Sword Art Masked Rider 作:通りすがりの幻想
皆さん、どーもです。
はい、コラボ回、中編①です。
再び文字数多めですが、読んでいただければ幸いです。
…ダブルみたいにするなら、ここで人物相関図出るんだろうな…。
なに?「中編」、しかも①とか聞いてないって?
仕方ねぇだろ!?ロザリアの大暴れとか入れたら、予定よりさらに文字数増えたんだから!(逆ギレ)
(カイタside)
カイタ「ロザリア!…お前を止められるのはただ一人!俺だ!」
ルッコ&ツグ「「さあ、お前の罪を数えろ!」」
俺が変身したゼロワンと、ルッコ君と彼の恋人であるというツグさんが変身した仮面ライダーダブルが並び立ち、ロザリアに向かい合った。
ロザリア「たかが1人増えたくらいでどうにかなると思わないことね!」
カイタ「そう言ってられるのも今の内だぜ!」
俺はアタッシュカリバーを持ち、奴に切りかかった。
…だが、全く攻撃が通らない。
カイタ「…ちぃっ!」
ルッコ「はあっ!」
ロザリア「無駄だよ!」
ルッコ「くっ…!」
ツグミ「か、固い…」
ルッコ君も、サイクロンの風を纏った攻撃を放つが、これもことごとく防がれる。
ロザリア「…よそ見してる場合か?おらぁ!」
ルッコ君が後ろにノックバックされた瞬間、奴が俺に殴り掛かってきたので、アタッシュカリバーをアタッシュモードにして、盾の様にした。
…だが、
(ガアンッ!)
カイタ「…っ!?ぐうっ…!?」
その一撃が異常なまでに重かった。
アタッシュカリバーで防いでも、衝撃が伝わってきた。
その証拠に、倒れこそしなかったものの、そのままレンコとフィリップさんがいる所まで後退させられた。
カイタ「…おい、んだよこりゃ…!こいつ、ここまでバカみてぇな威力してたか…!?」
フィリップ「…おそらく、引力と斥力で威力を上乗せしているんだ!ユートピア・ドーパントは、重力・引力・斥力を自在に操る能力がある!気を付けてくれ…!」
カイタ「……(ぼそっ)げっ、そういや、そんな能力あったな…」
レンコ「な、何それ…無茶苦茶だよ…」
レンコの言う通りだ。
…勝てる気がしなくなったんだが。
ルッコ「…だったら、防御を上げよう!あと重量も!ツグ、メタルで行くよ!」
ツグ「分かった!」
そういうと、ルッコ君がドライバーのスロットをもとに戻し、ジョーカーメモリを抜き取った。
【METAL!】
そして銀色のメモリを取り出して、起動し、ドライバーに装填、展開した。
【CYCLONE!METAL!】
音声が鳴り響き、ボディサイドのジョーカーが、銀色のメタルに変わった。同時に、背中に専用武器である「メタルシャフト」が現れた。
ルッコ「はあっ!せいっ!やあっ!」
ルッコ君が、サイクロンの力を纏ったメタルシャフトを振り回す。
カイタ「…よし、防御と重量なら、俺もこいつで!」
【プレス!】
【オーソライズ!】
【プログライズ!】
【Giant Waking!ブレイキングマンモス!】
【
上空に、巨大なジェット機のような物が転送され、俺はライジングホッパーの状態で、それを鎧の様に身にまとった。
俺は「仮面ライダーゼロワン ブレイキングマンモス」に変身した。
ブレイキングマンモスは、見た目通り、馬力と防御力を生かした重量級の戦いを得意とする。
…もっとも、ゼロワン本編では、文字通りの巨大ロボだったのに対し、今回は俺の身長に合わせてダウンサイジングされてるようだが。
ルッコ「…やばっ!防ぎきれない!」
カイタ「任せろ!…おらぁ!」
ルッコ君が防ぎきれなかった攻撃を、俺がブレイキングマンモスの装甲で防ぐ。
ルッコ「す、すみません!ありがとうございます!」
カイタ「ああ…ただ、こいつは…ちょっとまずいかもな…」
ルッコ「ええ…このままだとジリ貧…ですね。」
俺たちが攻めあぐねていると…
ロザリア「…それで終わりかい?」
彼女がそう言った途端、俺たちの視界から消えた。
カイタ「…なっ!?」
ルッコ「き、消えた…!?」
レンコ「……カイタ、上!」
フィリップ「ルッコ君、上だ!」
2人の声が聞こえ、俺たちは上を見上げた。
上を見ると、ユートピアが炎、雷を纏った竜巻を生成していた。
カイタ「…げっ!」
ルッコ「や、やばいっ…!」
ロザリア「これでもくらいなぁぁぁぁ!」
(ドガアアアァァンン…!)
カイタ「ぐああああああっ!」
ルッコ&ツグ「ううううっ!(きゃああああっ!)」
奴のチャージ攻撃が、俺たちにモロに直撃した。
変身解除こそされなかったが、二人とも通常形態に戻されてしまった。
バカみたいな威力の攻撃をぶっ放す上に、こちらが攻撃しようにも全く効いていないので、防戦一方の状態だ。
ルッコ「…こうなったら!ツグ、ちょっと使ってみたいメモリがあるんだけど、いい?うまくいけば、これで倒せるかも…!」
ツグ「えっ!?…分かった、やってみようよ!」
ツグさんの同意を得られたルッコ君が、ドライバーのスロットを元に戻し、ジョーカーメモリを装填して再び展開する。
そのままストレージを操作し、
ルッコ「…来い!エクストリームメモリ!」
カイタ「…はぁ!?」
メニューの…おそらくアイテム欄だろう。そこから、鳥の形状の大型のアイテムが出てきた。
あれは確か…『究極のダブル』に至るための、自立型のメモリだったはず。
そのままルッコ君のドライバーに覆いかぶさり、展開した。
フィリップ「…待て、HPが…ダ、ダメだ!そんなボロボロの体では…!」
【EX EXT EXTRE EX,T,REM,E…!】
ルッコ「……え?」
…何か様子がおかしい。
ノイズがかかった音と共に、彼のドライバーにスパークが走り、次の瞬間、
(バチバチバチバチッ!)
ルッコ「うわあああぁぁっ!?」
カイタ「なっ!?…ル、ルッコ君っ!」
ルッコ「……う、ぐ…」
ダブルのスーツに電流が走り、ダブルの変身が解除された。
そして、その場に、ダメージの余波で気絶したルッコ君が崩れ落ちる。
カイタ「…お、おい、大丈夫か………あっ!?」
彼を抱きとめた俺は、彼のHPが残り数ドットであることに気づいて、慌てた。
カイタ「…レンコっ、回復結晶あるか!?ルッコ君が…!」
レンコ「わ、分かった!……ヒール!」
駆け寄ってきたレンコに彼を託し、回復結晶で回復させるのを見届けた俺は、ユートピアに向きなおる。
ロザリア「…この攻撃、結構疲れるのね。今回はここまでにしとくわ。…でも次にあった時は…『殺す』わよ。そこの女ともども。」
ロザリアがそういうと、竜巻に包まれる。
カイタ「ま、待てっ!」
俺は追いかけようとしたが、竜巻が消えたあと、奴の姿はどこにもなかった。
カイタ「…くそっ…逃げられた、か…!」
フィリップ「カイタ君、大丈夫か!」
フィリップさんが俺に駆け寄る。
カイタ「…フィリップさん、すみません。…奴を取り逃がしてしまって。」
フィリップ「…いや、もとはと言えばこちらの問題なのに、無関係の君たちを巻き込んでしまっている僕たちこそ謝るべきだ。」
ルッコ「…ん、んん…」
レンコ「…カ、カイタ!ルッコさんが気が付いたよ!」
「「…!」」
俺とフィリップさんは顔を見合わせて、彼のもとへ駆け寄る。
フィリップ「…ルッコ君、大丈夫かい?」
ルッコ君「…ええ、何とか。…でも、どうしてエクストリームが使えなかったんでしょう…?」
フィリップ「過度のダメージを受けてる状態で強化フォームに変身するのは、体に負担がかかりすぎる。」
ルッコ「ああ、そういうことですか…あっ、ユートピアは!?」
カイタ「…奴さんなら逃げたよ。どこにいったかもわからん。」
ルッコ「……お二人とも。あの怪物のことで、少し話をしたいんです。」
カイタ「…ん?」
俺は彼の顔を見たが、何かを決意したような顔だった。
カイタ「…分かった。いったん街に戻ってそこで聞くよ。体制を立て直す必要もあるしな。レンコ、アスナにロザリアを見つけた事と、狙いは俺とキリト、それと、俺の
レンコ「分かった。」
カイタ「…で、ルッコ君、ソウルサイドの担当のツグさんはどこに…?」
ルッコ「ツグ、でもいいですよ。彼女のあだ名でもあるので。…えっと、ちょっとまってください。……60層の宿みたいです。」
カイタ「…よし。じゃあ、そこに行こう。」
数時間後、俺たちは第60層の宿の一室にいた。
カイタ「……」
ルッコ「…えっと、カイタさん。彼女が、ツグです。」
ツグ「よろしくお願いします。」
俺とレンコ、フィリップさんは、椅子に座り、向かいのベッドには、ルッコ君と、茶色のショートヘアーの、小動物を思わせるような少女が座っていた。
この少女が、ルッコ君と共にダブルに変身する、ツグだろう。
レンコ「よろしくお願いします。」
カイタ「…それで、話って言うのは?」
俺はルッコ君に向けて、話を切り出した。
ルッコ「…先ほどの怪物と、俺たちについてです。」
カイタ「「俺たち」…?それはまたどうして…」
ルッコ「…単刀直入に言います。俺たちは、別の世界、所謂平行世界から来ました。それは、この世界にどういう訳か紛れ込んだ「ユートピアメモリ」を回収するためです。」
カイタ「………はっ?平行世界って、あの平行世界?」
ルッコ「そうです。」
カイタ「…そしてSAOの操作に慣れてる…って事は、あれか?お宅らも、SAO事件の被害者ってクチか?」
ルッコ「…そうなり、ますね。」
カイタ「…へぇー。そうか。」
ルッコ「…あれっ?驚かないんですか?」
カイタ「こうして「仮面ライダー」に変身出来てんだ。何があったっておかしくねえよ。」
ルッコ「そ、そうですか…。」
カイタ「……しっかし、小説とかで平行世界ものとかはよく読んだけど、ほんとにそういうのあるんだな。世の中分からんもんだ。」
レンコ「いや、なんでそこまで冷静なの!?」
カイタ「…いや、まあ、ね?さっき言った通りだ。」
カイタ(言えねぇ~!俺が交通事故で死んでこの世界へ来た転生者だって、口が裂けても言えねぇよ!)
カイタ「…それに、この非常時だ。信じざるを得ないだろ。」
レンコ「…それは、そうだけど…」
カイタ「…とにかく、ルッコ君たちの話は分かった。…それで、あいつ、ユートピアにどう対抗するかだけど…」
(ピロン)
カイタ「…ん?スマン、ちょっと待ってくれ。」
話をしていると、メッセージが届いた。
カイタ「…誰だ、このクソ忙しい時に…ああ?アルゴ?あいつが俺に直にメッセ送るなんて、珍しい事もあるもんだな……………え?」
レンコ「カイタ、どうしたの?」
カイタ「…これ。」
レンコ「…え………嘘、だよね…?」
アルゴから届いたメッセを見た俺は、茫然としてしまい、横から見たレンコも声が掠れていた。
メッセージには、こう書かれていた。
━ ━ ━ ━ ━ ━ ━
アルゴ「キー坊とアーちゃんが例の怪物にやられタ。死んだという訳じゃないガ、すぐに来て欲しイ。」
━ ━ ━ ━ ━ ━ ━
メッセージには、指定の座標が書かれていた。
カイタ「…こりゃあ、やばい事になってきたぞ。」
ルッコ「え、ど、どうしたんですか?」
カイタ「…キリト、いや、えーっと、こっちの世界のキリトとアスナがユートピアにやられたらしい。」
ルッコ「なっ…!」
ツグ「そんな!」
フィリップ「…それで、その二人は?」
カイタ「…この座標に居ます。…ここは、35層みたいです。」
ルッコ「…あれ?ツグ、ここって…」
ツグ「…うん、私たちがホームにしてた建物だ。」
カイタ「ありゃ、そうなのか。じゃあ、案内頼めるか?」
ルッコ「お安い御用です。」
カイタ「よし、レンコ、俺たちも行くぞ。」
レンコ「ちょっと待って。アイテムの補充、忘れないでよ?…話はまだ全部理解できてないけど、厳しい戦いになるんでしょ?」
カイタ「…そうだな。分かった。」
そして、街でアイテムを補充したあと、ルッコ君の案内で、俺たちはアルゴからのメッセージの座標に向かった。
カイタ「…ずいぶんでっかいホームに住んでたんだな。」
ルッコ「まあ、元々がシェアハウスだったみたいで…」
アルゴ「…おお、カイ坊、来たのカ。」
カイタ「アルゴ、キリト達は…」
アルゴ「こっちだ。……ただし、心の準備はしとけヨ?」
カイタ「…へ?」
アルゴに連れられ、建物のリビングのような場所へと案内された。
そこには、
カイタ「……は?」
レンコ「……え?」
ルッコ「……あっ!?」
ツグ「……どういう、事…?」
のっぺらぼうの状態のキリトとアスナが横たわっていた。
カイタ「……おい、キリト…?アスナ…?」
俺は彼らの肩を揺さぶったが、全く反応が無い。
HPのゲージは0になっていないので、幸いにも死んではいないようだ。
(ピコン)
アルゴ「………ナンだとっ!?」
レンコ「アルゴさん、どうしたんですか!?」
アルゴ「…今他の情報屋の連中から入った情報ダ。……例の怪物が、低層域で暴れたらしい。…主に、低レベルや職人などの戦えない人達を狙ったみたいダ。……そして、報告から考えるに、襲われた全員が、今のキー坊とアーちゃんと同じ様態になっている。」
カイタ「………なん、だと…?」
聞き返すレンコに対して、アルゴは告げたのは、まさしく絶望の様な報告だった。
レンコ「……夢だよ、こんなの、夢に決まってる…」
後ろで、レンコが震える声で床にへたり込むのが見える。
ルッコ「……フィリップさん、これは…」
ルッコ君が、キリトとアスナを調べていたフィリップさんに声をかける。
フィリップ「……間違いない。ユートピアの能力だ。」
ツグ「…今度は、どういう能力なんですか…?」
フィリップ「…人間の生きる希望、即ち精神力を奪って自らの体に蓄えることで、エネルギーに転換する。……それこそが、ユートピア・ドーパントの真骨頂だ。」
レンコ「……そん、な…」
カイタ「……くそったれが!」
抵抗できない人々を襲うという、ロザリアの卑劣極まりない行動と、奴が変身するユートピア・ドーパントのバカげた能力に、俺は思わず悪態を漏らし、座っていた椅子を蹴り飛ばす。
ツグ「…ルッコ君、私、レンコさんと一緒に居るね?」
ルッコ「…分かった…カイタさん。少し話ませんか。」
カイタ「……ああ。」
ルッコ君にそう声をかけられ、俺は力なく返す。
ルッコ「…じゃあ、少し外へ行きましょうか。」
いかがだったでしょうか。
展開を面白くするためとはいえ、よりにもよってコラボ相手のオリ主にひどい事した気がする…。
という訳で、コラボ回、中編①でした。
……すみません。前回から出すのが遅くなった上に、さらに長くなる始末…。
しかも、今回大半会話で、バトルシーンは最初だけという…
もう、ほんとに…後から補足の投稿をするルコルンさんの苦労が増えてしまっている…。
申し訳ございません…。
多分、今日中に次の話投稿すると思います…
それでは、また。
↓ルコルンさんの「『黒の剣士』と『緑の戦士』と『幼馴染』の協奏曲」のページ
https://syosetu.org/novel/266424
(中編②に続く)