全てを救う例えそれが偽善であったとしても   作:嘆きのラジオ

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世界によって呼ばれた者

この小説はオーバーロード聖王国編においてかの作品の正義の味方が現れたらという妄想になります

 

時は亜人の進行に遡ります。

 

魔皇ヤルダバオトにより城壁は破壊され亜人の軍勢は城壁の破壊に腐心しており、進行は停滞中、聖王女は聖騎士をつれ魔皇ヤルダバオトの討伐に望む

 

~目が覚める、目に写る光景に彼はかつてのトラウマを思い出し、嘔吐をする。

町が燃え地獄のような場から苦悶な叫び助けを求める声が響く。自分が何故ここにいるのかはわからないだが救わなければいけない、そう思うよりはやく彼は動く

 

~そうだろう何故なら彼は助けられる者は全て助ける、そんな正義の味方を目指す偽善者なのだから

 

燃え盛る火の海、瓦礫の山から青年は生存者を助ける。何が起こったのか、何故自分がここにいるのかもわからない、でも彼らを見捨てることは出来ない。

 

「おい!あんた大丈夫か?!一体何があったんだ?!」

青年は状況を把握するため助け出した意識のあった中年の男に尋ねる。

 

「悪魔が・・・悪魔が攻めて来やがったんだ、聖騎士が迎えうったんだか全員殺されちまった。あんたも早く逃げたほうがいい、殺されちまう。」

息も絶え絶えに男は言う

 

「その悪魔は何処に向かったんだ?」

まだ状況が読み込めていない青年は質問する。

 

「この街道を真っ直ぐ進んでいった先だ・・・」

男は力尽きたのか気絶した。

 

「わかった・・・」

放ってはおけない、彼らを安全な場所に移し彼は業火のまるで地獄へ通づるかのような街道を見る。

助けなければいけない、例え勝てなくても救える命があるのなら・・・それが彼の憧れる正義の味方なのだから

 

~カルカ、ケラルカ、レメディオスはヤルダバオトと戦闘は始まっていた

 

既に冒険者や聖騎士の半数はヤルダバオトに殺された、それに対してヤルダバオトは彼らの攻撃に対して一切のダメージを負っていない。絶望的な状況だ。

 

「聖撃!」

「魔法抵抗突破化・聖なる光線」

「魔法二重抵抗突破化・聖なる光線」

 

どの攻撃も通用せず、召喚した天使達は周囲を囲んではいるがヤルダバオトにダメージを与えることは出来ない

 

「・・虫ケラとは言えこれだけ数が多いと不快ですね」

隙を見極めレメディオスは切り込む、武技を籠めた渾身の一撃を放つ・・・

 

~走る・・・息を切らし足がもつれそうになりながら彼は走る・・・助けなければ・・・この先で崩落の音が聞こえた。誰かいるのかわからないが仮に悪魔と戦闘してるのなら助けなければ・・・

「はぁ、はぁ、確かにこの先に・・・・?!」

聖騎士と思われる姿を見たと同時に崩落した建物から木やレンガを押し退けてそれらを払い落としてから巨大な何かがゆっくりと立ち上がった。

悪寒がする、体が逃げろと信号を上げている。その巨大な邪悪なものを見て足を止める。震えが止まらない、彼はそれが人では勝てるものではないと理解した、自分が戦っても無意味だと・・・自分はこの国ついて知らない、助ける必要もない、そもそも何故自分がここにいるのかもわからない

「それでも・・・投影開始」

それでも自分は助けなければいけない、それは憧れる正義の味方ならそうするからだ。

 

 

 

 

 

 

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