祐介「おう、俺らの倒すべきテロ野郎が久々に出て来たな・・・」
それでは本編をどうぞ!
side 祐介
気持ち良く寝ていたら急に警報に叩き起こされた。ポセイドンが敵の襲撃を受けているとのことだ。
「あーもー! バルチャー3-2! 3-3! 聞こえてるか!? すぐにポセイドンに向かうぞ!」
「
「
霊夢が隣で眠っているが、起こさないように起き、装備を整える。
G36Cのマグウェルに半分ほど差し込んであるマガジンの底を叩いて押し込み、チャージングハンドルを引く。装填確認。
縁側から飛び出し、空中で2人と合流する。ユニオンとジャッカルはそれぞれの持ち場を警備している。俺達は遊撃手だ。
「3-2、
はあるか?」
「バカみてえに持ってきたよ! 駆逐艦程度なら潰せるはずだ!」
「よし。背後から回り込んで敵の駆逐艦を1つ沈めろ。
「「ウーラー!」」
俺達は全速力で湖へ向かう。
side ベッカー
「防符『ブラストシールド』!」
スペカを使って発生させた衝撃波でポセイドンに飛んできた巡航ミサイルを迎撃する。俺達ジャバウォックチームは飛行甲板で待機中だ。万一、敵が上陸を始めた場合、即座に対応出来るようにだ。
「バルチャー3-1からフォートレス。状況を知らせ。オーバー。」
祐介からの通信だ。
「フォートレスからバルチャー3-1! こっちは敵の機動艦隊と交戦中!」
ギャリソンが答える。
「背後からC4で駆逐艦を殺る。
「
「ウーラー! バルチャーアウト。」
あいつ、短時間で作戦を組み立てたな。
バルチャーは全員飛行可能だ。レーダーに引っかからないように低空から侵入して駆逐艦を吹っ飛ばし、混乱させたところでフレアを打ち上げ、ハープーンで旗艦を殺るって魂胆だろう。
「全員! バルチャーが向かってる! 持ちこたえろ!」
「「「ウーラー!」」」
side 祐介
「暢! どこに仕掛ける?」
「ここだ!」
暢が指定した場所にC4を仕掛ける。この破壊神に任せれば大丈夫だろう。
「設置完了!」
「よし、退避するぞ野郎ども!」
俺達は全速力で離れる。
「フォートレス! バルチャー3-1だ! いまから
「地獄に送ってやれ!」
「よし!殺れ!」
「ヒャヒャヒャヒャ! くたばっちまいなクソ野郎どもが!」
暢がスイッチを押すと、C4が爆発し、船体に大穴を開けた。
「ハッハー! スクラップになっちまいなクソSLF共が! 幻想郷にちょっかい出すからこうなるんだよバーカ!」
「口が汚ねえぞ暢。」
「へいへい、
暢のC4を食らった駆逐艦は沈み始め、敵の砲撃回数が減った。指揮系統が混乱しているのだろう。見えない敵に駆逐艦をいきなり吹っ飛ばされたら混乱するよな。
「野郎ども! あの空母を潰すぞ!」
「勝算あるんだろうな?」
「心配するな軍曹。フレアを打ち上げてハープーンを撃ち込ませればいいのさ。見つからないように行くぞ。」
俺達は低空を飛び、敵空母に接近して行く。
side 霊夢
「祐介?」
隣にいたはずの祐介がいなくなっていた。
どうやら慌てて飛び出して行ったみたいね。布団は出しっ放し。でも、なんで私に黙って? 何か悩みでもあれば言ってくれればいいのに。
「霊夢ー!」
魔理沙が飛んできた。
「どうしたの? こんな時間に?」
「弘行が急にいなくなったんだ! で、湖を見に行ったら・・・」
「行ったら?」
悪い予感がする。
「タスクフォースが、戦っていたんだぜ・・・」
予感的中。祐介が飛び出して行ったのはそれが理由・・・と言うことは・・・
「死んで・・・ないよね?」
「分からないぜ。」
博麗の巫女なのに、何も出来ない。悔しさだけが募って行く。
「行くわよ魔理沙。」
「待つんだぜ霊夢!」
魔理沙は私を掴んで止める。
「放してよ! このままじゃ祐介が「その前に霊夢が死ぬぞ!」」
魔理沙は私を壁に押し付けて怒鳴る。
「ちらっと見てきたけどもスペルカードなんかでどうとか出来る相手じゃない! 感染者にも効かなかったのに、幻想郷に無い技術で出来た船に効く訳無いぜ! なんで祐介や弘行が黙って出て行ったか考えろよ!」
「どう言うことよ?」
「私達を死なせたく無いからだ! 紅魔館の時だって命懸けで霊夢を守った。今回もだぜ! 霊夢を死なせたく無いからこっそり出て行ったんだ! 少しは分かってやれよ!」
「・・・分かった。分かったわよ。」
お願い。生きて帰って来て。
side 祐介
敵空母の飛行甲板に到着。敵は気付かずにせっせと艦載機を離陸させる。
俺はショルダーバッグからフレアガンを取り出して空に向ける。
「粉々にしてやれ! ギャリソーン!」
暗闇を赤いフレアが照らす。俺達はすぐに逃げ、敵の追撃を紙一重で躱し、ハープーンの効果範囲外へ逃走する。
次の瞬間には対艦ミサイルの雨が敵空母に容赦無く降り注ぐ。が、空母に搭載されている
「クソ!フォートレス!CIWSに全部落とされた! 直接乗り込んでCIWSを停止させる!」
「今からジャバウォックをそっちに送る! それまで待機!」
「了解!」
程なくしてジャバウォックチームの4人と空中で合流した。
「よう。寝てるところ呼び出して悪いな!」
「とりあえず殴り込みと行こうぜベッカー!さっさと帰って寝たいからな!」
7人で甲板に降りると、敵が俺達に気づいて攻撃して来た!
「
艦載機や資材に身を隠して反撃する。俺は1発1発正確に敵の頭へと撃ち込み、確実に倒す。他の面々も敵へ攻撃する。
敵は1人、また1人と敵は銃撃を浴びて倒れて行く。
「前進しろ! ブリッジに殴り込む!」
梯子を登ってデッキへ登り、ブリッジの扉の前に立つ。
「同時攻撃だ。」
ドアの前に付き、攻撃用意。
一気に扉を押し開け、
閃光で視界を奪われた敵はその場に倒れている。
突入した俺達は敵を片っ端から片付けて行く。
その時、機材に隠れていた敵がナイフを振りかぶって俺を刺そうとして来た! 咄嗟に奴の手首を掴んで止め、ねじって逆に敵の腹を刺す。
「ヤベ! 敵が入って来た!」
今度は入り口から敵の増援。それに暢が真っ先に気づき、反撃。俺は機材に隠れながら応戦する。
「ッ!」
脇腹に被弾。丁度ベストの装甲の繋ぎ目だ。運悪く弾が貫通し、脇腹に銃弾が食い込む。傷は浅い。
暢の掃射とタケさんのショットガンが狭いブリッジ内でその真価を発揮する。敵は散弾や弾幕になす術なく斃される。
弘行はその間にコンソールをいじり、CIWSを停止させる。
「フォートレス、バルチャー3-3だ。CIWSを停止させた!」
「そこから退避しろ! 空爆するぞ!」
「了解! 全員退避!」
弘行の声を聞き、俺達はブリッジから脱出、飛んでポセイドンに逃げる。
すると、
「フォートレスから全部隊。敵は沈黙。作戦成功だよくやった!」
やれやれ、派手にドンパチやったからそのうちブン屋が飛んで来そうだな。
ポセイドンに帰還する俺達を朝日が照らす。
霊夢が起きてませんように。
ポセイドンの甲板に着地すると、モリソン将軍が出迎えてくれた。
「ご苦労だったな。おかげで敵艦隊を叩き潰せた。」
「こちらの被害は?」
「フリゲート艦が1隻やられた。他に被弾したのが数隻かな。ポセイドンは無傷だ。今日は帰ってもいいぞ。後で美味いものをごちそうしてやる。」
「ありがとうございます閣下。」
俺達は敬礼する。
「敬礼はいい。今日一番の働きだ。少し休んで備えろ。」
俺達はそれぞれの居場所に戻る。ジャバウォックはポセイドンで寝泊まりしてるらしい。
トン、と神社の境内に着地。出来るだけ物音立てないように歩く。
「どこへ行っていたの?」
縁側には霊夢が立っていた。威圧付きで。
「え〜と、緊急招集かかったのでポセイドンへ「そこで戦って来たんだって?」何故それを?」
「魔理沙から聞いたわ。何で言ってくれなかったの?」
「・・・言ったら霊夢も来ただろ? お前にあんな地獄見せたく無いし、死なせたく無かった。だから」
そこまで言ったところで霊夢は俺の頬を引っ叩き、俺はよろけた。
「一言くらい言ってよ! もし祐介が死んだりしたら・・・」
「霊夢、ごめん。」
心配させないつもりが、逆効果だったようだ。次は気を付けよう。
もともと、この事件の結末を見届けるまでは死ぬつもりはないが。
祐介「奴らはどうやって幻想入りしたんだ?」
それは段々わかってくるので言えません。それに、そろそろドンパチやらないと『特殊部隊(笑)』というタグつけるハメになりそうだったし・・・
祐介「『特殊部隊(笑)』はやめろよ! これでも精鋭なんだから!」
まあ、今回は軍事知識ない人には分かりにくいかもしれません・・・
祐介「とりあえず、前にも出て来たCIWSの解説だ。自衛隊でも使ってるぞ。」
CIWS
近接防御火器の略。艦に飛んでくるミサイルや敵機を機銃で迎撃するシステム。自動で迎撃してくれる優れもの。米軍や自衛隊などではアメリカ製の『ファランクス』を使用。
祐介「にしても、霊夢に心配掛けちゃったな・・・あとでフォロー入れとこう。」
そうしなさい。
それでは次回もよろしく!