平穏が遠い・・・。(仮)   作:禁屍

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禁屍でございます。(サ〇エさん風)


いよいよヒロイン登場です。(一応前回登場はしています。)


UA2000 お気に入り70件 突破いたしましたこの場を借りて感謝を。


4話せんばつっ!

 

 

 

いよいよこの日がやってきた。

 

 

 

 

『犬神選抜の儀』

 

 

 

 

犬神使いになる子供は13歳になると本家の裏山にある犬神の住むことろにおもむき、犬神達に選ばれたものが犬神使いとなれる。例外を除けば、犬神使いの強さは犬神の数に比例するといわれる。

 

 

おれもこれから裏山に入る。原作通り無能と呼ばれるおれなら原作通りようこだけになるかもしれない。だが、キツネとなんて、会って・・・・・・、あ。

 

 

 

キツネ、チョコレートケーキ・・・

 

 

 

やらかした~~~~~。

 

 

 

ま、原作の通りだと思ってあきらめよう。ただ、少しやらなければいけないことがあるし、また原作崩壊といきましょうかね。

 

 

言われたとおり裏山にむかう。やることはあるが山の入り口で十分事足りる。

絶を使い念や気を抑えながら裏山に入っていく。

 

 

裏山に入ったところでここに来た目的の一つを果たすとしよう。

仙界でつちかった技術の一つをつかってみよう。

 

 

 

 

 

元来、言葉には力が宿るといわれる。霊力を載せて言葉に力を宿し《言霊》とする。

 

 

 

「《ごきょうやへ、風よ。ハコベ、ハコベ、コトダマを》」

 

 

 

霊力の道ができたことを確認して話しはじめる。

 

 

 

「ごきょうや。いきなり驚かせてすまない。少しでいいから話を聞いてほしい。俺は川平啓太。お前の元の主だった川平宗一郎の息子だ。君に一言謝りたかった。・・・・・・すまなかった。でもおやじを恨まないでやってほしい。おやじは母さんと結婚するにはそれしかないといわれた。やっぱり、人の生は短い、生きる時間のより、近いものと一緒にいたいと思うものなんだ。でも、いまでも親父はごきょうやのことを気にかけていた。決してお前は悪くない。母さんの嫉妬深さが招いてしまったんだ。だからごめん。・・・・・・いい主に巡り合えることを、祈ってる。」

 

 

 

 

そこまでいうだけいって、道を切る。正直選ばれるとは思ってもいないのでやることないし、

果報は寝て待てという。それならあとは、眠ってまつとしようかね。

 

 

 

 

 

 

sideごきょうや

 

 

 

 

宗一郎様と契約を解消されてもう十年になる。お慕いしていた総一郎様は結婚するために私たちと袂を分けた。はじめのころはあの方を恨みはしたがそれでも、今はそこまで憎んではいない。そういうものだと割り切っている。

 

 

 

今日はあの人の息子が来るらしい。もうあの人のことは思いに区切りはつけているし、歩いているときに偏見なしに見てあげよう。そう考えているといきなり、声が聞こえてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごきょうや。いきなり驚かせてすまない。少しでいいから話を聞いてほしい。俺は川平啓太。お前の元の主だった川平宗一郎の息子だ。君に一言謝りたかった。・・・・・・すまなかった。でもおやじを恨まないでやってほしい。おやじは母さんと結婚するにはそれしかないといわれた。やっぱり、人の生は短い、生きる時間のより、近いものと一緒にいたいと思うものなんだ。でも、いまでも親父はごきょうやのことを気にかけていた。決してお前は悪くない。母さんの嫉妬深さが招いてしまったんだ。だからごめん。・・・・・・いい主に巡り合えることを、祈ってる。」

 

 

 

 

 

気が付くと人のいそうな入口のほうに走っていた。

 

なぜだろう、もう割り切ったはずなのに。それなのにあの人の息子に会いたいと思っている。

 

 

なんだろう。こんな気持ちあの人ともなったことがないのになんだろう。

 

 

 

そんな考えがぐるぐると頭の中を渦巻く。自分の直感を信じあの人の息子のいるところに向かう。

 

 

 

入口のところに座りこんでいる人影が見え始めた。やる気がなさそうにしているのはどうしたのだろう。

 

 

 

そう思いながら、顔の見える位置に差し掛かった時思わず足を止めてしまった。

 

そしてその顔を凝視すしてしまう。

 

 

 

あの人の面影を残した顔、それでいて、やはりまだ子供らしいあどけなさが残っている。

 

 

 

 

何よりもなぜかあの人を見ていると何もかも飲み込んでしまいそうに感じるのに、すべてをやさしく包み込んでくれるようなそんな感じがする。

 

 

 

宗一郎様、私はもう先にすすんでいいんですよね・・・。

 

 

もう・・・・・・。

 

 

 

 

 

よろしくお願いしますね。新しい主啓太様。

 

 

 

 

sideごきょうやout

 

 

 

 

side????

 

 

 

 

私は今までだれの犬神にもなったことがありませんでした。

 

 

 

だれのもとにもいかずにいたのは別に理由があったんではありません。

ただ、だれとも合わないとおもっただけです。

 

そうしていると、気が付けば『いかずのなでしこ』と呼ばれるようになりました。

 

 

今回はご当主様のお孫様が来るそうですがどのような方なのでしょうか?誰かが入ってきたようです。ふつうの犬神使いの方より力は弱く感じます。

 

周りの犬神たちは落ちこぼれを相手にするなどばかばかしいといって山の奥のほうに戻って行ってしまいました。

 

 

でもなぜだか会ってみたくなりました。

 

 

確信なんてありません。でも会ってみれば何かが変わる、そんな気がします。

 

 

まだ、入り口の近くにいるようですし、行ってみましょう。

 

 

 

到着してみると、ごきょうやが誰かを見ています。きっとそのひとが選抜の儀を受けている人でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

時が、止まりました。

 

 

 

どうやら、眠っているようで規則正しく胸が上下していて細く少し華奢とも言えそうなその体つきであるにもかかわらず、半袖から見える腕はしなやかそうであり一部の無駄もなさそうです。また眠っていらっしゃるそのお顔は年相応のあどけなさを感じさせながらどこか隠しきれていないような野性味を溢れさせています。気配だけを感じれば確かにこの方は一般の方よりも弱いという印象を与えられるかもしれませんが、実際に対峙してみるとまるで海の中に沈んでいくような錯覚におちいるほどであり、それでいて溺れているときのような息苦しさを感じずむしろその大きなものに包まれていることに安心感さえおぼえるようです。って私はいったいなにを考えているのでしょう。こんなこと今まで一度もなかったのに・・・。

 

 

 

決めました。今日で「いかずのなでしこ」はおしまいです。

 

 

 

よろいくおねがいしますね、啓太様。

 

 

 

sideなでしこout

 

 

 

side????

 

 

 

私は今まで一度も犬神つかいを主としたことはない。

それはなでしこのように感覚的に合うものがいなかったというわけではなくもっと単純な理由だった。

 

 

 

 

 

強さ

 

 

 

 

 

昔から犬神使いは審査され選ばれる存在であったとはいえそのほとんどがおびえ、選ばれるかどうか戦々恐々としていた。

 

 

 

 

唯一契約するのもおもしろいかと思っていた今の宗主もはけお兄様が自分以外必要ないとほかの犬神たちを排除しだしたのをみて、ならやめておこうと思いそれっきりでした。

 

 

 

今回その宗主の孫が来るそうですね。みな落ちこぼれだのなんだのと、いろいろ言っていますが私は自分の見たものしか信じません。

 

 

 

ひとつ、見にいってみましょう。

 

 

 

木々の枝の上を人が入ってきた気配のするほうにわたっていく。

 

 

 

木の上からごきょうやとなでしこを見つけた。ふたりとも固まっている。

二人の視線の先にいる犬神使いを見る。

 

 

 

なんだ、あいつは・・・。

 

 

どのくらい強いとかもうそんなレベルではない。圧倒的すぎる、勝ち目がない。

 

 

 

それと同時に思ったのはようやく仕えるべき、いや仕えさせていただきたいと思うお方に出会えた。

必ず主になっていただく。

 

 

待ってていてください、啓太様。

 

 

 

 

side????out

 

 

 

side???

 

 

 

あの時会った彼。

 

 

彼は犬神使いだった。

私はかかさまを封印してからずっとつまらなかった。

だから山を抜け出そうとした。

 

 

彼はかみついた私を怒らなかった。

彼と食べたケーキはおいしかった。

彼といて楽しかった。

 

 

だから私はあなたと一緒にいたい。

 

 

 

だからよろしくね、啓太。

 

 

side???out

 

 

 

 




と、いうわけで犬神選抜の儀終了です。 少しボリュームが出ちゃいました。


女性の心理描写は難しいです。


次回は、自分の犬神はいても一人と思っていた啓太驚愕。



カオルの犬神は原作十人ですが八人になります。
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