目を覚ましたら実験動物になってたんだけど・・・ 作:饅頭おとこ
う、うーん……
いや、なんで更地になってるん?
いくら頭捻っても答えが出ないし、きっと仲間が暴れたんだろうな(白目)
はーっ、まったく......
俺以外暴れん坊しかいないから困ったもんですよ!
やれやれと周りを見渡すと、なんか巨大生物がいた。
え!?
びっくりして二度見した。
……ワーム君なんか君、物凄い成長してない?
ドン引きしていると、ワーム君がキュイっと鳴く。
うぉ!
目が痛いほど光り俺が光りにやられて目を再度開くと、少しずつ子犬ぐらいの大きさになった。
お、おう......
え?
ど、ど、ど、どういう原理ですか?
ま、まぁ持ち運び便利になっていいなぁと思うけど、説明ほしいです……
俺も頑張って光れば人間になれるのかな?
ふんっ!!
うがぁぁぁ!!!
無理だった。
いや、うん。わかってたよ?
しょうもないことしていると、のじゃロリが歩き出したのでついていく。
多分、地上への出口に向かってるのかな?
あれ?
のじゃロリの右足がなんか観葉植物さん見たいな見た目になってない?
気のせい?
観葉植物さんに視線を向けると、ムフーと鼻から息を吐き出していた。
しかも相変わらず、触手本に乗っているし、なんか筋骨隆々のムキムキ両腕が観葉植物さんの真似して両腕組んでるんだけど。
すげームカつく。
あ、触手が大慌ててで腕を中に引っ張っていた。
う、うん。
俺は見なかったことにして前を向く。
何も見なかった……いいね?
のじゃロリに着いて歩いていると、周りにヒュンヒュン言いながらメカメカしい集団が集まってきた。
えぇ……なんですか? あなたたち……
あの物々しいし、おっかないのでもう少し離れてくれません?
あ!
もしかして俺のファンてきな感じ?
あっ違ったわ。
俺が一人ウキウキしながらどういうサインを書こうか考えていると、なんかのじゃロリと物騒な話をしていた
ふむふむ、地下で起こったことや、ベータ? とかいうやつの話の共有してた。
話を要約してやろう!
なんか緊急事態うんぬんかんぬんで、地上にいるおっかない人たちが俺らを封じ込めるらしいぞって!
専門用語を並べないでくれ……理解できないって……
いそいそ歩きながら俺がハテナに襲われていると、おそらく出口だろう場所へようやく到着する。
ドアを見ると頑張ってここまで登ってきた、巨大な軌道エレベーターにかなり似ている場所だった。
どうするんだろ? と頭を傾けているとリーダーぽい強そうな人がゆっくり近づき、腕についていた装具をドアに近づける。
ウィーーン
デパートにあるエレベーターの開閉音かよ。
その時横にいたメカメカさんの一人が、まだロックはかかっていなかったか……と呟いたのを、俺はスーパー聴力で聞いていた。
も、もしかしてロックかかってたらまた登る羽目になってたのか。
一人戦慄しながらエレベーターに乗り込む。
ひっろくてメカメカで綺麗だなぁと一人内心ワクワクしながら、エレベーターに座り込もうしたら、戦闘チームの人がビクゥゥ! と驚いていた。
それに気づいた隣にいたお仲間さんがクスッと笑うと、驚いた人はいかにも怒ってる感じで腕を組む。
うーん。
頭がおかしいって聞いていたけど、人間味に溢れてるしどこが変なんだ?
よくわからん。
のじゃロリが言うおかしいは間違ってるね。
それを横目に見ていると、ドアがゆっくりと閉められていき、身体に重力がかかってきたから上へ上がっていく気がする。
多分。
な……ながい
いつになったら着くんですかねぇ……
は!? もしかしてさっきいってた緊急事態のせい?
びびって周りを見るが、他の人たちは特に慌てた様子もなく落ち着き払っていた。
う、うん……特に異常がないんですね。
しっかし長いな……
ぼけぇっとしていると、俺の心の声を代弁するようにワーム君がキュイキュイ鳴いた。
さっすがワーム君だぜ!!
「先ほど登った魔導式エレベーターとはちょっと違うな、これは一度合間に次元移動も挟んでいるからな。それのせいでどーーしても時間を食う。ま、ようするに地下都市から逃げようと天井をぶっ壊して、登ろうとしても永遠に出れないってわけさ。だから必ずここを経由して移動するか。次元移動できるやつじゃなきゃ出れない。まぁ、お前さんたちだったら、悪魔の書あたりが古代魔術を使用すれば飛べるんじゃないかな?だからといってあまりおすすめしないがな。体がミキサーにぶちこまれたように、ぐちゃぐちゃになるか頭がパッパラパーになるよ」
ハハハッ!
よくわからんが、わかった。
うん……本当だよ?
このエレベーターを使わないと地上に出れないってことだな!
俺は大人しく体育座りをして、いい子ちゃんにしてます!
ピーッ チーン!!
あ、ついた。
ていうかチーンって……本格的にデパートのエレベーターかよ……
うっ、眩しい。
おぉ……ひさし……ぶりの外?
キ、キレイダナー