Sword Art Masked Rider   作:通りすがりの幻想

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皆さん、どーもです。

GW、いかがお過ごしでしょうか。

俺は、GWに入った途端、自堕落で怠惰な生活を送っております()
???「アナタ…怠惰でs」


SAOアリブレで、無事に魔法少女キリトをお迎え出来ました。
…まあ、その為だけに、アリブレを再インストしましたけどねw
でも、俺のアリブレ、頻繁に落ちるんですよね…。つい最近スマホを替えたばかりなのに。


Ep.13 心の温度はソコにある③

(リズベットside)

 

━翌朝。

 

なんだか良い匂いがして、あたしは目が覚めた。

 

リズベット「ふわぁぁぁ…」

 

「おはようさん。よく眠れたか?」

 

振り向くと、マグカップを持ったカイタがあたしに微笑んでいた。

 

カイタ「ほら。飲めよ。スッキリするぞ?」

 

雪の上に這い出たあたしに、カイタはマグカップを差し出した。

 

中には、ハーブティーの様な飲み物が入っていた。

 

リズベット「ふぅ…おいしい。」

 

カイタ「そうか。…まあ、こいつがコーヒー、それもブラックだったら尚よかったけどな。あいにく、アインクラッド(ここ)にはそれが無いからなぁ…。」

 

リズベット「贅沢は言うもんじゃないわよ…。」

 

カイタ「さいでっか。」

 

そして、二人でお茶を飲んだ。

 

カイタ「…ところで、面白いもんを見つけたんだ。」

 

しばらくして、カイタがニヤニヤしながら話を切り出した。

 

リズベット「面白いもの?」

 

カイタ「ふっふっふっ…じゃーん!これ、なーんだ!」

 

リズベット「…あっ!?そ、それって…!?」

 

そう言って彼がストレージから取りだしたのは、白銀に透き通る、長方形の物体だった。彼の両手から、わずかにはみ出すサイズの。

 

それは鍛冶屋のあたしにとっては、見慣れた代物である、金属素材(インゴット)だった。もっとも、こんな色をしたものは見た事ないし、聞いた事も無かったが。

 

あたしは右手の指でインゴットをクリックして、ポップアップメニューを出した。そこには、

 

『クリスタライトインゴット』

 

と、書かれていた。

 

リズベット「まさか、これって…」

 

カイタ「大方、俺たちが探してたブツだろうな。…さらになんと…」

 

リズベット「ん?」

 

カイタ「インゴットのシャワーだ、それ~!!」

 

リズベット「う、うわあああぁぁぁぁ!?」

 

瞬きする間もなく、彼が次々とインゴットを実体化させた。

その数、ざっと20個ほど。

あっという間に、インゴットの小さな山が出来た。

 

リズベット「こんなにたくさん…!?ど、どうやって!?」

 

まさか、あたしが寝てる間に、あのドラゴンを討伐…

 

カイタ「そこらへん掘り返したら湯水のように出てきた。」

 

リズベット「………はい?」

 

聞き間違いだろうか。今彼は、「掘り返した」と言った。そんな犬の真似事で出てきたら苦労しないわよ…。

 

カイタ「…なんか失礼な事考えられた気がする。」

 

リズベット「え、えーっと…掘り返すって?」

 

カイタ「ん。」

 

彼が後ろを指さした。

 

そこはちょうど穴の底の中心付近で、確かにあちこちに掘り返したような形跡がある。

 

あたしは、その跡とインゴットの山を交互に見て、ため息交じりに呟いた。

 

リズベット「…こうしてみると、ドロップする、なんて思ってたのが馬鹿みたいに思えてくるわね…」

 

カイタ「同感だ。『灯台下暗し』たぁ、まさにこの事だ。」

 

リズベット「…でも、なんでここに?」

 

カイタ「…寝袋の中で、昨日の爺さんの話について考えてたんだ。ひょっとして、あの長ったらしい話のどこかに、しれっとインゴットの場所の話が混じってたんじゃないかって。」

 

リズベット「ふむふむ。」

 

カイタ「それで、爺さんが「ドラゴンは水晶をかじり、腹の中で精製する」って言ってたのを思い出したんだ。」

 

リズベット「…何が言いたいのよ。あたしにも分かるように簡潔に言いなさい!」

 

カイタ「はいはい…じゃあ、簡潔に言うと、おそらくこの縦穴はトラップじゃない。例のドラゴンの巣だ。」

 

リズベット「…えぇ!?」

 

カイタ「…ついでに、もひとつ。そのインゴットは、ドラゴンの排泄物、ウ〇コだと思われる。」

 

リズベット「えぇ…え?」

 

カイタ「………」

 

リズベット「…あんた、それ持ってんのy」

 

カイタ「よーし!!!目的のブツは回収したしー!!帰る方法を探そうー!!!なんか涙が出るけど気にしないぞー!!!」

 

…いろいろ言いたい事はあるが、とりあえず彼に向かって、心の中で合掌した。

 

…ん?

 

リズベット「…ねぇ、ここ、ドラゴンの巣だって言ってたわよね?」

 

カイタ「…ああ。ウ〇コがあるからにはそうだと…」

 

リズベット「それはいいから!…で、話を戻すけど、ドラゴンが夜行性で、朝になったって事は、巣に帰ってくるんじゃ…」

 

カイタ「…………………」

 

二人そろって上を見上げた瞬間…

 

 

(バサッ…バサッ…!)

 

 

カイタ「」

 

リズベット「」

 

『…ギャオオォォォォーッ!』

 

リズベット「…き…き…来たぁぁぁぁ!!!」

 

二人そろって後ずさるが逃げ場があるはずもなく、二人同時に武器を構えた。

 




いかがだったでしょうか。

…なんか、すげぇ中途半端になった気がしますが、お許しください。

こうでもしないと、キリのいいところで切った場合3000字ほどになってしまうので…

それでは、また。

(④へ続く)

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