Sword Art Masked Rider 作:通りすがりの幻想
お久しぶりでございます。(n回目)
通りすがりの幻想です。
…はい。性懲りもなく、またやりました。
大学の課題(心理学の実験レポート難しかった、面白かったけど)に追われたり、サークルに提出するノルマ分の小説書いてたら、あっという間に2か月経ってました。
それでは、キリトとカイタがPoHを追いつめたところから、どうぞ。
(カイタside)
PoH「…お前は終わりだ。……カイタ。」
…奴は俺にそう言った。
…なぜ俺なのか。
俺とキリトの2人に言うのなら、まだ分かる。
だが、アイツは俺だけを指名した。
…まるで、俺とキリトというより、俺だけが狙いであるかのように。
キリト「……何するつもりか知らないけど、どのみちお前はここまでだ。おとなしく黒鉄宮に行くんだ。」
PoH「…そうかい。まあ、好きにすればいいさ。……でも、俺だけに構っていて大丈夫か?」
カイタ「…悪いが俺は要領の得ない話は嫌いなんだ。…なにが言いたい?」
PoHの発言の意図が理解できず、俺は奴に聞き返した。
PoH「…変身したのは、俺だけじゃねぇんぜ?」
カイタ「…ああ、そうだった…でも、それはアスナ達が」
対応している。
そう言おうとして、気づいた。
俺やキリトは、PoHと渡り合える実力があるが、それは奴が生身の状態での話だ。
PoHが変身した後は、途中劣勢になったりもした。
だが、俺も奴と同じく、仮面ライダーに変身していたから、こうして追いつめることが出来た。
…じゃあ、変身する力を持たないアスナたちは?
トッププレイヤーなので、そう簡単にやられはしないだろうけど、俺が今なれる最強の形態である、
キリト「…っ!アスナっ…!」
キリトも気づいたのか、焦りの表情を浮かべている。
カイタ「…っ!キリトっ、俺が行く!こいつを頼むっ…!」
キリト「分かった!アスナ達を頼む…!」
キリトにPoHを任せ、俺はゼロワンの加速能力を最大限に生かし、アスナ達のもとへ向かった。
だが、思ったより距離がある事に驚く。
おそらく、俺たちがPoHと戦っている時に、ここまで移動してきてしまったのだろう。
…思えば、これも計算のうちで、奴は動いていたのかもしれない。
本当に奴らは、とことん俺たちの出鼻をくじこうとしてくる。
カイタ「アスナ!大丈夫か!」
俺はアスナに声をかけながら、彼女が交戦していた、仮面ライダー迅に切りかかる。
アスナ「カ、カイタさん!?PoHは…!」
カイタ「奴なら追いつめた!今キリトが見てる!変身能力も失ってるから、もう二度と変身出来ないはずだ!あとはまだ変身してるこの二人をやれば…!」
アスナ「分かりました!…じゃあ、あのピンクの方を頼めますか?」
そう言ってアスナが指したのは、仮面ライダー迅の方だった。
アスナが抜けて、今相手しているのは、エギルのギルド「アニキ軍団」のようだ。
アスナ「あいつ、妙に素早くて、なかなか有効な一撃が入らないんです。…私のスピードでも、付いて行くのが精一杯でした。」
アスナも、このSAOではトップレベルのAGIを誇る。
そのアスナが、付いて行くだけで精一杯という事は、変身しているとはいえ、奴のスピードはかなりなものになってくる。
カイタ「分かった。もう一体の方は…」
アスナ「今、風林火山と月夜の黒猫団で対応中です。私も今から加勢しに行きます。」
カイタ「気を付けろ。見たところ、あれに変身してるのは、向こうの毒ナイフ使いだ。下手をすると、攻撃がかすりでもしたら、こちらに毒が入るかもしれない。」
アスナ「毒ナイフって…ああ、作戦会議で出てきた、ラフィン・コフィンの最重要人物の一人ですか?」
カイタ「ああ。名前は…忘れたけど…とにかく気を付けろ!」
アスナ「はい。」
そういってアスナは、仮面ライダー雷の方へ向かって行った。
カイタ「さて…こっちも片付けるか…!」
カイタ「スマン、エギル、遅くなった!」
エギル「うおっ、カイタ!?そっちは大丈夫なのか?」
エギルと鍔競り合いをしていた仮面ライダー迅を飛び膝蹴りで退かせ、エギルに声をかける。
仮面ライダー迅は、ゼロワンのフライングファルコンプログライズキーと同一のキーを使用しているため、能力も酷似している。(ゲームの性質上、飛行能力が使えないところも同じだが。)
「ちぃっ!仮面の戦士!もう来たのか…!これでもくらえ!」
敵の背中から羽根が現れ、そこから尾羽の形をしたエネルギー弾が放たれる。
カイタ「全員、下がってくれ!」
アニキ軍団の全員を俺の後ろに下がらせ、シャインクリスタを重ねたシールドではじき返す。
カイタ「悪いがテメェの相手をしてる暇はないんでな…!エギル!一気に決めるぞ!」
エギル「おう!」
【ジャンプ!】
【(ガシュン) Progrise-key confirmed. Ready for buster.】
俺はプログライズキーを装填し、エギルは両手斧ソードスキル「ワールウィンド」の構えを取る。
「「おおおおおりゃああああ!!!」」
俺とエギルの同時攻撃が、奴のベルトに直撃し、PoHの時と同じくベルトとキーが消滅した。
アスナ「カイタさん!こっちも終わりました!」
アスナの声がして、見ると、仮面ライダー雷に変身してた幹部が、同じく変身を解除されて拘束されていた。
カイタ「…さて、お前らの幹部はこの通り倒されたが…お前ら、まだやるか?」
俺はまだ残っている構成員たちに向きなおり、そういった。
「ク、クソ…」「あの方たちが、倒されるなんて…」
構成員たちが次々とうろたえ始める。
その内、怖気着いた様に大多数が離れ、10人程がその場に残った。
アスナ「…妙だわ。退くにしたって、残っている人数が中途半端…。」
カイタ「え?」
アスナの発言に疑問を覚え、俺は残った連中を見る。
残っているのは10人程。
…確かに、この場に残って抗戦するには、いささか人数が中途半端だ。
カイタ「…あの姑息な奴らのことだ。何企んでるか分からんから、警戒を」
続けよう。
そう言おうとして、ふと視界の左上に目線を向けた瞬間、俺の息は、あやうく止まりそうになった。
そこには、俺のHPバーの他に、もう一本、パーティーメンバーのレンコのHPバーがあった。
今、そのHPバーが急速に減少を始め、あっという間に半分を割った。
アスナ「…カイタさん?どうしたんですか?」
アスナが何か言っているが、よく分からない。
カイタ(…どこだ……)
足元が崩れそうな感覚を抑え込みながら、マップを呼び出し、プレイヤーを表す無数のポインターの中から、たった一つの点を探す。
カイタ(…どこにいるんだ…レンコ…!)
必死で目を凝らす。
…見つけた。
多数の赤点に囲まれて、ポツンと一つだけ緑の点がある。
その緑の点に『Renko』と書かれている。
このゲームではマップ上で、プレイヤーは緑の点で、モンスター及び敵性プレイヤーは赤の点で表示される仕様になっている。
つまり、この状況が示すことは。
カイタ「…っ!あのクソったれ共め!」
アスナ「ちょ、ちょっと、カイタさん!?どこにいくんですか!?」
アスナの止める声も効かず、俺はゼロワンの推進器である「SAグラディエーター」の出力を全開にして駆け出した。
カイタ「邪魔だ…退け!」
予想通り、残っていたラフコフの連中が足止めしようと攻撃してきたが、そいつらをまるでボーリングのピンの様に突き飛ばして、無視した。
いかがだったでしょうか。
サークルに提出した小説を、このサイトでも乗せようか検討中。(部長には許可取った)
それでは、また。