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時刻は十九時前。
とある路地裏では、煙草を吸いながら堂々とした態度で歩く男と、その取り巻きが複数人いた。
「でさ─────」
男が何かを言おうとしたが、目の前の異様な景色を前に塞がった。
「────────グ、グググ」
男達の目の前には時代が逆行したと思わさせるかのような、見事なほどしっかりと造られた鎧兜を装着した、目が虚ろな男がいた。
「なに、コイツ……?」
「な、なんかヤバそうじゃね?
……普通に怖いんだけど」
目の前の異形を前に、男達は恐怖を感じずにいられない。
不意に、鎧兜の男が
「……オマエ、ゲンジ、カ、カ?」
鋭く目を光らせながら、問う。
答え次第ではなにか行動が起こるのは明白だった。
男達は─────
「……逃げようぜ、キメェわまじで」
無言のまま、逃げ去ることを結論付けた。
男達は、鎧兜のせいでそんなに早く走ることはなく、自身達には追いつけないだろう。
そう、タカをくくったのだった。
皆、背を向けて逃げようとする、その時だった。
「─────ムゴンハ、コウテイトミナス」
鎧兜の男がそう言うのと同時に、先頭を歩いていた男は横からなにか冷たいモノが飛び散ってきたのを認識する。
横の方へ視線を移すと───飛び散ったモノは紅く。
そして、仲間だった男の一人の首が無かった。
「──────逃げろテメェら!!
オレが出来るだけ食い止めてやるから、速く!!」
鎧兜に掴みかかろうと腕を伸ばす。
しかし、次の瞬間には鎧兜の姿は消えていた。
「───あ、アツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイアツイ……モ、モエテル、おれ、もえ、もえちまっ……!!」
慟哭と共に男の仲間の一人が燃え盛った。
それと同時に、殆どの数の頭が無くなっていた。
「────ゲンジハユルサン。ワタシカラナニモカモヲウバッタ、ニクキ、ニクキゲンジハユルサナイ……!!」
形相はまるで鬼のように。
慈悲も無く、ただただ地獄への水先案内人を鎧兜は務めた。
そうして、鎧兜は屠り尽くした。
一人、残されたリーダー格の男は鎧兜を涙を流しながら、恨めしそうに睨んでいた。
「……オマエハ、ゲンジ、カ?」
しかし、鎧兜は意を介さずに訊ねる。
淡々と、殺意を潜めて。
固唾を飲み、最後の抵抗だと言わんばかりに男は頷いた。
それが、最期だった。
───三日月のように描かれた軌道と共に、まるで豆腐のようにあっさりと男の首が切り飛ばされ、男の息の根が止まった。
切り口から勢いよく吹き上がる鮮血を、雨のごとく鎧兜が受け止める。
「────アァ」
歓喜の声が漏れる。
その鎧兜の下もまた、酷く
キャラ紹介
霧島義隆
年齢……73
誕生日…1月1日
身長……168cm
魔術属性……『火』『水』『地』『風』『空』の五代元素全て
好きなこと……魔術師を痛めつけること
嫌いなこと……魔術師が生きていること
天敵……無し
起源『忘却』
桐島家当主。
魔術師内でも珍しい五代元素全てを扱える人物で、自身も努力を惜しむことなく積み上げたこともあり、同期の魔術師達には無敵と謳われていた。
そんな栄光は今や影となり、今では魔術師に対する恨みで自身の家族を捨て駒にするほど堕ちきった外道となった。
全盛期をとうに過ぎ去り、今ではかなり腕前も落ちぶれたが、それでも現在、この聖杯戦争に参加しているマスターの中では1番強い。