【助けて】白い粉を落とし物センターに持ってったら牢屋にぶち込まれた   作:婚期絶望お嬢様

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3.花屋ネキVS公爵ヤバ令嬢

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220:花屋さん ID:2sLyjvp3b <配信モード>

とりあえずようやく自分の部屋に帰ってこれたけど寮のみんなの目線が痛い

 

221:名無しの転生者さん ID:H5g8GppWd

すれ違う学生にことごとくガン見されてて草

 

222:名無しの転生者さん ID:qIZuMdRmN

完全に犯罪者扱いやんけ

 

223:名無しの転生者さん ID:QEY+UojHR

ワイも彼女寝取って学院から逃げたときこんな感じやったから気持ち分かるわ

 

224:名無しの転生者さん ID:SXJqQiuq0

国賊がなんか言っとるぞ

 

225:名無しの転生者さん ID:CsVhJgszB

お前は自業自得やんけ

 

226:名無しの転生者さん ID:KlagHOVRQ

そういえばネキってルームメイトいるんか?

 

227:名無しの転生者さん ID:hD8iOt1Lv

見た感じこの部屋4人部屋っぽいしおるやろな

あれだけ煙たがられてるのに共同生活やれるんか?

 

228:名無しの転生者さん ID:tXn4OiFqG

めっちゃ気まずそう

 

229:花屋さん ID:2sLyjvp3b <配信モード>

うーんとりあえず私がやってないって話さないことには……あ、誰か入ってきた

 

――――――――――――――――――――――――

 

 私が自分のベッドに腰掛けて一息ついていると、おもむろに入り口のドアが開いた。

 おずおずと後ろめたそうに入ってきたのはルームメイトのセリカ・ホワイトウッドだ。

 

「あ、やっほーセリカ。いやー参るわね。地下牢は床は硬いし薄暗いしでネズミは出るし大変だったわ」

「アリアちゃん……あのね」

 

 そこまで言うとセリカの黒い瞳が申し訳なさそうに揺れる。身体も震えていてなんだか泣きそうである。

 ああ、そういうことか。

 

「だいじょーぶだよセリカ。あなたに危険が及ぶようなことはしない。私行くね」

「えっ!?」

 

 私は最低限の荷物をまとめながら言う。セリカは呆然と立っていたが、やがて震えながら口を開く。

 

「アリアちゃん、ごめ」

「それ以上はいっちゃだめ。変に自分の立場を危うくする必要はないわ。無事だったらまた会いましょう」

「待って! ……これ、持って行って」

「うん?」

 

 部屋を出ようとする私にセリカは持っていたバスケットを押しつけてきた。中にはたまごサンド。

 

「ご飯、朝作ったの。アリアちゃん、ここ最近牢屋にいてご飯食べれてないでしょ? あたし、このくらいしかできないから……」

 

 セリカは平民出の魔法使いだ。それほど才能があるわけでもないけれど、実家が食堂をやっていていつも実家のために役に立つ魔法を覚えるんだと張り切っていた。

 

「……ありがと! いただくわ」

「うん」

 

 セリカは寂しそうに笑った。私はそれにできるだけにっこりした顔で答えた。

 

230:名無しの転生者さん ID:jVfC2chDp

ルームメイトに叩き出されるネキ悲しい

 

231:名無しの転生者さん ID:VbIqtp2zO

敵しかおらんくて草

 

232:名無しの転生者さん ID:i5/kfXoIF

これから野宿マンかな?

 

233:名無しのSF刑事さん ID:fJS/IFKlp

これ結構な圧力かかっとる気がするわ。さっきの女何かに怯えてるみたいやったで

ネキも気づいとるやろけどネキに関わるなってお達しがどこからから来てるんやない

 

234:名無しの転生者さん ID:wH4O0dKTB

よう見とるわね。てかネキが怖いってわけじゃなく?

 

235:名無しのSF刑事さん ID:fJS/IFKlp

ネキが恐かったら飯なんて渡さんやろ。どっちかいうと誰かに見られてないか気にしてた感じや。主犯の間者がその辺にいるんやないの

 

236:名無しの転生者さん ID:VlMJXSmBq

間者ってなんや?

 

237:名無しの転生者さん ID:FJe7iOTvd

ファンタジー風に言う忍者や。まあ忍者雇えるほどの財力と規模はある相手ってことやな

 

238:名無しの転生者さん ID:cXB4QoXqW

ほえーおっかな

 

239:名無しの転生者さん ID:ehpNJEYt8

なんかファンタジー忍者ってクソ強いよな。

ワイんとこサイバーパンク系SF世界やけどサイバネティックスニンジャに出会ったらまず逃げたくなる

 

240:名無しの転生者さん ID:PE9Vq/DZD

なんやその名前長いやつは

 

241:名無しの転生者さん ID:PLujy4kLb

脳以外機械に換装したバケモンのことや。目からビーム出したり荷電粒子手裏剣を無限にぶっ放してくる

しかも無駄に耐久性高いし人間じゃ勝てんわ

 

242:名無しのSF刑事さん ID:fJS/IFKlp

ウチは同僚にニンジャおるで。やっぱりクソ強い

 

243:名無しの転生者さん ID:P69uj/+lO

この掲示板にも1人くらいニンジャニキおるかもしれんな

 

244:名無しの転生者さん ID:6HOjiFrSC

ところでネキはこれからどうするつもりや?

証拠集めやるにしてもこの感じやと誰も取り合ってくれなさそうやが

 

245:花屋さん ID:2sLyjvp3b <配信モード>

とりあえず広場来たからご飯食べながら考える!!もしゃもしゃもしゃ

 

246:名無しの転生者さん ID:VOcf5D7b8

針のむしろ状態で普通に飯食えるネキのメンタル

 

247:花屋さん ID:2sLyjvp3b <配信モード>

だってお腹減ってんだもん!!卵サンドうまっ

 

248:名無しの転生者さん ID:OFBjW+pJD

普通にワイも腹減ってきたし魔物狩ってこようかな

 

249:名無しの転生者さん ID:7uPnMAhsM

魔物を食うのか……

 

250:名無しの転生者さん ID:wNE81j2PD

アイススライムの髄液ゼリーとかゴブリンの脳みそとか結構うまくていけるで

 

251:名無しの転生者さん ID:67GoOifRf

ヴォエ!

 

252:名無しの転生者さん ID:MeMfMcHYn

病気なりそう

 

253:花屋さん ID:2sLyjvp3b <配信モード>

あ、なんかメモ入ってる。えーっと……

 

『アリアちゃんへ

 助けられなくてごめんなさい。あなたが言われてるようなことしない子だっていうのはみんな知ってる。でもこうせざるを得ないの。あたしには力がないから』

 

だって

 

254:名無しの転生者さん ID:4pFliaFA/

安い謝罪や! これは謝って自己陶酔に浸る地雷女やで!

 

255:名無しの転生者さん ID:ieMVXYYR/

辛辣で草 まるで経験あるみたいやないかい

 

256:名無しの転生者さん ID:4pFliaFA/

ワイ勇者なんやけどパーティーの女騎士に裏切られて背中から刺されながら謝られたことあるんや

 

257:名無しの転生者さん ID:WhJz4S+Zp

何したんや……

 

258:名無しの転生者さん ID:4pFliaFA/

魔王倒さずに和解しようとしたら阻止された

だって戦わなくていいならそのほうがええやん

 

259:名無しの転生者さん ID:AtQbyq5+D

なんか草

 

260:名無しの転生者さん ID:4pFliaFA/

まあウチの女騎士魔王恨んでたししゃーない、死なないだけマシや

なんかその後責任取るとかいうてずーっとワイの世話してくるからウザい

 

261:名無しの転生者さん ID:oCbI3XYRY

普通に伴侶がいるのめっちゃ羨ましいんやが……

 

262:名無しの転生者さん ID:cV5uA7r29

ワイもや

なんで転生しても独身男性のままなんやワイ

 

263:名無しの転生者さん ID:YnXO0QZJW

涙拭けよ

 

264:名無しの転生者さん ID:4pFliaFA/

いや自分殺そうとしてきたヤツがずっとそばにいるのめっちゃ恐くね?

あいつの顔見るたびに刺されたこと思い出すんやが

別に許してないわけちゃうからさっさとどっか行ってほしい

 

265:名無しの転生者さん ID:iEq6zPSo9

依存系ヤンデレ女騎士

 

266:名無しの転生者さん ID:1G+koLGCx

こわい

 

267:名無しの転生者さん ID:dMajOeiwv

>>253

……ワイ思ったんやけどルームメイトのメモは謝罪風ヒントやないか。力がないから助けられないってことは、ネキを追放したがってるのはかなり上のやつだってことやないの?

 

268:名無しの転生者さん ID:2blo3FqXi

上ってなんや?

 

269:名無しの奴隷兵 ID:Wd9HvYAlu

ワイは〝下(闘技場)〟で待ってるで

 

270:名無しの転生者さん ID:AvdPJfLAf

奴隷兵ニキは自分の命の心配をしろ

 

271:名無しの転生者さん ID:4tLscyl1M

アレやろ、上級貴族の子息とかや。そうすればだいたい主犯の目星がつくんやないか。公爵家だか侯爵家とかその辺の序列高い奴らは学院におらんか?

 

272:花屋さん ID:2sLyjvp3b <配信モード>

序列高い奴らねえ……いるけどわたしが関わりあるのはひとつしかないかなあ

 

273:名無しのSF刑事さん ID:fJS/IFKlp

よっしゃそいつが主犯や!

 

274:名無しの転生者さん ID:sv/H8U0x1

短絡的スギィ! ガバガバ刑事やないかい

 

275:花屋さん ID:2sLyjvp3b <配信モード>

あいつがそういう回りくどいことをやるとは思わないけど……まあ一度話だけ聞いてみるかな

 

276:名無しの転生者さん ID:5mU8WF37L

そいつはネキの友達なん? どんなやつ?

 

277:花屋さん ID:2sLyjvp3b <配信モード>

向こうから助けてくれるほど仲良くはないけどね

アルネゼデールって公爵家の長女だよ。幼い頃から魔法に取り憑かれて10歳の時に魔法事故で自邸を爆発全焼させたヤバ女。毒にしかならないから魔法学院へ放逐されてるの。

 

278:名無しの転生者さん ID:XUJCqB4Bb

ヤベー奴で草。公爵令嬢で輿入れすらさせず放逐されるって相当なアレやな

 

279:名無しの転生者さん ID:y+b6FyfoV

訳あり令嬢ってやつやなー。てか公爵家の姫さんって相当な大物やろ。よう辺境領主の娘のネキが知り合いになれたな

 

280:花屋さん ID:2sLyjvp3b <配信モード>

まあ色々あって。あんまりあいつに借り作りたくないんだけど今回ばかりはしょーがないか……

 

281:名無しの転生者さん ID:Pl2nCu8Zb

そいつが主犯やなくても力貸して貰えるなら後ろ盾にはなるやろしな

まあ部屋にも戻れんし使えるコネはなんでも使ったれ

 

282:名無しの転生者さん ID:pJVksTmmN

せやせや。コネがなかったら後は殴り合いしかないで

 

 

 

 

 序列の高い大貴族の子息の寮は私たちが住んでいる城のような寮の高層に点在している。

 公爵アルネゼデールの娘クリスタライザの部屋は城の南にある尖塔の一番上に位置していた。

 それはさながら隔離された独房のようでもある。

 

 ぐるぐると螺旋階段を上るとやがてドアが見える。そしてその前には背の高い赤髪の女が直立不動で中を守るように控えていた。学院に送り込まれたクリスタライザの従者だ。

 

 この人何考えてるか分かんないからちょっとニガテなんだよなあ。

 

「お嬢様に何用でしょうか?」

 

 従者の人は無表情でそんなことを言ってくる。いつもこんな感じだ。

 

「クリスタとちょっと話したいんですけど時間取れませんか?」

「リシュー様。あなた様の今置かれている状況はこちらも存じ上げています。先に申し上げておきますがお嬢様はその件には何一つ関知しておりませんので」

「知ってますよ。だからただ話しに来ただけです」

 

 私は笑った。従者の人は笑わなかった。

 

「結構。それでは中へどうぞ」

 

 お礼を言って部屋の中に入ると、元々貴族の子息向けに豪華な内装であったろう部屋は雑然とした研究室へと変貌していた。

 床には計算式が書かれた羊皮紙が散乱し壁の棚には無造作に本やら魔法薬やら瓶詰めの素材やらが雑然と置かれている。部屋の中央にある高そうな応接セットだけがこの部屋の元々の雰囲気を不釣り合いに残していた。

 

 

283:名無しの転生者さん ID:ENmrVqZ59

汚すぎて草ァ!

 

284:名無しの転生者さん ID:ZflgpHv6x

公爵令嬢の部屋だとは思えん

これはアレや。森の奥に引きこもって研究してる辛気くさい魔法使いの部屋や

 

285:名無しの転生者さん ID:jEoB55iFO

ワイも魔法使いやが相当な偏屈の部屋やな。これは放逐されたのも納得

 

286:名無しの転生者さん ID:i4x4YJvtA

部屋見ただけでさんざんな言われようで草

 

287:花屋さん ID:2sLyjvp3b <配信モード>

 

「クリスタ! いるんでしょ」

「フヒヒ、地下牢生活は快適だった? アリア」

 

 キモい笑い声と一緒に奥から現れたのは切れ長の黒い瞳が印象的な女だ。

 現代ではボブカットと呼ばれる肩まである短めの黒髪は油でべたついていた。顔はなぜか煤けており服も全体的に黒く汚れている。ちゃんと風呂に入ればメチャクチャ美少女なのに全部台無し。

 

「おかげさまで。クリスタさあ、そういうひん曲がったことしか言えないからあんた友達いないのわかってる?」

 

288:名無しの転生者さん ID:PlKPk68gC

痛烈で草

 

289:名無しの転生者さん ID:CJ/1y/Ccz

貴族は基本人間性ゴミやからしゃーない

 

290:花屋さん ID:2sLyjvp3b <配信モード>

 

「友達なら目の前にいるじゃない、ヒヒッ」

「それならさっさと助けて欲しいところね」

 

 クリスタは口を半月に歪めて不気味な笑みを作った。

 

「アリアならこの程度切り抜けると思ったからね。最初から手を差し伸べるなんて全然面白くない。ウフフッ」

「人の危機を娯楽にするなよ」

「ヒヒッ、アリアのそういう失礼なとこが好き」

「あんたよりはまともだよ」

 

 私は肩をすくめた。間違ってないと思う。

 

「それで……」

 

 クリスタは目を見開き私の顔に触れる寸前まで顔を近づけた。くっさ。吐息がやたら硝煙臭い。こいつなんの実験してたんだよ。

 

「私がやったとは思わないの?」

「なんで?」

「ウフフッ、アリア。あなたはこの事件の主犯がかなり上の方にいるって気づいてるよねえ? だから牢を出て早々に私の所へ来たんじゃないの? アルネゼデールの娘である私のところへ、ねえ」

「あんたはこんなつまんないことしないでしょ。私が目障りならハメるより前に部屋ごと爆殺するなりもっと派手にやるわ」

「ティヒヒ、やっぱり私アリアのこと好きよ。私のこと理解してくれるのあなただけだもの」

「…………」

 

 お前の息くさいんだよ。

 

 喉まで出掛かる。私は黙った。変なこと言ったらこいつこのままぶちゅーってしてきそうで怖い。

 

 こいつはケンカした相手の研究室を木っ端微塵に爆破した前科がある。その相手とは私である。その後から謎に気に入られたらしく、こうしたよくわからない関係が続いている。

 

「ヒヒッ、つれないのね」

「その気持ち悪い笑い声やめろ」

 

 公爵家の姫だけあって超絶美人なのに性格と笑い声と不衛生さが全てを台無しにしている。

 クリスタ。本名クリスタライザ・アルネゼデールとはそういう人間だった。

 

291:名無しの転生者さん ID:0K/0ePK2W

こいつらこれで友達なのか……(困惑)

 

292:名無しの転生者さん ID:gT2MzQfow

友達(一方的)

 

293:名無しの転生者さん ID:UbPr2RN4X

友達ってかこれメンヘラ系ヤバ女やろ

 

294:名無しの転生者さん ID:+bH9rmR4K

やっぱネキ口悪いわ

 

295:名無しの転生者さん ID:oOLLzKrCL

到底公爵令嬢に使っていい言葉遣いじゃなくて草

 

296:名無しの転生者さん ID:1T/vExucM

これネキ自分悪くないいうとるけど割と敵作りまくるタイプやないか……? 大丈夫?

 

297:花屋さん ID:2sLyjvp3b <配信モード>

普段はこんな言葉遣いじゃないから大丈夫だよ!!

 

298:名無しの転生者さん ID:+xtd/g1C2

ネキもストレス溜まっとんやなって

 

299:花屋さん ID:2sLyjvp3b <配信モード>

 

「で、今回の件だけどクリスタはなんか知ってる? もちろん私は何もやってないよ」

「ウフフッ、この件を仕掛けてるのが誰か? それは知らないけどアリアが知らないだろうことは知ってるよ」

「聞かせて」

「戦う気はある?」

「だからここに来た」

 

 ヒヒッとクリスタは不気味に笑った。

 

「アリア、あなたにかかっている容疑は違法魔法薬物の所持および運搬・取引……そして製造」

「製造!?」

 

 クソハゲの言っていた罪状にはそんなものはなかったはずだ。

 

「ヒヒッ、変よね? ちょうど2週間の話だけれど教室棟の使われてない地下倉庫で違法魔法薬物が大量に発見された。10本の樽に入るくらいの膨大な量よ」

 

 私が捕まったのが1週間前の話だ。嫌な予感がして身体に怖気が走る。

 

「なんで……? 私はそんなの作ってないし、そもそも学校でそんなもの沢山ため込む意味ある?」

「イヒヒヒ、あるわよ。この学院は王都で唯一王宮騎士団が入り込めない場所なのよ。学院で薬物製造プラントを作れば安全にいくらでも学外に薬物を流せる。誰がそれを作ったのかは知らないけど、それはまだ見つかっていないのよ。教授陣は今も血眼でプラントの在処を探しているわ」

 

 王宮騎士団。王都の治安を維持する警察のようなものだ。王都魔法学院は独自の権利がある組織で、魔法の秘の流出を理由に敷地内への騎士団の立ち入りを許していない。

 

「なんで私は嵌められたの?」

「大規模に違法薬物を作るなんて相当な力と組織力が無いとできない。だから必然的に裏で手を引いている人間は限られてくるわよ。例えば学院の上級貴族の子供とか、ね……ウフフフ! 学院側の人間もそれに関わっていたらもう泥沼よね」

 

 クリスタはひどく面白そうに私を見た。

 

「だからちょうどいい犠牲者が必要だったのよ。優秀で違法な魔法薬物を作ることも可能な、なおかつ死んでも問題ない程度の学生が」

 

 そこまで言われるともう私は何も言えなかった。優秀かは知らないが植物好きが高じて私が魔法薬物学を学んでいるのは事実である。

 

「教授たちはそのことを学生に開示していないけれど、いずれ王宮騎士団には知らせるはずよ。あなたはいま退学処分で済むと思ってるだろうけど、それは妥協で諦めさせるためのただの嘘。きっと学院の土地を出た途端騎士団に捕まるでしょうね。ウフフフ」

「仮に私、捕まったらどうなるの?」

「ヒヒッ、もしかしたら処刑かしらね」

 

 いや、そこは笑うなよ。

 

300:名無しの転生者さん ID:sO0eI5h2U

どうすんねんこれ

 

301:名無しの転生者さん ID:vRSMwi3MA

ガチで処刑されるやんけ!

 

302:花屋さん ID:2sLyjvp3b <配信モード>

マジでヤバイんだけどどうしよう……?

 

303:名無しの転生者さん ID:Uv3vNgBZt

やってない証拠探しとかいうレベルじゃなくなってきたゾ

学校の中にヤクのプラントがあるとか草しか生えない

 

304:名無しの転生者さん ID:yPPaWD+T7

ていうかネキのコテハンの意味がやっとわかったわ

魔法植物好きだから花屋なんや

 

305:名無しの転生者さん ID:JcE1vc+D5

1人じゃどうにもならんからそこのヤバ女に手伝ってもらうしかないんちゃう

 

306:名無しの転生者さん ID:eB4hS5lTF

そのヤバ女放逐されたいうても公爵令嬢やろ?

手伝ってもらうとしたらヤクの売人が大貴族ならもう戦争やろな

しかも学院教師側が関わってる案件ならもう色々とアレや

火薬庫みたいなもんや

 

307:名無しの転生者さん ID:HkSJtk18W

まあネキが一番分かってると思うけどその女頭おかしそうやから多分手伝ってくれそう(適当)

 

308:名無しの転生者さん ID:5MMvol9wD

権力への叛逆はキ〇ガイの特権

 

309:名無しの転生者さん ID:khTP/4HZe

この学院騎士団も入り込めんとか腐りすぎでは?

ヤクの製造以外にもヤバイ案件めっちゃ抱えてそうなんやが

 

310:名無しの転生者さん ID:kthrJ0EGS

ワイんとこの魔法学院も秘密主義やからねえ

普通に世界崩壊させられる魔法兵器とか隠れて開発しとるし

魔法使いって基本倫理無視神秘探求の怪物しかおらん

 

311:名無しの転生者さん ID:cnHB5zlzl

ファンタジー(笑)

 

312:名無しの転生者さん ID:Kp6YCrh4T

これだから魔法使いッパリはアカンねん

やっぱりSF系が最強ってはっきりわかんだね

 

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