鮮血少女と鮮血狼   作:熊田ラナムカ27

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 投稿間隔が少し空いてすみません。普通に難産で時間がかかりました。
 
 今回に関してはかなり勢いで作っており、読みにくいかもしれませんので……そこを考慮してご覧していただけるとてもありがたいです。
 
 


28 地獄というのは身近にあるもので

 

 

 

「職場体験は1週間、肝心の職場だが指名のあった者は指名リスト渡すからその中から自分で選択しろ。指名のなかった者は予めこちらからオファーした全国の受け入れ可の事務所40件、この中から選んでもらう。それぞれ活動地域や得意なジャンルが異なる。よく考えて選べよ」

 

 そう言うと相澤先生は各自に選択のリストを渡していった。

 

 下手なやつを選んだところで意味ないだろうし、しっかり調べた上で選ぶべきだな。さて……俺のリストは………

 

「………んっ?…………相澤先生、なんで俺のリスト選択欄になんで斜線が大量引かれてるんですか?これって印刷ミスですよね」

 

「ヒミコちゃんのやつも斜線だらけだ。相澤先生めっちゃ印刷ミスしてますよ。普通のと取り替えて下さーい」

 

「そうですよ。これじゃあ体験先を選べないじゃないですか。私達にだって選択肢はあるんですし、ちゃんと選ばせて下さい」

 

 疲れているのかな?と思いながら言った言葉に対して、相澤先生はどこか遠くを見ながら返答をした。

 

 それも、俺達にとって最悪答えだ。

 

「……残念だがお前達に選択の余地はない。二人には強制的にフェンリル事務所に行ってもらう。一応言っておくが、これに拒否権はないぞ」

 

「なんでフェンリル事務所強制!?他の選んでも問題ないでしょ!?!?」

 

「いいや問題がある。………というか、問題を作られた」

 

「問題を作られたってまさか…………」

 

「………血影から先日連絡があってな。うちの事務所を選ばせなかった場合、雄英高校をもれなく焼け野原にするってガッツリ脅された………。ほんと……あんの人やり口は完全にヴィランだからな………」

 

 相澤先生は窓の向うのどこかを向いてそう呟いた。 

 

 俺達はその言葉に阿鼻叫喚の叫びを上げ、机に顔を埋めるととにも全身を震え上がらせる。

 

「嫌だ嫌だ嫌だ!!!私はまだ死にたくない!!!」

 

「ヒ、ヒミコちゃん落ち着いて!!」

 

「狼も泣くんじゃねーよ!!たかが事務所を選べなかっただけだろ!?そう涙を流すなって!!」

 

「お前達は何も知らないからそんなこと言えるんだよ………。ああくっそ………全ては終りだ……。この雄英高校の生活も……俺の青春団劇も全て終りだ………。…………俺の墓、ちゃんと建てといてくれよな」

 

「相澤先生!二人もこんな怯えてることだし、そんな強制にしなくてもいいんじゃないですかね!!」

 

「そうだぜ相澤先生!墓の話をするなんて明らかに異常だ!せめて他の奴ら同様選択式にするべきですって!!」

 

 なんだかんだ良い奴である響香と電気はこの惨事を省みて、相澤先生に変更の進言した。だが、その言葉ははっきり言って無駄だ。

 

「………そんな言葉は……隣のミッドナイトを見てから言ってくれ」

 

「ミッドナイト先生が………ってどうした!?魂が体から抜けかけてるぞ!!!」

 

 つい先程から地面に突っ伏してるミッドナイト先生を見て、電気は驚きの声を上げた。そんな様子を真顔で見ながら、相澤先生は話を続ける。

 

「ブラッティーヒーロー『血影』、別名『雄英のトラウマ製造機』にここの教師の半分以上はトラウマを植え付けられている。わかりやすい例だとマイクにブラド、ミッドナイトにスナイプ辺りだな」

 

「それって……雄英教師陣のほとんどじゃないですか……」

 

「ぐ、具体的には何を………」

 

「…………優しいものだと絨毯爆撃付きの耐久トレーニング、18時間にも及ぶ銃火器ありの鬼ごっこ、見つかったら最後、半殺しにされるかくれんぼとかだな。そこの二人は家族ということで冬休みに個性使ったら最後、気絶するレベルの電流が流れる腕輪付きで1ヶ月無人の雪山に放り出されるとかされてたっけな。……これらを聞いても、お前達はこの決定に意を反するか?」

 

 あまりの悲惨さに、教室中の誰もが言葉を失った。

 

「つーわけだ。お前らも大人しくこの決定を諦めて受け入れるんだな」

 

 

「「はいっ……。骨は拾って埋葬しといてください………」」

 

 

「話がかなりズレたが、これで授業は終わりだ。しっかりと考えて体験場所を選んでおけよ。ほらミッドナイト、あんたも教室から出てください」

 

「はいっ……。わかりました………」

 

「あの相澤先生……。おいらの指名一件しかないない上に………指名先がオカマヒーロー『プリティーラブリーマン』なんですけどどうしたら…………」

 

「指名が一件しかないんならそこを選ぶしかないだろ。ついでに言っておくと、お前の発言についてで地味に大量の苦情電話が来てな。そこで矯正の意を込めて、俺がお前を指名するよう彼女に願い出た。お前も諦めて行って来い」

 

「Mt.レディの元で働くおいらの夢がぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

 

 3人の悲鳴と魂の抜けかけたミッドナイトは大きな騒ぎを呼び、3人の机には大量の見舞いの品が置かれたとかなんとか。(峰田の机には当然何も置かれてなかった)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          ◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 職場体験当日

 

 

 

「コスチューム持ったな。本来なら公共の場じゃ着用厳禁の身だ。落としたりするなよ」

 

 

「「「はーい……了解です…………」」」

 

 

「お前等2人はもうちょい元気を出せ。そして峰田は自分の行いを省みてから口を開け」

 

 その後は相澤先生は細かな説明をした後、生徒達に解散を促した。俺達ものろのろと電車に乗り込み、フェンリル事務所こと自分の家に向かう。

 

「………そういや天哉の体験先は保須だったけ?もうちょい上からの指名来てたのに、なんでそこにしたんだ?」

 

 同じ電車で体験場所に向かっていた天哉に、俺はそう話しかけた。天哉は少し考える素振りを見せたあとに口を開く。

 

「………あそこの事務所は基本を徹底してると聞いてね。他を牽引するような立場である以上、そいう立ち振る舞いは身につけておくべきだと思ったんだ」

 

「………そうか。本当のこと、話すつもりはないんだな」

 

 俺は天哉を少し睨んだ上で、再び口を開く。

 

「……復讐なんて馬鹿なこと、考えるんじゃねーぞ。復讐以上に虚しくて意味のないことははっきり言ってない。なにより、怒りに身を任せ、人を殺した奴の最後ってのは全てろくなもんじゃない。そこんとこ、お前、ちゃんと理解してるんだよな?」

 

 俺の言葉を返す暇もなく、電車は保須についてしまった。天哉は腰を上げ、電車から降りていく。

 

「………俺はただ知りたいだけなんだ。兄さんが何故、ヒーロー生命を絶たれなければならなかったのか。……今の俺にできることは……それだけだ」

 

 少し狂気は含んだ目とともに、天哉はその場から立ち去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「……遂にここに来てしまいましたね。狼、覚悟はいいですか?」

 

「………母さんが帰ってくるのは3日後………今日と明日、明後日は死なないはずだ。…………もう全てを諦めよう」

 

「………そうですね。じゃあ、入りましょう」

 

 自分の家だというのにかなり神妙な面持ちで、俺達はフェンリル事務所のドアを開けた。

 

 

「「「はっ!!はっ!!はっ!!」」」

 

 

「村田!酒口!腰がしっかり入ってないぞ!!拳のインパクトってのは腰の入れ方で全て決まる!!素振り50回追加だ!!」

 

 

「「了解です!!」」

 

 

「おやっさん!こっちの会計終わりました!!確認お願いします!!」

 

「ふむ………これなら大丈夫だ。じゃあ次はトラックに積んである資材の運び出しを頼む」

 

「おやっさん!関口と編像がまた喧嘩を始めました!!」

 

「わかった!今止めに入る!!お前等は素振りを続けといてくれ」

 

 

 

「「「了解です!!」」」

 

 

 

 神妙な面持ちで入ってきた俺達を構う様子など無いといった様子で、父さんは資材管理室へと走っていった。毎日見慣れているとはいえ、この慌ただしさはどうにかならないもののだろうか。

 

 

「………んっ?そこにいるのはお嬢と若ですか!?お待たせして申し訳ありません!!お前等も一度手を止めて挨拶しろ!!」

 

 

 

「「「お疲れ様です!!若!!お嬢!!」」」

 

 

 俺達に気づいた古株の鉄田さんは俺達に頭を下げ、他の厚生業務を行っていた者達に頭を下げさせた。いつも通りのヤクザっぽいやり方に、俺は呆れ顔を浮かべる。

 

「鉄田さん、その挨拶がどうしてもヤクザっぽい見えるからやめてくださいって言ってるでしょ。早く頭上げて下さい」

 

「了解です!!失礼致しました!!」

 

「だから頭上げて下さいって言ってるでしょ」

 

「それはそうとして爪牙さん、忙しいそうですけど職場体験の方は大丈夫ですか?私達、一旦自分達の部屋で待機してたほうがいいですかね?」

 

「いえいえ、そうは待たせないので大丈夫です、こないだ入ってきた新入り達がどうも荒くれもんで……。その対処で忙し────」

  

 

 

 

 

ドオォォォォッン!!!!!

 

 

 

 

 

 けたたましい音と共に事務所奥にある工場の壁の一部が砕け散り、こないだ入ってきた新入りの剣崎と乱打、2人についてきたと思われる7人ほどの更生受刑者達が抜け出してきた。業務監督をしていた黒江さんが近くで強く地面に頭を打っており、立つのもままらなくなっている。

 

「黒江さん大丈夫ですか!?しっかりして下さい!!」

 

「すみません……やられました………。乱打と鎌崎の奴……密かに仲間を作っていたようです……。業務監督だというのにこの失態……申し訳ありません………」

 

「黒江さんしっかりして下さい!!黒江さん!!」

 

「怪我の方は深くありませんので命に別状はないでしょうが、強く頭を打っています。静かな場所で安静にさせないと……」

 

「若、俺が今この瞬間から戦闘の許可を出します。俺が退路を断つので若は彼奴等を捕縛を。お嬢は黒江を連れて後方にお願いします」

 

「言われずともそのつもりです!黒江さんのことは任せておいて下さい!!」

 

「じゃあさっさと片付けますよ鉄田さん!!援護の方よろしくお願いします!!」

 

 俺は制服の上着を脱いでモード狼に変身、受刑者達に向かって突撃する。

 

「フェンリルのとこのガキが来たぞ!?一体どうするんだ!?乱打!!剣崎!!」

 

「テメーらのことなんぞ知ったことか!!俺はこいつと決着をつけんので忙しいんだよ!!」

 

「こいつと真正面から戦うために俺はお前等の力を借りただけだ!!逃げたきゃ勝手にやってろ!!」

 

「見張りをやったてのに馬鹿な奴等だ!!俺達はさっさと──ってなんだ!?鉄の壁がせせり上がってきたぞ!!」

 

「鉄田の奴がここまで来てるんだ!!早く逃げないとやられ───」

 

 

 

 ダンッ!!ダンッ!!

 

 

 

 モード狼で突撃した俺の攻撃が二人の受刑者の後頭部ヒットし、二人の意識を刈り取った。俺は受刑者達に向き直り、口を開く。

 

「逃げ出そうとしたところで無駄だ。ここにはうちのNo3である鉄田さんと、狼ヒーロー、ルプス・バレトがここにいる。今直ぐ工場に戻るならば刑期の延長はまだ少なくて済むはずだ。今直ぐにでも投降しろ」

 

「ヒーローの威を借りたガキの言うことなんて知ったことか!!テメーらやっちまえ!!」

 

 この騒ぎの元凶と見られる男はそう言うやいなや手をこちらに向け、個性をこちらに使ってきた。投降の意志なしと見て俺は体に力を入れ、受刑者達に蹴りや拳を繰り出していく。

 

「この生まれに恵まれたガキがぁ!!舐めてじゃ───ゲフッ!」

 

「なんだこの鉄の壁!?体を飲み込んでいくぞ!!」

 

「来るな来るな!!俺は自由になり───グハッ……」

 

 学校の時と違って容赦が一切ない俺の攻撃と鉄田さんの個性『鉄流動』によって受刑者達はあっという間に気絶、もしくは拘束された。残るは剣崎と乱打という男なのだが…………

 

「もっとだもっと!!もっと血を俺に浴びせろ!!」

 

「上等だこら!!さっさとミンチになっちまえ!!」

 

 俺達の戦闘など興味のないといった様子で、楽しそうに喧嘩を繰り広げていた。関わったらめんどいタイプだと思いながらも、俺は投降の口上を二人浴びせる。

 

「そこの二人。仲間は全員確保され、残る脱走者はお前達だけだ。今直ぐにでも投降を───」

 

「知ったことかガキ!!俺はこいつとの喧嘩を楽しみたいんだ!!邪魔をするのならお前もミンチにするぞ!!!」

 

「お前フェンリルの息子だな?お前を殺ればフェンリルは俺と本気で戦ってくれるのか?お前を殺したら戦ってくれるのか!?」

 

「お前それいいアイディアだな!!早くあいつをやってフェンリルとマジで戦おう!!」

 

 二人は標的を俺に変え、拳と鎌を放ってきた。俺は持ち前の機動力を生かして攻撃を躱し、鉄の壁の方に二人を誘導する。

 

「(確か鎌崎の個性は『鎌纏い』。全身から鎌を出しすことができる個性だったな。そして乱打の方の個性は見ての通り『8本腕』。あれだけ手数があるとかなり厄介だ。どっちも、捕まったらこりゃ終わりだな)」

 

「どうしたどうしたフェンリルのガキ!?逃げてばっかじゃつまんねーぞ!!!」

 

「その体を早く割かせろ!!早くフェンリルを裂いてみたいんだ!!!」

 

 うるさいななどと思いながらも市街地の方から奴等を引き離し、モード獣人に変身した。真っ向から奴等の方に向き直して構えを取る。

 

「ようやく戦う気になったか──っておっと!?!?」

 

「くっ………、なかなかいい拳じゃねーか……お前……」

 

 乱打の方を投げ飛ばし、鎌の生えてない鎌崎の部位の急所を強くえぐった。だがこの二人、つい先程受刑者と違ってある程度の戦闘経験があるらしく、直ぐに持ち直してこちらの方を向いてきた。

 

「こりゃいいなお前……。これはなかなか裂きがいがありそうだ……!!」

 

「お前なかなかやるな!!フェンリルのガキといったのは今この瞬間から訂正する!!お前は俺の”敵”だ……!!」

 

 どこか嬉しそうに二人は構え、再びこちらに突っ込んできた。攻撃を受け流してカウンターを喰らわせるが鎌や腕に阻まれて上手く攻撃が入らず、人数差もあって俺はじりじりと引くしかなくなってしまう。

 

「そう簡単に若はやらせんぞお前達!!今直ぐに捕まえさせてもらう!!」

 

「なんだよ鉄田の奴もいたのかよ!?これは更に楽しめそうだ!!」

 

「お前の鉄も裂きがいがあるからな!!たっぷり楽しませてもらうぞ!!」

 

 捕縛した受刑者達をそこら辺に置いた鉄田さんも戦闘に参加、一進一退の攻防が繰り広げ始めた。

 

 市街地の被害を考慮しなければならない関係上、魔血開放は暴走のリスクが高すぎて使えない。かと言って本気を出さなければ、こっちが一瞬でやられてしまう。さて……どうしたら………

   

  

  

 バアァァァァンッ!!ガラッ、ガラッラララ………。

 

 

 

 俺がそんな事を考えていると近くの鉄の壁が大きな音を立てて崩れ去り、奥から父さんがひょこっと入ってきた。いつもと変わらない様子で、父さんは口を開く。

 

「何やってんだ鉄田。張る防壁の量多すぎだろ。市街地の心配するのはいいが、それで直ぐ決着をつけられなかったら意味ないだろ。お前も狼達と同様、お前も修行のし直しだな」

 

「ようやく来たかフェンリル!!俺と本気で戦え!!」 

 

「俺との戦いの方が先だ!!邪魔をするな乱打!!!」

 

「乱打に鎌崎の方は何やってんの?お前達、まだ更生業務時間でしょうが」

 

「舟根の奴が黒江を気絶させればおもいっきり戦えると言ってきてな!!それで今喧嘩中だ!!!」

 

「俺も同様の理由だ。もっとも、舟根の奴はあそこで気絶しているがな」

 

「だからって壁壊すことないでしょ君達。これで修繕何回目だと思う?今月で30回だよ30回。鉄田のお陰で直ぐ修繕できるとはいえ、それでも始末が大変なんだ。そうとわかったら早く職場に戻ってくれ。でないと俺の始末書がまーた一つ増える」

 

「お前の事情なんて知るか!!さっさと戦わせろ!!!」

 

「早くお前を裂いてこいつらも全員裂く!!俺の熱を早く抑えさせてくれ!!!」 

 

 そういいながら乱打と鎌崎は父さんに突撃し、拳を鎌を放つが…………

 

 

 

 

 

 ドギンッ!!!ガキンッ!!!

 

 

 

 

 ………欠伸をあげながら放たれた父さんの拳が腹に突き刺さり、本来骨が鳴らすことのない音を鳴らしながら空高く飛んでいった後、ギャグのようにアスファルトに沈み込んで気絶した。

 

「あっ、そうだ。ヒミコに狼、よくぞフェンリル事務所に来てくれた。お前達を俺と刀花は全力で鍛え上げるから……お前達は死なないよう、気をつけながら頑張ってくれ」

 

 欠伸をあげながら一瞬で敵を倒した父さんに俺は少し足を震わせ、地獄は今日から始まるんだ、ということを俺の中で確信させた。

 

 

 

 




 オリキャラ 人物紹介
 
・鉄田 流ノ介
 
 個性 鉄流動

 手から液体状の鉄を放出し、それを自由自在に操ることができる。固体にして壁にしたり、半液体状にしてヴィランを捕縛したりとかなり万能。ただし高温の炎などによって発せられる熱には弱い。

 罪状 違法サポートアイテム会社に乗り込んできたヒーローへの多数件に及ぶ公務執行妨害
 
 刑期 8年 追加刑期 2年 
 
 刑期終了した後ヒーロー資格を取り、フェンリル事務所に所属したという過去を持つ古株。フェンリルが事務所を開設して受け入れた初の受刑者であり、その事からフェンリルと血影との付き合いも長い。違法サポート会社などの用心棒を長年勤めてきたため戦闘経験が豊富であり、フェンリルと血影を除いた事務所の中の実力はNo1。更生時代から長年二人のサポートをしていることから後方支援に長け、市街地への被害を毎度ゼロにしている影の貢献人。毎日のように壊れる建物の修繕の大半は彼が行っており、そのせいか過労でしばしば倒れる。
 

・黒江 忍
 
 個性 影潜り(シャドウダイブ)
 
 影の中への出入りでき、体力が続く限り潜った影が途切れていない範囲を高速で動くことができる。また影から出て10秒間の間はあらゆる身体能力が向上する。潜っている影が閃光弾などで消されると弾き出されるようにして放り出され、影の大きさに準じたダメージを受ける。
 
 幼い頃ヴィランに襲われかけた所を血影に救われ、3ヶ月前にフェンリル事務所入所した期待の新人。憧れで入所したのもつかの間、憧れは理解から最も遠いという言葉の通り、毎日のように行われる地獄のトレーニングと始末書の数に頭を痛めている。雄英高校に入学できなかったものの、その併願校として選ばれる偏差値72のヒーロー学校、『不知火高校』を卒業しており、潜在能力は一線級である。
 
 
 
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