ガラル地方の夜   作:白黒トラベラー

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今回の前書きは作者の言葉で始まりますよ。(読み飛ばして貰っても結構です。)

前回、最後の方に突然出てきた追っ手共ですがあれは元ロケット団のプラズマ団の存在から生まれた変な世界線です。
みかづきのはねの件はゲームで再現するなら「シロナが先にストレンジャーハウスを調べていて、ストレンジャーハウスのイベント後にブラックシティでシロナに似合うとみかづきのはねが貰える」という仕組みになります。
その際ノアはオカルトマニア辺りの見た目になるでしょう。

当たり前のようにノアの両親がメガシンカ+Z技を使えるのはご都合主義という訳で。お金の力と絆の力どっちも持ってりゃそりゃ強いでしょうという事です。というかノア自身もですがノアの家族は「技教え」できるぐらいには各タイプ使ってますから。倒せばわざマシンくれそう。

さて、補足的な無駄話はここまでにしまして、本編どうぞ( 。・_・。)っ
今回はノア本人のバトル少ないです。(てかほとんどない)


23話 悩みの種には薔薇と雲

ブラックシティからセイガイハシティ、ジャイアントホールを越え、そしてチャンピオンロードへ。

イッシュの難関に挑戦するのも良いが、そこまで時間は無い。

想像以上に伝説のポケモン達の事が分かってきたのでカロスまで長旅する必要は無くなったがせっかくということでプラターヌ博士のお言葉に甘えて少し行くことにした。

イッシュでのちょっとの時間はシキミさんと軽く話して済まそうと思っている。

 

 

ロトム「よく歩けるロ……。」

 

もちろん服はジョウトの服。

 

ロトム「飛ぶのも疲れたロに、ノアは歩き疲れないロト?」

 

「それなりに険しい道だけどさ〜。そこまで野生のポケモンには会ってないよ?」

 

ロトム「トレーナーにはバトル仕掛けられてるロト!」

 

セイガイハシティを抜けた辺りからエリートトレーナーやベテラントレーナーにポケモンバトルを仕掛けられているのは事実。

 

ロトム「ゴルーグがいるなら飛んでいけばいいのになんでそうしないロ?」

 

「適当に時間潰さないとチャレンジャーの邪魔になっちゃうじゃん。今回はチャレンジャーとして会いに行くんじゃなくて、友人として会いに行くんだから。四天王と言えど、公私混同は出来ないからね。」

 

ロトム「よく言うロト。ジムリーダーになったことも無いのに…。」

 

「1回ウッウロボに入ってみる?いい物できるまでくろいヘドロ入れ続けるけど。」

 

ロトム「それは勘弁ロト!!!」

 

確かに長時間歩いている事に違いは無い。ポケモン達は連れ歩いていないので問題ないが。

 

「わかったよ。しばらくカバンの中にでも居なって。」

 

ロトム「ありがとうロト!!」

 

そう言うとさっさとカバンの中に入っていく。僕も少し適当な場所で休むとしよう。

 

 

 

 

チャンピオンロードは洞窟が多い。もちろんところどころ森林もあるが。

ここはそういった森林の一角。草むらも多いので野生のポケモンも沢山いる。洞窟内はクリムガンやジヘッドがいるのであまり休憩には向かない。

 

トレーナー「こんにちは。リーグ挑戦者の方ですか?」

 

彼女もチャレンジャーなのだろうか。長く青い髪の毛なのに隠れているがボールを4つほどベルトに取り付けたトレーナーが声をかけてきた。

 

「リーグチャレンジャーではないよ。リーグに用事はあるんだけどね。」

 

トレーナー「リーグに知り合いか誰か挑戦してらっしゃるんですか?」

 

「チャレンジャーじゃなくて、四天王の方に知り合いがね。君は?」

 

トレーナー「私はリーグに挑戦に来たんですよ!1回レンブさんに負けちゃいましたけど…。」

 

「レンブさんと言うと…キノガッサ?」

 

レンブさんの先鋒キノガッサは相手を眠らせたりしながら防御ががら空きになった時に攻めてくるポケモン。

格闘タイプとたかを括ってひこうタイプを出そうものなら眠らされてスカイアッパーで倒される。

エスパータイプへの対策もしているので油断は出来ない。

 

トレーナー「いえ、ローブシンのほうに…。」

 

切り札ローブシンに倒されたのならそれなりに追い詰めている証拠。

 

「連戦してたの?」

 

トレーナー「それが…1人目で…。」

 

どうやら出鼻を思い切りくじかれたらしい。

 

「もしかしてローブシンを麻痺させたりした?」

 

トレーナー「……はい。」

 

ローブシンの特性はこんじょう。下手に火傷にしたりすると逆に短期決戦を狙って攻めてくる。

 

「う〜ん…4匹だとスタミナ切れになってもおかしくないかな〜…。連戦は必須だからね。」

 

トレーナー「足りませんか……。何かオススメのポケモンってありませんか?チャンピオンはおろか、他の四天王の方々のポケモンも分かりませんけれど…。」

 

イッシュリーグに挑戦した時とポケモンは変わっているだろうから対して助言になるとは思えないが、頭数の不足が問題なら手伝うことはできるだろう。

 

 

 

 

「早速だけど、ポケモン達の技のタイプって何?」

 

トレーナー「えっと…はがね、じめん、みず、エスパー、あく、こおり、ひこう、いわ、でんきタイプです。」

 

となると、連れているポケモンのタイプははがね、みず、エスパー、ひこうタイプだろうか。ゴーストタイプの可能性もあるがそれだとゴーストタイプ技がないのがおかしい。

 

「たぶん連れているポケモンにはゴーストタイプやドラゴンタイプにどくタイプが居ないんだろうね。」

 

トレーナー「はい。どくタイプやゴーストタイプは割と色んなポケモンが技を覚えるので弱点を疲れないようにあくタイプだったりで固めていて…。」

 

ギーマさんは今アローラにいるはずなのであくタイプの四天王はいないのだろう。

アデクさん辺りが代理でもしているのかもしれない。

 

「そうなると……この森にはロズレイドが居たはずだから捕まえてみたら?後はこの森の外にチルタリスもいるね。ジャイアントホールまで戻ればメタグロスもいるけれど……。」

 

トレーナー「ここからジャイアントホールまで戻るのはさすがに…。」

 

確かに崖があったりするので危険だろう。何か助けになるものはないかとカバンを漁ってみると使えそうなものが。

 

「それじゃあ助けになるかはわからないけれどあげるよ。わざマシン30とヒールボール。」

 

わざマシン30は「シャドーボール」が記録されている。そういえばメリッサさんはシャドークローをチャレンジャーに渡していたような…。

ヒールボールは捕まえたポケモンの怪我を治療してくれる。捕まえてすぐ戦力としたいのならキズぐすりも無駄に使わなくて済むので重宝する。

 

トレーナー「良いんですか?貰っちゃって…。」

 

正直連れているポケモンはほとんどシャドーボールを自力で覚えるのでそこまで貴重でなかったりする。というかなくても教えられる。

 

「良いよ。さて…問題はロズレイドがすぐに見つかるか…か。」

 

トレーナー「やっぱり見つけにくいんですか?」

 

「それなりにはね。チルタリスもそこそこ。ロトム、ロズレイドってこの近辺にいる?」

 

ロトム「はいはい、ちょっと待つロ。…う〜〜ん…反応はあるけロ、何かでおびき寄せるないと姿を見せないかもしれないロト。」

 

「それなら、軽く食事にでもしようか。」

 

トレーナー「そういうので来るんですか?」

 

これが意外と来るもので、食いしん坊なポケモンだとおこぼれを食べに来る。実際、ワイルドエリア等で周囲にポケモンが少ないところで料理をしても、終わる頃には匂いにつられて寄ってきていることがある。

 

「結構来るんだよねこれが。」

 

 

きのみを使って料理をすると予想通りポケモン達が集まってきた。お目当てのロズレイドもいる。

 

「ほら、これあげてみて。」

 

トレーナー「は…はい!…た…食べる?」

 

ロズレイド「レイッ!」

 

差し出されたきのみを受け取って食べるロズレイド。最初は警戒していたものの、彼女と気が合うのかすぐに近くまで来た。

 

「そろそろいいんじゃないかな?」

 

トレーナー「はい。…ねぇ、私の仲間になってくれるかな?」

 

ボールを持って尋ねる彼女。ロズレイドは笑顔でボールのボタンを押してその中へ入った。

カチッ!

 

トレーナー「やった!!」

 

「一度出してあげて。まだ食事中だからね。」

 

トレーナー「ありがとう。ロズレイド。出てきてっ!」

 

ロズレイド「ロザ!」

 

「ロズレイドもシャドーボールを覚えれるからね。チャーレムみたいなポケモンに対して有効打になるはずだよ。」

 

トレーナー「ありがとうございます!」

 

「さて、次はチルタリスかな?」

 

 

 

 

 

チルタリスがいるのは森から少し外れた場所の水辺。

チルットはいるのだがチルタリスは見受けられない。

 

トレーナー「いませんね…。」

 

「チルット達に何かあれば出てくる可能性はあるけれど、ポケモンをけしかける訳にもいかないからね…。」

 

ガササッ!ガサガサッ!!

 

草が擦れ合う音。そこそこ大きいポケモンだ。

 

「…チルタリスか。」

 

トレーナー「来ました!?」

 

「2人だと気づかれるから、1人でゆっくり近づいてみて。ちょうどいいし、ロズレイドと一緒に行ってみて。」

 

トレーナー「でも…逃げられちゃうんじゃ…。」

 

「その時は不本意だけどゴーストポケモン達でチルット達を驚かしてチルタリスを引き戻すよ。」

 

トレーナー「わかりました。行ってきます!」

 

チルタリス「チル?」

 

トレーナー「いくよ、ロズレイド!どくづき!」

 

ロズレイド「レイッ!」

 

ロズレイドの先制攻撃も空へ逃げて躱すチルタリス。

 

チルタリス「チルッ!!」

 

「りゅうのいぶきが来るよ!!」

 

トレーナー「ロズレイド、シャドーボール!」

 

ロズレイド「ローッ…ザッ!」

 

ボガァァン!

 

上手くシャドーボールでりゅうのいぶきを防ぐことができた。

ただ飛んでいるチルタリスはひこうタイプなのでくさタイプのロズレイドからすれば少し厄介だ。

 

そうこうしているうちに、水辺の騒ぎに苛立ったのかバスラオ達が飛び出してくる。

 

チルット「ルル!?」

 

飛び出してくるバスラオに驚いたチルット達が半狂乱になる。

 

トレーナー「危ない!ラプラス、チルット達を守って!」

 

ラプラス「ラ〜〜!」

 

ザパァァ…!

 

大きな波をたてて池に浮かぶラプラス。その下から近づいてくる大きな影。

 

「イダイトウか!それなら…」

 

トレーナー「大丈夫です!私がやります!ラプラス、10万ボルト!ロズレイドもシャドーボール!」

 

チルタリスから狙いを変えてバスラオ達とイダイトウを攻撃する。イダイトウはゴーストタイプのポケモンなのでシャドーボールが思わぬ所で役に立った。

 

チルタリス「チル〜〜!!!」

 

バスラオ「ラァ!」

 

チルタリスもチルット達を守る為に空から攻撃をしかけている。」

 

バスラオ「ラァァ!!」

 

「アクアジェットか!ジュペッタ、ふいうち!」

 

ジュペッタ「ペッターーン!」

 

ドガァ!

 

ボチャーン!

 

イダイトウ「ダァァァァォォ!」

 

トレーナー「ロズレイド、ギガドレイン!」

 

ロズレイド「ローーザッ!!」

 

飛び出してくるイダイトウを捕らえてロズレイドが体力を吸い取る。

しばらくすると体力を吸い取られてバスラオ達と共に逃げていった。

 

 

 

 

 

トレーナー「ごめんなさい。チルタリス。」

 

チルタリス「チル。」

 

ロトム「群れを守ってくれてありがとうって言ってるロト!」

 

「今なら大丈夫なんじゃないかな?」

 

トレーナー「…チルタリス。私と一緒に来てくれるかな?」

 

チルタリス「チ〜ル!!」

 

チルタリスもロズレイドと同じように、ヒールボールのボタンを自ら押してボールの中へ入っていく。

 

カチッ!

 

トレーナー「ありがとう。チルタリス。ロズレイドもラプラスもね。」

 

静けさを取り戻した森の中で3匹の入ったボールにそう声をかけていた。

 

 

 

 

「これでロズレイドとチルタリスが加わって、それでラプラスでしょ?他のポケモンは誰なんだい?」

 

チャンピオンロードの中腹、洞窟を歩きながら話をしている。

 

トレーナー「ムシャーナとエモンガとボスゴドラです!」

 

ムシャーナ、エモンガと来たのではがねタイプの技を覚える可愛いポケモンを想像していたらまさかのとんでもなくゴツいポケモンだった。しかもいわタイプ、はがねタイプ、じめんタイプの3タイプをカバーしている技構成なので相棒なのだろう。

 

「ボスゴドラ…う〜んたしかにレンブさん相手だと先手取られちゃうね…。」

 

トレーナー「ココドラの時からずっと一緒で、ヤーコンさんのポケモンにも引けを取らない硬さだったので自信あったんですけど……。」

 

「う〜ん…ボディパージで同じくらいの速さで立ち回ろうとしたらもっと速いポケモンを出されちゃったのか…。」

 

ボディパージは素早さを上げられるが、防御力が落ちてしまう。そこを突かれてしまったのだろう。

 

「それならさ。自分の素早さを上げるんじゃなくて相手の素早さを下げてみてはどうかな?」

 

トレーナー「と言いますと?」

 

「じならしでしょ?それからエモンガのでんじはで…。」

 

トレーナー「なるほど…。」

 

「はがね・いわタイプのボスゴドラならシキミさんとカトレアさん相手でもある程度は突っ張れそうだね…。よし!それじゃあもうひとつプレゼントを。」

 

ここからはちょっと秘密なのだが、とりあえず実演してくれるポケモンは沢山いるので……

 

ボスゴドラ は シャドークロー を おぼえた!

 

トレーナー「シャドークローも…。ありがとうございます!」

 

「よし!もうすぐで頂上だし、ポケモンセンターまで行こう!」

 

 

 

 

 

「ジュペッタ、メガシンカ!全部任せたよ!」

 

ジュペッタ「ペタァァァァァ!!!!」

 

ドギャッ!!

 

洞窟内に響くジュペッタの声。投げ飛ばされる洞窟内のポケモン達。

 

トレーナー「うわぁ…。」

 

クリムガン「ガァァァ!」

 

「かげうち!」

 

ドガッ!!

 

ズズーーン……

 

道中やはりトレーナーは多く、僕はチャレンジャーでは無いのでダブルバトル以外は彼女に任せていたのだが、夜が近づいてくると夜行性のポケモンがどうしても邪魔をしてくる。これ以上消耗させる訳にはいかないので見学していた分、働からなくては。

 

トレーナー「あの…そろそろ…。」

 

「大丈夫だって。そこまでヤワじゃないから。」

 

 

 

 

「ほら、この階段を登るとポケモンリーグだよ。」

 

トレーナー「ありがとうございます!でも…。」

 

視線の先には多くの戦いを経ただろう手練のトレーナー達。

 

「ダブルバトルなら2人ずつ減らしていけるね。」

 

ロトム「もう暴れたいだけじゃないかロト〜!」

 

 

 

 

ベテラントレーナー1「ドリュウズ、ドリルライナー!」

 

ベテラントレーナー2「ガマゲロゲ、だくりゅうだ!」

 

「ダダリン。頼んだよ。パワーウィップ。」

 

ダダリン「ダァァァァ!!!」

 

ダダリンの攻撃はだくりゅうを無視してガマゲロゲ本体を吹っ飛ばす。

 

トレーナー「ボスゴドラ、じしん!」

 

「ダダリン、ゴーストダイブで避けて!」

 

大きく地面が震える前にダダリンは姿を消す。地面に潜って高速回転していたドリュウズの姿が現れる。

 

トレーナー「アイアンテール!」

 

ドギャッ!!!

 

回転中に大きく吹き飛ばされるドリュウズ。さながらラグビーボールのようだ。

 

「ほら。行っておいで。」

 

トレーナー「はい!頑張ってきます!」

 

これからポケモン達とさらなる高みを目指して階段を駆け上がるその姿に手を振る。

 

 

 

 

「ということで、筋のいい子が行きますよ。」

 

シキミ「ノアさんも来るんですよね?それなら私達のバトル、見ていてくれませんか!いい小説がかけそうです!」

 

 

 

 

 

 

 

レンブ「己を更に鍛え、再び挑みに来たか!」

 

トレーナー「はい!新しい仲間と一緒に、貴方に勝ちます!」

 

レンブ「受けて立とう!!」




さてシキミとノアの会話はとんでもなく短いものでした。そしてレンブの出番は終わりです。カトレアはもしかしたら…。

トレーナー
見た目は第5世代の女エリートトレーナー。
パートナーはボスゴドラ。基本進化前から可愛いポケモンを中心に捕まえていたようですが、コドラに進化した時さぞ驚いたでしょう。
エモンガででんじはボルチェンしてムシャーナでさいみんじゅつ、ラプラスでこおりにしてロズレイドで毒に。チルタリスで積んでボスゴドラ。……アレ?技によってはそこそこガチなパーティ?
最初のポケモンはココドラ。かいがらのすず持たせてたかも知れません。

レンブ
チャレンジモード準拠。
キノガッサはズルい。

チルタリス&ロズレイド
ちゃんとチャンピオンロードで出現するポケモン。ボスゴドラ、ロズレイドは実際にゴースト技覚えさせて使っていたこともありました。

イダイトウ
バスラオが生息しているので。現代のバスラオがイダイトウに進化しないのは多分人間の介入の結果進化する必要が無くなったから。(あくまで筆者の考察。ただ、イトウがモチーフらしきポケモンで、バスの生態にもあってるからそうなのかなと。)
ちょくちょく出てくる可能性あり。できるだけ技は「たきのぼり」とか「かみくだく」のふたつに限定予定。「かげうち」も覚えるかもしれない。(たきのぼりは見た目的に鮭に近いから有り得そう。)

アデク
ギーマがサンムーンでアローラに来ているので「四天王の代わり」としているのかな?というノアの予想だけです。本当にそうならほのおタイプ統一かも。


次回はちゃんとシキミ出て来ますよ。
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