最終選別の七日後 早朝
最終選別の生き残った者が藤襲山の入口に集まっていた。
その中にいた炭治郎を螺旋は見つけた。
螺旋『お!炭治郎、生きてたか!』
炭治郎「螺旋か……なんとかな……」
螺旋『どうした?浮かない顔して』
炭治郎「いや、たった5人しか生き残れなかったと思うと……」
螺旋『確かにな、最初は20人ぐらいいたのに。オレが助けた奴はひとりもいないな。
まあ、オレの義手を見て逃げるようじゃ、この先も生き残れないだろうな』
炭治郎「……!そんな言い方!」
螺旋の発言に反応して、螺旋の左肩を掴む炭治郎。すると
炭治郎(なんだこの冷たさは?体温がない?これじゃまるで……)
螺旋の違和感に内心驚いていると
螺旋『炭治郎。今、オレたちにできることは死んだ奴の分まで鬼を討つことじゃないのか?』
炭治郎「あ、ああ……そうだな」
炭治郎は螺旋の左肩から手を離した。
その後、鎹鴉をつけられ、刀を作る玉鋼を選ぶことになった。
螺旋(適当でいいか……)
螺旋はあまり深く考えず玉鋼を選んだ。
数日後 とある墓地
螺旋は自分の家族が眠る墓前に報告をしに来ていた。
螺旋(父さん、母さん、爺ちゃん。オレ、鬼殺隊に入隊したよ。これから厳しい戦いがあるだろうけど、見守っててくれ。
奴から……鬼舞辻から奪われたものを取り戻すまで……!)
螺旋『さて、そろそろ刀が来る頃かな?家で待っとくか』
螺旋は家に帰った。
螺旋の家 螺旋の部屋
螺旋『う~ん。これから鬼と戦うのに「歯廻号・壱」だけじゃ限界があるだろうな……新しい義手を考えなきゃな』
「歯廻号・壱」とは螺旋が最初に作った義手の名前であり、普段から装備している義手でもある。
「ごめんください」
玄関の方から声が聞こえてきた。
螺旋『誰か来たか?』
玄関へ向かうと、ひょっとこのお面を被った男がいた。
「歯廻螺旋さんのお宅でしょうか?」
螺旋『そうです。オレが歯廻螺旋です』
「私は鉄砲塚(てっぽうづか)といいます。日輪刀を打って届けに参りました」
螺旋『わざわざありがとうございます』
鉄砲塚「ではこれを……」
鉄砲塚から日輪刀を渡される。
螺旋『お疲れ様でした、じゃあ、オレはこれで……』
螺旋が自分の部屋へ戻ろうとすると
鉄砲塚「え!?抜かないですか?」
螺旋『え?……ああそうか!(日輪刀は人によって刀身に色が付くんだっけ?でも、オレはきっと……)』
螺旋は鞘から日輪刀を抜く。しかし、刀身に色は付かず何も変化はなかった。
鉄砲塚「え?なんで?」
驚く鉄砲塚
螺旋『オレはこうなることは予想できてました』
鉄砲塚「そ、それはどういう……」
螺旋『つまりですね、鉄砲塚さんのせいじゃないってことです』
鉄砲塚「は、はあ……」
螺旋『じゃあ、オレはこれで』
螺旋は自分の部屋へ戻っていったが、鉄砲塚はしばらく玄関で唖然としていた。
つづく
オリ主設定
名前 歯廻 螺旋 (はまわり らせん)
性別 男
年齢 18
一人称 オレ
その他の設定
炭治郎と同期の少年隊士。
生まれつき左腕がなく主に義手で鬼と戦う。
手先が器用で義肢職人としての顔も持つ。
とある事情により呼吸法は使えないので日輪刀はあまり使わない。