Sword Art Masked Rider 作:通りすがりの幻想
お久しぶりです。
大変長らくお待たせしました。
ようやく、大学の文化祭のごたごたが片付いたので、今回から再開します。
一か月前に「しばらく休む」と宣言してから、ものすごい時間がたったような感覚がします…。
それでは、討伐戦が始まった辺りから、どうぞ。
突撃したA隊が拘束されていたり、襲撃の情報がどこからか洩れて待ち伏せされていたりと、最初は不意を突かれてしまったが、いざ戦闘が始まると攻略組が持ち直しつつあった。こちらの装備やレベルは奴らよりも上なので、当然といえば当然であったが。
しかし、討伐隊の中には、殺しの快楽に溺れた敵の狂気に圧倒され、逆に恐怖してしまうメンバーも現れ始めていた。
だが、そんなことになっているとは気づかぬまま、俺とキリトはラフコフの最高幹部のPoHを、アスナ率いる血盟騎士団の精鋭部隊は赤い目を持つエストックの使い手を、聖竜連合は毒ナイフの使い手を、風林火山や月夜の黒猫団、そしてレンコはヒラの構成員と交戦をしていた。
PoH「くっ…」
キリト「もうここまでだ、観念しろ、PoH!」
キリトの猛攻に、思わずPoHが体勢を崩し、そこにキリトがすかさず切っ先を向ける。
…だが、その時、俺は見逃さなかった。
PoH「(ボソッ)頃合いか。」
カイタ(……?)
PoHの口が、ボソボソと動いたのを。
「うわああああああっ!」
キリト・カイタ「「っ!?」」
突然、後ろから悲鳴が聞こえた。
振り返った俺とキリトが見たのは、構成員を拘束しようとしていた討伐隊の一人が反撃され、短刀で一突きされていた所だった。
カイタ「…あっ!?」
そして、攻撃されたプレイヤーが、断末魔を挙げる間もなく消滅した。
カイタ「…………」
キリト「…………」
余りに突然の事で俺たちは、茫然としてそれをみていた。
「……お」
カイタ「…っ!」
「おぉぉのれれぇぇぇ!!!!」
カイタ「ま、待てっ、むやみに突っ込むな!」
その瞬間嫌な予感がした俺は、仲間を殺した構成員に突撃しようとする討伐隊のメンバーにすぐさま警告した。
だが、時すでに遅く。
(ドスッ)
「……ぁ」
(ガシャン…)
レンコ「……ひっ!」
そのメンバーも消滅した。
同時に、そいつの攻撃を喰らった構成員も、相討ちで消滅した。
…いや、構成員の方は、
その瞬間、俺たちと対峙するPoHの表情に笑みが浮かんだのを見て、俺は悟った。
奴らは、いや、目の前の
そして、「奇襲を仕掛けるはずの俺たちが、奴らの手の上で踊らされたのだ」と。
そこからは、文字通り阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられた。
奴らの狂気に当てられたことで、討伐隊は統率が乱れ、半狂乱の状態で戦いを繰り広げるプレイヤーがそこかしこに現れた。
そして、一人、また一人とポリゴンに変わっていく。
敵味方関係なく、だ。
フロントランナーのアスナやクラインでさえ、拘束を通り越して文字通り「迎撃」を行い、殺しはしていないものの、何人かのラフコフの構成員にダメージを与えていた。
無論、それは俺とキリトも例外ではなく、PoHの攻撃を二人がかりで捌くのがやっとなくらいに集中力をすり減らしていた。
キリト「ぐっ…!」
カイタ「はぁっ…はぁっ…!」
PoH「おらおら、どうしたよお二人さぁんっ!」
そんな俺たちにPoHは、むしろ嬉々とした表情で切りかかってくる。
PoH「おらぁっ!」
キリト「…くっ!」
カイタ「ううっ!」
ついに、PoHの攻撃でノックバックされた俺たちは、膝をついてしまった。
キリト「……カイタっ…まだ、やれるか…?」
カイタ「はぁっ…はぁっ…当たり前だ…誰に、聞いてんだよ…」
なんとか立ち上がるも、すでに俺たちは恐怖と焦りと疲れで限界を迎えようとしていた。
いかがだったでしょうか。
…この一か月、文化祭の準備、それも創作系のサークルに入っていたこともあり、展示品として短編小説を一本執筆しなければならないため、一か月ほど休載していました…。
久しぶりにこの小説のデータを開いたときに、どういう展開にしようとしていたのかをすっかり忘れてしまっていたため、プロットを見ながらもう一度構成を考えていたら、こんなに時間が経ってしまっていました。
ほんとはこれ、SAOのはじまりの日である昨日に投稿したかった…。
相変わらず遅い頻度ではありますが、感覚を取り戻しながら少しずつ投稿していくので、よろしくお願いします。
それでは、また。