ドラえもん ゴルシちゃんと未来改編 作:ゴルシ未来人
3月頭。季節は巡り、冬から春に変わる。未だ朝方は寒く、早朝は暖房の出番が必要な時期ではあるが寮の自室でゴールドシップは学内新聞とサンデーサイレンスから貰った資料をドラえもんと共に見ていた。
「学内新聞にはチームのランクの事は書かれてないな」
「資料の方じゃない?」
学内新聞とは月の始めにトレセン学園の生徒会が発行する新聞だ。しかし、そこでゴールドシップは改編前の未来と改編された現代の生徒会の違いを知ることに成ってしまう。未来では生徒会は兎に角特別権限が強かった、学園の運営を手伝ったり色々と大変そうだったが発言力は高く色々と優遇されていた。
しかし、この改編された現代ではサンデーサイレンスが手を打った影響が有るのだろう。トレセン学園の生徒会は一般的な学校の生徒会と差程変わらず、学園祭の行事や掲示物の手伝い等は有るようだが特別な力は無いようだ。有っても、入学式の時に生徒代表で生徒会長が簡単な挨拶を行う程度だろう。だが、それが基本的に普通なのだ。改編前では一生徒会が持つには権力が強すぎると言えたのだから。
「ドラえもん。確か、生徒会長はシンボリルドルフだったよな?」
「うん。この時代はそうだね、サンデーさんから聞いたから間違いないよ。でもね…」
改編前…シンボリルドルフは唯一の無敗の三冠馬だった。トキノミノルは駿川たづなと成り正体を隠し電撃引退を行った為か、ルドルフに並ぶ者は存在しなかった。近付きがたい雰囲気を放っており、並び立つ者は誰として存在しなかった。その為か、改編前の歴史ではシンボリルドルフは無敗を貫き頂点に立ったまま卒業していったとか。
『やあ、ドラえもん君!!聞いてくれ、さっきディープが自販機でソーダを買ったソーダ…フッハハハ!!傑作の駄洒落だろ?』
『ふふふ、ドラえもん君。私は今日も勝利の2文字を肯定したよ、何故なら私は皇帝だからね!!』
『ドラえもん君…聞いてくれ。今日の調子は快調だ、何故なら私は生徒会長だからね!!』
だが、このトレセン学園で過ごして早2ヶ月。ドラえもんは現代のシンボリルドルフに対する評価は…
「駄洒落が大好きな女の子かな?」
「駄洒落!?」
駄洒落が大好きな女の子である。兎に角駄洒落が好きであり、ドラえもんやゴールドシップが未来で見た近付き難い雰囲気の少女ではなかった。トキノミノルが電撃引退しなかった影響なのか、孤高の絶対王者である必要が無くなったのだろう。二代目の無敗の三冠馬という偉業を達成したが、駄洒落が大好きな少女だったのだ。
「なんか…未来で見た変わる前の歴史と随分違うな」
「だよね」
ゴールドシップは新聞を折り畳み、次にサンデーサイレンスから貰った資料を見る。この資料は教職員、或いは希望した生徒が貰えるものであり、チーム対抗戦で変動したチームランキングやチーム評価、そしてチームメンバーを募集中のチームの詳細が載っている物である。
資料のページを捲っていき、ゴールドシップとドラえもんはチームスピカが書かれた所を見つける。
「有ったな!!なになに?チームスピカは順位22位、おお!!上がってるじゃないか!!
評価はDランクかよ。まあ、1回だけじゃ仕方無いか」
順位はチームベガに対して完勝した為か、崖っぷちの30位から22位に上がっていた。当然、チーム対抗戦に出場した為か評価も最底辺のFランクからDランクにアップ。チームスピカの評価も上がり、ゴールドシップとドラえもんは嬉しそうに笑みを浮かべる。
「しかし、アタシ達がベガ相手に完勝したのにDランクはな。せめてCランクは行っていると思ったのによ」
チームスピカはベガに対して完勝した。それは紛れもない事実であり、特にG1を何度も勝っている葦毛は走らないという定説を覆したビワハヤヒデに対して圧勝したゴールドシップ、今年のクラシック三冠候補筆頭と言えるサッカーボーイ達に対して異次元の強さを見せ付けたディープインパクト、リハビリ前の全盛期には及ばないとは言え完全復帰を果たしたフジキセキの好走(なお、本人はマイルが専門)が有ったのでDランクの上であるCランクだとゴルシは思っていたのだ。
「ゴルシちゃん。もしかしたら、これは公式戦のレースの成績も影響してるんじゃない?
シービーさんは三冠馬だけど、現在はスランプ。フジキセキさんは優秀だけど、怪我してからは公式戦出てないし、オグリさんは中央での戦績は無いし、タマモちゃんはデビュー戦以降の成績はボロボロ、ゴルシちゃん含め他の人はこの時代でデビューしてないしね」
「成るほどな。それは有るかもしれない」
しかし、残念な事にチームスピカのメンバーは大半がデビューをしていないのだ。
フジキセキは既にデビューをしているが、怪我をしてからはリハビリばかりで一切公式レースを走っていない。ミスターシービーは三冠馬に成れたが以後は勝てないレースが続いており、スランプ。タマモクロスはデビューをしているが、以後の成績はボロボロである。オグリキャップは既にデビューしていると言ってもそれは地方での話。
では他のメンバーはどうなのかと言うと。ゴルシは未来ではデビューをしているが、この時代ではデビューしておらず知名度は皆無。アグネスタキオンは未だデビューすらしていない、高1なのに。アルダンはもうすぐデビュー予定だが、未だデビューしていない…因みに同級生は全員デビューしている。スペシャルウィークはもうすぐデビュー予定だが、未だ慌てる必要はない。ディープインパクトとアグネスデジタルもジュニアAであり慌てる必要は皆無だ、と言うよりジュニアAなら出れるレースはプレオープン位しかなく急ぐ必要はない。勿論、地方から入学したジュニアAのハルウララも同じである。
「アタシ達がレースで活躍したら、一気にスピカのランクも上がること間違いなしだな!!」
そして…
3月前半。G2弥生賞。
『メジロアルダン先頭!!メジロアルダン先頭!!しかし、後ろからオグリキャップが加速した!!一気に加速!!オグリキャップ、ラスト200でメジロアルダンを差しきった!!』
『スピカがワンツーフィニッシュを決めましたね。今年のクラシックはスピカがリギルを越えるのか!?』
オグリキャップ、メジロアルダン。ワンツーフィニッシュで弥生賞を終えて、クラシックの初戦皐月賞に出場を決める。
3月半ば。G2金鯱賞。
『タマモクロス追い込んだ!!タマモクロス差しきった!未だ止まらない!!タマモクロス、重賞初勝利だ!!』
タマモクロス。念願の重賞初勝利。
同じく3月半ば。各々のデビュー戦。
『スペシャルウィーク、差しきって今ゴール!!これからが楽しみですね』
『アグネスデジタル!!ウマ娘達を抜きながら、顔を確認している!?そして加速して今ゴール!!』
「有り難き幸せ!!」
『ディープインパクト!!衝撃の末脚!!一気に加速、なっなんなんだ!?この強さは!?』
「うぉぉぉおおお!!ファイヤァァァア!!」
『ゴールドシップ!!停まらない…正に黄金の船出だ!!』
スペシャルウィーク、アグネスデジタル、ディープインパクト、そしてゴールドシップ…デビュー戦を勝利で飾る。
3月末。G1高松宮記念。
『フジキセキ完全復活!!2年ぶり、G1勝利だ!!』
フジキセキ。2年ぶりにG1を勝利で飾る。
同じく3月末。G1大阪杯。
『外から一気にミスターシービーが回ってきた!!一気に抜き去り、ミスターシービー先頭だ!!三冠馬は終わっていない、ミスターシービー完勝!!三冠馬の復活だ!!』
ミスターシービー、大阪杯を勝利し完全復活を果たす。
「マックイーンお嬢様。オープンスクールはどうされますか?」
「ええ、伺います。当然ですわ」
この時代の祖母と孫の遭遇が迫っている。
デジたんにお金を天井まで使っちまった(笑)
次回!!女神像イベント。
その時…ゴルシとドラえもんの脳内に流れ込む、存在しない記憶こと改編した未来の記憶!!
ゴルシ「サンデーのおっさんがアタシの爺ちゃんに成っちまった!!」
番外編書くとしたら?
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俺達のハリバテエレジー
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未来でのお話(ゴルシ時代)
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改編前の歴史(暗いよ)
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サンデーパパの子育て日和
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ステゴパパの子育て日和