自分をTASだと思ってる精神異常者の話。   作:名無しの権左衛門

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TAS君と友人の免許とデコトラとレース

 

「おれ、運転したい」

「じゃあ、免許をとろうでもするか」

 

 

 18歳まで待て?

待てるかよ!

俺だって軽トラ運転してえよ!

 

 

 

<免許センターです。ここで免許を取得するための筆記・実技を習うことができます。

ここで学んで、本番のテストに受かれば、フリー走行でお題のものを取っていただきます。全て及第点になれば、晴れて貴方も免許取得者になれます>

 

 

 そういうわけで友人と一緒に、免許をとろうというゲームの中に入ったんだ。

ゲームの世界が拡張されてもやることは変わらない。

年齢とか関係なく取得する機会があるのはありがたいぜ!

 

 

「えーと青地に白は進行方向で、白地に青は一方通行?」

「交差点5Mいないは、停車や駐車はできない」

「高速道路などで渋滞している場合、ハザード。割り込んだ場合など、

後続車に感謝するときハザード。これはマナーと」

「暗い交差点で道を譲るとき、メインライトを消すことで主張を弱くして

相手に道を譲ることができる」

「見通しの悪い場所は、クラクション。基本的に暗く成ればビームにする。

視力に来るが、大丈夫なのか?」

「有効視界というものがあってだね」

 

 

 筆記はすぐに覚えて正解した。

そして実技も基本的なものは終わって、S字クランクとか坂道クラッチスタートとかもやった。

正直これが一番難しいと思います。(体験談)

(当時はタクシーのような角張った車だったりしていたため、タイミングがつかみやすかったりした)

 

 

<もっとアクセルを踏んでください>

「「!?」」

 

 ドリフトをやったんだよなぁ。

 

 そして最後のフリー走行だけど、友人はミッションで堅実にやった。

俺はというとオートマチックトランスミッションで、サイドブレーキを引きながら加速。

290キロ近い速度で爆走しながら取っていったんだ。

 

「いや、そいつはおかしい」

「キミもやってみたら? できるよ?」

 

 できました。

 

「やっぱおかしいって!?」

「この世界はそうなんだよ!」

 

 

 友人と一緒にこの世界に関して色々突っ込みをしていたんだけど、

やはり運転技術を磨いたらそれを試してみたいって云うのが本能なんじゃないかな。

そこで友人と一緒に、デコトラ伝説2の世界へ赴いたんだ。

ここならやーさんっぽい実力者と戦いつつお金も入手できる。

 デコトラということで、デコレーションできるなら現実拡張されるその世界で

他の物もデコレーションできるんじゃない?

 

 

「楽しみだぜ!」

 

 

 加藤勝<ああん? 俺様に挑みたいだあ? いい度胸してんじゃねえか!

ぶっ潰してやる!>

 

 文字にするとそうでもないけれど、聲や気魄・顔面や服装等で結構来るよ。

なお俺や友人は、国会とかで味わっているからそうでもないぞ!

 

「こっちこそテメェのタマつぶしてやっからな! 覚悟しとけよチンピラァ!」

<吼えるな、下郎!>

 

 そういうわけで、小型トラックの友人とダンプの俺で各地を争うことにした。

しかも友人は各地で積み荷闘争をしながら堅実にお金を稼ぎ、

それの堅実さに惹かれた人が大型トラックに換装させた。

更に高速域を強化するなど、相当な堅気だなって思う。

 俺はというとパトカーに追いかけられながら、いかに積み荷を壊さないでとある距離まで運ぶ事を至上命題にしている。

こっちはこっちで高価なものを運んでいるので、非常に稼げる。

更にパーツを購入することで注目度を上げられて、さらに強い敵と戦うことができたんだ。

 

 この世界だとATのトラックで勝負する。

アクセルとウィンカー出してからの路線変更、ブレーキや男気といわれるブーストがある。

そして積み荷と呼ばれる損傷度があって、5つの段ボールが暗い色になったらゲームオーバーだ。

 レースを走破するとその積み荷の損傷度によって、入手できる資金が変更される。

損傷が少ないとその分お金がもらえるし、壊れたら0円まで徐々に減らされていく。

借金まで減らされないからありがたい。

 

 レース中。

 

 基本的に演歌をかけながらレースができるんだけど、クラクションの他にもスピーカーが

あって内部のマイクで叫ぶことで

前をふさぐ一般車両に路線変更をさせることができる。

 そして一般車両やライバルにスリップストリームができるように後方待機したり、

ライバルに一般車両をぶつけたり、一般車両にスリップストリームをさせて加速させ

ライバルの進行方向をふさいで妨害したり。

 さらには登りや下りで速度差がでたりするし、速度が出過ぎた場合カーブで外縁部をこすり速度を落としたり荷物を損傷させる。

また連続でぶつかりまくるとパトカーが出てきて、体当たりしてくるんだ。

 

 結構考えてやらないと、マジで負ける。

ゴールする瞬間、敵に前にいかれないようにガンガンぶつけて自分が前に行くように

するという泥臭さも必要だな!

 

 

<オラァ、どけえ!>

「んだとゴルァ!! 死にさらせえ!」

 

 

 おお、友人がライバルと高速道路でデスマッチしてんなあ。

 

 

「どう? 実感した?」

「実感した実感した。いやー、楽しいな!」

「じゃあ、もっと楽しめる奴しようよ!」

「ん?」

 

 

 そういうわけで、俺達は逃走ハイウェイのゲームにやってきた。

 

「じゃ、逃げようか!」

「リアル東名高速道路逃げさせるゲームじゃねえか!?

つーか、SIMPLEシリーズってレベルの背景じゃねえ!」

 

 ゲームが現実拡張されるせいか、背景が完全にリアルなんだよなぁ。

頑張って隙間行ってみたけど、3Dゲームあるあるで張りぼてだったよ。

 

<小検問を突破された! 至急応援を頼む!>

 

「うわああああ!!」

「お、この車サイドブレーキあるじゃないか!」

「はあ!? ちょっとまて、他のゲームでそのネタできんのかよ!」

「現実でもやってたじゃんか」

「おい、ちょ、ぎゃああああ!!!」

 

 ふはははははは!! 素晴らしい、車がゴミのようだ!

 

 サイドブレーキは加速を手助けするだけだから、限界速度以上にはいかないけど

殺人的加速過ぎる!

おっとスポーツカー発見!

 

「ちょっと乗り換えるわ! 君はどうする?」

「俺はもうちょっとこれで頑張るわ」

「燃料計みなよ?」

 

 

「は? これ、ガソリンあんのかよ!?」

「とうぜんだろう?」

 

 

 そもそもこのゲームの主人公って、探偵らしい。

奪われた車両を撃破して証拠を4つ入手したらいいんだと。

 

「事故処理車来たああああ!!」

「逃げろ逃げろ! って、なんで高速道路パトカーまでいんの!?」

「知るかい! なんとしてでも逃げろ!」

 

 

<この先500Mの渋滞です>

 

「渋滞だって、どうすんだ?」

「トラック奪うから、後ろからついてきて」

 

 現実と違って頑丈だけど、爆発とか吹っ飛び方がバーンアウト3並で少し怖い。

でもアドレナリンがドバドバ出ているから、最ッ高の興奮で運転してるんだぜー!

 よしスポーツカーから降りて、トラックを永遠にかりよう。

っと覆面パトカーから警察が降りてきたけど、完全に無視して突破していく。

ハザードを焚いて止まっている車から、割り込みをしようとしている車が多数いる。

でもそんな奴らを尻目に、トラックの高耐久を使って除雪車の様に突き進む。

 

「こいつミッションか、SB(サイドブレーキ)加速できんなっ」

「おいおいTAS!? これ大丈夫なのか?」

「大丈夫じゃないなあ」

 

 通った後は多数の事故車の残骸だ。

幸いこのゲームだと人は死なないし、皆時間経過と共に消滅するから問題はないぞ。

拡張した今でも有効で、道路わきに消えていくんだ。

ありがたやありがたや。

 

 

「だあああ!! ミッションめんどくせえ!」

「だったらATに代えなよ」

「免許って実際MTでもAT乗れんの?」

「乗れる。ATだけだとMT乗れないけど」

 

実際に高速道路を走って、その先にある証拠を取りに行くってかなりつらいんだけど。

 

 この逃走ハイウェイは、2もある。

そっちは設定が世紀末で、コンセプトが全く違うものになっているんだ。

おかげでギャップがものすごい。

ほんと、色々すごいよ。

やりたくもないけど。

 

 

「次だ次!」

「次はどれがいい? マリオカート? グランツーリスモ? F-ZERO?」

「バーンアウト3 テイクダウンがいいな」

「あ、いいよ」

 

 そういうわけで、DJ風のラジオが高評価を得ている日本語の奴でやるぞ!

 

 最初は最高速度が180位ので走る。

ダカールラリーとかスバルでよく見る感じのスポーツカー。

そしてワールドツアーっていう色んなレースに出走するモードを遊んでいくと、

車のカテゴリの最強にあたる車を入手できるようになるんだ。

 ただ無料のリワードじゃなくて、レースで実際にそいつをライバルカーとして対戦し、

勝利することでやっともらえる。

 

 カテゴリはどれだけあったかな?

レースとクラッシュ、ロードレイジの三つのモードがあって、クラッシュとかいう賠償金額で競うゲームモードだけで使えるカテゴリもある。

それも踏まえると8種類あったかな?

6?

 ちなみに俺が好きなカテゴリは、SUPERのカテゴリ。

あれは最高速度が324キロ。

黒と炎の最強車は、335キロ。

 

「拡張されるとどうなるんだろ?」

「さあ?」

 

 やってみると結構怖くて面白かった。

強制的に一人称視点になるんだけど、どんな壊れ方をしても自分に衝撃が来ないんだ。

ここは仮想でよかったと思う。

 

「ぶっ」

「あっぶねえ!!」

 

 ニトロブーストっていう機能があるんだけど、相手をテイクダウンすれば*4まで

使用できるニトロが増えていくんだ。

R1ボタンで使えるんだけど、チャージされた炎がなくなるまで使用できる。

そしてこの炎をチャージするのは、さっきのテイクダウンやニアミスやドリフト・ジャンプなど危険走行すれば

どんどんたまっていくぞ!

 

「景色が速過ぎて車が見えづらい」

 

 加速するとエフェクトが追加されて見えにくくなるんだよね。

このソフト自体がPS2かつ赤・白・黄の三種端子だから必然的に

画質が悪くなってしまって直近まで相手がライバル車かどうかわからなくなってしまうんだ。

 

 ブレーキランプをみても、あんまりわかんね。

 

「トロリーバス邪魔!」

「いやいや! ちゃんとフォト狙おうね!?」

 

 一番の難関はトロフィーで、レース中トロリーバスに相手をテイクダウンすることとか

特定の車種へのテイクダウンが一番面倒だと思う。

このトロフィーやフォトのコンプリートで、もらえるリワードカーがある。

 

 周囲の人は、F1がむずいっていうけれどあのへんなスリップ性能をなんとかすれば勝てるよ!

あと加速はブーストじゃなくて、車自前の奴でやったほうが滑らないと思う。

 

「そういや、このゲームに警察いないんだな?」

「Need for Speed でやってくれ」 

 

俺はサイドブレーキがある車種を見つけたので、こいつを使って一気に加速する。

といっても頭打ちがあるから素直にテイクダウンして加速したほうがスコア稼ぎにもいいかもしれない。

スコアや賠償金額でも合算でリワードがあるからなぁ。

賠償金額の最大値は、消防車がもらえるんだっけ?

 

「いやーおもしろかった!」

「手に汗握ったわー」

 

 

 俺達はゲームの外に出る。

今回のバーンアウトは、あんまり外に出ずにVRのような体験をしたからちょっと酔い気味だった。

だから自然の丁度いい温度の風に癒される。

といっても、来週から真夏日になってしまうんだけど。

 そろそろ夏休みも近づいてきたし、さっさと終わらせる用意をしようかな。

友人も頭で言えば賢い部類だし。

 

 

「夏休みからどうする?」

「じゃあ、リアル実況しようぜ!」

 

 ああ、なるほどと思う。

今回は生放送してない。

理由として、生放送をするとゲーム内の経過時間がリアルになってしまうから。

 つまり向こうの世界で一日ずっと生放送すると、現実のほうでも一日経過してしまう。

それだと現実じゃ超まずい。

 

 でも夏休みとか長期休暇だとそれがやりやすい。

 

「よし、やってみるか!」

「やるゲームはこっちで決めていいよな?」

「いいよー」

「よっしゃ!」

 

 

 そうして俺達は、次の世界への旅を始めることになる。

 

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