小樽を観光した歩夢達は、札幌から石勝線経由の夜行急行「まりも3号」に乗って釧路へ向かうことにした。
「釧路へ行くには、夜行で行くのか。」
「うん、翌朝には釧路へ着くって。」
「寝ながら釧路へ行けるなんて凄いわ。」
「ええ。」
「あっ、来たわ。」
「これね。」
歩夢達は、札幌駅から石勝線経由の急行「まりも3号」は22時に発車した。
石勝線は、千歳空港から追分、新夕張を経由して新得までを結ぶ132.4kmの路線です。このほか、新夕張から夕張までの16.1kmを結ぶ支線が延びています。
石勝線のうち追分-夕張間は、明治期に開業した非常に歴史ある路線です。
この区間は石炭輸送を目的に建設され、輸送実績が好調だったことから、複線化された時期もありました。
国有化後は「夕張線」と名乗り、戦後も石炭輸送は長らく好調を維持し続けました。
1981年、南千歳-追分間と新夕張-上落合信号場間が開通しました。
すでに1966年には、根室本線の落合-新得間が新狩勝トンネル回りに変更されたほか、
既存の夕張線区間(追分-新夕張間)も、「石勝線」開通に備えて大規模な線路改修が行われました。
1981年の開通にともない、夕張線区間(追分-夕張間)は全て石勝線に編入され、現在の形になった。
急行「まりも」は1日2往復で運転され、うち1往復は夜行である。
深夜であったが、乗客たちはほとんど眠っていた。
「あっ、ここは。」
「石勝線だよ。」
「そうか、新しくできた路線なんだよね。」
「うん、私寝るね。」
「うん。」
と、言って、歩夢は寝台で眠った。
歩夢達が乗った急行「まりも」は夜の札幌を発車し、翌朝には釧路に到着する。
一方、南と高山は函館公安で待機していた。
「犯人は、やはりスパイの可能性がありますね。」
「ああ、恐らく犯人は悪徳屋と言う事も考えられないか。」
「と言う事は、拳銃で殺害後に小樽運河に流れて殺害したって事か。」
「ええ。」
「もし高山の言う通りならな。」
「凶器は、ワルサーP38か。」
「犯人の男は、もしかしたら。」
「奴は、釧路だ。」
「なるほど、函館から札幌待て夜行に乗って、札幌から釧路へ向かうって事か。」
「その通りだよ、高山。」
「函館23時40分発札幌行「急行すずらん5号」、この列車には翌朝の6時に着きます。」
「よしっ、すぐに釧路へ。」
「ええ。」
南と高山は、函館駅から23時40分発「急行すずらん5号」に乗り、札幌へ向かった。
その頃、歩夢達が乗った急行「まりも3号」は釧路へ到着した。
「ここが、釧路ね。」
「うん、今は湿原が見頃よ。」
「うん。」
「そうだ。」
「どうしたの、しずくちゃん。」
「実はね、私、南先輩と高山さんが捜査している事件で私、分かって来たの。」
「えっ、それ本当。」
「うん、あの男が小樽で殺した男じゃないかな。」
「ほう、しずくちゃんが言うなら本当なの。」
「うん。」
そして、釧路へ行くと歩夢としずくが狙われるのだ