ドラパルト「パルッ!!」
「OK。一旦降りよう。山頂が開けてるからそこまで。」
ドラパルトもゴルーグもフワライドも寒さには弱い。シンオウより寒さの厳しいこの山を超えるには休む必要があるだろう。
「よし、みんな出来たぞ〜。」
場所が変われどカレーの味に変わりなし。足りないものは山の物でも代用出来なくもない。まずは全員身体を温めてからだ。
ロトム「だいぶ冷えるロト…。ノアは大丈夫ロト?キバナに貰った服と言えど、さすがに寒いんじゃないロ?」
「確かに冷えるけど、そこまでではないかな。ラナキラマウンテンもこんな感じだし。」
ロトム「ひぇ〜…僕には無料ロト。えーっと現在地がシロガネ山のこの辺りだから…割とスグロト!」
「それにしても…この開けた場所…。」
激しい争いでもあったのだろうか。周りと比べて不自然に開けている。
ロトム「野生のポケモン同士の縄張りが交差するところかもしれないロト。早めに立ち去るロト。」
「確かに長居は無用だね。食べたら直ぐに行こう。」
シロガネ山を超えてスリバチ山も超えて、「ニンジャ」と呼ばれる人達の里を超えればエンジュシティ。古くからの街並みを残していて、景観維持のためにポケモンセンターのような新設の建造物は外観が周囲に合うようになっている。
見えてくるのは焼けてしまった「スズのとう」火災で焼け落ちた時、サンダース、ブースター、シャワーズが巻き込まれ、その3匹にこの塔で祀られていたホウオウが新しい命を与えたとされている。
ロトム「とっても綺麗な所ロト!」
パシャ!パシャ!!
「撮るのは良いけど、フィルム無駄遣いして撮るべき対象出てきた時にフィルム無いってのはやめてよね。」
ロトム「分かってるロト!それにしてもノア、さすがにこの風景にはその服、ミスマッチロト!」
「あのなぁ…他人に選んでもらった服着てる人にミスマッチと…」
ロトム「あっ、返信来たロト!」
「いやなにやってんの!?」
ロトム「キバナに写真見せたロト。返事来たロ?」
「どれどれ?」
キバナ「着てくれるのはありがてぇけどよ!さすがにミスマッチだ!!もっと服は選べ!!ラテラルのジムリーダー2人の方がまだ合ってるよ!なんかなかったのかよ!」
「いや、ある訳ねぇよ…。葬式の形式が違うだろ…。」
キバナからのメッセージを見てボヤく。たしかに2人の方があっているだろうが、マスター道場の道着を着ていく訳にもいかない。
「ま〜た現地調達〜?というかなんでキバナがメッセージ返してきてるの?」
ロトム「投稿したからロト。」
そうなるとキバナはさっきロトムが読み上げたことをそのまま公の場に発信していることになる。
「アホかアイツは…。ちょっと貸して。騒ぎにならないように返信しとくよ。」
というわけでなんとか荒れることなく収まったようだが問題はまだある。ロトムの投稿によってゴーストタイプのジムリーダーの近くにゴーストタイプの使い手がいるという事が世界中に発信されてしまったのでマツバさんと僕の対決を見るためにわざわざ野次馬が来るかもしれない。
???「あっ!いたいた。ノアさんだ!」
「やってくれたな…。」
思った通り早速人が来た。バトルしている暇はないので話しかけられても断るしかないだろう。
???「キクコさんの言った通り!」
ロトム&ノア「「え?」」
マツバ「ここっていつからどくタイプのジムになったんだっけ?」
アンズ「確かに、キクコさんもよく考えたらポケモン全員どくタイプ入ってるし、マツバさんはジムにチャレンジに来た人にはゴース、ゴースト、ゲンガーだけで対応してるし、あたいもいますからね〜。」
キクコ(通信)「1人イレギュラーがいるけどね。それに私のポケモン達はリーグのルールの都合上だからね。」
一体なぜこうなったのだろう。声をかけられたと思えばカントーのどくタイプのジムリーダー、どちらかと言うと来る途中にあるニンジャの里に居るべき人が居て、しかも手にしたスマホロトムにはキクコさんの顔が映ってると来た。そして投稿を見てマツバさんが迎えに来る始末。
「ロトム…お前は……。」
ロトム「変な方向に騒ぎになったロト…。」
ぼうず「マツバさん、お茶をお持ちしましたよ。」
マツバ「ありがとう。そこに置いておいてくれるかい?」
ぼうず「はい。それでは皆様、ごゆっくり。」
ジムの中なのでもちろんトレーナーもいる。ニンジャ、派手な服を着た男、マフラーを巻いた好青年、画面越しの元四天王。エンジュシティの雰囲気にあっているのかいないのか。
「えっと…本来用事はマツバさんだけだったんですけど、他に聞きたいことが出来ましたね。まず、キクコさん。なぜポケモンリーグに?というかなんでわかったんです?」
キクコ(通信)「どうせ大会が終わった後、色んなところを回ってるんだろう?何となくジョウトかカントーに来る気がしたんだよ。」
「それで、ポケモンリーグに居る理由は?」
アンズ「それはあたいから。この近くの里の親戚に会いに行く用事があってね。四天王が1人居なくなっちゃうからキクコさんに代理頼んでるの。」
キクコ「あくまでどくタイプとしてだけどね。四天王の時変わらずアーボックやゲンガーもいるけれど、ちゃんとどくタイプのポケモンもいるよ。」
「なるほど。で、ロトムがした投稿見てビンゴだと思って来たと。」
アンズ「正解!」
マツバ「そういえば、君が来た理由はなんだい?なにかあるんだろう?旅行ついでとも取れるけれども。」
「ちゃんとした理由ですよ。ガラル地方でファイヤー、サンダー、フリーザらしき鳥ポケモンが見つかっているのでこの地方から飛び立つ様子を見なかったかってことと、色違いのエンテイ、ライコウ、スイクンも同様になにかしら動きがなかったかって事を聞きに来ました。」
マツバ「う〜ん…見てないな…。色違いのエンテイ、ライコウ、スイクンに関しては別個体じゃないのかい?」
「その3匹はシンオウの方でも見たって人が居るので。色々調べているうちに、伝説のポケモン達からすれば、この近辺からガラル地方まで移動するのはそこまで時間がかからない可能性が出てきましたから。ファイヤー達もカロス地方で目撃されてますし、シンオウ地方の伝説のポケモンもイッシュで目撃されたりしていますし。」
マツバ「なるほど…。悪いけれど僕が最近空で見た珍しいものは、シロガネ山上空を高速で移動している君だけだよ。」
やはり、そう簡単にはいかないか。
アンズ「そういえばノアさん。さっきまた服を現地調達するとかって言ってませんでした?」
聞かれていたか。
「アレかい?投稿見たらわかる通りこの服買って押し付けてきた本人がああ言ってるんだよね〜。」
マツバ「確かに悪くは無いと思いますが確かにミスマッチでしょうね。」
アンズ「それにノアさんって決まった服…あたいや父上で言うところのこの服みたいな服ってないよね?」
「いや、さすがにこの服でずっといるわけにはいかないし…。」
アンズ「あたい基本ずっとこれだよ?ジムリーダーになる前はともかく、なってからはほぼ一日中この服だよ?ホウエンやシンオウみたいにだいぶ遠くまで行く時はさすがに着替えるけど…。」
そうだった。彼女は父親であるキョウさんをかなり尊敬している。
まあ、実質どくタイプ使いのキクコさんが四天王を降りて、キョウさんが四天王になろうとどくタイプ使いがジムとリーグに1人ずついる構図は対して変わらないのだが。
というか問題はそこじゃない。ジムリーダーと言えど全く外出しないことはないので、常にこの服装とはだいぶぶっ飛んでいるのではないだろうか。
「確かに決まった服はないけれども、僕らしい服でキバナに文句言われない服ってないんだよね〜。」
ロトム「ノアはゴーストタイプ使いとしてちょっと変ロト。」
「何処がさ?」
ロトム「だって、あんまり塔にいかないし、修行もしないし、服はコロコロ変わるし…。」
「待て待て待て!?確かに塔で修行したりする人はいるけどさ。アレってだいたい墓でしょ?ウチはそもそも自宅が墓に面してるんだから。それにアセロラちゃんやフヨウちゃんにシキミさんだって塔に入り浸ってるわけじゃないし。」
ロトム「その3人は家庭的な事情や仕事的な事情があるロト。それにノアは全くバトルタワーに行かないロト。」
マツバ「確かに文化的な理由からか塔の形をした墓地は多いですが、ガラル地方やアローラ地方はそうでないらしいですね。」
アンズ「ノアさんはジムリーダーでは無いけれど、ユニフォームというか、大会とかに出るための服あった方がいいかもね〜。」
キクコ(通信)「ならそっちで作ったらどうだい?カールよりはこっちの服似合うだろうさ。」
マツバ「そうですね。早速みんなで案を出し合いましょう。」
アンズ「は〜い!」
「えぇ…。」
マツバ「さて、ある程度話し合ったのですが…。」
アンズ「ノアさんらしいポケモンをノアさんらしい服に落とし込むの難しい〜…。」
相棒と言えるポケモンがシャンデラなのでオニオンくんのユニフォームやエンジュシティの昔ながらの文化を色濃く残したデザインの服のような物落とし込むのが難しいのは仕方ない。
かと言ってドラパルトやミミッキュでも変わらないだろう。そもそもミミッキュらしいのはアセロラちゃんだろう。
アンズ「いっそ伝説のポケモンとかないの〜?」
マツバ「伝説のポケモンならゴーストタイプのポケモンはシンオウ地方のギラティナでしょうか?後はアローラ地方のルナアーラでしょうかね。」
「ルナアーラはなぁ…持ち主知ってるからパス。ギラティナも僕とは友達だけどもサトシくんの方が仲良いだろうね。マーシャドーは…まだ確信じゃないけれどなんかマスタードさんのポケモンな気がしてるし…。」
キクコ(通信)「困ったね…。そうだ!シルヴァディはどうなんだい?」
「シルヴァディは元々ノーマルタイプですからね〜。僕がゴーストタイプの個体だって言い張ってるだけですから。」
アンズ「…ダダリンとかは?」
「確かに親の社表はダダリンだけど…。」
マツバ「ダダリンをベースにシャンデラとドラパルトの要素を足していけば上手くまとまるかもしれませんね!」
アンズ「よし!決定!!」
なぜこの2人には完成系が想像できるのだろうか。やはり、別々の観点とはいえオシャレに気をかけている2人だからだろうか。
ロトム「全体像をまとめるためにもこの画面に描いてみて欲しいロト!!」
なんともまあ驚いたことにまとまっている。
ダダリンをベースに舵輪と錨のアクセサリ。ジュペッタのような金のチャックにれいかいのぬののような色合いのツギハギのある布。
ドラパルトの身体の模様のような赤にシャンデラの炎のような青紫と薄い紫が重ねてあって、ズボンもなんだかハチクさんの衣装のよう。袖はユキメノコとヤミラミを足して割らずにそのまま叩きつけたように歪だが、両手のアンバランス差が輪郭の定まらない不定形な印象を受ける。全体のシルエットで見るとそう見えるが部分的に見ていけばゲンガーやムウマージのようにも見える。
アンズ「いーじゃん!!!」
キクコ(通信)「これは良いね。これにしな!」
マツバ「今度のゴーストカップにでもこれ着て来てくださいよ。」
「まさかこんなにまとまるとは…。ところでこのれいかいのぬのみたいなやつって何?」
マツバ「れいかいのぬのですよ?」
聞いたのが間違いだった。
マツバ「さて、早速作ってもらいましょう。」
アンズ「おぉ〜エンジュシティの服の作り方、初めて見るんだよね〜。」
「おいおい……。」
服屋で採寸してもらって、布をツギハギしては確認してを繰り返していたら夜になってしまった。
アンズ「凄い!溶け込んでる!!」
個人的に気に入っているポイントがある。袖にミミッキュやムウマが入れることだ。この服だとフードもなく、帽子も着けづらいが振袖のおかげで2匹とも入れる。
ミミッキュ「キュッキュ!!」
マツバ「そういうための物ではないんですけどね…。」
想像したくない金額の買い物をしたところで今日はどうしようか。
マツバ「要はお済みなのですよね?宿はどうなさいますか?」
「本来なら日帰り予定だったんですよね〜。どうしよ。」
アンズ「ならあたいの親戚のところに来てくださいよ!」
ニンジャの里ことチョウジタウン。こおりのチョウジジムがある。パッと見一軒家はひとつしかないように見えるがそこはニンジャの里。見えないところに家が隠されているのだから驚きだ。
カラモモ「ようこそ。チョウジタウンへ。アンズちゃんからお話は聞いていますよ。」
出てきたのは一応普通の領域だがキョウさん達の服に近い服を着た女性。
アンズ「カラモモさんただいま〜。」
カラモモ「おかえりなさい。ご飯はできてるわよ。」
ヨシノ「アンズちゃんおかえり〜。」
ウメイ「お客さんさんかな?」
キョウ「キクコさんから話は聞いている。」
そしてキョウさんと、男性、娘らしい女の子。
アンズ「女の人がカラモモさんで、あっちがウメイおじさん。それであっちがヨシノちゃん!」
ヨシノ「はじめまして。ヨシノっていいます。よろしくお願い致します。」
ジョウトの訛りはあるがそれでも違和感なく聞き取れる。
「どうも。ガラル地方から来ました、ノアです。よろしくお願いします。」
ウメイ「私が家主のウメイです。はじめまして。」
キョウ「アンズ、ノアくん。夕食はできているから早く上がってきなさい。」
アンズ「は〜い。」
「お邪魔します。」
ジョウトの名産料理は美味しいのだが、やはり箸には少し慣れが足りないらしい。とは言ってもこの前キバナとダンデを連れていった時、2人はもっと酷かったのでまだマシなのだろう。
ウメイ「おや、意外と箸が使えるのですね。」
「ええ。カントーに居たことがあって、何度か使いましたから。」
キョウ「あれからカントーのポケモンリーグも変わって来た。」
「確かに、なんだか突然時間が進んだみたいです。」
キクコさんが現役の頃は気が付かなかったが、引退後、キョウさんが居てびっくりした。ゲンガー対策にエスパー技はあったが、それでも変わったリーグを見て居心地の悪さのようなものを感じたのだ。
カラモモ「2人とも遠慮せずに食べていいのよ。ほらノアさんも。ポケモン達もね。」
「ありがとうございます。」
大人数での一家団欒なんていつぶりだろうか。両親もだが、ほかの親戚とも会うことはめっきり減ったような気がする。とは言っても親戚とは半年前にあっているのだが。
「ごちそうさまでした。」
アンズ&ヨシノ「「ごちそうさまでした!!」」
カラモモ「さて、お風呂湧いてるわよ。順番に入りなさい。」
夕食は終わったが、キョウさんとウメイさんはお酒を飲んでるし、途中できたほかの親戚の人達も楽しそうにしている。年上2人はお姉ちゃんとして年下の子供たちをお風呂に連れていった。
ロトム「羨ましいロ?」
「大人数は初めてだからね〜。」
ウメイ「ノアくん、少し飲まんか?」
「そうですね。少しだけなら。」
ウメイさんに誘われて結局お風呂でも飲むことに。この家は地下に続く形で屋内に大きな檜風呂がある。
キョウ「どうかな?ジョウトのお酒は。」
「ガラルとは違ってやっぱり良いですね。ガラルのお酒は結構味が残るものものあるので。」
ウメイ「この辺りの山で取れた天然の素材や!美味くないわけが無いんや!まだまだ沢山あるんやから身体壊さん程度に飲んでええんやで?」
「なら、寝て溺れない程度に貰います。」
その夜、見事に寝酒で寝た。久しぶりにお酒なんか飲んだらこうなるか。
ガンッ!!
「イッテテテ…なんだ?」
現在、寝巻きを借りて十数名の子供たちと一緒に床に布団を敷いて寝ているのだが、どうやら寝相の悪い子に頭を蹴られたらしい。
???「お兄ちゃん、トイレ。」
ぼーっとする頭を振って向き直る。たしかコウガくんだ。
???「私も…。」
もう1人はアオイちゃん。2人とも4歳そこらだったはず。
「…ああ、コウガくんにアオイちゃんか…。OKついてくよ。」
という訳で夜の廊下を歩くのだが、酔いがちょっと残っている。
それでもなんとかたどり着いたので、2人を待っているのだが…
バサッバサッ
「うん?クロバット?誰かのポケモンか?」
ロトム「ノア、あのクロバット、カメラついてるロト!」
盗撮用に訓練された個体だろうか。この家に何があるのかは知らないが放っておくわけにはいかない。
「ロトム、2人を頼んだよ!おい、何してる!!」
クロバット「クロ??シャァァ!!」
ピコーンピコーンピコーン!!!
ロケット団1「クソっ、バレたか!」
ロケット団2「黙らせるよ!クロバット、エアスラッシュ!!」
ビュゥゥゥゥ!!!!ズバッ!
「よっと!」
咄嗟に前方に身体を投げ出して避ける。何とかトイレの扉は無事だ。
「クロバットなら勝てる!」
ポカッ!
クロバット「クロォォ!?」
トレーナーがポケモンに直接攻撃してくるのは予想していなかったらしい。クロバットが驚いている。
ロケット団1「アーボック!しめつける!」
アーボック「アーボッ!!」
「なんの!!セヤッ!」
締めつけてきたアーボックを振りほどき投げる。キテルグマの抱きつきよりは弱い。コツさえ分かれば簡単に抜けられる。
ロケット団1「なんなんだよお前は!?」
「教える義理はないね。それに、見つかったのに逃げなくていいのかい?」
ロケット団2「逃げるもんですか!クロバット、クロスポイズン!!」
クロバット「クロ〜〜!!」
「ほい、捕まえた。」
クロバット「クロ〜!?!?!?」
全速力でドラパルトが飛ばしたドラメシヤを避けきるほどの動体視力がなければウチの墓地では生きていけない。軽くて素早いクロバットと言えど軌道が分かるのなら捕まえられる。
「ロトム!でんじは!」
ガチャ!
ロトム「はいロト!!」
ビリリ!!
ロケット団1「クソっ!」
ロケット団2「まだまだ!ベトベタン…」
ウメイ「ニドキング、ポイズンテール!」
カラモモ「ドクロッグ、だましうち!!」
ヨシノ「アリアドス、2人を捕まえて!」
ニドキング「キィィン!!」
ドクロッグ「グゥゥ…ラァ!」
バァァン!!
アンズ「ノアさんありがとう!後は私たちに任せて!」
やはり騒ぎで起きてきたのか、泊まっていた人達がポケモンを繰り出して大挙して集合している。これだけのポケモンが居て抜けない床と言うのもなんとも不思議なものだ。
ウメイ「2人を守ってくれたこと、感謝する。この2人はきっちり修理費を出してもらった上でジュンサーさんへ引き渡す。」
「ええ。ぜひそうしてください。」
アリアドス達にぐるぐる巻きにされて呼吸できているのかは不明だが。
コウガ「お兄ちゃん、もう大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。」
キョウ「ふぅ…それにしても無事でよかった…。」
カラモモ「とりあえず、ジュンサーさんを呼んできますね。」
その後ジュンサーさんに侵入者…ロケット団を引き渡して、みんな何事もなかったように寝ていた。
ロトム「寝ないロト?」
「目が覚めちゃったからね。それに酔いが冷めると時差のせいか眠れなくて。」
ロトム「ロケット団、何が目的だったんだロ?カントーに居た時と来たロト。」
「前回は明確に標的にされてたけど、今回は偶然だろうね。大人が起きてることは想定してなかったみたいだし、夜更かししてる子供程度なら黙らせるつもりだったんだろうね。」
ロトム「だいぶ危なかったロト。」
「そうだね。はぁ〜寝てみるか…。おやすみ〜。」
ロトム「僕も寝るロト…。」
アンズ「ノアさん、昨日はありがと!ポケモンの攻撃止めちゃうなんてや〜る〜!」
「こちらこそ、泊めて貰ってありがとうございました。」
ウメイ「我々も楽しかったよ。何時でもまた来れば良い。」
キョウ「しかし、こんなにも強いトレーナーが揃っているのだ。そうと決まれば?」
マツバ「やってみましょうか。」
マツバさんは次の日しれっと迎えに来てくれた。
ヤナギ「それならばチョウジジムを使うといい。」
ヤナギさんはチョウジタウンのジムリーダー。昨日のロケット団のことを聞きに来ていた。
アンズ「私、ノアさんと組んでみたい!」
マツバ「なら僕はキョウさんと。」
「ダブルバトルは確定なのね。」
どくタイプ使いとゴーストタイプ使いの組み合わせ、お互い大したダメージを与えることもなく試合が長引きそうだ。
ヤナギ「審判は私が勤めよう。」
かくして、というか予想通り、僕はマツバさんとバトルすることになった。キョウさんからすれば娘を試すための口実なのかもしれない。だとすればあまり触れることはせずにマツバさんとの1VS1に集中するべきだろう。
さて、ノアの新衣装が決まりました。とは言っても大会とかじゃないと着ませんけどね。
設定的なお話
カラモモ、ウメイ、ヨシノ、コウガ、アオイ
カラモモはアンズの別名。キョウとの血縁があるのはこっち。ウメイは梅から。梅は昔、杏と交雑した形跡があるのです。
ヨシノはソメイヨシノから。杏はバラ科サクラ属。
コウガは甲賀から。チョウジタウンの元ネタは甲賀市。
アオイはアオイ目から。真正バラ類からマメ群、アオイ群に分岐。バラ目、バラ科はマメ群。アオイが1番遠縁。又従兄弟ぐらい。
キクコ
平常運転?手持ちは昔から言われている事をネタに。
ゴーストタイプジムリーダー
塔にいがち。というか高い所にいがち。例外がキクコさんぐらい。マツバさん以降のトレーナーはみんな地理的、建造物的に高い所にいがち。
ロケット団
アニメルートも含むのでサカキは漫画ポケスペ路線の後、生存してる扱いになってます。息子は息子で頑張ってますよ。父としてサカキはそんな息子を好きにしておくことにして、自分の目的に集中しているようです。
ヤナギ
手持ちにはフリーザーいません。(たまにフリーザの方になるからフリーザーって打ち込むの怖い)
でもフリーザーの足取りは知ってます。お爺さんキャラとしては珍しくカールとの面識は特になし。ジョウトはカントーとリーグが一緒なのでカントーの方に行った可能性あり。
ノアの身体能力
アニメのシバさんやハンターJぐらいはあります。じゃないとゴルーグにしがみつけないので。ゴーストタイプ使いはみんな毒耐性あるようで、倒れない人が居ないと言われるゴースを抱きしめたりしますからゴーストタイプ使いからすれば普通でしょう。だって、実体のないポケモンもいる訳ですからその子たちとの触れ合いを楽しむためにはそれなりに修行必要でしょうし。
次回はマツバ&キョウVSアンズ&ノア。とは言っても実質マツバVSノアとアンズVSキョウが同時に行われてる状態に近いのでガラルスタートーナメントの時ほど相方の描写はありません。