「おい、階級付ける必要あったか?無駄に長くなっただけじゃねえか。」
細かいことは気にしない。とりあえず、バルチャーチームの電子戦担当! よろしく!
「幻想郷で電子戦って・・・役に立たなそうだな。」
あ・・・とりあえず本編をどうぞ!
side 弘行
森の中で、自称普通の魔法使いの魔理沙に出会い、森の中にある魔理沙の家へ招かれた。
魔理沙の家は、霧雨魔法店と看板が付いている2階建ての家だった。
「ほら、上がって上がって。」
「お邪魔します。」
玄関に入って魔理沙について行き、居間と思わしき部屋に入ると・・・
「何だコレ? 魔窟?」
そこには本やらよく分からない道具やらガラクタが散乱していた。すげぇ散らかってる。
「あ〜、こんな事なら片付けとけばよかったぜ。」
魔理沙は帽子を外して頭を掻く。
「・・・魔理沙、今すぐ掃除道具を。」
「へ?」
「聞こえなかったか? 今すぐコレを片付けてやるから掃除道具持って来な!」
「わ、分かったぜ・・・」
いつも自室はきちんと掃除していたので、この部屋を見て変なスイッチが入ってしまった。もう後戻りは出来ないな。
「なら、徹底的にやってやる。状況開始・・・」
「弘行、なんか怖いぜ・・・」
しばらくして・・・
「魔理沙! この本は!?」
「そこの棚だったはずだぜ。」
「このトカゲのホルマリン漬けはなんだ!?」
「拾ったんだけど、どうも捨てられなくて・・・」
「捨てろよ! 気味悪いだろ! 学校の理科室かよ!?」
少年大掃除中
18:00
どうにか掃除は終わった。居間はクリアだ。制圧完了。
「凄い・・・片付いたぜ・・・」
「どうだ!」
我ながら上出来だろう。
「ありがとう弘行!!」
「うわ! ちょ!? 魔理沙!!」
魔理沙はいきなり抱きついて来た! しかも満面の笑み! ヤバい、体温急上昇! バイタルデータをチェックすると90bpmと表示されてる!
「落ち着け鷹見弘行。俺は鋼の心のタスクフォース隊員、そして氷の狙撃手。この程度で動揺など・・・」
俺よりちょっと背の低い魔理沙が抱きついたまま上目遣いしてくる。反則だろう。心拍数が92bpmまで上昇したぞ。
年齢=彼女いない歴の俺には効果抜群だった。鼻がそろそろヤバいな。
「ま・・・魔理沙さん・・・ちょっと離れて頂けませんかね? 身動きが・・・」
「へ? あ!? ご! ごめん!」
「いや、別に・・・」
「嫌だったか?」
「そんな事は断じて・・・」
おっと、本音が・・・
「・・・とりあえず夕飯食べてくか?」
「いいのか?」
「掃除のお礼だぜ。遠慮するな。」
「じゃ、お言葉に甘えて。」
本当はさっきのアレで十分お礼になった気がするがな。
「じゃ、ちょっとそこで待っててくれ!」
魔理沙はキッチンへ走って行く。
俺はバックパックからメンテナンスツールを取り出し、Mk.11を分解。内部を掃除する事にした。こいつが壊れたら俺が死ぬ。
キッチンから魔理沙がご機嫌に鼻歌を歌っているのが聞こえる。銃声ばかり聴いていた耳には最高の保養だ。
・・・なんか俺のキャラが崩壊してるような気がするが、こんなのバレたら函南に笑われるな。
少年少女作業中
「出来たぜ!」
魔理沙は鍋を重そうに持っている。
「俺が持つよ。」
「本当か?熱いから気をつけろよ?」
俺のタクティカルグローブ(フルフィンガー)には耐熱性があるから平気だ。魔理沙から鍋を受け取り、テーブルの鍋敷きの上に置く。函南だったら気合いで熱に耐えるんだろうな。(フィンガーレスグローブだから)
魔理沙は俺が鍋を運んでる間に皿にご飯をよそって持ってきた。ん? あれはカレー皿?ということは・・・
「魔理沙、この鍋開けてもいいか?」
「いいぜ!」
蓋を開けると、予想通りカレーが入っていた。美味そうな匂いに釘付けになる。制圧射撃よりも強力に釘付けにされてしまった。
「さっき採ったキノコを使ってみたぜ!」
「そいつは美味そうだ! いただきます!」
ピリ辛のカレーとキノコのいいコンビネーションだ。今日は野宿+MREレーションを食うハメになるかと思ってた(MREレーションはマズイ)ので美味さ倍増だ!
「ふ〜。ご馳走様。」
「お粗末様だぜ。まさか1人で3人前も食うとは作りがいがあるってもんだぜ。」
「今日は魔理沙に会わなきゃ、マズい非常食を食って野宿だったからな。それもあって美味さ倍増だ。」
戦闘糧食Ⅱ型は美味いんだけども、やっぱり手作り料理には劣るよ。(というか戦闘糧食Ⅱ型は持ってない)
「ここで野宿なんかしてたら妖怪に食われるぜ?」
「妖怪?というよりここはどこなんだ?」
「話すと長くなるぜ?」
「なら、この食器を片付けてからにしようか。俺がやるよ。」
「助かるぜ。」
俺は使い終わった食器や鍋を持って台所へ向かう。
少年皿洗い中
「で、弘行はここに来るまでに覚えてる事はあるか?」
「仲間と地下施設から脱出する途中に瓦礫に潰されて死んだと思ったんだが生きてるんだよなこれが。」
「ふうん。一体外の世界で何があったんだ?」
俺はタスクフォース148に入隊するまでの経緯と、仲間について話した。
魔理沙は、ここについて聞かせてくれた。ここは幻想郷と言う外と結界で区切られた忘れられたものの世界で、様々な種族が住んでいること、博麗の巫女についてとか。
「で、俺はなぜだかここに飛ばされて来たのか。」
「多分スキマ妖怪の仕業なんだけども・・・まあ、いつもの神隠しだ。ここで暮らすなら色々手伝うぜ!」
「いいのか?」
「もちろん!」
魔理沙の優しさが嬉しい。
「よろしくな!」
魔理沙と握手する。俺より小さく、か細い手だ。
「そうだ弘行、今日は泊まって行くか?」
「いいのか?」
「妖怪がうろつく魔法の森に外来人をほっぽり出す程私は薄情じゃないぜ。」
「なら、そこのソファーを借りるよ。ありがとうな。」
「いいってものよ。困った時はお互い様だぜ!」
2人で笑う。こんな風に心安らぐ時があってもいいな。
それから風呂に入ったり色々してから俺は毛布を借りてソファーで寝ることにした。
魔理沙がランタンを消し、辺りは暗くなる。
「じゃあお休み。弘行。」
「お休み。魔理沙。」
魔理沙が居間を出ようとする。
「なあ魔理沙。」
「どうした?」
「・・・ありがとな。感謝してる。」
「別にいいぜ。じゃ。」
「ああ。」
俺は瞼を閉じる。寝る時は装備を外して上はシャツ一枚で寝る。
あちこちに傷の入った腕を隠すように毛布を掛け、夢の中へ直行する。
また、あいつらに会えるかな。
後書きコーナーin マイルーム!弘行、魔理沙。よろしく!
「丸投げするな。」
「なあ弘行、なんであんなに掃除が上手いんだ?」
「いや、暢の野郎が俺達に割り当てられた仮眠室でよく銃の改造とかメンテナンスしてて、ゴミ散らかすのを俺が片付けてたからな・・・」
これ、使い所がなかったネタなんだよなぁ・・・
「おいコラ、そう言うこと言うな。」
ごめん。というか弘行のキャラが吹っ飛んでしまった・・・
「魔理沙に抱きつかれたらな・・・」
「あ・・・それは・・・(赤面)」
いつもはクールな感じなのにな・・・
「そうなのか? フランクな感じだと思うぜ?」
「主、それは長谷川がヒャッハーな奴だから俺が冷静に見えてるだけだ。」
そういえば・・・
「そう言えば主、なんで私と弘行なんだ?」
まあ、トリガーハッピーとスナイパーって相性良さそうだったから。
「私はトリガーハッピーじゃないぜ!」
「「いや、十分トリガーハッピーだから。」」
それでは次回もよろしく!