は果てへ臨む   作:龍覇

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第5R

「っつーことで、新しくチームに入った、ステルラレックスだ」

「よろしく」

「あー!ちょっと前にカイチョーに喧嘩売った子だぁ!」

シンボリルドルフに似た…トウカイテイオーにあらぬ誤解を受けていたらしい。

「ええ!?」

「おいおい、マジかよ…」

「…お前、喧嘩っ早いよな」

「ちょっ、違うわよ?誤解よ!?」

「貴女があの…」

反応は様々だが、好感触のようだ。

「ちょっと、一戦構えたいですねって言っただけよ?」

「それは喧嘩売ったと同じでは…」

「前の野良レース、見ました!凄かったです!」

「あーあー、お前ら!いっぺんに話しかけるな!!一人ずつ紹介しろ!」

やっと一人ずつ紹介してくれた。

どれもみんな、すごい活躍をしたウマ娘たちだ。

「…あ、あなたって」

「ん?」

「有馬記念でハヤちゃんと戦った…トウカイテイオー?」

有馬記念は実は1回、見に行ったことがある。

足を何度も故障したことも、テレビや新聞で見たことがある。

有馬記念はもしかしたらラストランになるかもしれないと。

だが、ハヤちゃんと接戦し、最終的に勝った。

友達としてハヤちゃんを応援していた自分も、涙を流していた。

「ハヤちゃんってハヤヒデのこと?うん、ボクがトウカイテイオーだね」

「っっっ!あの、あの…有馬記念…凄かったです」

「えへへ、ありがと〜」

「あの有馬記念、見に行っていたのか?」

「ええ。それに、私が本格化始まったの、その後すぐだったの」

「そうなんですの?」

「私、体の成長も本格化も遅かったから」

本格化が来なければ、断念せざるを得なかった。

絶望した先が、有馬記念。

見ていたら走りたくなった。走ったら、前よりもグンと速くなった。

笑った。

涙を流しながら、笑っていた。

 

 

 

「どうだバカども!!!私は!!!走れるぞ!!!!」

 

 

 

あの時は記憶が定かではないが、この一言は覚えていた。

「ステルラレックスさん?」

「レックスでいいわ。いや、ちょっと昔を思い出して」

「…さて、レックス。メイクデビューのことなんだが」

「ん、なにかしら」

「明後日にしようと思う」

「は?」

「明後日だ」

「はあああああああああああああ??????!!!!!」

メイクデビューの日が思ったより近かった。

「ちょっと!調整!!まだ何もしてないわよ!!!」

「今の実力なら楽勝だろ」

「ウイニングライブ!Make debut!振り付けとかわからないわよっ!!」

「あっ」

「あっ!!?あっじゃないわよ!!!」

「……すごい、スピカに常識人が」

スピカはウイニングライブをやらかしている。

それは新聞にも出ているほどで、スペシャルウィークから始まり、ダイワスカーレット、ウオッカ、ゴールドシップがやらかしている。

「まーまー。大丈夫だろー。私たちの二の舞になるだけだしよー」

「なんで今ここで高速で一人チェスしてるのか聞かないでおくわ」

大丈夫なのだろうか、このチームで。

「まーまー、ボクができる限り教えるからー」

「地 獄 を 見 よ う ぜ」

「全力で覚えるわよ!チクショウッ!!!」

大事なテスト一日前はこんな感じなんだろうか。

私は血の涙を流す勢いでウイニングライブの練習に挑む事にした。

クラシック三冠挑む前の、難関では、なかろうかと。

私は思った。




程 よ い I Q の ス ピ カ を 目 指 し ま し た
アニメを見つつ、ゲームでも見つつ。
レックスちゃんには常識人になってもらったのと、テイオーの奇跡に魅せられた一人にもなってもらいました。
割とレックスちゃんは最近まで荒れていました。
周りが周りなのと、活躍していくハヤヒデとブライアンに焦っていた感じです。
ちょっとそこら辺も書けたらなと思います。
そしてゴルシをどこまではじけさればいいのか分かりません。
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