遊戯王5D’sIF   作:銀猫

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あらすじにも書きましたが、IFストーリーで作者の妄想満載の原作沿いです。

シーン1はOPからスターダストが奪われるまでの話となります。


scene1:悪夢と現実

―ポッポタイム:ガレージ―

 

既に時刻は深夜、後にチーム5D’sと呼ばれるチームの本拠地となるガレージの二階で就寝しているのは因縁の血を引き継ぐ不動遊星だった。だが、悪夢を見てるのか、顔を顰めていた。

 

『ますたー、ますたー!』

 

「っ…ぐ…スターダスト…?」

 

 

魘される彼を起こしたのは、白髪の少年、遊星のデッキのエースであり彼のフェイバリットカードのスターダスト・ドラゴンだった。いつからか、スターダストはこうして少年の姿で遊星の目の前に現れるようになった。

 

おそらく、これが龍可の言っていた精霊の一種なのだろうかなぜかレッドデーモンズやブラックローズなどのシグナーの龍も擬人化で精霊として現れるようになった。

 

 

「どうした…」

 

『…ますたーが…魘されてたから…』

 

 

少し舌足らずな口調で言うのは、モーメント制御の一枚として、最後に開発されたのがスターダストだからだろうか。

 

 

「そうか…気を遣わせたな」

 

『ううん』

 

 

起き上がった遊星は街に浮かぶ満月を眺めた。

見た夢、自らの父が生み出した技術で破滅する未来。そしてそれに何もできなかった自分。

 

 

―翌日―

 

 

気分転換にとクロウ、そしてジャックが遊星をDホイールのドライブに誘った。そんな時、デュエルを挑まれたのは。一度見たら忘れないほどの印象づけられる、ボマーほどの大型のDホイールに仮面をつけたデュエリスト。

 

 

「レベル4となったクイック・シンクロンにレベル1のレベル・スティーラーをチューニング!!」

 

 

順調にシンクロをし、盤面を整える遊星。一方の相手はただモンスターを並べ、デュエルを長引かせるようなプレイングだった。

 

 

「スクラップ・フィストォォォ!!」

 

「ッ…だが、効果発動だ、500ポイントのダメージを受けろ!!」

 

 

ジャンク・ウォリアーで戦闘破壊した裏守備モンスターの効果で遊星の効果ダメージが入った。

 

 

「ッ、うわああああああああああああああ!!!!!!」

 

『ますたー!』

 

 

 

その時、通常では考えられない衝撃が発生した。それはあの時、鬼柳やルドガー、ゴドウィンとの闇のデュエルをした時のようなものだった。

 

 

「攻撃が実現化してやがる!!」

 

 

2人のデュエルを見届けるために後ろを走っていたクロウは驚いた声を上げた。相手がサイコデュエリストの可能性もあるが、そうだとしても危険な相手だ。

 

 

「だが遊星のフィールドは万全だ、一気にケリをつけてしまえ!!」

 

 

ジャックの言うとおり、フィールドにはジャンク・ウォリアーとジャンク・シンクロン。一方相手のフィールドはがら空きで手札もない。ここでシンクロを行ったらチェックメイトだろう。

 

 

「…行くぞ、スターダスト・ドラゴン!」

 

『うん!』

 

 

 

スターダストの言葉に応えるかのようにフィールドのジャンク・シンクロンがリングへと変わった。そしてその中をジャンク・ウォリアーが潜っていく。

 

 

「集いし願いが、新たに輝く星となる!!光差す道となれ!!」

 

 

☆5 + ☆3 = ☆8

 

 

「シンクロ召喚!!飛翔せよ、スターダスト・ドラゴン!!」

 

『行くよ!!』

 

 

先程までの少年から、ドラゴンの姿へと変わったスターダスト・ドラゴン。これで遊星のフィールドには破壊無効効果のあるスターダスト・ドラゴン。手札にもシンクロン・エクスプローラーがあるからニトロ・ウォリアーやジャンク・バーサーカーへと高出力モンスターへと繋げれる。

 

 

だが、遊星に遅れて走行していた対戦相手の男は『白紙のカード』を取り出した。

 

 

「なに、白紙のカードだと!?」

 

 

それで何をするのかわからないが、もしかすると十六夜アキとは違うそれを媒体にサイコパワーを発動するデュエリストなのかもしれない。

 

そう思って身構えているとカードが光りだした。

 

 

『えっ?』

 

 

そこから、通常のデュエルモンスターズのカードの裏面の絵柄のような光線がスターダスト・ドラゴンへと伸びた。

 

 

『な、なにこれぇっ!?』

 

「スターダスト!!」

 

 

スターダスト・ドラゴンを包み込むようにその光線が無数のカードとなってスターダストを捕らえた。

 

 

『いや、ますたぁ! たすけt――』

 

 

その言葉が途切れた。そしてスターダストを捕らえていたカードが光りだすと収縮し、再び白紙のカードへと戻っていた。そこに、スターダストの姿はなかった。

 

 

そして、男の持っていた白紙のカードにまるで鏡写しになった黒いスターダスト・ドラゴンが浮かび上がった。

 

 

 

「バカな、スターダスト・ドラゴンが!」

 

「やつのカードに!」

 

「吸い込まれたと言うのか!?」

 

 

すると笑みを浮かべた男は遊星に並んだ。いつの間にか、デュエルモードは解除されていた。

 

 

「不動遊星、お前のスターダストは頂いていく。この時代とともに滅びるがいい」

 

「なんだとっ!?」

 

 

高笑いをし、男はさらに加速した。すると、まるではじめからそこにいなかったかのように消えた。

 

 

白昼夢と言われたら納得しそうだが、遊星の手にあるスターダスト・ドラゴンのカードには何も描かれておらず、またあの少年の姿も消えてしまった。




はい、妄想です、すいませんでした。
なんとなくショタスターダストを考えてたらこの映画でこういう展開になるんじゃないかなって思いついてそこから暴発した作品です。

スターダストの人型の時の外見イメージはカーニヴァルの无(後書きを書いてる時に検索して勝手にイメージにしました)です。


最初の遊星が寝ているのは2階ではなくてDホイールのおいてる横でしたが後の描写のために2階になりました。

どうでもいいけど、このパラドックスの「お前の○○は頂いていく」は結構気に入ってるフレーズです。声優の淳さんもうまかったですし。

次回は少し飛ばして十代との出会いになります。
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