鮮血少女と鮮血狼   作:熊田ラナムカ27

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 まず最初に言っておきますすいません…………。
 
 深夜テンションで作った明らかに出来が酷い何かを………間違って投稿しました………。こっちが正式な47話です。
 
 夜は半分以上編集が終わったものの仕上げか………途中までで区切って終わりにしてるんですけど………流石にゼロから完成させようとするのは無茶でした………。身の程を考えていませんでした…………。 
 
 これからはなるべく指差し確認をして、ミスなどがないか確認した上で投稿していきま──────☓/☓。誤字修正あり。 
 
 …………多分これからもこんな感じですが、どうかよろしくお願いします。
  
 あっ、それと、redappleさんに提案していただいたオリキャラが3人ほどこの章に登場します。キャラ提案はいつでも受け付けているので、ご気軽に個性内容と大雑把なキャラ、名前などをメールに書いて送ってください。
 
 
 
  
  
 


林間合宿編
47 林間合宿1日目?


 

 

 

 Iアイランドから帰ってヒスイがB組に編入してからの数日はあっという間に過ぎ、早くも林間合宿当日。

 

「え?A組補習者いるの?つまり赤点取った人がいるって事!?ええ!?おかしくない!?おかしくない!?A組はB組よりずっと優秀なはずなのにぃ!?あれれれれえ!?」

 

「久しぶりあったと思ったら、めちゃくちゃ調子に乗ってんな赤点パシリ。俺がみっちり受け身やら何やら教えてやったてのに試験落ちるってのはどうなのよ?」

 

「確か、落ちた理由は個性消された上で、相澤のアッパー喰らって気絶したとかじゃありませんでしたっけ?」

 

「お前………それ誘惑に負けてぐっすり寝て落ちた範太よりひどいだろ…………。自分で数秒前に行ったセリフ振り返ってみな?自分がかなり情けないと思わねーか?その事を理解した上でそんな事を言うなんて、お前凄いなほんと」

 

「ぐっ………………心にダメージが……………」 

 

「凄い………物間を言葉だけで黙らした…………」 

 

「というか言葉の暴力で無理矢理黙らしただけですよね?今の犬頭の行動に関心できるとこないんで、一佳さん関心した素振り見せないでください。あと寧人さんも泣かないでください」

 

「泣いてない………泣いてないよ………」

 

 あの馬鹿は何がしたかったんだ?

 

 自分から口喧嘩仕掛けて泣いた上、転校して間もない魚頭に慰められるって、ほんとに何がしたかったの?馬鹿なのか?それとも泣き虫なのか?もしくは構って欲しいのか?

 

「狼。何考えてたかは知りませんが、絶対に今考えたこと直接言わないでくださいね。今泣いてる寧人君にとどめを刺しかねませんから」 

 

「ヒミコ……お前も結構大概だぞ……………」

 

「演出対策で世話になったし、体育祭じゃなんやかんやあったけど、まァよろしくねA組」

 

「ん」  

 

「はい。改めてよろしくです」

 

「そこの泣き虫と脳味噌干物の馬鹿をよろしくな。泣き虫の方は知らないけど、魚頭の方は適当に扱ってもらって大丈夫だから、適当なタイミングで高速にでも放り投げてミンチにでもしといてくれ」 

 

「ミ、ミンチ?それは不味いんじゃ…………」 

 

「いえいえ、いつもの事なので大丈夫ですよ一佳さん。この駄犬は根っから性格最悪で、ねちっこくて、アホなので、こればかりは仕方ないんですよ。私としては、山にでも埋まって木の肥料にでもなってくれと思ってますしね」

 

「まぁ、お前のミンチよりはマシだけどな」

 

「あなたの肥料よりはマシだと思いますがね」

 

 

「「ハハハハッハハハッハハハハッハハッ………………」」

 

 

「怖………。物間とは別のベクトルで怖…………」

 

「家出る前に喧嘩したら絶縁するって言ったので、多少マシにはなってますが、やっぱり仲悪いですね。二人共」

 

「えっ、嘘?これでもまだマシなの?流石に冗談でしょ?」

 

「マジマジマジ。爆豪がストッパーになるぐらいにはマジマジ」

 

「爆豪がストッパーって…………確かにそれはヤバいな…………」

 

「ちょっと待て。なんで俺がそいつらと比べられてんだ?そこんところ色々おかしいだろ」

 

「余計な話はそれくらいにして席順に並びたまえ!!A組のバスはこっちだ!!」

 

「おい待て。話聞きやがれ」 

 

 最後の方までお互いに死ねと言い合いながらも俺はバスに乗り込み、バスは山道を走り出した。

 

 ある程度バスが走り出したタイミングで相澤先生が座りながらもこちらを向き、今後の説明をしようとするが…………

 

「音楽流そうぜ!夏っぽいの!チューブだチューブ!」

 

「席は立つべからず!べからずなんだ皆!!」

 

「はいはいべからずべからず」

 

「ねぇポッキーちょうだいよ」

 

「バッカ夏といやキャロルの夏の終りだぜ!」

 

「終わるのかよ」

 

「お腹すいたので血を飲ましてください!」

 

「くださいじゃねぇよ!!もう噛んでるだろうが!!」

 

 案の定誰も話を聞こうとせず、相澤先生は呆れ返った。

 

 だが、呆れ返りつつもその視線は俺達を強く見ており、絶対に何かをするつもりなオーラが見て取れる。

 

「ほんと、昔からわかりやすいというか、何というか。そうゆうところ抜けてるなあの人。ほいっ、これで上がり」

 

「マジか。また狼が1位か。お前ババ抜き強すぎんだろ。全然顔でねーもん」

 

「けど、犬の尻尾って嬉しいときとか揺れたりするし、狼の尻尾には感情とか現れたりするんじゃない?」

 

「おっ、その手があったか。若干冷房効き過ぎて寒かったし、豆柴毛布を────」

 

「ならねぇからなおい。お前等触り方痛いから嫌なんだよ。もうちょとソフトに触れるようになってから出直してこい。話はそれからだ」

 

「逆にソフトだったらいいのか…………」

 

「じゃあ次は王様ゲームしよ!!これなら狼を王様権限でモフれるんじゃない!?」

 

「おっ!それいいな賛成!!やろうぜ!!やろうぜ!!」 

 

「馬鹿か、お前等。俺がそんな私欲溢れた王様ゲーム参加するつもりねーし、参加しなかったらそんな権限むこ────」

 

「あっ、もう割り箸は配りましたよ。それで私が王様で、狼が4番なので、今すぐ豆柴になってください王様命令です!!」

 

「なっ!?そ、そんなルール違反だろ!?!?は、放せ!!!」

 

「王様命令は?」

 

 

「「「絶対です!!」」」

 

 

「またこうなるのかよ!!放せ!!引っ張るな!!尻尾に触るじゃない!!相澤先生こいつ等止めてくれ!!!」

 

「知らん。自分でなんとかしろ」 

 

「鬼!!悪魔!!人でなし!!!」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

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「ふぅー。とりあえず到着です。やっぱり、豆柴姿の狼はモフモフでよかったですね。なんだか、スッキリします」

 

「だからせめて触るのならもうちょとソフトに触れって言ったろ………。全身いてーんだぞ………こっちは………。くっそ…………年でもないのに腰が痛い…………………」

 

「おしっこおしっこ…」

 

「つかここパーキングじゃなくね?」

 

「ねえあれB組は?」

 

「てかあの車………どっかで見覚えが………」

 

「お…おしっこ…トトトトイレは…」

 

「何の目的も無くでは意味が薄いからな」

 

「よーーーうイレイザー!!」

 

「ご無沙汰しています」

 

「じゃあ盛大にやりますか!」

 

「せっかくですし!思いっきりやりましょ!」

 

「やっぱりやらないとだめなのね…………」 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「煌めく眼でロックオン!」

 

「キュートにキャットにスティンガー!」

 

 

「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!」」

   

 

「「プラス!!」」

 

  

「可憐に豪快に盛大に!」 

 

「悪を粉砕!!徹底的に!!」

 

「ま、真心込めて………お、お相手します…………」

  

 

「「急遽参上!!フェンリル事務所!!!」」

 

  

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

  

 

「つーわけで、今回お世話になるプロヒーロー『プッシーキャッツ』の皆さんとフェンリル事務所から黒影さん。そして、そのサイドキックの【紫鬼】さんと【ドラコ】さんだ。全員挨拶しておけよ」

 

「はい。今日から数日よろしくおねがいします」

 

「じゃねぇよ。いやいや、ちょっと待て。ツッコミどころが多すぎる。この登場の仕方を長年してるであろうプッシーキャッツさん達はツッコミ切れないからこの際置いておくとして、なんで黒江さん達はさしも当然のように数10年前に流行った戦隊ヒーローを彷彿とさせる登場の仕方してるんですか?あと、身内として見てるこっちまで恥ずかしいからマジでやめてください。一応あなた達いい大人でしょ?」

 

「おおっ………ツッコんじゃいけないところにツッコミやがったぞこいつ…………」 

 

「いい大人ってところは、多分ツッコんじゃだめなところだろうからツッコんやるな」  

  

「お前がそんなこと言うせいで黒影さんは恥ずかしさのあまり影に潜ってから全然出てこねーし、プッシーキャッツの二人に至っては息してないもん。もうそんくらいにしてやれって」

 

「あっ、そうか。俺たちを出迎えるためにそんな恥ずかし登場をしてくれたのに流石に失礼か。なんか、色々ツッコんですいません」 

 

「3人共それ完全に追い打ち追い打ち。死体蹴りしてるようなもんだから」 

 

 いろいろとツッコミどころがある登場をした5人のうち、紫鬼さんとドラコさん以外は出落ちしたかのように心に重症を負いながらもどうにかプロの意地で立ち上がり、マンダレイさんが息払いをし、口を開く。 

 

「えーっと、ここら一体は私達の所有地何だけどね、あんたらの宿泊施設はあの山の麓ね。あと登場の件については一度忘れて

 

 

「「「「遠っ!!」」」」

  

 

「あとやっぱり、恥ずかしかったんですね。わかりました。あれは黒歴史として俺の脳内から抹消しておき─────」

 

「シャーラップ!!そういう細かいところは口に出さないの!!!」

 

「えっ、待って…?じゃあ何でこんな半端な所に…………」

 

「つーか狼はヒミコ連れて何ちゃらっと遠くに移動してんだ………。…………なんか嫌な予感してきたぞ」

 

「今はAM9:30。早ければぁ…12時前後かしらん」

 

「ダメだ…おい…」

 

「戻ろう!」

 

「バスに戻れ!!早く!!」

 

「無理だ。間に合わん。俺達は別ルートで行くから、頑張れよーお前等」

 

「あの野郎いつの間にあんな向こうまで逃げてやがる!」

  

「ずりーぞお前等!俺達を追いてく──────」

 

 範太が言葉を言い終わる間もなく、ピクシーボブは地面に手をつき個性を発動。土砂が盛り上がり、俺とヒミコ以外の全員は森の中に放り出された。

 

 バスの中で相澤先生がなんかやるだろうなとは思っていたが、まさか自分の生徒を丸ごと森の中に放り出すとはな。

 

 相澤先生がニヤけたタイミングで、モード狼になった上でヒミコを背中に乗せて移動しておいて正解だった、正解だった。

 

 彼奴等はもうちょっと人を観察して、何か企んでるとかを察せるようにならないと駄目だな。相澤先生毎回こういうことばっかやるから、察せるようにならないとかなり大変だからな。

  

「まぁ、やはりと言うべきですが、狼君とヒミコちゃんはしっかりピクシーボブさんの土流を回避しましたね。血影さんの奇襲爆撃を毎日喰らってる以上、当然といえば当然ですが」

 

「散々言われたお返しに絶対巻き込もうと思って結構本気でやってたのに、まさかあれを躱されちゃうとはね。私がっかり」

 

「それで相澤先生。一応俺達魔獣の森に落ちずに済んだわけですけど、やっぱり自分からあっちに降りた方がいいですか?出久達なら多分大丈夫だと思いますし、そう簡単に落とされるつもりはありませんが」

 

「いや、自己判断で危機を脱した以上、お前等は彼処に行く必要はない。お前等は普通に車に乗って、彼奴等より一足先に宿に行ってもらう。そこでまた色々指示出すから、さっさとバスに戻ってろ。では引き続き頼みますピクシーボブ」

 

「躱された分こっちでたっぷり頑張っちゃうよ!くぅー!!逆立ってきたぁ!!」

  

「そういえば、今まであんな登場の仕方したことなかったのに、何で黒江さん達はあんな事やってたんですか?そういうことする柄じゃないでしょ?」  

 

「プッシーキャッツさん達だけが目立つっていうのはなんかしゃくでしたし、こういう風な登場をしといた方が初登場の迫力が出ると思って私達が提案したんですよ」

 

「こうでもしておけば嫌でもキャラが立ちますし!!しっかり顔を覚えてもらえますからね!!………その効果もあって、結構顔も覚えてもらったと思いますし、これからもやって────」

 

「いかないから!!すんごく恥ずかしいから嫌だよ!!私はこんな前に出てワイワイするタイプじゃないのに…………なんで後輩2人の圧に押されて………こんな事やってるんだろう…………。私一応2人の教育係なのに………どうしてこんな…………」

 

「手が掛かる下を持つと、上は苦労しますからね。俺一応義兄ですから………その気持ちわかりますよ」

 

「ちょっと待てください狼。誰の事が手の掛かる下ですか?私そんなお手数掛けていませんよね?」

 

「いや、あの、冗談ですよ、冗談。冗談ですから手刀構えて首元に近づかないでくれる?言葉のあやってやつだから!悪かったから!!」

 

「おい、何やってんだ。早く行くぞ」

 

 手刀構えたヒミコから逃げるように俺はバスに戻り、バスは休憩所から数10分掛けて俺達が泊まる宿、またたび荘にたどり着いた。

 

 時折窓を開けて出久達の匂いはないかと探してみたが、全くといっていいほど匂いがしないため、ほぼ間違いなく宿に着くにはまだまだ時間が掛かる。

 

 それを見越してか、用意されてたハヤシライスの量も少なかったし、始めから織り込み済みだったんだろうな。ほんとに人が悪いというか、なんというか。

 

「おい、もう着替えと準備は終わったのか?もう、他の連中は準備済んでるし、お前もさっさと表出ろ」

 

「あ、すいません。ボーッとしていました。今行きます」

 

「今回の合宿では普段の授業で伸ばすことは難しい個性伸ばしを行い、最終的には必殺技を作ることを目標にやってもらうんだが………お前らに至っては既に個性が個性伸ばしでどうにかならないほど、成長しきっている。そのため、並大抵の伸ばし方じゃあ個性は伸ばせない」

 

「まぁ……そりゃあ………嫌だってほど個性伸ばしやらされましたし………伸ばし尽くすぐらいの勢いでやらないとこっちの身が保ちませんからね……………」

 

「殴られ蹴られの実践教育での…………恐怖で無理矢理個性を伸ばそうとしていた時の二人の表情……………。本当に怖かったですよね……………」 

 

「完全にテレビに移せない笑みだったからな…………あれは…………」

 

「だから今日からの1週間、お前等にはプロヒーローとの本気の組手をひたすらやってもらい、その中で咄嗟の個性発動速度の底上げと、より実用的な活用方法を模索してもらう。じゃあ説明終わったので、後はよろしくお願いします」 

 

「はい、わかりました!!」 

 

「思いっきり相手をさせて頂きます!!」

 

 挨拶をするとともに、突如ドラコさんは龍の翼と爪を思わせる姿に体の一部を変化させるともに、俺に向かって攻撃を仕掛け紫鬼さんはヒミコに向かって背負っていた大剣を豪快に振るった。

 

 俺は咄嗟に懐に飛び込む事でドラコさんの腕を掴み、背負い投げの要領で彼女を放り投げようとし、ヒミコは紫鬼さんが持つ大剣の柄を捻って体制を崩し、攻撃を仕掛けようとするが、流石に二人はプロ。

 

 俺達の動きを予め予想していたようで、ドラコさんは翼を活かして滑空して投げを回避し、紫鬼さんは捻られた柄を腕力のまま無理矢理振りし、俺達は2人から距離を離されてしまう。

 

「俺の相手のドラコさんの個性は確か【竜人化】…………。四肢を竜特有のもに変換し………体の各部から角や尾、翼などを出すこともできる単純ながらもパワーと機動力のある個性……………。…………勝己同様、俺と相性が悪い個性だな」

 

「私の相手の紫鬼さんさんの個性は【鬼】。名前の通り鬼のような怪力とスタミナ、耐久力があるっていう、私とは何とも相性が悪い個性です。…………完全に、相性が悪い相手とお互い組まされていますね、これは」

 

「うん、そう。こういう風に鍛えるなら、相性が悪い相手と戦ったほうが効率が格段にいいからね」

 

「私としては相性のいいヒミコ三と戦うよりは、同じ様にパワーがある狼さんと戦ってみたかったんですけどね。あっ!別にヒミコさんと戦うのが嫌っていうことではありませんよ!!」

 

「いえいえ、大丈夫です。紫鬼さんがそういう人だっていうことは、とっくに知ってます」

 

「あの大魔王魔王との組手を自分からやりに行く上、何度壁に叩きつけられても再戦を望むほど、組手が好きですもんね。それと、黒影さん。気配で攻撃バレバレです。流石に話してる時に攻撃するのはなしでしょ」

 

「いや、確かに無粋で悪いかもしれないけど、一応これ強化合宿だから多少緊張感ないと駄目かなって、思ってね。私もつい勢いでやっちゃた。それとヒミコちゃん!渡し忘れてたけどこれ新しい刀とナイフ」

 

「あっ、すいません。ありがとうございます」

 

「じゃあ、ヒミコもナイフ持ったことですし、本番早速やっていきますか」

 

「ここからは手加減無しで、お互い本気でやっていきましょう」

  

「ちょっと組手してわかったけど、、手加減なんかしたら逆にこっちが殺られちゃいそうだしね。大人気ないかもしれないけど私も本気で行かせてもらうわ」

 

「まぁ私は、最初から本気ですけどね」

 

「宿の方は壊さないようにしながら、みんなちゃんと戦ってね。…………では、無差別組手!!!始め!!!!」

 

 黒影の掛け声とともに俺達は互いの敵向かけて攻撃を仕掛け、傍から見れば死闘にも見える壮絶な組手が始まった。

 

 気を抜けばほんとに意識を刈り取られかねない上、数時間にも続いて連続でやっていたため、体力の消耗も激しい。

 

 だが、それ以上に楽しく、それ以上に熱い組手を、俺はいつの間にかただ楽しんでいた。

 

 林間合宿初日。一種の快感すらあったトレーニングはあっという間に終わり、今後の林間合宿への期待と希望を抱きながら、次に備えるという形で終わったのだった。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいちょっと待て………いい感じで締めるな…………。俺達来たばっかりで…………飯すら食ってないんだぞ………………」

 

「何が…………3時間だよ…………」

 

「腹減った…………死ぬ……………」

 

「よくも追いていきやがったな……………お前等……………」

 

「すまん。途中からお前等のこと完全に忘れてた」

 

 前言撤回。まだ終わってないというか、始まってすらいない奴等ばっかだった。

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

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