Sword Art Masked Rider   作:通りすがりの幻想

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皆さん、どーもです。

お久しぶりでございます。(n回目)

通りすがりの幻想です。

…はい。性懲りもなく、またやりました。

大学の課題(心理学の実験レポート難しかった、面白かったけど)に追われたり、サークルに提出するノルマ分の小説書いてたら、あっという間に2か月経ってました。

それでは、キリトとカイタがPoHを追いつめたところから、どうぞ。



Ep.27 コレが棺桶の逆襲だ⑨

 

 

(カイタside)

 

PoH「…お前は終わりだ。……カイタ。」

 

…奴は俺にそう言った。

 

…なぜ俺なのか。

俺とキリトの2人に言うのなら、まだ分かる。

だが、アイツは俺だけを指名した。

 

…まるで、俺とキリトというより、俺だけが狙いであるかのように。

 

キリト「……何するつもりか知らないけど、どのみちお前はここまでだ。おとなしく黒鉄宮に行くんだ。」

 

PoH「…そうかい。まあ、好きにすればいいさ。……でも、俺だけに構っていて大丈夫か?」

 

カイタ「…悪いが俺は要領の得ない話は嫌いなんだ。…なにが言いたい?」

 

PoHの発言の意図が理解できず、俺は奴に聞き返した。

 

PoH「…変身したのは、俺だけじゃねぇんぜ?」

 

カイタ「…ああ、そうだった…でも、それはアスナ達が」

 

対応している。

 

そう言おうとして、気づいた。

 

俺やキリトは、PoHと渡り合える実力があるが、それは奴が生身の状態での話だ。

PoHが変身した後は、途中劣勢になったりもした。

だが、俺も奴と同じく、仮面ライダーに変身していたから、こうして追いつめることが出来た。

 

…じゃあ、変身する力を持たないアスナたちは?

 

トッププレイヤーなので、そう簡単にやられはしないだろうけど、俺が今なれる最強の形態である、S(シャイニング)A(アサルト)ホッパーになって、キリトにバフも与えて、やっと追いつめたラフコフのメンバーを、果たして生身のアスナ達が太刀打ちできるだろうか?

 

 

キリト「…っ!アスナっ…!」

 

キリトも気づいたのか、焦りの表情を浮かべている。

 

カイタ「…っ!キリトっ、俺が行く!こいつを頼むっ…!」

 

キリト「分かった!アスナ達を頼む…!」

 

キリトにPoHを任せ、俺はゼロワンの加速能力を最大限に生かし、アスナ達のもとへ向かった。

だが、思ったより距離がある事に驚く。

おそらく、俺たちがPoHと戦っている時に、ここまで移動してきてしまったのだろう。

 

…思えば、これも計算のうちで、奴は動いていたのかもしれない。

本当に奴らは、とことん俺たちの出鼻をくじこうとしてくる。

 

 

カイタ「アスナ!大丈夫か!」

 

俺はアスナに声をかけながら、彼女が交戦していた、仮面ライダー迅に切りかかる。

 

アスナ「カ、カイタさん!?PoHは…!」

 

カイタ「奴なら追いつめた!今キリトが見てる!変身能力も失ってるから、もう二度と変身出来ないはずだ!あとはまだ変身してるこの二人をやれば…!」

 

アスナ「分かりました!…じゃあ、あのピンクの方を頼めますか?」

 

そう言ってアスナが指したのは、仮面ライダー迅の方だった。

アスナが抜けて、今相手しているのは、エギルのギルド「アニキ軍団」のようだ。

 

アスナ「あいつ、妙に素早くて、なかなか有効な一撃が入らないんです。…私のスピードでも、付いて行くのが精一杯でした。」

 

アスナも、このSAOではトップレベルのAGIを誇る。

そのアスナが、付いて行くだけで精一杯という事は、変身しているとはいえ、奴のスピードはかなりなものになってくる。

 

カイタ「分かった。もう一体の方は…」

 

アスナ「今、風林火山と月夜の黒猫団で対応中です。私も今から加勢しに行きます。」

 

カイタ「気を付けろ。見たところ、あれに変身してるのは、向こうの毒ナイフ使いだ。下手をすると、攻撃がかすりでもしたら、こちらに毒が入るかもしれない。」

 

アスナ「毒ナイフって…ああ、作戦会議で出てきた、ラフィン・コフィンの最重要人物の一人ですか?」

 

カイタ「ああ。名前は…忘れたけど…とにかく気を付けろ!」

 

アスナ「はい。」

 

そういってアスナは、仮面ライダー雷の方へ向かって行った。

 

カイタ「さて…こっちも片付けるか…!」

 

 

 

カイタ「スマン、エギル、遅くなった!」

 

エギル「うおっ、カイタ!?そっちは大丈夫なのか?」

 

エギルと鍔競り合いをしていた仮面ライダー迅を飛び膝蹴りで退かせ、エギルに声をかける。

 

仮面ライダー迅は、ゼロワンのフライングファルコンプログライズキーと同一のキーを使用しているため、能力も酷似している。(ゲームの性質上、飛行能力が使えないところも同じだが。)

 

「ちぃっ!仮面の戦士!もう来たのか…!これでもくらえ!」

 

敵の背中から羽根が現れ、そこから尾羽の形をしたエネルギー弾が放たれる。

 

カイタ「全員、下がってくれ!」

 

アニキ軍団の全員を俺の後ろに下がらせ、シャインクリスタを重ねたシールドではじき返す。

 

カイタ「悪いがテメェの相手をしてる暇はないんでな…!エギル!一気に決めるぞ!」

 

エギル「おう!」

 

【ジャンプ!】

【(ガシュン) Progrise-key confirmed. Ready for buster.】

 

俺はプログライズキーを装填し、エギルは両手斧ソードスキル「ワールウィンド」の構えを取る。

 

「「おおおおおりゃああああ!!!」」

 

俺とエギルの同時攻撃が、奴のベルトに直撃し、PoHの時と同じくベルトとキーが消滅した。

 

アスナ「カイタさん!こっちも終わりました!」

 

アスナの声がして、見ると、仮面ライダー雷に変身してた幹部が、同じく変身を解除されて拘束されていた。

 

カイタ「…さて、お前らの幹部はこの通り倒されたが…お前ら、まだやるか?」

 

俺はまだ残っている構成員たちに向きなおり、そういった。

 

「ク、クソ…」「あの方たちが、倒されるなんて…」

 

構成員たちが次々とうろたえ始める。

 

その内、怖気着いた様に大多数が離れ、10人程がその場に残った。

 

アスナ「…妙だわ。退くにしたって、残っている人数が中途半端…。」

 

カイタ「え?」

 

アスナの発言に疑問を覚え、俺は残った連中を見る。

 

残っているのは10人程。

…確かに、この場に残って抗戦するには、いささか人数が中途半端だ。

 

カイタ「…あの姑息な奴らのことだ。何企んでるか分からんから、警戒を」

 

続けよう。

 

そう言おうとして、ふと視界の左上に目線を向けた瞬間、俺の息は、あやうく止まりそうになった。

 

そこには、俺のHPバーの他に、もう一本、パーティーメンバーのレンコのHPバーがあった。

 

 

今、そのHPバーが急速に減少を始め、あっという間に半分を割った。

 

 

アスナ「…カイタさん?どうしたんですか?」

 

アスナが何か言っているが、よく分からない。

 

カイタ(…どこだ……)

 

足元が崩れそうな感覚を抑え込みながら、マップを呼び出し、プレイヤーを表す無数のポインターの中から、たった一つの点を探す。

 

カイタ(…どこにいるんだ…レンコ…!)

 

必死で目を凝らす。

 

…見つけた。

 

多数の赤点に囲まれて、ポツンと一つだけ緑の点がある。

その緑の点に『Renko』と書かれている。

 

このゲームではマップ上で、プレイヤーは緑の点で、モンスター及び敵性プレイヤーは赤の点で表示される仕様になっている。

 

つまり、この状況が示すことは。

 

カイタ「…っ!あのクソったれ共め!」

 

アスナ「ちょ、ちょっと、カイタさん!?どこにいくんですか!?」

 

アスナの止める声も効かず、俺はゼロワンの推進器である「SAグラディエーター」の出力を全開にして駆け出した。

 

カイタ「邪魔だ…退け!」

 

予想通り、残っていたラフコフの連中が足止めしようと攻撃してきたが、そいつらをまるでボーリングのピンの様に突き飛ばして、無視した。

 

 

 




いかがだったでしょうか。

サークルに提出した小説を、このサイトでも乗せようか検討中。(部長には許可取った)

それでは、また。


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