パワースポットもないので当然ダイマックスは出来ないがメガシンカが出来ないポケモン用にZワザを使うというルールは最近作られた。これは最近行われている大きな大会の影響である
ギュォォォォォォン!!!!
「ごめんね〜驚かして。じゃ〜ね〜。」
どこかかからホウエン地方へ向かう飛行機をゴルーグに乗って追い抜かす。ポケモン達は皆ボールにしまい、身体ひとつでゴルーグにしがみついている。
ドラパルトより巨体で実体をもつゴルーグは長距離の移動においてかなり便利だ。意外と風よけにもなる。
「そろそろ着くな。ゴルーグ、速度少し緩めて!」
ゴルーグ「ゴルル〜ラ!」
ジュンサー「理由は分かりました。ですが万一振り落とされて飛行機にぶつかれば危険です。もう少しゆっくりと飛んでください!」
現地へ着くと案の定警察官に注意された。別地方からの移動手段は飛行機に限らないのでそこは触れられなかったが、飛行機を追い抜かす速度で飛行したことは怒られてしまった。
「昔からこうやってますが…まあ分かりました…。」
ジュンサー「何か起こってからでは遅いんですからね!」
「さて、行くよゴルーグ。」
ゴルーグ「ゴルッ!」
ジュンサー「帰りはちゃんと飛行機使ってくださいね!!!」
ホウエンのポケモンリーグは四天王の強さで戦う順番が決まっている。おくりびやまによった時「フヨウならポケモンリーグじゃ。遊んでやってくれ。」とフヨウのおばあちゃんに頼まれた。
暇な時に会いに来てくれる孫の話はやはり嬉しいらしく、来る度に話は聞かせてもらっている。
フヨウ祖母「ゲンジさんにも用があるのかい?それならいっそポケモンリーグに挑戦すればいい。カールさんの孫なら問題なく突破できるじゃろうて。ただ、現チャンピオンは外へ出ていての。チャンピオンへのチャレンジは出来んのじゃ。」
「問題ないです。ありがとうございました。これ、お土産です。」
フヨウ祖母「おお〜。ありがとうね。有難く貰っておくよ。」
ということがありポケモンリーグ前、チャンピオンロードにいる。
チャンピオンロードの中、何人ものトレーナーと戦った。やはりレベルが高い。
ベテラントレーナー「サメハダー、アクアジェット!」
「シャンデラ、エナジーボール!」
ドォォォン!!
ベテラントレーナー「サメハダー!…強いな君は…タイプなんて関係ないみたいだ。負けたよ。」
「こちらこそ。いい勝負でした、ありがとうございました。」
ベテラントレーナー「ここいらでは見ない顔だ。別地方の人かい?」
「ガラルの方から、フヨウちゃんに用事があって。」
ベテラントレーナー「ゴーストタイプ使いでゴーストタイプ使いの四天王に用事があるようならそれこそ私には勝てないよ!アッハハハ!いや、いい経験だった。まだまだ私も成長できるということだ!」
「お互い頑張りましょう。それでは!」
このようなやり取りを道中のエリートトレーナーやベテラントレーナーのトレーナーとやっているのでチャンピオンロードを抜ける頃には夜になっていた。
「夜か〜。ポケモンセンターで泊まるか。みんな。」
もちろんガラル式の大きなキャンプは用意していない。
フヨウ「あっ、ノアさん!久しぶり〜!」
「フヨウちゃん、久しぶり。」
歳下にもかかわらず2番目の四天王としてしっかりと仕事をこなす彼女だが担当出ない時はやはり羽を伸ばすようだ。しかし、1番目の四天王が悪タイプということを、考えれば彼女の実力の高さ、そしてヤミラミとのコンビネーションは計り知れないものであろう。
フヨウ「挑戦に来たんですか?」
「ゲンジさんに届け物があってね。お祖母様にも会ったよ。」
フヨウ「ということはおばあちゃんに教えて貰ってここに来たんですね?それなら話は早いです!明日早速挑戦に来てください!」
「この地方のバッジ、今は持ってないけど大丈夫なの?」
さすがに身分証は持っているが個人的な用事でこれまで行った地方のバッジを持っている訳では無い。イッシュならブラックシティ、カロスはポケモン研究所にばかり行く。ジムバッジを持っていく必要がほぼない。
フヨウ「あっ!確かに…いつもはおくりびやまかバトルリゾートで会ってるから…。そうだ!少し待っていてください!!」
そうしてリーグの中に戻っていく彼女。ガラルと比べかなり暑いのでユキメノコやブルンゲルと一緒に待っていると…
フヨウ「これ、推薦状です!!これがあればリーグに挑戦していただけますよ!」
「いいのかい?こういうものって僕みたいな人を顔パスさせるためのものじゃないだろ?」
フヨウ「ノアさんは私に勝てる人って伝えてあるので、これを見せた上でリーグスタッフのトレーナーさんとバトルしてください。そうすればすぐ通してくれますよ。」
「勝てば」とつけないあたり腕が衰えてないと言うことが戦わずしてわかったのはユキメノコやブルンゲルから話を聞いたのだろう。やはり、四天王となるほど極めれば他人のポケモンともここまで打ち解けられるのだろうか。
「ありがとう。フヨウちゃん、成長した君の力、見せてもらうよ?」
フヨウ「もちろん!あの時みたいに勝たせはしないよ!覚悟してね!」
翌日、リーグの門の前に来た。
男トレーナー「ノア様ですね。お話は聞いております。」
女トレーナー「早速始めましょう。ルールは6対6のダブルバトルです。」
「ここで負けるようならまだまだだからね。さっさと勝たせて貰うよ!」
審判「フライゴン、カバルドン戦闘不能!勝者、チャレンジャー!」
ドクケイル、ドラピオンといったどくタイプに始まり、フライゴン、カバルドンの砂嵐天候で攻める手強いコンビネーションもものともせず勝つことが出来た。
男トレーナー「まさかはがねタイプのゴーストポケモンがいるとは…世界は広いのですね。」
女トレーナー「最後のとんぼがえり、バトンタッチでのブルンゲル、ユキメノコとの交代は見事でした。こちらの手を尽く読み抑える采配、素晴らしいものでした。」
「これでリーグに挑戦できるんですよね?」
男トレーナー「もちろんです。ではお通りください。……その力をここに示し、更なる高みを目指すの者よ!」
女トレーナー「ポケモンとの絆をもって、試練に挑む者よ!」
2人「「己を超えるべく、この先に進むがいい!!」」
「ガラルじゃ見れないね…これは。」
挑戦するトレーナーへかけられる激励と、後戻りは出来ないという警句。ガラル地方ではまず無いだろう。
和風な橋、黒紫のオーラが漂う空間を進む。その先にいるのは…
カゲツ「待ってたぜ…。会うのは初めてか?四天王のカゲツだ!話は聞いてるぜ。なんでもホウエンのジムバッジは揃えていても、リーグにチャレンジしなかった変わったヤツだってな。イッシュでのバトルは俺も見てたからわかるが…相当楽しめそうだ!」
「こちらこそ初めまして。それじゃあ…お互い楽しみましょうか!!」
カゲツ「アブソル!一気に決めるぞ!メガシンカだ!」
アブソル「キャオォォォ!!」
アブソルから翼のような豊かな毛が逆立つ。ガラルにはないメガシンカだ。
「行くよジュペッタ!メガシンカだ!」
ジュペッタ「ジュッタァァァ!!」
もちろんこっちだってキーストーンはあるし、ゲンガー、ジュペッタがメガシンカできる。ミミッキュにもZワザがある。
カゲツ「アブソル、つじぎり!」
アブソル「シャァァァ!!」
「ジュペッタ、きあいだま!」
ジュペッタ「ジェェッ…アッ!」
激しい爆発の後、立っていたのは…
カゲツ「負けちまったか〜おつかれさん、アブソル。楽しかったぜ!ホラ!嬢ちゃん待たせてんだろ?行ってこい!」
「お疲れ様、ジュペッタ。カゲツさんもお疲れ様でした。楽しかったですよ。」
カゲツ「おうよ!楽しんで貰えなきゃリーグで四天王やってても意味ねぇからな。また来いよ!」
フヨウ「来たね、ノアさん。その目を見れば分かるよ。イッシュの時よりも活き活きとしてて、シャンデラよりも燃え上がってる…。」
「そこまで歳はとってないけど、若い世代の活躍を見るとね。オニオンくんだけじゃなしにサイトウちゃんもだけど、みんな頑張ってる。ジムリーダーだったり、四天王だったりを目指す仕組みはガラルにはないけど……。」
フヨウ「やっぱりもう一度?」
「ゴースト使いとしての天辺はとりたいからね!!」
フヨウ「強くなったのは私も…。負けないよ。今度こそ超えるます!!一緒に頑張ろう、ジュペッタ!!」
「超えられるものなら超えてみな!ダダリン、最初から飛ばしていくよ!!」
鼓動の高鳴り、口調の変化、より強くポケモンと繋がる感覚。
やはり自分はカールじいちゃんの孫なのだと実感する。
ポケモンのやる気、気合い、それらに応えるようにバトルの時に変わるカールじいちゃん。久しぶりに自分がそうなっている。
フヨウ「ジュペッタ、シャドークロー!」
「ダダリン!ジャイロボール!!」
フヨウ「ムウマージ、パワージェム!」
「ギルガルド、キングシールド!」
「ブルンゲル、たきのぼり!」
フヨウ「シャンデラ、エナジーボール!!」
フヨウ「ヨノワール!ポルターガイスト!」
「サニゴーン、こっちもポルターガイストだ!」
一進一退の戦い。気づけば…
フヨウ「ありがとう。ヨノワール。お互いこれで最後の1匹…。」
「そうなるね…。それでも勝たせて貰うよ!」
フヨウ「行くよヤミラミ!メガシンカ!!」
ヤミラミ「ヤァァミリャャァ!」
「ここで勝つよ、ミミッキュ!」
ミミッキュ「キュッキュッ!!」
フヨウ「ワールドチャンピオンシップス程じゃないけど…私達今それぐらい本気なんだろうね!」
「そういえば、サイトウちゃんが出てた大会、そんな名前だったな。」
フヨウ「え!?出てなかったの?というか知らなかったの?」
「仕事でな〜。ワタルさんとダンデの決勝とは聞いた。」
フヨウ「そうか…勿体ないな〜。というか現地の人だよね?知らないのはなんで?」
「試合やってる間は昼寝てるからね。墓参りも来ないから手入れしてたし。カールじいちゃんもいなかった。テレビも見てないよ。」
フヨウ「ノアさん勿体ないな〜…強いのに。」
「…だいぶ荒らしちゃったねこの部屋。」
フヨウ「リーグに怒られるかも。でもお互い休憩したし…。」
「続けきやろうか。行けるかい?ミミッキュ?」
ミミッキュ「ミ〜キュッ!」
フヨウ「私達だって負けないよ!ヤミラミ!」
パンッパンッパンッ
突然なる拍手。この場に他にいる人間と言えば…。
ゲンジ「見事な気概だ2人とも。」
プリム「まだまだ若いのだからもっと燃やしなさい。」
カゲツ「怒られることはないみたいだぜ?」
ダイゴ「本当は壊しすぎないで欲しいんだけど…まあいいか。」
フヨウ「ご…ごめんなさい…。」
「久しぶりです。ゲンジさん。貴方にも用はありますが…。」
フヨウ「先にこっちだね!!」
ミミッキュ「ミッキュュ〜!!」
ヤミラミ「ラァ〜…ミラァ!」
ドガァァン!!
プリム「あらあら危ないわね。」
ダイゴ「メタグロス、まもる!」
メタグロス「グロァァ!」
ゲンジ「なんとも楽しそうなものだ。カールに似ている。」
プリム「そのうちチャンピオンになるかもしれませんね。」
さすがに2回も流れが止まれば少しギクシャクはするがそれでもポケモン達のやる気は衰えない。直ぐにトレーナーも暑くなっていく。
フヨウ「ヤミラミ、これで決めよう!シャドーボール!」
「ミミッキュ。遊んでおいで。」
特徴的な踊りと共にZクリスタルが輝く。その光はミミッキュへ集まっていく。
「ぽかぼかフレンドタイム!!」
バサァァァ!!
大きく広がるミミッキュの皮、ヤミラミは持っていた大きな宝石ごと飲み込まれ…
ポカポカポカポカ!!
一通りポカポカされた後吐き出された。
フヨウ「あ〜あ…また負けちゃった…。」
「いや〜さすがに危なかった。真面目に鍛えないとな
〜。」
ゲンジ「そういえば、ワシへの用はとは?」
「そうそう。これです。」
カゲツ「なんですかそれ?」
ゲンジ「ワシがガラルにカブへ会いに行った時、飲んだ酒よ。わざわざ済まないな。カールへよろしく伝えてくれ。」
ダイゴ「どういった用でガラルへ行かれたんですか?」
ゲンジ「なに、ガラルにいる強者共とやりあった時、唯一その場にいなかった強者が彼の祖父というだけだ。」
フヨウ「その場にいなかったのはなんで?」
「その日、近所の家で結婚式があってね。そこに呼ばれてたんだってさ。」
ゲンジ「まさか蹴られるとは思ってなかったが、良い奴だ。伝えてくれ、近々会いに行くと。」
そういうゲンジさんの目はカールじいちゃん並に燃えている。
ガラルの地図が描き変わらないことを祈ろう。
「分かりました。ウォームアップしておくように言っておきます。」
フヨウ「今度こそ負けないよ!途中で終わっちゃったけどリーグにも挑戦しに来てね〜。」
「その時はちゃんとバッジ持っていくさ。」
ダイゴ「そうだね、出口まで見送ろう。また来てくれ。今度は僕も手合わせ願うよ。」
「その時は、ちゃんとゲンジさんに勝ってから来ますよ。」
ゲンジ「ほ〜う…言うでは無いか。楽しみにしておるぞ!」
フヨウ「またね〜!」
フヨウ祖母「何時でも来てくれ。何日でも泊まって行けばいい。」
「ありがとうございました。お祖母様もお元気で。」
フヨウ祖母「なに、もう病気になりはせん。」
フヨウ祖父「孫が世話になったの。いつでもホウエンに来なさい。おくりびやまのポケモンみんなと共に待っておる。」
「それじゃ、今度はまた大きな大会で!!」
ゲンジ「ワシにはみえんが…おるのじゃろう。やはり孫の成長は嬉しいか。」
フヨウ祖母「もちろんですとも。これからもよろしくお願いしますね。」
フヨウ「ゲンジさん聞こえるんですか?」
ゲンジ「知り合いの言いたいことなど分かる。実際には聞こえんがな。」
ソニア「結局勝てたんだ。」
帰ってきたあと、空港ではダンデとソニア、キバナもいた。
ダンデ「それにしてもすごいじゃないか!他地方の四天王に殴り込みなんて。」
「君もワタルさんとバトルしただろう?それよりも出迎えなんてどうしたんだ?」
ソニア「お祖母様から伝言よ。もう一度旅に出るのならマーシャドーのことをカントー地方のクチバシシティにあるサクラギ博士の元へ伝えて欲しいの。ガラル地方でも新しくポケモンが見つかる度に協力してたんだけど、マーシャドーを実際に見たことがあって、それでいて今動けそうなのはカールさんかノアくんぐらい。というわけで、最近また世界を回り出したノアくんに頼みたいってわけ。」
「なるほど、つまり…。」
ソニア「はい、カントー行きのチケット!」
ダンデ「カントー地方やその近辺の地方で俺がバトルしたトレーナーに会うことがあったらまたバトルしようと伝えてくれよ!」
「わかったよ!君の試合決勝しか対戦相手知らないけれどね!!」
ダンデ「おいおい!そりゃひどいぜ!!」
「お土産でも買ってくるさ!それじゃあ、また今度!」
キバナ「帰ってきたらバトルしようぜ!!」
ソニア「ホウエン行って、ガラル戻って、またホウエン。大変ね〜。」
キバナ「なんで電話しなかったんだ?1度戻らせるより早いだろ?」
ダンデ「あ……。」
キバナ「まあいいや。ダンデと俺で旧友の新たな門出の祝いの自撮りだ!!」
パシャッ…
さて、今回ホウエンに行ったノア。次回はアニポケとのクロスオーバー多めになるかもしれません。最終話までチェックし直して極力変なことならないようにしますが、ご了承ください。
設定的なお話
ノアの手持ち
ミミッキュ、ブルンゲル、シャンデラ、ジュペッタ、ギルガルド、ダダリン、ゲンガー、ユキメノコあたりが基本バトルメンバー。
全員ゲームならレベル80越えです。
サニゴーン、デスバーン、デスカーンはカールさんから貰ったタマゴの孵化orイッシュでゲットの個体です。
ドラパルト、ゴルーグ、フワライドはゲットしていますがどちらかと言うとシャンデラとの旧知の仲でそれに着いてきた感じです。
バケッチャ、パンプジンやムウマ、ボクレーなどもいますが基本バトルはせず食事の準備などの時に出てきます。
ヌケニン、ミカルゲ、ヨノワール、ヤミラミ、デスマスとかはお家の留守番勢。通話とかすると声を出さずに画面いっぱいに写ったりしてます。
ゴーストタイプ使いということでギラティナ、マーシャドー以外のゴーストポケモンは手持ち、もしくは自宅付近に生息しています。(リージョンフォームやオドリドリは他のタイプにもなるのでノーカン。シルヴァディ、アルセウスも一応同様。)
最初のパートナーはヒトモシ。ゲットした後ミミッキュと上記のヒトモシの友達をゲット。この時14歳ほど。その後イッシュに引越しムウマ、デスマス(イッシュ)をゲット。リーグに挑戦し、シキミと知り合い親と暮らしたのたガラルへ戻りそこから旅を初め今ガラルへ戻ってます。
両親はマクロコスモスの強さの都合から起業のしにくいガラル地方から離れ、ブラックシティで貿易関係の会社を設立。ヤーコンさんと協力しガラルへの低コスト物流ルートを確立。人の往来も多くなり、アローラリーグ設立にも少し携わってます。
もちろん大富豪。将来ノアに会社を継いで貰いたいけど実家の仕事もついて貰いたいので最近ジョインアベニューを経営している若いトレーナーに話を持ちかけているんだとか。
父はフェアリータイプ使い、母はエスパータイプ使いなのですがおじいちゃんっ子のノアはゴーストタイプ使いに。おばあちゃんは特にそう言った括りでポケモンを揃えてません。(おばあちゃんは今でもラテラルのジムトレーナーやってます。なので手持ちが違うのです。)
次回はカントーへ行くためにまた東へ向かいます。今度はちゃんと飛行機乗りましたからね。