Sword Art Masked Rider   作:通りすがりの幻想

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初投稿です。
最後まで読んでいただけると幸いです。


Ep.1 ソノ世界で彼は何をするのか

…気が付くと、公園のベンチに座っていた。

真っ先に感じたのは、違和感だった。なぜなら、自分は確かに「死んだ」はずだ。忘れもしないあの感覚。遠のく意識の中で感じた痛み。自分から何かが流れる感覚。

しかし、記憶に反して目が見え、心臓が動き、何より痛覚がある以上、今自分が生きていることを認めざるを得ない。

「…こりゃ、どういう事だよ…」

俺、海道圭太はそうこぼした。

「ま、コーヒーでも飲みながら考えるか。」

そう言って、俺は好物(中毒ともいうが)のブラックコーヒーを飲むため、近くの自動販売機へ向かった。

 

【30分後】

「…もうこれは、いわゆる『転生』というやつか?」

そう俺は結論づけた。

「異世界」としなかった理由は、今自分がいる場所が日本の東京であることに気づいたからだ。

もっとも、自分が知っている東京ではないが。

というのも、今自分がいる公園(ただし公園と言っても、都会のビルの隙間にあるようなこじんまりとした場所だ)のそばにあるビルの電光掲示板に

【次世代のVRMMOソフト、「ソードアート・オンライン」が、本日11月6日に発売開始!剣を取り、道を切り開くのは君だ!】

といったことがかかれており、その右隅に、「2022年11月6日AM 9:00」とかかれていた。

対して俺は、死ぬ直前は2021年8月30日、夏休みの終盤だったことを覚えていた。

………何、宿題はどうしたかと?あいにくと、俺の大学は宿題があまり出なかったのでな。非常に充実した夏休みを過ごしたよ。

まあ、それは置いといて、今俺がいるのは、俺が死ぬ直前にいた世界より未来の世界ということだ。

「どっちにしろ、右も左もわからないのでは話にならねえ。少し散策するか。」

そう思い立ち、俺は缶コーヒー(6本目、それもすべてブラック)をごみ箱に投げ入れ、公園を出た。

 

 

 

「…………これは…何事だ…?」

少し歩くと、人の行列に出くわした。よく見ると、行列はゲーム屋から伸びていた。それ自体には何らおかしい所はない。問題はその人数だった。

「これ、軽く200人は並んでるぞ…!?」

そして、「ソードアート・オンライン」なるゲームが今日発売という事を思い出した。実際、並んでいる人の会話を聞いていると、みんな「SAO」(ソードアート・オンラインの略称らしい)の話題で持ち切りだった。

かく言う自分も、ゲーマーとは行かないがかなりのゲーム好きだ。当然欲しいとは思う(お金は十分あった。なぜか財布は持ってこれていた。)しかし、ここで問題が発生した。

というのも、購入には、「優先販売券」なるものが必要らしい。どうやら、このSAO、限定1万ロットの生産しかないらしく、1か月ほど前に、「優先販売券」の「抽選販売」が行われていたらしい。

「1万ロットか…そりゃ、こぞって並ぶわけだ」

そうこうするうちに販売が始まり、ものの10分で行列がなくなった。

「おお、もう無くなっ……てない?」

そう、なぜか1つ残っている。

「あんな面白そうなゲームの優先販売券もらっておいて初日に来ないとは、み~っともないったらありゃしねえな……」

そう思いながら、寒いのでポケットに手を突っ込んだ……が、何か紙切れが入っている。

「ん?何だ?」

紙切れには、こう書かれていた。

 

 

【SAO 優先販売券】

 

 

「…………へ?」

……どうやら、みっともないのは俺だったようだ。

 

 

 

あの後、俺はソフトと、このSAOをプレイするのに必要なデバイス「ナーヴギア」をそろえ、付近のネットカフェの一室に陣取っていた。

「えーっと、コードはここで…よし、セット完了っと。」

改めて見ると、「ナーヴギア」はとてもすごい。(既存のゲームをバカにするわけではないが)なにしろ、自分が知っているVRとは格が違う。これまでのVRはカメラやセンサーでこちらの動きを把握して反映させていた。ところがこのナーヴギアは脳の電気信号を読み取り、それをダイレクトで反映させることが出来るスーパーマシンなのだ。

そのマシンが無料で入手できたのだから、優先販売券さまさまだ。(ちなみにお金をだして買おうと思うと、12、13万はかかるらしい。それでも買おうとする人がいるのだから人気がすごいことがわかる。)

本当に、このマシンを開発した「アーガス」という会社と、「飛電インテリジェンス」には、感謝と称賛しかな

 

 

 

「…………え?」

 

 

 

「飛電インテリジェンス」?

…………いや、そんなはずはない。

俺の記憶が正しければ、飛電インテリジェンスは・・・・・・・・・・に登場する会社だったはず…

「…………まあ、偶然同じ名前の会社だろ。さて、さっそく始めるか。」

俺はナーヴギアにゲームをセットしてかぶり、起動コマンドを宣言した。

「……リンクスタート!」

 




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