カッツ「さぁてお待たせしましたこのクソコーナー!!」
ヨッシ「休み長すぎワロタ、作者死刑な!!」
カッツ「さっさとやっていくよ今回はァ!!」
カッツ「陽のアーチャーだぁ!!!!」
陽弓「ヨッ!!」
カッツ「えーとね、でもこいつの裏話って宝具名つけるのもっとマシなのにしたかったなんだよな」
ヨッシ「前話のサブタイみたいなのとか作者好きだろ、厨二病拗らせてるんだから」
陽弓「相変わらず作者イジメ激しいな……」
ヨッシ&「はい、終わり!!」
作「ボコっといてその短さなの!?!?」
陽弓「がっはっはっはっはっ!!!!
まぁ妥当!!!!!!!!!」
槍兵の槍は”陽“のアーチャーを貫かんと奔る。
”陽“のアーチャーが後ろへ跳び、木の枝から落下する事でその一撃を避けた。
更にそこから三射ほど矢を放ち、”陰“のランサーへ反撃する。
意に介さずにランサーは槍を投げて陽のアーチャーの腹部を穿いた。
「グッ……!?
だが、アンタはその矢をどうするつもりだ?
もうさっきみたいな奇跡は起きねぇ───────」
言い終える前に、無情にも彼の言葉は否定された。
再度現れた豪風、再度空を踊る矢たち。
「───────すまぬな、某の二つ目の宝具が貴様のソレを打ち破らせて貰った。
我が宝具、
どんな弓が来ようと、どんな一太刀が来ようとも某に『無傷』である結果をもたらす」
「オイオイ、無敵じゃあねぇか!
あーあ、喧嘩ふっかけるんじゃあなかったぜ」
至っていつもの調子で、”陽“のアーチャーが振る舞う。
しかし内心では既に、令呪によるバックアップでないと逃げきれないという答えが出ていたのだった。
だからこそ、彼らしくない弱音をいつもの調子で吐き出した。
後輩に情けない姿を見せることとなるとは、と彼は奥歯が砕けそうなほど食いしばっていた。
「悔しがるか弓兵……その精神やよし!!
味方なら酒を酌み交わしたかったが残念だ」
「悪ぃが酒は美女か息子としか呑まねぇ主義なんだ」
”陽”のアーチャーは腹部を穿く槍を抜き、地面へと転がし周囲を見渡してどうにか逃げ切れるルートを探る。
どれを利用するか、どうするべきか。
思考をかけめぐらせて必死に思案する。
木の葉を利用する、砂利を利用する。
弓矢を、手足を、命を利用する。
考えうる全ての可能性を会話の最中でも張り巡らせた結果───────答えは変わらなかった。
「…………ケッ、ホントにあんたズルすぎるよ。
強さだけじゃねえ、その性根もよ」
軽い恨み節を吐きながら”陽“のアーチャーは弓矢を構えた。
陽のアーチャーの行動に”陰“のランサーは笑みを浮かべながらも、少し残念そうに表情を翳らせながら槍を刀を再度抜いた。
「答えはそれか。
義仲公の時みたく、撤退を選ばないのだな」
「初日でバイバイなんてそれこそ話になんねぇからな。
真名を二騎実質的な勝ち星も二つ。
それだけ戦果を挙げたんだ。
……勘違いすんなよ、ここで散る可能性は確かに高ぇが、勝ち星三つ目をもぎ取ってやるからな」
「その意気、素晴らしいぞ。流石は叛戦の英霊。
しかし某とて、勝利を欲している。
今の主の為でもある。しかしそれ以上に、竹千代様の為に。
あのお方の名誉を傷付けぬよう、某は全力で持ちうる武器を使わせてもらうさ」
「───────呵々、ウィリアム・テルや、貴様はもう逃げ場はない。
ほれ、土産だ」
二人の決闘場、そこに闖入したは全ての元凶である霧島義隆であった。
二人の間に、彼は”陽“のアーチャーのマスターであるユースタスを投げた。
腹部に数発の弾痕があるのを即座に見抜いた”陽“のアーチャーは直ぐに義隆に矢を放った。
その矢を切り払う、等ということは”陰“のランサーはしなかった。
無粋な者に相応しい罪と、罰。
ソレをいっその事くらってしまえと、”陰“のランサーは願ってすらいた。
しかしその
義隆の周りには周到に結界が張り巡らされており、義隆のことを護ったのだった。
「可能性を底上げするだけのその宝具。
あと一つ、魔術でも練り込ませておけば良かったというものを」
呵々、と嗤いながら義隆が”陰“のランサーに視線を向け、
「殺れ」
そう短く命じた。
老獪の命令に、”陰“のランサーは答えることなく強く首を横に降った。
「忠吉殿に令呪でも使わすことだ。
某は貴様の命令などに従うつもりは無い」
「いいや、聞いてもらう。
貴様がアーチャーを殺さぬというのであれば
貴様がどんな形であれ、そこのアーチャーを殺すというのであればそこの男は見逃すさ」
転がっているユースタスを指し、義隆が笑う、笑う、嗤う。
「アー……チャー……逃げ、ろ……」
二騎の間に放り投げられたユースタスは弱りながらも”陽“のアーチャーに命じた。
しかし、彼は逃げろと言われたから逃げるなどということをする男ではないということを、ユースタスは忘れていた。
「───────オイオイ、オレが勝った場合の話をしてないぜ?
悪いが条件を挟ませてもらう。
オレが勝てば、ユースタスを助けてもらおうか」
「ほう?」
「弓兵……」
「なに、を…………!!」
三者三様に、反応する。
”陽“のアーチャーは、ユースタスの止血のみを行ってから巻き込まないように少し離れた木の下へと移した。
「勝ち目が薄いってか?
まぁ、今のオレの状態は酷いからな。
だがよ、アンタは忘れてるぜ。オレは、アンタが呼び出した最高のサーヴァントだってことをよ」
「アー……チャー……クソ、そんなことを言われたら……私、は…………」
令呪を使えない、ウィリアム・テルの矜恃を傷付けるような事となる事をしたくない。
その思いは言葉にしなくても”陽“のアーチャー、彼の胸に届いていた。
「さぁてやろうぜランサー!!
こっからアンタに勝って最高の未来、掴んでやるさ!!」
ウィリアム・テルの言葉に、戦国最強の男は強かに微笑んだ。