東方〜2つの世界の守り人〜   作:Allenfort

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さあ、東方の方も更新!

それでは本編をどうぞ!


mission32 消えた人里

side 弘行

 

「フォートレス、バルチャー3-3だ。人里の向こうの竹林で発光体の目撃情報。今から向かう。オーバー。」

 

「フォートレス了解。」

 

「あ、あと情報提供の報酬として大ちゃんの飲み代払ったから経費で落としてちょ。」

 

「馬鹿者。どうせお前も飲み食いしたんだろ?」

 

「いえ、自分は「鰻の蒲焼をばくばく食ってましたぜ将軍!」言うんじゃねぇ暢! 蒲焼食っただけです!」

 

「それなら自腹決定だな。」

 

「そんなぁ! 新しい光学サイト買おうと思ってたのに!」

 

「自業自得だ。フォートレスアウト。」

 

自腹かよ。暢め、余計なこと言いやがって。今月の給料で新しいスコープ買えるかどうかの瀬戸際だってのに!

 

それから数十分後、人里の警備隊に連絡することにした。今日はジャッカルチームが人里の警備に当たってるはずだ。情報ないかな。

 

ジャッカル1-1(アラン)、バルチャー3-3だ。応答されたし。オーバー。」

 

だが、インカムからは雑音しか聞こえてこない。

 

「あれ? 暢、お前の方で通信してくれ。」

 

「あいよ。ジャッカル1-1、バルチャー3-2だ。応答しろ。・・・反応なし。寝てんのか?」

 

ジャッカルチームが応答しない? どう言うことだ?

 

「とりあえず人里まで飛ぶぞ。3-2、ポイントにつけ。」

 

「ウーラー。」

 

暢を先頭に人里に向かう。なんだろう、本能が何かを訴える。

 

 

人里まで200m

 

 

『アンノウン探知 エネルギー反応』

 

ゴーグルに表示。すぐに双眼鏡を使って偵察すると

 

「あれって魔理沙とアリス? 誰と戦ってるんだ?」

 

おっと、決着が付いたようだな。とりあえず何が起きたか聞いてみるとしよう。

 

「お〜い魔理沙!」

 

「ん? 弘行? どうしたんだぜ?」

 

「異変解決の任務を与えられてな。なんで戦ってたんだ?」

 

「ここを見れば分かるわよ?」

 

アリスが指差す辺りを見るが何も無い。ん? 何も無い?

 

すぐにマップをチェック。おかしいぞ、ここに人里があるはずなのに!

 

「どうして!?」

 

「それをあいつから聞こうとしてた所だぜ。」

 

その間に暢は魔理沙が相手してた人に話しかける。

 

「どうも。タスクフォース148所属の長谷川暢です。」

 

「ん? ああ。人里で寺子屋をやってる上白沢慧音だ。祐介は元気か?」

 

「知り合いなんですか?」

 

「まあな。君も知り合いのようだが。」

 

「そりゃ、親友ですし俺達の分隊長ですからね。」

 

「そうか。で、祐介は霊夢と行動してるのか?」

 

「いや、この前感染者との戦闘で重傷を負って意識不明なんです。」

 

「そうか。後でお見舞いに行くとしよう。」

 

暢は世間話中だ。世渡り上手なんだよなコイツ。

 

「なあ暢、人里が消えてるんだが何か分かったか?」

 

「え? あれ? 里は!?」

 

今頃気付いたのかよこのアホ。

 

「それなら私が隠した。この異変で頭に血の上った妖怪が攻め込んで来ないようにな。」

 

「それならいいんですが、里にいる味方と連絡が取れなくなってるんです。アラン達は無事ですか?」

 

「彼らなら無事だ。里で警備をしてもらってるよ。有能な人を派遣してもらって大助かりさ。」

 

「ならよかった。行くぞ暢。」

 

「ウーラー。」

 

俺と暢は目標地点へ向かおうとした。

 

「動くと撃つ!」

 

が、魔理沙が八卦路を向けてきた。

 

「そっちこそ。変な動きをしたら撃つぞ?」

 

俺と暢は魔理沙とアリスに銃口を向ける。装填してあるのは魔力弾だ。

 

「間違えた。撃つと動くだ。いますぐ動くぜ。」

 

「一体何やってるんだよ? また異変解決でもしようと?」

 

「そうだ! なあアリス。」

 

「そうだけど2人と戦う意味は?」

 

「別に無いぜ。ちょっとよさそうな相手がいたってだけだぜ。」

 

俺達はサンドバッグじゃねえぞ?

 

「どうする弘行?」

 

「仕方ない。無力化するぞ。残機はそれぞれ3!」

 

「乗ったぜ!」

 

エンゲージ(交戦開始)

 

暢がトリガーを引き、弾幕を放つ。夜間だからなのか黒じゃなくて赤い弾幕を放っている。俺と被ってるじゃねえか。

 

魔理沙とアリスも通常弾幕で俺達へ攻撃してくる。アリスの弾幕は基本的に避けやすいが、魔理沙のレーザーが弾幕を避けにくくしている。連携攻撃か。

 

「そろそろ行くぜ! 魔符『ミルキーウェイ』!」

 

中型の星型弾幕の列が迫る。列の隙間をすり抜けて回避するが、辺りを小型の星型弾幕が飛んでいるから避けにくい。

 

「援護するわ! 闇符『霧の倫敦人形』!」

 

アリスが人形を操り、大量の小型弾幕を放つ。クソ! 避けきれない!

 

「俺の後ろに!」

 

暢が言う。それを信じて暢の後ろに隠れる。

 

「作っといてよかった。撃符『ディフェンスショット』!」

 

暢が腰だめで乱射する。その弾幕は俺達に向かって飛んでくる魔理沙とアリスの弾幕に吸い寄せられていく。

 

「やれ!」

 

理解した。これは相手の弾幕を迎撃するスペカだ。攻撃ではなく援護の為のスペルカードだ。

 

「たまにはヘビーガンナーらしいことするじゃねえか!」

 

俺はACOGスコープを覗く。狙うは頭部。

 

魔理沙の頭に3発の魔力弾を正確に叩き込み、スペルブレイクさせる。7.62mmの魔力弾は威力高めだからな。

 

星型弾幕が消える。暢はスペルの使用を中断し、アリスへ乱射する。それも命中したようだ。

 

次は俺から仕掛ける。

 

「迷符『ブラッドサーキュラー』!」

 

あれこれ試行錯誤して分かったことがある。俺達の弾幕は銃を使わない場合、ある程度のサイズがあれば安定する。

 

それを飛ばすには、投げればいい。

 

俺は手に赤い円盤型の弾幕を作り出す。そう、フリスビーだ。

 

次々魔理沙目掛けてフリスビーを投げる。弾速は遅いが、曲線を描いて飛ぶので避けるにはコツが必要になる。

 

魔理沙の方へ飛んだかと思えばアリスの方へ進路変更したりと軌道が読みにくい。

 

「厄介なの出して来たぜ。アリス!」

 

アリスは人形を使って弾幕を撃っている。人形を操っている間のアリスは無防備だ。

 

カーブを描いた弾幕がアリスに命中。だが、魔理沙とアリスの激しい弾幕が俺に命中し、スペルブレイク。やってくれるじゃねぇか。

 

これでアリス以外が残機2だ。

 

「一気にカタを付ける!射符『ダークシューター』!」

 

元々は黒い弾幕だからダークシューター(闇の射手)なのだろう。今は赤い弾幕だが。

 

なぜか暢のM249の連射速度が低下した。なぜだ? 高い連射速度による制圧力が売りのはずなのに?

 

遅めのやや大きめの弾幕は、魔理沙とアリスの近くで弾け、小型弾幕を撒き散らした!

 

暢ってトリッキーな攻撃使うのな。

 

「こうなったら・・・咒詛『魔彩光の上海人形』!」

 

アリスの上海人形から放たれた弾幕は、一度アリスの所へ戻り、それからこっちに飛んでくる。

 

Mk.11をスリングで背中に掛け、代わりにホルスターからM9を抜いて射撃。こっちの方が小さいから小回りが効く。

 

「くっ!」

 

不覚をとって、アリスの弾幕に被弾した。魔理沙とアリスは暢の弾幕が命中した。アリスは撃破。が、暢が被弾し、スペルブレイク。その瞬間に追い打ちの弾幕が暢に命中した。

 

俺と魔理沙はお互い残機1だ。これで決着を付ける。

 

「行くぜ! 彗星『ブレイジングスター』!」

 

魔理沙は箒に八卦炉を取り付けると、星型の弾幕を放ちながら突進して来た! ならば・・・

 

「受けて立つ! 戦符『インフィニティブレード』!」

 

M9をホルスターに戻し、バヨネットを氷の長剣に変え、魔理沙に正面から突っ込む。チャンスは一度。すれ違いざまに一撃!

 

長剣を振り、魔理沙に斬りかかる。景色がスローモーションに見えた。

 

そして、魔理沙の箒が俺に直撃し、俺は地上へと墜落した。剣を振るのがコンマ1秒遅かった。




最近、問題児たちが異世界から来るそうですよ?を読み始めました。

時間があったらそっちも書こうかな・・・

それでは次回もよろしく!
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