Sword Art Masked Rider 作:通りすがりの幻想
最近、「crossing field」の英語版がある事を知って、早速聞いた所、全く違和感なくて感動した、通りすがりの幻想です。
…えー、スマパチSAO打ちました。
スタバさんは見れなかったけど、74層のグリームアイズをボコしました。
…てか、演出の中で、「デプス・インパクト」と「クリムゾン・スプラッシュ」という、俺が知らない二刀流ソードスキルが少なくとも二つ出てきてびっくりしたw
(調べたところ、ゲームのホロウ・フラグメントで登場したソードスキルみたい)
それでは、どうぞ。
(数分前、レンコside)
カイタがキリトさんとPoHの相手を始めてから数分経った。
私は、風林火山の人たちや、月夜の黒猫団の人たちと一緒に、構成員の相手をしていた。
クライン「チキショウ…!今カイタとキリの字が幹部を相手にしている!絶対にこいつらを二人に近づけるな!ここが正念場だ…!」
レンコ「はい!」
サチ「うん…!」
幹部と戦っているカイタ達を案じながら、私たちは戦いつつ、相手の武器を破壊したりして、戦闘不能にした構成員の拘束を続けた。
そこからさらに数分…いや、10分ほどが経った。
私たちは、疲労を感じながらも、戦闘を続けていた。
クライン「あ、あらかた片付いたか…?」
サチ「……」
レンコ「サチ、どうしたの…?」
サチ「…なんか、数が増えてるような……」
レンコ「え?」
クライン「なんだと…?」
サチに言われてクラインさんと共にあたりを見渡す。
…戦闘が始まってから、そこそこの人数の武器を破壊したりして戦闘不能にはしたが、確かに、あまり人数が変わっていないように見える。
…いや、むしろ多くなっている気がする。
クライン「これは…どういうこった…?」
レンコ「分かりません…」
人数が増えた敵の思惑が分からず、私たちは困惑する。
「よそ見してる場合か?」
レンコ「っ!?」
その時、
レンコ「きゃっ…!?」
背後から急に殺気を感じ、私はその場から飛びのく。
しかし、体勢を立て直して、周りを見ると、私はすでに複数名の構成員に囲まれていた。
サチ「レンコさんっ…!」
クライン「クソッ…退けっ!」
二人が私を助けようとしているが、構成員に阻まれてこっちに来れないようだ。
レンコ(…この人数……勝てるのかな?…ううん、弱気になっちゃダメ!カイタやキリトさんが頑張ってるんだ!私だって…!)
私一人に対してあまりに構成員の数が多く、少し不安になるが、幹部を止めるために戦っている自分のパーティーメンバーの事を思い出し、気を引き締める。
…「気を引き締める」と言えば聞こえはいいが、今にして思えば、私は自分の実力を過信していたのだろう。
もしそれに気づいていれば、あんなことにはならなかったのかもしれないー。
レンコ「やっ…はあっ!」
周囲に群がる構成員たちを相手に、私は大立ち回りを繰り広げていた。
少し離れたところでは、風林火山の人たちや月夜の黒猫団の人たちも同じように、構成員を相手取っていた。
レンコ(…早くクラインさん達に合流しないと…!)
…しかし、その考えが、焦りとなって裏目に出てしまった。
「…調子乗るなよぉ、この
(ガキンッ!)
レンコ「あっ…!?」
相手していた一人の攻撃によって、私は武器を弾き飛ばされてしまった。
レンコ(急いで拾って、体勢を立て直さないと…!)
「させると思ってんのかぁ!?」
(ガスッ)
レンコ「かはっ…!」
だが、武器を拾おうと屈んだところに、お腹に一発蹴りを入れられて、私は体勢を崩されたままになってしまった。
「…今だお前ら、やっちまえ!」
「「「ヘイ…!」」」
(ザシュッ、ガスッ!)
その隙を見逃さず、敵が一斉に猛攻を仕掛けてくる。
レンコ「ぐっ…ううっ…!」
武器を拾う事も、回避する事もかなわず、私は一方的に攻撃される。
HPバーがどんどん減り、あっという間に半分を切って黄色になる。
…それでも、敵の攻撃は止まらない。
レンコ「いや…いや…!」
残り、4分の1。
…死ぬ。
…このままだと、死ぬ。
動悸が激しくなった気がした。
私は怖くなって、本能的にうずくまった。
…それでも、攻撃は続く。
レンコ「いや…やめて…やめてぇぇ!!!!」
……あまりの恐怖に耐え切れず叫んでも、向こうの攻撃は止まらなかった。
「ハハッ、いい悲鳴じゃねぇか!」「やっぱ女はこうじゃねぇとなぁ!」
…ついに、私のHPバーは、赤色になり、残り1cm程になった。
レンコ「ハアッ…ハアッ…」
余りに唐突な出来事に、私の呼吸が荒くなる。
「とどめだぁ!」「死ねぇ!」
私にとどめを刺そうと、敵が一斉に攻撃を仕掛けてきた。
レンコ(…私……ここで、死ぬの…?)
怖いのに、死にたくないのに。
身体から力が抜けて動かない。
周りから色が消え、音が消え、しまいには敵の動きもゆっくりになっていった。
レンコ(……ごめん…カイタ……)
私は、彼に謝りながら、来るべき痛みに備え、目を閉じた。
「レンコーッ!」
レンコ(…あれ。)
いつまで経っても、痛みも、衝撃も来ない。
…とうとう感覚も消えたのだろうか。
「…レンコッ!」「レンコ!」
ぼやけた声が聞こえた。次の瞬間、誰かに抱き起される。
レンコ「…ぇ…?」
少しずつ消えていた音が聞こえ始める。
ゆっくり目を開けると、そこには、私の顔を覗き込むカイタとアスナがいた。
レンコ「…カイ…タ…?」
カイタ「レンコ、大丈夫か…!?おい…!」
アスナ「レンコ、今回復するわ…!『ヒール』!」
アスナが取り出した回復結晶が砕けて、底をつきかけていた私のHPバーが全快する。
ゆっくり顔を動かすと、風林火山と月夜の黒猫団が、私を囲んでいたラフコフのメンバーと戦っていた。
レンコ「……私…助かった…の…?」
カイタ「…レンコ?おい、しっかり…」
安心した反動から、彼の声を聴きながら、私はゆっくりと意識を手放した。
(カイタside)
アスナ「…迂闊でした。まさか、ある程度の人数をこちらに残して足止めし、残りをこちらに回して猛攻を仕掛けていたなんて……でも、どうしてレンコだけを……?」
カイタ「…分かんねぇ…分かんねぇよ……」
なぜ彼女なのか。
どうして彼女だけなのか。
俺は、レンコを助けられたことに安堵しつつも、頭の中は困惑でいっぱいだった。
「おいおい、まさか間に合うなんて。…ヒーローは伊達じゃないってかぁ?」
その時、背後から憎たらしいほど聞き覚えのある声がして振りむく。
カイタ「なっ…!?」
PoH「よう。」
そこには、キリトが捕縛したはずのPoHが居た。
カイタ「PoH!?なんで…!キリトは…まさか…」
あいつがやられたという、この世の終わりの様な状況だけは到底考えたくもないが、今ここに奴がいることも事実で…
PoH「ああ、心配するな。ブラッキーなら麻痺毒喰らってお休みしてるだけだぜ。…さすがに不意打ちで殺すのは、俺の本意じゃねぇからな。」
…一見、律儀な人のセリフに聞こえるが、奴のこれは、完全に遊んでいる時のセリフだ。
PoH「それにしても、だ。」
そう言ってPoHは、ニヤリと笑う。
そして、気を失って横たわるレンコを見て、こう言った。
PoH「…その女はいい餌になってくれたよ。」
カイタ「……は?餌…?」
PoH「そうさ。俺とお前、タイマン張るために、お前ら二人を引き離したかったんだよ。
…その女がお前のパーティーメンバーだって事は前もって知ってたからな。そいつを攻撃すれば、絶対にお前はやってくる。」
なん、だと?
PoH「ブラッキーを麻痺させた後に、何人かにメッセージを送っといたんだよ。…で、結果、お前はノコノコやってきた。あの女の悲鳴が聞けたのも、いい余興だったしな。」
今、コイツは何て言った?
…理不尽にリンチされて、死にかけた彼女を、餌、と。
挙句の果てには、彼女が恐怖におびえる姿が、余興だったと。
アイツはそう言ったのか?
PoH「…という訳で、これで心置きなく、お前と殺りあえr」
カイタ「黙れ。」
PoH「…あ?」
今回の任務は、ラフィン・コフィンのメンバーを捕縛するという事だったが…
もう、
そんなのは、
クソ喰らえだ
アスナ「…カ、カイタさん…?」
俺は気を失っているレンコをアスナに預け、ゆっくり立ち上がる。
…許さない…
カイタ「………」
…俺を攻撃するのならまだいい。
俺をどうしようが、こいつらの勝手だ。
だが、俺を誘うために、わざとレンコを、それも集団リンチのように痛めつけて、死なせかけたこいつらは…
カイタ「…テメエら…」
…こいつらだけは…!
カイタ「…テメエらだけは……絶っっっ対に……!」
カイタ「叩 き 潰 す ッ……!」
次の瞬間、俺は怒りのままに、ラフコフの面子に襲い掛かった。
…同時に、胸の奥に何かが宿ったような、ドクンっと脈打つ感覚が走った…気がした。
いかがだったでしょうか。
さあ、「SAO」及び「仮面ライダーゼロワン」の共通点とも言える「アレ」の登場だ…
余談ですが、最近気分転換かつ多くの人に読んで欲しいと思って、大学のサークルに提出した作品を、こちらでも不定期で掲載する事にしました。
ジャンルは「艦隊これくしょん」です。
https://syosetu.org/?mode=ss_detail&nid=324589
こちらにリンクを貼っておきます。
よければこちらも見ていただけると、幸いです。
それでは、また。