アイドル
どこかの言葉で偶像を意味するらしいが皆お分かりのとおり実際は実像だ
それが分かっていない者が多いからなにかとトラブルになるのではないか?と自分は思う
さて、なぜいきなりアイドルについての講釈を垂れ流しているかと言うとそれは勿論自分がその実像のプロデューサーだからだろう
とはいってもいつもそこらの女を捕まえてはW.I.N.G準決勝や決勝まで行かせはするものの誰も優勝はしていない…
これを無能Pと言わずしてなんと言えばよいのか
ま、所詮は自己評価なので人からはもっと貶されてるやもしれない。
いやきっとそうだろうな。
自分が育てたアイドル達は口をそろえて
『あなたには失望しました、さようなら…』
と他の事務所へ移籍してしまうからだ
まぁ正直W.I.N.Gに行くのは難しいことではない、アイドルのことを第一に考え、アイドルの体調を気遣い、アイドルの友情を促進する、これだけだ。
どうも自分は五角形グラフならば正五角形のような育て方をしてしまうようで誰も彼もが突出した能力の無い、面白味の無いアイドルになってしまった。
いや、…ほんとうは気づいてはいた、自分にプロデューサーの才能が無いことには…
種を植えるのは誰もが出来るだろう、苗を芽吹かせるのは豆な人ならば出きるだろう、大きく育てるなら栄養材を使えばいい、蕾を守るなら防虫ネットでも買えばいい。
だが…自分には収穫という概念がない…とでも言えばいいのだろうか?ここまで成長したのはひとえにアイドル達が自ら努力し、皆で努力し、事務所で尽力し、と自分は正直何もしていない。
そういうと皆
『あなたは少し自分に対しての評価を気にした方がいいですね』
と言われる
つまりは「何もしてねぇやつが邪魔なんだよボケ!」
と言うことだろうな…
結局優勝者を出せない自分にかなりの責があるとは思うが自分もそろそろ三十代…ここを辞めたらおそらく何処の事務所でも雇ってはくれないだろう。
いや、もう悪評が広まって再就職は無理だろうな…
死にたい…といえば本音にはなるがアイドルのプロデューサーという手前考えるだけに留めるしかない…
王さまの耳はロバの耳の様に言えたら少しは楽になれたのだろうか?
おそらくなれないだろうな…どうせアイドルに「じゃあさっさと死ねよこのクソ無能プロデューサーが!」
と言われるのが関の山か…
まぁともかく俺は無能なプロデューサーと言うことがよく分かったと思う。
現に他の事務所に移籍したアイドル達は自分にできなかった箱でのライブ、若者に大人気の雑誌モデル、一流のテレビ出演、ドラマでの活躍など素晴らしいものであったからだ
それに文句をつけれるはずがない
はぁ…結構くるなこれ…
死にたい…
なども死にたい死にたいと言っていれば構ってくれるだろうという子供のような思考の自分にそもそも一流のアイドルなど育てられるはずがなかったのだ
……田舎に帰って土でもいじっとくか…
自分はさっさと都落ちの準備をした
まぁ好きなのはこっちの一方通行でしょうけどね