祐介「で、メンタルのダメージコントロールの為に小説書いて気晴らしか?」
Yes.来月の頭に修学旅行でアメリカ行くので、その前に永夜抄に突入しておきたいし。
それでは本編をどうぞ!
USSポセイドン艦内
ショタと化した祐介はがっくり肩を落としながら霊夢とポセイドン艦内を歩いている。
「今日は博麗神社に篭ろうかな・・・」
「祐介、帰りに買い物行きたいんだけども・・・」
「・・・行くか。」
ブリッジを出て、甲板へ降りようとする。その時・・・
「あれ〜? ショタっ子3人!? 珍しい! そして可愛い!」
「「「うげ、ナターシャ!」」」
あナターシャに遭遇してしまった・・・祐介、暢、弘行の3人はナターシャにとっ捕まり、撫で回されたり頬ずりされたり、いじられまくる事になった。霊夢達はそれを羨ましそうに眺めている。
「こらエレメンコ伍長。なにやってるんだ。」
モリソンのゲンコツがナターシャの頭を強襲した。その一撃で3人は解放された。
「何するんです将軍! こんな可愛いショタっ子を可愛がらなくてどうするんです!?」
「中身は17歳だけどな。函南少尉。」
「そうですね。」
「え!? バルチャーなの!?」
ナターシャは驚愕の表情を浮かべる。無理もない。
「外見はショタっ子だが、中身は汚い現実見た17歳だ。可愛がる価値あるか?」
(((将軍ヒドイ・・・)))
「あー・・・やめておこう。」
(((ナターシャ・・・覚えてろよ・・・)))
「・・・行こうぜ霊夢。メンタル折れそうだ・・・」
霊夢は落ち込む祐介の頭を撫でる。
「弟でもできた気分ね・・・」
「俺には姉が出来た気分かな。」
そう言いながら、祐介と霊夢は人里へ買い物に向かう。祐介は里でどう振る舞うかひたすら考えていた。
人里
side 祐介
「おう巫女さん! おや? 今日は彼氏さんとじゃないのか?」
「祐介は彼氏じゃないわよ!」
八百屋のおっちゃんに冷やかされる霊夢。慌てながら否定って脈あり・・・? うーん・・・どうだろうか・・・
「そうなのかよ・・・で、その坊主は?」
「知り合いの子を預かってるのよ。」
「こんにちはおじさん!」
・・・子供になりきるのなんて、これっきりだ。里をあちこち回ったが、どこでもこんな調子・・・何が悲しくて子供に戻らなきゃならんのだ・・・
香霖堂
side 暢
「と言うわけなんですよ霖さん。」
「とんだ災難だったね。」
俺は香霖堂で霖さんにことの顛末を話している。ナゼか椅子に腰掛けた咲夜の膝の上で。
「なあ咲夜、なんでこの体勢なんだ?」
「いや、なんだか弟でも出来た気分で・・・」
咲夜のナデナデ、気持ちいいなあ・・・
「暢、楽しそうだな。」
「うるせえ!」
・・・弘行と魔理沙のおまけ付きだが。
「ところで香霖、こんな物を拾ったんだ・・・」
魔理沙が取り出したのは動物の背骨のような形の石。それも大人の手のひらサイズと言ったところだ。
「・・・化石だな。」
俺はこの形状から見て、化石と判断した。
「君もそう思うかい?」
「私も化石だと思うわ。」
霖さんと咲夜が言う。化石はこっちでも知られてるのか。俺は化石・・・とりあえず一部分だが、記憶を頼りに何の動物か考える。
「でも、こんな骨のある動物がいたら相当大きいわよ? 恐らく香霖堂よりも。」
咲夜の言うとおりだ。こいつは馬鹿でかいな。なんの恐竜だ・・・?
「暢、分かるか?」
「考え中。」
「どうやら、君達は大きな勘違いをしているようだね。」
霖さんが言う。なんだなんだ?
「香霖、勘違いってなんだ? これってどう見ても骨だろ?」
「ああ。確かにこれは骨だよ。でもね、化石ではないんだ。」
・・・はぁ?
「化石というのは、『石となった骨の元の動物に名前をつけた石』の事なんだ。生きていたときの動物に名前が付いて初めて化石になるんだよ。それまでは名前が無いので石と区別がないに等しい。」
・・・なるほど。それでは、無駄と言われ続けた雑学を披露させていただこうか。
「いや霖さん、外の世界での化石の定義は、『過去の生物の遺体またはその生物の遺跡が地層中に埋没、保存されたもの』とされてるんですよ。」
「へぇ・・・じゃあ、遺体がどうやって石に変わるんだい?」
「水辺で死ぬと化石になりやすいですね・・・まず、肉が腐って骨だけになり、その上にどんどん土が溜まって骨が埋れます。それで、埋れた中で骨が変化して、石になって化石が出来るんです。骨に限らず、足跡とかの化石もありますぜ。」
別に考古学者目指してるわけじゃないから、いらん知識なんだがな。
「それに、名前は発見された時に付けてるからな・・・これはなんだ? ・・・ブラキオサウルスの首の骨か?」
「わかったのか?」
「ああ。この形状は見たことがある。」
「なあ弘行、こんなにデカイのが首の骨なのか?」
魔理沙が弘行に聞いているな。
「いや、こんな大きな骨を持った動物がいたら、相当の大きさになるだろう。そんなのが生きていけるわけないじゃないか。」
「うんにゃ、ブラキオサウルスは高いとこのにある木の葉を食ってたらしいです。確かに動きが鈍くて肉食恐竜に襲われやすいだろうけど、体が天敵よりデカイ分、やられにくいし反撃だって出来ますぜ。」
「そうなのか? この骨が土の中で成長を続けた結果じゃなくて?」
「元からこのサイズ・・・いや、生きていればもっとデカくなっただろうなこれ。」
幻想郷と外の世界ではこういうところで認識のズレがあるようだ。大昔のことなんて、想像の域を出ないけども。
「お、いいもんみっけ。」
弘行が本棚から恐竜の本を取り出し、ブラキオサウルスのページを開いた。
「これだこれだ。この骨の持ち主。」
その場にいた全員がその想像図を見る。
「首が長いわね。」
「高い所の葉っぱを食べるためさ。昔の木は今より高い所にあったんだ。」
それから、俺は恐竜についての知識を披露することとなった。
その頃紅魔館
咲夜がいない間、ジェームズが代打を務めることとなった。
「うん。紅茶もビスケットも悪くないわね。」
レミリアはバルコニーでジェームズが持ってきた紅茶とビスケットを楽しんでいる。
「ありがとうございます。」
「ところでフランは?」
「ジョンがお相手してるのですが・・・」
その時、地下室の方から爆発音が聞こえて来た。それを聞いたジェームズはまたかとばかりに溜息をつく。
「あのバカの申し子は・・・ちょっと見てきます。」
「気をつけなさい。」
ジェームズはジョンを殴り倒すべく、地下室へ向かう。地下室へは図書館を通る。
図書館では爆発音を聞いたユーリが警戒態勢に入っていた。どうやらパチュリーから魔法を習っている最中だったようだ。
「ユーリ、あの爆発音は?」
「地下室から。音からして水素爆発だろう。小規模だが。あの地下室への廊下、よく音が響くから大袈裟に聞こえたんだろう。」
2人は銃を構えて地下室へ向かう。またフランの狂気が出て、ジョンと破壊活動でもしているのかと思いながら。
そして、フランの部屋に強行突入すると・・・
「「何やってるんだお前ら?」」
白衣を着て安全メガネをかけたジョンとフランが何やら実験をしていた。
「ただの科学実験だ。水を電気分解して発生した気体が何か調べてるんだ。」
「なら、さっきの爆発音は?」
「水素に火を付けただけさ。」
「すごかったよ〜! 火を付けたら、ドカーンって!」
フランが無邪気にはしゃいでいるのを見て、2人は苦笑いを浮かべた。
博麗神社
side 祐介
縁側で霊夢に耳かきしてもらっている。(というより、霊夢がやらせろと言ったのだが。)霊夢の膝枕、最高だな。
「どう?」
「最高だよ。耳かき上手いな。(霊夢の耳かきに膝枕・・・ここは天国か楽園か・・・)」
「当たり前よ。」
「楽しいか?」
「ええ。弟でも出来た気分。」
カリカリ、コリコリと霊夢は耳かきを続ける。俺は猫のように丸まっている。
「俺には姉でも出来た気分だよ。」
「祐介ってお姉さんいたの?」
「いねえよ。俺が一番上。」
「へぇ・・・っと、取れた。」
しばらく無言のまま、時間だけが過ぎて行く。
「はい。これで終わり。にしても、小さい頃の祐介って結構可愛い顔してるわね。元のも童顔だけど。」
「童顔なのは少し気にしてるんだが・・・」
「いいじゃない。私は好きよ?」
「ん、そうか。」
霊夢は俺を膝に座らせると、頭を撫で始めた。
「明日には元通りなんだし、楽しませてもらうわよ?」
「好きにしなよ。霊夢お姉ちゃん。」
今日は弟を演じる。まあ、それも悪くないかもな。
今は霊夢に甘えたい気分だ。
今回は書籍ネタも多少入れております。
祐介「主、書籍はなにを?」
香霖堂、三月精、儚月抄、鈴奈庵、茨歌仙その他諸々。なので、書籍ネタを絡める場合があります。特に永夜抄。
祐介「言っていいのかよ?」
いいの。
さて、タグにコメディ分隊やら特殊部隊(笑)とか追加されてますが、次回で日常パートは終わりで、永夜抄となります!
それでは次回もよろしく!