ナッカ「そろそろお前を殺るぞ」
作「え、次回の予定…………」
作者がログアウトしました
ぐだぐだせいゔぁー〜完〜
和歌西高校が建てられている山。
その森林の中では。
枯葉を踏み、辺りを警戒しながら歩く”陰“のランサーの姿があった。
数分前にあからさまに気配を漏らして、自身の位置を知らせているサーヴァントがいた為、ランサーはすぐ様に向かったのだった。
罠の可能性を考慮し、”陰“のランサーは想定する敵を定めた。
”陽“のアーチャーであると、そう断定して進む彼の姿を、見事なりと称えんばかりに”陽“のアーチャーが遠くの木の枝上から双眼鏡で彼を覗いていた。
「へ、ゲスラーの時を思い出すねぇ」
「そうだな。……しかし、なぜ裏切は全員をサーヴァントと共に行動させたのだろうな?
私はホテルで待機していた方がいいと思ったのだが」
「多分、邪魔だからあわよくば負けて散ってくれることを願ったんだろうよ。
邪推ならな。いい意味で捉えるなら今夜はホテルが襲撃されると読んだから避難させようと思ったんだろうよ」
成程、と顎に手を当ててユースタスが一考する。
そして───────
「……敵がアーチャーならば、私達は昨日のように貴方の足を引っ張ってしまう可能性がある。
ひとまず、距離を少し空けておく。
使い魔で貴方の事は見つつ貴方をバックアップしよう」
「OK!
頼むぜ、最高の後輩マスター!!」
ニカ、と眩しい笑みを浮かべて”陽“のアーチャーが姿を消した敵を見直した───────
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「…………敵の姿は見えぬが、しかし」
”陰“のランサーは罠を看破していた。
景色と溶け込んでおり、本来なら見えることのなかったそれは運良く現れた強風によって晒されていたのだった。
「やはりアーチャーか?
ともすれば、ここは───────」
言いながら、”陰“のランサーは容易く罠に片足を突っ込んだ。
挑戦と分かっていて逃げるのを、本能で避けたが故の行為だった。
かの大公の名を傷付けることはすまいと及んだ彼の行為は幸か不幸か。
罠は起動し、彼を捉えるように網が彼を包み込んだ。
「ほう、獣を捕える手法か。
見事見事、しかし!!」
即座に腰に差していた刀を抜き、網を袈裟斬りする。
網から出た彼が正面を向くと、彼の眼前には弓矢が飛来していた───────
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「アレは、掛かりに行くな」
”陽“のアーチャーが呟く。
その確信は事実へと変わるのはあと数秒先の事であった。
(アイツはサムライってヤツだ。プライドがヤツの枷となるのは目に見えてる。
だから───────)
彼は即座に矢を放った。
ランサーがいる位置とはやや下。
しかし、アーチャーにとってはそれで良かった。
ランサーは罠にかかり、網を即座に切る。
ヒュウ、と口笛を鳴らし
「ビンゴだぜ」
勝利を確信した笑みを浮かべた。
距離は約百五十メートル。数秒前に放った矢はちょうど、着地した”陰“のランサーの心臓を捉えていたのだった。
切り払うにも間に合わない距離。
”陰”のランサーは絶対な死が待っていた。
「
さぁ、還って主に言ってきな……敵のウィリアム・テルに呆気なく殺られたってな!」
矢は、“陰”のランサーを貫く。
───────その、ハズだった。
瞬間、突如とランサーの周りに豪風が起こり矢が巻き込まれた。
宙を踊り、矢は地へ堕ちる。
有り得ない光景に目を見張るアーチャーと、矢の方向へと視線を向けた”陰“のランサーの視線が合った。
「ヤッべ…………!!」
二射目を構える”陽“のアーチャー。
しかし、その直後に彼の眼前には”陰“のランサーが迫っていた。
「なっ……!?」
「残念だったな弓兵」
槍兵の手には槍が。
日本が誇る三大名槍の一つ。
穂先に止まった蜻蛉を切り裂いた逸話を持つ『蜻蛉切』が、今宵穂先に止まる命への奔る───────
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「最悪な会敵だよ」
ユースタスは嘆く。
懐から宝石魔術を取り出して、戦闘態勢へ移る。
「呵々、そう言うなよユースタス。
折角の再会だ、先ずは仲良う酒でも組かわそうでは無いか。
……もっとも、この酒は毒入りだがな」
彼の目の前には、かつての友にして現在の討伐対象がいた。
その名は霧島義隆。”陰“の陣営を束ねる王であった。
人を見下した笑みを浮かべながら、義隆は銃を胸ポケットから取り出した───────
次回をお楽しみに