蟲柱・胡蝶しのぶの継子(という名の雑用)になった螺旋。
今日はそんな彼の一日の話。
蝶屋敷 朝 螺旋の部屋
螺旋『さてと、今日も一日頑張りますか!』
螺旋は気合を入れて部屋を出て先輩隊士の神崎アオイの元へ行く。
螺旋『おはようございますアオイさん』
アオイ「おはようございます螺旋さん。早速ですがこの布団を干してください」
アオイから何枚もの布団を渡される。
螺旋『わかりました。任せてください!』
テキパキと布団を干していく。
螺旋『終わりました。他になにかありますか?』
アオイ「そうですね・・・・今は特にありません。自由にしててください」
螺旋『わかりました。また何かあったらいつでも言ってください』
螺旋は自分の部屋へ戻っていった。
螺旋の部屋
螺旋『そういえば、新しい義手を考えなきゃな』
螺旋は机に向かって黙々と設計図を書き始めた。
しばらくして
螺旋『あ、義手の材料がなかったな。ちょっと買いに行くか・・・・』
設計図を途中まで書き終えたところで義手の材料を買いに行くことにした螺旋
そのことをアオイに言って外出許可をとり、玄関へ行った時
「螺旋さん、お出かけですか?」
蝶屋敷で働く三人娘、中原すみ、寺内きよ、高田なほに呼び止められた
螺旋『ああ、ちょっと義手の材料を買いに行くんだ。許可はとってあるよ』
すみ「そうなんですか」
きよ「お気をつけて」
なほ「行ってらっしゃいませ」
螺旋『ありがとう。すみちゃん、きよちゃん、なほちゃん。まあ、近場だからすぐ戻るよ』
昼 とある街の路地裏
螺旋〖相変わらずこんな所で商売してんだな・・・・〗
薄暗い路地裏に入りそんなことを思いながら歩く。
螺旋『お!あったあった』
小さな看板に「なんでも屋」と書かれた店を見つける。
ガラガラ
螺旋『おっちゃ~んいるか?』
薄暗い店内に入り呼びかける。すると奥の方から中年の男性が出てきた。
「おお!螺旋じゃねえか、久しぶりだな」
螺旋『久しぶり~天海のおっちゃん』
彼は天海(あまみ)。螺旋とは旧知の仲である。
天海「おまえさんが来たってことは、いつものか?」
螺旋『おう!義手の材料を頼むよ』
天海「ちょっと待ってろ・・・・ほら、このぐらいあればいいか?」
天海は玉鋼を螺旋に渡す。
螺旋『十分だよ。じゃあ、代金を・・・・』
天海「いつも言ってるだろ。代金なんていらねえって。おまえの爺さんには世話になったんだから」
螺旋『いつもタダで貰ってたら悪いよ。それに、オレ鬼殺隊に入隊したから少しは懐があったかいんだ。払わさしてくれよ』
天海「そうか・・・・おまえ遂に鬼殺隊に・・・・」
螺旋『鬼舞辻を探すには一番だと思ってな。急がなきゃもう残された時間は少ないからな』
天海「そうか時間がないか・・・・」
螺旋『そんな心配そうな顔をしないでくれよ。オレは絶対に80歳で死んだ爺ちゃんより長生きしてみせるからよ』
天海「・・・・長生きもいいと思うがその前に」
螺旋『その前に?』
天海「嫁さんも見つけなきゃな~」
螺旋『ぶっ!?よ、嫁!?』
天海「一生独身よりいいと思うぞ~」
螺旋『と、とりあえず。代金ここに置いとくからな』
天海「毎度あり~」
螺旋は天海の店を後にした。
夜 蝶屋敷の屋根の上
螺旋『今夜も星が綺麗だな~』
螺旋は蝶屋敷の屋根の上で座って満天の星空を眺めていた。
しのぶ「そうですね」
螺旋『うお!?しのぶさん、いつの間に?』
いつの間にかしのぶが隣に座っていた。
しのぶ「お隣いいですか?」
螺旋『もう座ってるじゃないですか』
しのぶ「ふふふ、そうでした」
しばらく一緒に星を眺めていると
しのぶ「そういえば螺旋さん」
螺旋『なんですか?』
しのぶ「ここに来てから食事をとっていませんよね?あと、睡眠も」
螺旋『そうですね。厳密にはとれないんですよ・・・・食事も睡眠も
この蝶屋敷に来てからではなく15年前から・・・・』
しのぶ「それはどうしてなんですか?」
螺旋『そうですね……まあ、そのうち話しますよ』
しのぶ「そうですか、わかりました。もう遅いので私は寝ますね」
螺旋『おやすみなさい』
しのぶ「おやすみなさい」
しのぶは屋根から降りていった。
螺旋『設計図の続きでも書くか・・・・』
螺旋も自分の部屋へ戻った。
つづく