義手の屍   作:浮雲のソル

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第3話 螺旋、継子?になる

螺旋の家 螺旋の部屋

 

 

螺旋『くそっ!今回も手がかりなしかよ!』

 

任務で鬼を討った螺旋は自分の部屋でひとり苛立っていた。

 

螺旋【今回の鬼も鬼舞辻の居場所を言わなかった。いや、言えないのか?】

 

螺旋『次の任務を待つしかないか・・・・』

 

「任務デアリマス。任務デアリマス」

 

部屋の窓から螺旋の鎹鴉が飛んできた。

 

螺旋『お!早速次の任務か。どんな鬼だ?』

 

「任務ワコノ薬ヲ蝶屋敷ニイル蟲柱ノ胡蝶シノブニトドケルノデアリマス」

 

鎹鴉は螺旋に小さな箱を渡す。

 

螺旋『鬼の討伐じゃないのか。まあでも、柱に届ける薬ってことは結構重要な薬ってことだな』

 

「サッサトイクノデアリマス」

 

鎹鴉が螺旋の頭をつつく

 

螺旋『わかった。わかったから頭をつつくな』

 

螺旋は蝶屋敷に向かった。

 

 

蝶屋敷

 

 

螺旋『ここが蝶屋敷か・・・・思ってたより大きいな』

 

「サッサトハイルノデアリマス」

 

鎹鴉がまた螺旋の頭をつつく

 

螺旋『だからつつくな。えっと玄関は・・・・あった』

 

ガラガラガラ

 

螺旋『ごめんくださ~い』

 

「は~い」

 

玄関の扉を開けて中に入る。

すると、奥の方から螺旋と同い年ぐらいの蝶の髪飾りをした少女が来た。

 

螺旋『蟲柱の胡蝶しのぶさんはいますか?』

 

しのぶ「胡蝶しのぶは私ですけど?」

 

螺旋『薬を届けに来ました』

 

しのぶ「例の薬ですね。お疲れ様でした」

 

しのぶは螺旋から薬を受け取る。

 

螺旋『じゃあ、オレはこれで・・・・』

 

螺旋が帰ろうとすると

 

しのぶ「あなたはもしかして・・・・歯廻螺旋さん?」

 

螺旋『そうですけど。どうしてオレの名前を?』

 

しのぶ「隊士や柱の間で、日輪刀を使わず義手と鉄線だけで鬼を討っている強い隊士がいることで有名なんですよ」

 

螺旋『へえ~そうなんですか。はじめて聞きました』

 

しのぶ「そうだ!いきなりですが私の継子になりませんか?」

 

螺旋『ええ!?本当にいきなりですね』

 

しのぶ「実は最近、蝶屋敷が人手不足で・・・・」

 

螺旋『つまり雑用が欲しいと・・・・』

 

しのぶ「そういうことです」

 

ニコッ

 

螺旋『でも、べつにオレじゃなくてもいいんじゃ?』

 

しのぶ「噂では、螺旋さんは昼夜問わず鬼を討っている程の体力を持っていると聞いたので。

それに、あなた程の実力なら他の柱の人が継子にする可能性もあるからその前にということです」

 

螺旋『そんなに評価してくれるとは・・・・。わかりました。オレ頑張ります!』

 

しのぶ「じゃあ、よろしくお願いしますね。部屋は後で案内しますね」

 

こうして螺旋は継子(という名の雑用)になった。

 

 

つづく

 

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