東方〜2つの世界の守り人〜   作:Allenfort

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今回、3人の能力が明らかに!

「で、弾幕ごっこもやるんだな。」

そりゃ、やるでしょ!

「まあいいや。本編をどうぞ!」


mission5 弾幕ごっこ

side 祐介

 

あれから数日

 

「さて祐介、霊夢から飛び方と弾幕ごっこについて教わりなさい。」

 

朝食後、紫によって命じられた。

 

「なんぞそれ?」

 

「霊夢、片付け終わったら教えてあげて。」

 

「仕方無いわね。」

 

今日の霊夢は喜怒哀楽の変化が殆ど無い。やっぱりこの間は酔ってたんだな。そうに違いない。

 

「そういや紫、幻想郷であっち(外の世界)の金って使えるか?」

 

「そのままだと使えないわ。手持ちがあるなら両替するわよ?」

 

ショルダーバッグに突っ込んであった財布から1万円札を出し、紫に渡す。

 

世界は崩壊した(というか戦争)が、タスクフォース内や、一部地域では通貨がギリギリ生きてる。経済というより物々交換に近い形だが。

 

「使えるわよ。ちょっと待って。」

 

紫はスキマから別の札を出す。

 

「はい。幻想郷の通貨はそっちで言う明治時代のものよ。レートは1円=10銭と言ったところね。」

 

紫から金を受け取り財布に入れる。あとで賽銭入れとこう。

 

とりあえず、俺と霊夢は食器を手分けして片付ける。

 

で、今。俺はBDU(戦闘服)にタクティカルベスト、グローブにブーツ、プロテクター、銃と完全装備(いつも通りだが)で境内に立っている。

 

「それじゃ、始めるわよ。飛び方だけども、とりあえず霊力かなんかがあれば飛べるはずだからちょっとやってみて。」

 

・・・アバウト過ぎないか?

 

目を閉じ、集中する。

 

空挺降下した時のあの浮遊感を思い出す。

 

気がつくと俺は飛んでいた。

 

「ありゃ? 出来た。」

 

「第一段階はクリアね。」

 

前に訓練で空間把握能力と対G能力が高いと評価されたが、役に立ちそうだな。

 

しばらく練習したら、バレルロールやクルビットも出来るようになった。俺はフランカー(戦闘機)かよ。めちゃくちゃな機動しても平気だ。俺の対G能力ってどんだけだよ?

 

「じゃあ次。弾幕の撃ち方よ。霊力や魔力、妖力に神力の4つの力があるわ。妖力は妖怪、神力は神しか持てないけども、霊力は元々、魔力は練習で身に付くわ。」

 

なら、俺にあるのは霊力だな。

 

「で、弾幕はそれらの力をこうして撃つのよ。」

 

霊夢は光弾を幾つか作り出し、放つ。

 

木になっているリンゴに命中し、光弾は消えた。殺傷能力は無いらしいな。

 

試しにあれこれやってみるが・・・ダメだ。撃ったら安定せずに途中で消滅するし、ある程度のサイズ(グレネード位)なら安定するが、今度は飛ばないし。

 

「どういう事かしら?」

 

流石の霊夢もお手上げのようだ。

 

「・・・もしかして。」

 

俺は腰に着けていたダンプポーチから空のマガジンを取り出し、霊力を込めてみた。

 

案の上、白に近い黄色に光る光弾がマガジンの中に現れた。

 

すぐにG36Cのマグウェルに突っ込み、チャージングハンドルを引いて装填し、リンゴを狙って撃つ。

 

タタタ!

 

実弾より小さな反動と音で、3つの光弾はリンゴに命中し、消滅した。

 

「合格ね。」

 

だが、人に銃口向けると思うとやっぱり気が引けるな。兵士は銃を使わなきゃ戦えないって事か?

 

「さて、弾幕ごっこのルールを説明するわね。」

 

長かったので要約すると

 

・弾幕ごっこは弾幕と呼ばれるさっきの光弾を撃ち合ったり、能力を駆使して戦う。

 

・スペルカードという必殺技なるものが存在する。

 

・予め指定した残機が無くなると敗北となる。

 

・但し、スペルカード発動中は被弾とならない。ある程度相手にダメージを与えると攻略(スペルブレイク)となる。ダメージによるスペルブレイクの場合、1回被弾した事になる。(自分でスペルブレイクさせた場合は被弾とならない。)

 

・原則として、必ず避けられるようにする事。不可避の弾幕はルール違反。

 

「成る程ね。てか俺の能力って何?」

 

「そうね・・・ちょっと調べてみるわ。」

 

霊夢はそう言うと、ブツブツと呪文を唱え始めた。モリソンのインタビューみたいに精神に影響を及ぼす奴じゃないよな?

 

「・・・分かったわ。磁力を操る程度の能力ね。使い方は自分で調べて。」

 

「了解。で、スペルカードは?」

 

霊夢はどこからか白いカードを取り出し、俺に渡した。

 

「これよ。どんな風にするか想像すれば勝手に出来るわ。あとは自分で練習して。」

 

「ウーラー。」

 

で、あれこれ能力を試して見ることにした。

 

 

少年訓練中

 

 

あれこれ実験して分かった事

 

・物に磁力を与える事が出来る。(但し、N極に限る)

 

・自分が磁力を発生させる事が出来る。(N極とS極の両方。スペカを使わない時は片手にのみ磁力を発生させられる)

 

・生き物を引きつけようとするとナゼか体がバラバラになりそうな程の激痛が走る(跳ね返すのは問題無し。)

 

・磁力だからやっぱり熱に弱い。(磁力が弱まり、あまり熱いと無力化される)

 

ざっとこんなとこだ。

 

で、今は、

 

ヒュッ!パシッ!

 

木になっているリンゴに磁力を帯させ、左手を突き出してリンゴを引き寄せる位は出来た。どっかのエンジニアを思い出すな。

 

スペルカードは幾つか作ったが・・・直接攻撃が少ないな。ま、いいか。能力とスペカは戦闘のサポート程度と思う事にしよう。

 

「どう?」

 

霊夢だ。

 

俺は磁力でリンゴを1つもぎ取り、霊夢に渡す。

 

「こんな感じ。」

 

「結構便利な能力ね。」

 

「こんな事も出来るぜ?」

 

財布から小銭を取り出し、コイントス。空中で磁力を与えて左手を突き出し、そのまま磁力の反発を利用して賽銭箱へシュート! 超エキサイティング!

 

「うっしゃ! 命中!」

 

「・・・祐介、今何をしたの?」

 

「ん? ただ能力を使って小銭を賽銭箱へシュートしただけだが?」

 

「ありがとう祐介!!」

 

霊夢がいきなり抱きついて来た! それも満面の笑みで! おい! ちょ待ちって・・・あ、なんか幸せというか何というか・・・

 

思考回路がショートしたらしく、俺は気を失った。気絶の直前に見たバイタルデータは98bpmだった。こういうこととアルコールに耐性が無いんだよな。

 

なんか満たされた気持ちで気絶した。

 

 

side 暢

 

 

はたきで店の商品の埃を払う。霖さんは読書している。居候の身なんだから雑用なんてやって当然だろ? ここ数日、アルバイト(雑用)をしている。給料は寝床の支給。俺にとっては嬉しい給料だ。

 

と、その時、バタン! と勢い良くドアが開く。

 

「香霖〜、いるか?」

 

黒いエプロンドレスにとんがり帽子の少女が入って来た。そして、その背後にMARPAT迷彩のBDU(戦闘服)を着たマークスマンが・・・

 

俺はすぐにホルスターからGLOCK 17C(拳銃)を抜くとそいつに向ける。向こうも同時にMk.11mod0を向けてきた!

 

「ブレード!」

 

俺は叫ぶ。

 

「ヘリオス!」

 

正解だ。

 

「生きてやがったか鷹見!」

 

「お前もな! 長谷川!」

 

俺と鷹見はハイタッチする。

 

「弘行、そいつは?」

 

「ん? ああ、俺の仲間の「長谷川暢だ。」」

 

「そうか。私は霧雨魔理沙! 普通の魔法使いだぜ!」

 

「よろしく。」

 

俺は魔理沙と握手する。

 

「ところで魔理沙、何か用かい?」

 

霖さんが言う。

 

「ああ、弘行の服を買おうと思ってな。」

 

「鷹見弘行です。」

 

「僕は森近霖之助。君も兵士なのかい?」

 

「はい。一等軍曹です。」

 

 

少年少女雑談中

 

 

「そう言えば2人共弾幕ごっこに興味は無いか?」

 

魔理沙がよく分からない単語を言う。

 

「弾幕? 長谷川の5.56mm弾のシャワーなら浴びたくないが。」

 

「いや、弾幕ごっこというのは・・・」

 

 

少女説明中

 

 

「で、その光弾ぶっ放して戦う訳か?」

 

俺はM249のチャージングハンドルをいじりながら言う。

 

「そうだぜ。2人共特訓付けてやろうか?」

 

「どうする軍曹? 函南がいない今指揮権持ってるのはお前だぞ?」

 

「そうだな伍長。曹長見つける前にKIA(戦死)とかシャレにならないし自衛手段として習得しとくか。」

 

「Yes,sir.」

 

で、俺達は森の中で特訓することになった。

 

で、その結果が

 

Урааааа!!!!(ウラー!)

 

M249を腰だめで構え、殺傷能力の無い黒の光弾をぶっ放す。どうも銃を使わないと弾幕が撃てないのだ。鷹見も同じく。

 

「弾幕が撃てるようになったところで2人の能力を調べるぜ。」

 

「能力? それなら霖さんから聞いたがどうやって調べるんだ?」

 

魔理沙はベルトポーチからカードを取り出す。

 

「ん? あのベルトポーチどっかで見たような・・・」

 

「あ、それなら俺があげた奴だ。」

 

「成る程。」

 

鷹見があげたのか。あいつベルトポーチ持ってても使わないしな。

 

「このカードをかざして30秒で能力が分かるぜ。」

 

俺と鷹見は言われた通りに頭にカードをかざす。すると、なんか文字が浮かび上がって来た。

 

「え〜と、仲間を救う程度の能力?」

 

俺の能力ってこれ?

 

「俺は振動を操る程度の能力だってよ。」

 

・・・まあ、物は使いようだ。函南なら、『能力は戦闘のサポート』とか言うだろ。

 

「あとこれ。さっき説明したスペルカードだ。5枚渡しとくぜ。」

 

魔理沙からスペルカード(驚きの白さ)を受け取る。どんな必殺技にしようかな。

 




祐「主の部屋de座談会!バルチャー分隊の3名と主でお送りします。」

暢「てかなんで台本形式に?」

あんたら3人の口調が似てて紛らわしいから。

弘「それは分かる。ところで、能力についてだが。」

まずは祐介。磁力を操る程度の能力。あれこれ応用が効くから祐介なら使いこなせると思って持たせた。

祐「確かに応用効くけど、なんで生物には効かないんだ?」

例えば、S極の磁力を発生させた時、微弱ながらN極のも発生して、片方を強めればもう片方も比例して強まる。

そして生物を引き寄せるにはかなりの磁力が必要で、結果、片手に発生してる磁力に全身に発生した磁力を引っ張られているということ。

祐「本音は?」

相手を引き寄せてタコ殴りを出来なくするため。

暢「俺のだが、まあ、いつも援護をしてるから妥当かもな。」

弘「俺の振動を操るのは・・・水分子を振動させて一瞬で沸騰させるのは・・・」

出来るよ。意外と便利。

弘「使い道は色々考えてるけど、なんでこんな能力にしたんだ?チートなのじゃなくて?」

それをやったらコンセプトの1つ2つ潰れるから(苦笑)

「「「コンセプト?」」」

後々分かるよ。

それでは、次回は紅魔郷に突入!
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