自分をTASだと思ってる精神異常者の話。   作:名無しの権左衛門

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TAS君と友人とウマ娘達と現実とサブノーティカ

 

 

<ここは?>

「俺達の一軒家」

 

 

 そう、以前のマンションの一角は売り払って、ダミー用の格安マンションと同じく

地方と都市の間かつ幹線道路から外れた場所に、二階建ての一軒家を購入。

トイレは二カ所に分かれていてお風呂は結構広めになっている。

 

 

「ようこそ、現実世界へ」

 

<どういうこと?>

<何だろ、くすんで見える?>

<わあ、ライスのお人形さんだぁ……どういうこと?>

<チームルームじゃないってことは……え、え?>

<なんだか変なにおいですわね>

 

<ちょわ!? 私がパソコンの中にいますよ!?>

 

 

 桜ちゃんの言葉で、俺と友人・シンちゃん以外が振り向いてパソコンに注目する。

出てくるとき、あらかじめアプリからYOUTUBEにしておいてよかった。

 

<あれ? この人、ボクと同じ声してる>

<ははーん、なるほど。つまりあれですか。私達は、架空の存在って奴ですね>

<どういうことですの? 架空なのは、こっちではなくて?>

<次元の差って相当ですよ>

<なあバクシンオー、これこれ>

<これですか? よっと>

 

 カチカチとYOUTUBEで、オグリキャップと題名がついた奴を闢く。

そこにはタマモクロスと有馬記念を戦う姿があった。

 

<タマモクロス!?>

<ボクのはないの!?>

 

《トウカイテイオー奇跡の復活!》

 

《メジロはメジロでも、マックイーンの方だ!》

 

《漆黒のステイヤーライスシャワー、見事に差しに来ました!》

 

<すごいっテイオーさん>

<ボクが本物なんだけど!?>

 

 さてみんながみんな、色々察し始めたところでネタ晴らしをしよう。

友人の方のPCで、ウマ娘プリティダービーを闢く。

 

「さて、ネタ晴らしなんだけど。君たちは架空の存在だ」

 

<はい。それで、何をさせる気なんですか?>

 

「ああ。そこが肝要なんだけど、俺達は君たちを限界以上に育て上げることができる。

そして、あらゆる知識と共に、ウマ娘の限界を目指し競い合ってほしい。

少なくとも、シンちゃんには土をかけるくらいには強くなってもらえると嬉しいかな」

 

 キタちゃんがなんか覚ったような顔をしてる。

ちょっとSAN値削りすぎたかな?

 

<具体的に?>

 

 

「結果を急ぎ過ぎてるな、キタちゃん。精神的に危ないよ。

そういうわけで、しばらく現実を生きてもらおうと思ってる。

トレセン学園だけで青春を完結させるのはもったいないからね」

 

<確かに。こっちにはない臭いがあるし、なによりきれいだ>

 

 水とかは汚いけどね。

ただ山々の青々しさは、ゲームでは味わえない趣深さを得られると思う。

ここで感覚を研ぎ澄まして、ウマ娘としての五感の鋭さを発揮して、

自分の領域を拡大してくれよ?

 

「ちょっと遊びに行こうぜ! ついでにキャップちゃんとマグロもついてこい。

いまから、レストラン踏破すっぞ!」

<ああ、行こう。今すぐいこう!>

<私もですか!?>

 

 友人がさっさと連れ去ってしまったので、小麦やトーチャン・キタちゃん・桜ちゃんを連れてシンちゃんと共にいろんな場所へ連れていった。

ゲームセンターもそうだが、西村ジョイだった場所やサティだった場所へも連れていく。

そしてカラオケで、あっちの世界にはない歌を歌ってもらう。

 特にボカロやVtuber関連。

ここは特殊な発展をしているといっても過言ではない。

 

 

 そして唐突な生放送。

 

 ライスシャワー・トウカイテイオー・キタサンブラック・サクラバクシンオー・シンボリルドルフが、ビッグエコーの大部屋でボカロ曲を歌ったりウマ娘の曲で実際のダンスを踊ったりした。

これを生で見た彼らは、荒れたり叫んだりお祭り状態になっていた。

 

<ちょっと何とってるのさ>

 

「映像だよ。この世界でいう創造神の仲間たちへのお知らせかな」

<へー面白そうじゃん>

「創造神はサイゲームスっていう組織の中にいるんだ。

オーディンだって、オリュンポスっていう組織の中にいるわけだし」

<あっ、なるほど>

「そういうわけで、トーチャン。頼む、何か一言でも」

<んー。ボクを生み出してくれてありがとうございます。

トレーナーと一緒に、レースを制覇していくからテイオー様の活躍、見逃さないでよね!>

 

 おーコメント欄がさっぱりしてる。

しっとりテイオーみせてくれー!とか言ってるけど、理解できないから放置しよう。

 

<しっとり?>

「はちみーこいめとかのことじゃない?」

<こっちにはちみーあるの!?>

「あるけど、ただのはちみつしかないよ!」

<じゃあ、トレーナーのはちみつ頂戴!>

「ないよ!」

<えー! ちょーだーい! トレーナーのが欲しいんだよー!>

「わざとやってないかおまえ!?」

<ニッシッシ、何の事かな?>^

 

 コメント欄が盛り上がっているってことは、倫理的に問題あるってことだ!?

あー、だめだよこれ以上は。

しばらくして制限時間が来たので、スタミナ太郎の食べ放題を食いに行くぞ!

 

 

「よーっす!」

<ここのもうまいのか?>

「食べ放題だから、味は落ちるかもな」

<うぅ、体重計が怖いですわ……>

 

 友人も合流したので、店員に泣きつかれるまで暴食してやったぜ。

 

 え、耳? ああ、斬新なファッションで通した。

大丈夫大丈夫。ここの県民は、自分かってで他人に興味ないから。

その代わり入れ込んだら、とことんまで入れ込むよ。

 

 

 さて、色々察してきているキタちゃんと小麦ちゃんは、皆と楽しくしつつも顔を青くしている。

帰宅中もあまり楽しそうじゃなかった。

いやぁ、照れるなあ。

 

 お前たちをどんな地獄に叩き落とそうか、結構悩んだけどシンちゃんと同じ道を歩んでもらおうと思う。

 

 そういうわけで、帰ったら帰ったで別データを用意したサブノーティカ。

全員水着に着替えてもらって、さあ、地獄へ参ろうか。

大丈夫。主人公は今回別の世界に飛んでもらったから。

そして主人公の持つ道具や緊急ポッドは、そのまま海上をただよってる。

 それとこのゲームが現実拡張された場合の影響は、ほとんど存在してない。

水棲生物の居場所やPOPは、ゲーム通り。

呼吸方法だったり道具も変わりない。

 そしてウマ娘への影響も、悪影響はないといっていい。

俺達もそうなんだけど、1500でも変わらず水中に出られるし耳に水が入らない。

だけど呼吸は苦しいから、簡単に意識が遠のくね!

 

 また水死は辛い。

俺はTASだから、ほんとギリギリで行動できるんだけど友人は人間の本能がささやきかけるのか、行動が遅くなるんだよね。

いやーシンちゃんがいなかったら、たいへんなことになってたかも。

 そんなわけで、もう一つのセーブデータには酸素を出す珊瑚とサブノ2の酸素植物を

植えこんだんだ。

例のパイプも使ってる。

 

 

 パシャン。

 

 

<<<え?>>>

 

「これより、大型海洋惑星でサバイバルをする。

俺や友人、シンちゃんも食料集めはするが、遠泳や探索は他6人がやってくれ。

正面左下にある酸素ゲージ・水ゲージ・空腹ゲージ・体力ゲージに気を付けてくれ。

特に酸素ゲージ。これがなくなるほど、視界が暗くなり窒息死する。

ちなみに窒息しそうになった場合、俺や友人がライフセーバーの資格をもっているので

救命活動できるが、ファーストキスを奪われたくない場合頑張って生きてくれ」

 

 そういうわけで、基本的な行動や魚を素手で捕獲したり石の採取、ポッド内の作業場を教える。

まずは移動範囲を広げるための酸素ボンベ・フィンづくりかな。

 

「水は貴重だから、塩を取ってくるように」

「初期だから楽しいな!」

<ねえ、あれ、何?>

「あれはガスポッド。 爆発する粒子があって、爆発する前に回収できるぞ」

<中立生物だから、あんまり狩らないようにな>

 

 ちなみに、耳に水が入ることを恐れて、最初は誰も潜らなかった。

でも俺や友人が、そこら辺から物資を持ってくるとサクラちゃんが

委員長として頑張ってくれたんだ。

おかげで、耳に水が入らないことが判明。

 みんながみんな、思い思いにものを拾っては回収していく。

ただモノが増え過ぎたので、チタニウムから防水ロッカーを作ってその中に入れていく。

それとシンちゃんは、これらが流されないように監視する。

 

<うおっ!?>

「どうしたキャップちゃん!」

<満腹度が最大値になると、お腹が膨れるのだな>

「あー、個人差のアレね。……だとすると、キャップちゃんの大食いは鳴りを潜めるのか」

「まじ!? よかった! 海洋生物が絶滅するかと思ったんだよ。杞憂でよかったよかった!」

<懸念事項が一つ減ってよかったな>

 

 

 上限値は100だから、不安しかなかったんだよ。

でも、本当に100が100でよかった。

 

 

<と、トレーナーさんっ、たすけっ>

<TASさん! ストーカーです!>

 

 桜ちゃんとキタちゃんが泳いできていたけど、何やら焦っていた。

俺と友人は、持ってきていた強化ブレードでおってきていたストーカーを、

三枚おろしにしたんだ。

 

<すごっ>

 

 水中ではありえない速度と機動で切りつけた俺達に、目ん玉引ん剝く二人だけど

桜ちゃんの背中には小麦ちゃんが見えた。

 

 

<トレーナーさん! ライスさんが!>

「わかった。 さて、救命救助だ!」

 

 

 

<ごぼっ けほっけほっ ……TASさん?>

「うん」

<あわあわあわ>

「ごちそうさまでした」

<うぅ……あんまりだぁ……>

 

 不憫だなぁ。

ま、次も頑張れ。

 

 

 さて、塩酸を作れるキノコから派生して、バッテリーを作る。

ここからスキャナーを作って、サバイバルナイフ・浮袋・フラッシュライトを作成し、

皆に配っていく。

ここまで何日だろうか?

 脱出ポッドは一つだけなので、交代で寝泊まりしている。

俺と友人・シンちゃんは当然として、キャップちゃん・小麦ちゃん・桜ちゃんは

よく頑張ってるよ。

 

 逆にトーチャン・キタちゃん・マグロはダメだぁ。

データ上では、全員の酸素吸入量などが10%も上昇して、ミトコンドリアの作業効率が

20%も上昇している。さらに必要筋肉値が、3%も増強されている。

だけどそれらの肉体を有していても、現代社会に染まり一週間前まで家族と一緒に

過ごしていた若者にはつらいだろう。

 が、それがアスリートだ。やれ。

 

 

「この惑星に来て2週間だけど、ケーキ食べたい人ー!」

<<<……>>>

「あれ? 食べたくないの?」

<これに賛同したら、降格でしょう?>

「何でそう思うの?」

<私達の方に決定権がなく、トレーナーさん側に決定権が委ねられています。

これすなわち、私達を試しているのでしょう?>

 

 マグロ……いや……。

 

 

「よくわかったな、メジロマックイーン」

 

 友人がエアサックをもてあそびながら言う。

 

「心折れた者は言ってくれ。すぐに返す。俺達トレーナーとしては、

精神病に患われたほうが大変なのでな」

「ただし、1番に参加する機会は今後一生訪れることはない。

覚えておいてほしい」

 

 そういうわけで、第一回選抜試験終了。

流石にそのままだとまずいので、全員にポカリスエット・りんごやから揚げを渡す。

小さな岩礁ではあるけれど、俺達三人を除けばポッド内でもいける。

 

「電解質・ビタミンC・動物性たんぱく質の補給をする。

食べなさい」

<TASさんは?>

「食べなさい」

<トレーナーさん?>

「俺達の事は気にしないでほしい」

 

 そうすると、キャップちゃんは全部を一気に食べた後すぐに行動を開始しだした。

 

<さっさと終わらせよう>

 

 なんか覚悟決まっちゃってるよ。

どうしたんだろう?

 

 

 

 

 まさかだけど、水分以外取ってないことに勘づかれたかな?

シンちゃんは流石に、まだ高校生初期だから食わせてるけど。

俺達は時間が止まってるだけで、普通にお腹は空くんだ。

でも、我慢我慢。

 

 

 

<それとブラックとバクシンオー。それらを捨てるな、食べろ>

<……はい>

<わかりました……!>

 

 

<テイオー。大丈夫か?>

<大丈夫。わかってるから>

<そうか>

 

<マックちゃん、ライスたちもがんばろ>

<そうですわね>

 

 

「よし、サバイバル再開だ」

 

 皆が去った後、友人と一緒に水面をスピンして一気に加速しつつ、

オーロラ号の背後にある鉄板にあたって、一気に落下した。

落下すると液体の影響を受けなくなり、完全に地上と同じ判定で動けるようになる。

 

「いやー、このバグは楽しいな!」

「リーパーリバイアサンがいなければ最高なんだよなぁ」

 

 こいつはモンハンの武器で、一気に撃破することにした。

一瞬で片付けることに成功!

 

「皆はどうかな?」

「あー、一部はグラッシー台地に行って、一部はフローターアイランドに行ってるな」

 

 そろそろリバイアサン級生物に会うね。

彼らを見て度肝を抜かなければいいな。

 あとはPDAの回収とフラグメントの解析で、だんだんと目的を達成することができるだろう。

うんうん。小島が見つかれば、砲台も見つけられる。

幸い緊急ポッドから、救難信号は垂れ流しだし。

 

 あ、サンビーム号到着までのタイムリミットが表示された。

 

「いったん戻ろうか」

「せやな」

 

 俺達は持ってきているプロパルションキャノンを二つ持って、

そこら辺にいるピーパー君を足元から引き寄せるとそのまま推進力を受けて水上へ向かっていったんだ。

他にも地上でケースにうまく挟まれると、ものすごい距離を吹っ飛ぶことができるぞ!

 

 じゃあ、みんな、この惑星の秘密を知ろうね。

 

 

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