ヤーナム憑依転生   作:蓬莱鈍足

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めちゃんこ間が空いてしまった。
それに15話にミコラーシュが入らなかった。
許してくだちい



15話 教室棟

ノアを埋葬し終えた俺たちはヤハグルに向かうことになった。

そのまま狩人さん希望のヤーナム観光でもいいが、赤い月が登っている異常事態だ。早く夜を終わらせた方がいいだろう。

 

しかし、なんだろうな。

狩人さんが自分が作った被造物だと自覚した時から、狩人さんへ守ってやりたいという気持ちが出てきたのだ。

 

狩人さんに抱きしめてもらった時の幸せにしたいというあの気持ちもここからきていると思うのだが……

まあ、なんでもいい。今は生きる目的もないのだ。

 

自宅からヤハグルの入口へ向かう。

オドン教会の近くで思い出した。

狩人さんはアリアンナさんをオドン教会へ避難させていた。

 

どこに案内しても悲惨な終わりを迎える彼女だが、生き残るという点ではこの選択が一番ましだろう。

何回も同じ夜を繰り返している狩人さんが助けるぐらいだ。思い入れがあるのかもしれない。

 

『アリアンナさんとは話さなくていいのか?』

「はい、そのままで大丈夫です。」

 

狩人さんは教会に向けずに歩く。

……結末を知っていて何もできないから顔向けできないのだろうか?

 

***

 

たくさんの敵を抜けて隠し街ヤハグルだ。

 

ここの道中に関しては思い出したくもない。

無限に出てくる鐘女の、アメンドーズ、気持ち悪い敵、狩人。

 

予定ならバグショトカでズルをしようとしたが、禁域の森での狩人さんを見たらできなかった。

 

苦労しながらどうにか再誕の広場についた。そう”再誕者”との戦闘だ。

再誕者の戦闘ではやることが決まっていて、俺は二階に行って鐘女を倒し、狩人さんは再誕者本体と戦うというスタイルだった。

 

足手まといにもならず、俺にも役割があった良い戦いだった。

再誕者を倒した俺たちは広場の奥、ミコラーシュの遺体が安置されている場所に来た。同じような遺体がたくさんあり不気味だ。

夢に入るために狩人さんと並んで遺体に触れる。

すると急激な眠気に襲われた。俺もちゃんと夢に行けるんだな。

そうして俺の視界は黒く染まった。

 

目を覚ますとそこは見知らぬ部屋だった。

狩人さんは隣で倒れていた。

 

ここは教室棟だ。

メンシスの悪夢には教室棟を通らないと行くことができない。

寝ている狩人さんを起こす。なんて安らかな寝顔だ。

 

『狩人さん、起きて』

 

目覚めた狩人さんはまるで、幸福な朝を迎えたかのような顔で俺を見る。

ここ悪夢ですよ。

 

狩人さんと共にメンシスの悪夢に行くための扉へ向かう。敵を殺し、扉に手をかけようとした。

だが横から炎をまとった打撃が飛んできた。教会の大男だ。攻撃が当たる前に避けることができたが狩人さんと分断された。敵は俺を狙っている。

 

逃げ回っていると下の階に続くはしごを見つけたので、はしごをおりて逃げ込む。

降りるとそこには人面蜘蛛のパッチだ。

 

パッチは俺を見るとそれはそれは愉快そうに話しかけてくる。

 

「絶対安全な場所から観測していたはずが下々の世界に堕ちた気分はどうだ?ウヒッ、ウヒヒ」

 

よくわからんが、馬鹿にされているのはわかった。こういう時は無視をするのに限る。

 

「しかし、何とも優しい神様だなぁ、自分が作ったお人形に無償の愛を注いでいる」

 

人形発言にカチンときたが、狩人さんは俺がキャラクリをした事実があるので何も言えなかった。

パッチはにやけた表情のまま話し続ける。

 

「君は作ったお人形も含めてこの世界の人間を自分と対等なものとして扱っていないだろう。犬猫に向ける愛と同等だ」

 

面白くてたまらない声音で吐き出される言葉に憤りが生まれたが、憤りを感じた事実は図星だったからなのではと疑問に思い、憤りは急速に冷めていった。

確かにこの世界は現実だ。ノアや狩人さんの思いは俺をゲームから引きはがしてくれた。それでも根底にあるものは拭いきれなかったのか。

 

パッチの笑い声が響く個室。俺は何も言い返せずうなだれた。

 

 

「見つけた!怪我はありませんか?!」

 

狩人さんの声が上から聞こえた。見るとはしごから降りてきたところだ。

パッチの言葉を頭を忘れるために狩人さんへ口を開く。

 

『大丈夫だ!狩人さんはどうだ?』

「無傷です!あの大男も殺せました!……あ?お前は……」

 

狩人さんがパッチに気が付いたようだ。

狩人さんの表情を見てから体を震わせている。

 

「き、君か。どうしてそんな顔をしているんだい?」

「主に何かしたのか?」

 

狩人さんがパッチに尋常じゃない殺気を向けている。

パッチは必死に弁明する。

 

「待て待て、私は君の神に何かをしたこともするつもりはない」

 

俺に向けているわけではないのに怖い。心拍数が上昇している。

俺が原因だが知らんぷりをしてさっさとこの空間から逃げたい。

 

『パッチの言う通り、俺は何もされていないよ』

「そうさ、君は私の友だ。君の神に手出しはしないさ。ウヒッヒッ」

 

これ以上は話しても無意味だ。俺ははしごをつたい上に戻った。

俺たちは悪夢へ続く扉へ手をかけた。

 

 




本当はパッチとのお話はイベント回収編で詳しく行う予定だったけど、いつになるか分からんから今回軽くお話してもらった。

なんか構成がアレなので余裕が出たら直します。

「再録」マルチプレイ時、単体ボス(渇けも・エミーリアみたいな)に対してどう戦ってますか?

  • とりあえずタコ殴り
  • 攻撃係と囮
  • 部位破壊
  • ボスごとに決まった戦い方がある
  • 何も考えていない
  • その他
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